いよいよ本格的な夏が到来しました。
昨日は温度計が36度を示し、サウナ風呂に入っているようでした。
うだるような暑さとはこの事でしょう。下着を二回着替えました。
たぶん汗を一リットルは、かいたと思います。
そのおかげで、夜のビールの味は、ほんと格別でした。
今日ご紹介の曲は ジョージ・ベンソン の
『 マスカレード 』 (1976年)です。
この曲は、以前紹介したことのある『レオン・ラッセル』の曲ですが、
1976年『ブリージン』というアルバムの中でジャズ風にアレンジして 発表しました。
彼は、1943年ペンシルヴァニア州ピッツバ-グに生まれました。
この時代に生まれた多くのギタリストがそうであったように
彼も、ジャズギターの大御所ウエス・モンゴメリーに
憧れてジャズギタリストを目指しました。
残念ながら、ジャズ・ギタリストとしてのジョージ・ベンソンは、
それほどの活躍は残せませんでした。
しかし、ボーカルを入れ、R&Bの歌手としての才能を開花させ、その上、
たぐいまれなギター・テクニックも認められる様になったのが、このアルバム
『ブリージン』であり、シングル・カットされて、大ヒットした『マスカレード』でした。
この頃、クロス・オーバーと言う言葉(ロック、R&B、ジャズなどが互いに
交差し合い生まれたジャンル)がよく使われるようになり、
そのきっかけになったのがこのアルバムだったような記憶があります。
『マスカレード』
ジョージ・ベンソンの作り出すこの歌の妖しい雰囲気は、
聴くものをゾクゾクさせる何かがありました。
カーペンターズのカレンが透明感あふれる声で歌う
『マスカレード』も素晴らしいですが、私はジョージ・ベンソンの方が好きですね。
とっても優しく、さわやかで、軽快なサウンドのこの曲は、ビルボードの
ポップス、ジャズ、R&Bの各部門で同時に一位という史上初の快挙を
成し遂げた素晴らしい曲です。
からだの底からリラックスできる名曲であり、名演奏だと思います。
アップルくん