ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

桐生ココと赤井はあとと仕様

2020-09-29 06:38:39 | Movies

配信上でYouTubeのアクセスランキングに「台湾」が国として上位。

VTuberがアクセスログを公開し、それを見た中国のユーザーが、台湾を一つの国として扱うことに反応。
所属事務所が公式謝罪し、当該VTuberは3週間の活動自粛になった。

この件について整理してみる。
普通の報道機関ではなかなか発信できないことも含まれる。

この件の発端は、少なくとも桐生ココの場合、文春オンラインに掲載された以下の記事による。


ところが、「投げ銭」をするのは日本人だけではない。
redditのr/hololiveでは、英語圏の人たちの「投げ銭をしすぎて生活費がなくなる」のがネタになるぐらい。
自分の目で見た限り、桐生ココは実際にアナリティクスを使って、配信中にアクセスランキングを公表した。
以下J-CASTニュースより。


アクセス上位に「台湾」が国として表示される。
これに中国視聴者が反応。
一つの中国を主張する中国は、台湾を国として認めない。
所属事務所のhololiveはそれを配信内で公表した桐生ココと赤井はあと2名を3週間の配信自粛とした。

以上が経緯なのだけれど、物事は単純ではない。
時間制限と文章化能力の限度のため、あまり深く掘り下げられないけれど、問題はいくつもある。
・台湾は独立したいが中国は一つの国としたい
・台湾と香港ではYouTubeは視聴可能だが、中国では視聴が規制されて、bilibiliでしか視聴できない
・YouTubeとしては中国はアクセス規制されているので、台湾と香港を別個のアクセス地域として表示せざるを得ない
・アクセス地域の大きなくくりとして「台湾」が国レベルで表示される

YouTuberの人気も国を超えたレベルで存在するのだけど、
・2名のVTuberは英語が堪能(赤井はあとに関しては、最近自虐ネタ化)
・中国圏では英語も日本語も理解できるトリリンガルが存在
・多くの国の視聴者が見ている

商業的な問題として、
・中国でもbilibiliでVTuberの配信は閲覧できる
・中国ユーザーの市場価値は無視できない

国際的には、
・アメリカ政府(トランプ政権)のTikTok排斥
・中国とアメリカとの経済摩擦

一方、
・中国ユーザーで感傷的に批判する人もいる
・その批判を謝罪する中国語圏ユーザーもいる
他にも複数の要因が複雑に絡み合っていて、そもそもVTuber個人の配信内容云々で片付く話ではない。

それ以前の間違いや矛盾が多すぎて、どこから突っ込んだらいいかわからない。
一旦配信者個人の問題として謝罪し、一定期間の自粛を行って、感情を落ち着かせる対応を取るのがセオリーでしょうね。
そもそもの問題が根深すぎて。
でもそれを配信することは罪ではないし、当人も政治的イデオロギーを言いたかったわけではない。

主に感情論ですよ。
コメント
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