12月4日
今日はおスーに誘われたので仕事のあと映画を観に行った。今年は松本清張生誕百年(ちなみに太宰治も・・・そしてうちのジジも・・・)ということがあってか特集上映をやっていた。私もおスーも1974年の作品「砂の器」が大好きなのでこの機会をのがすまいと松竹映画のおひざ元・東劇までノコノコとやってきたのだ。
面白い小説を映像化したところで面白い映画ができると思ったら大間違い、という作品を死ぬほど観てきたけど、これは映画が小説を超えたと原作者自身が認めるだけあって本当に良い映画なんです。
今回は2005年に公開されたデジタルリマスター版(フィルムがデジタル化されてとてもきれいになった)の上映です。約2時間半という長い作品なのですが、前半の1時間半は後半1時間のための長い長いフリでしかない
国鉄蒲田操車場で男の他殺体(緒形拳です)が発見された事件、これを追うベテラン刑事今西(丹波哲郎です)と若手刑事吉村(森田健作です)が奔走し世界的な音楽家でありながら謎を秘めた孤独な男・和賀英良(加藤剛です)の出生の秘密にせまる・・・というのが前半部分。そして後半は捜査会議でおおいに語る今西の場面、コンサートで一世一代の力作「宿命」を指揮・演奏する和賀の場面、かつて和賀が幼少のころ病気の父親とふたりで日本全国をお遍路旅した四季折々の場面、この3つが「宿命」という曲に合わせてカットバックで進みこれがもうほんとうにほんとうに素晴らしくて涙なしには観られないのだ、客席ではいたるところでグスングスンズビズバーとやっている。
そして2005年に観たころはまだ生きてた丹波哲郎とか緒形拳とかが、今はもういなくて、でもこうやって若くて生きて動いてる姿が観られるのがなんか不思議な気分である。渥美清とか笠智衆とか、アラって思う人がそこかしこに出ているのも面白いです。加藤剛(大岡越前様ですね)が若くてなんだか噛み合わせの良さそうな感じのハンサムである(わかりにくくてすいません)。監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍・山田洋次。これは日本映画の最高傑作かもしれないよ
たくさん泣いてお腹がへったので鍋を食べにいった。
モツ鍋
ほかに地鶏のお刺身、つくねをいただく。うひひ
12月5日
仕事中に店長と古い映画の話になったので、とくになんの反応の期待もなく「昨日「砂の器」観に行ったんですよー」と言ってみたらなんと店長も「砂の器」が大好きで3回くらい観たことがあるとゆーのでびっくりした。
的外れで仕事しないドМのおじいちゃん店長ぐらいにしか思ってなかったが、「砂の器」の良さが分かる男だったとはまあそれ以外の部分は的外れで仕事しないドМのおじいちゃん店長なんだけど・・・
4年前に買ったはずの「砂の器」プログラムを求めて仕事帰りに実家に寄ったら誰もいなかったので勝手に焼うどん作って食べてゴロゴロしたりプログラム読んだりしてたら親が帰ってきたのだが雨も降ってきてしまい、雨が降ってるうちは帰りたくないなあと思ってダラダラしてるうちにとっぷりと夜が更けてしまった。雨があがるのを待って帰った。
12月6日
こないだクリーニングに出したムートンブーツが仕上がったとゆー電話がきたので「おかしいな、まずはクリーニング代がいくらか見積もりが出るって話だったのにそれをすっ飛ばしてもう仕上がったのかよ。まあいっか」と仕事帰りに寄ってみたら、仕上がってなかった。見積もりだけ出て工場から戻ってきたのをおばちゃんが仕上がったと勘違いして私に電話してしまったという。
しかも見積もり7000円だってよ高すぎない高くても3000円くらいだと思ってたから衝撃だよまさか1万円ちょいのブーツに7000円のクリーニング代をかけるわけにもいかないので結局クリーニングには出さなかった。
ったくよーと思って家に帰って風呂でザブザブ洗ったら普通に汚れが落ちた・・・一応本物のムートンと羊皮なのでプロに任せたほうがいいかなと思ったんだが・・・私には7000円の技術力があるということかしら
今日はおスーに誘われたので仕事のあと映画を観に行った。今年は松本清張生誕百年(ちなみに太宰治も・・・そしてうちのジジも・・・)ということがあってか特集上映をやっていた。私もおスーも1974年の作品「砂の器」が大好きなのでこの機会をのがすまいと松竹映画のおひざ元・東劇までノコノコとやってきたのだ。
面白い小説を映像化したところで面白い映画ができると思ったら大間違い、という作品を死ぬほど観てきたけど、これは映画が小説を超えたと原作者自身が認めるだけあって本当に良い映画なんです。
今回は2005年に公開されたデジタルリマスター版(フィルムがデジタル化されてとてもきれいになった)の上映です。約2時間半という長い作品なのですが、前半の1時間半は後半1時間のための長い長いフリでしかない
国鉄蒲田操車場で男の他殺体(緒形拳です)が発見された事件、これを追うベテラン刑事今西(丹波哲郎です)と若手刑事吉村(森田健作です)が奔走し世界的な音楽家でありながら謎を秘めた孤独な男・和賀英良(加藤剛です)の出生の秘密にせまる・・・というのが前半部分。そして後半は捜査会議でおおいに語る今西の場面、コンサートで一世一代の力作「宿命」を指揮・演奏する和賀の場面、かつて和賀が幼少のころ病気の父親とふたりで日本全国をお遍路旅した四季折々の場面、この3つが「宿命」という曲に合わせてカットバックで進みこれがもうほんとうにほんとうに素晴らしくて涙なしには観られないのだ、客席ではいたるところでグスングスンズビズバーとやっている。
そして2005年に観たころはまだ生きてた丹波哲郎とか緒形拳とかが、今はもういなくて、でもこうやって若くて生きて動いてる姿が観られるのがなんか不思議な気分である。渥美清とか笠智衆とか、アラって思う人がそこかしこに出ているのも面白いです。加藤剛(大岡越前様ですね)が若くてなんだか噛み合わせの良さそうな感じのハンサムである(わかりにくくてすいません)。監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍・山田洋次。これは日本映画の最高傑作かもしれないよ
たくさん泣いてお腹がへったので鍋を食べにいった。
モツ鍋
ほかに地鶏のお刺身、つくねをいただく。うひひ
12月5日
仕事中に店長と古い映画の話になったので、とくになんの反応の期待もなく「昨日「砂の器」観に行ったんですよー」と言ってみたらなんと店長も「砂の器」が大好きで3回くらい観たことがあるとゆーのでびっくりした。
的外れで仕事しないドМのおじいちゃん店長ぐらいにしか思ってなかったが、「砂の器」の良さが分かる男だったとはまあそれ以外の部分は的外れで仕事しないドМのおじいちゃん店長なんだけど・・・
4年前に買ったはずの「砂の器」プログラムを求めて仕事帰りに実家に寄ったら誰もいなかったので勝手に焼うどん作って食べてゴロゴロしたりプログラム読んだりしてたら親が帰ってきたのだが雨も降ってきてしまい、雨が降ってるうちは帰りたくないなあと思ってダラダラしてるうちにとっぷりと夜が更けてしまった。雨があがるのを待って帰った。
12月6日
こないだクリーニングに出したムートンブーツが仕上がったとゆー電話がきたので「おかしいな、まずはクリーニング代がいくらか見積もりが出るって話だったのにそれをすっ飛ばしてもう仕上がったのかよ。まあいっか」と仕事帰りに寄ってみたら、仕上がってなかった。見積もりだけ出て工場から戻ってきたのをおばちゃんが仕上がったと勘違いして私に電話してしまったという。
しかも見積もり7000円だってよ高すぎない高くても3000円くらいだと思ってたから衝撃だよまさか1万円ちょいのブーツに7000円のクリーニング代をかけるわけにもいかないので結局クリーニングには出さなかった。
ったくよーと思って家に帰って風呂でザブザブ洗ったら普通に汚れが落ちた・・・一応本物のムートンと羊皮なのでプロに任せたほうがいいかなと思ったんだが・・・私には7000円の技術力があるということかしら