のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

バロック音楽。

2006-07-18 | 『音楽のはなし』
ひさしぶりにお勉強に戻ります。

バロック音楽からでしたね。

バロック音楽は、17世紀初頭から18世紀中頃までのヨーロッパの音楽で、ヘンデル、ヨハン・セバスティアン・バッハ、テレマン、ラモー、クープラン、ヴィヴァルディといった作曲家たちがいる。

みなさんは、誰が好きですか?
わたしは、ヘンデルのアリアが好きです。
バッハのピアノ曲も緩やかな緊張が好きです。

ルネサンス音楽時代の終了する1600年頃から、J.S.バッハの死去した1750年代までの約150年間とすることが多い。

バロックという言葉は、ポルトガル語で「歪んだ真珠」を意味する「Barocco」という単語に由来する。

女性の方は、バロックの真珠のアクセサリーをお持ちの方も多いと思います。

丸くなくて、石みたいに、不ぞろいな形がしてますよね。

バロック音楽の時代に起こった音楽史的に重要なことには、オペラなどの劇音楽が誕生したこと、そして本格的な器楽音楽が完成したこと。

バロック音楽時代の開始を告げるオペラは、イタリアのモンテヴェルディによるものである。

声楽曲では、ルネサンス音楽で生じたカンタータという教会音楽が盛んに作られるようになった。

ソナタ、コンチェルトなどの形式が発達した。

バロック音楽を特徴づけるのは、ルネサンス音楽の理想だった、均整さを打ち破っていったこと。
人間の情熱や感情といった情緒性をあらわす「劇的」な表現。

フランドル楽派の国際的な様式が、フランス、イタリア、ドイツなどの民族様式に同化していき、民族性の高い音楽文化を発展させていった。

この時代の器楽の重要なレパートリーであった舞曲が数多く作曲、出版されるとともに、拍子やテンポの違う各民族の舞曲が組曲としてまとめられるようになる。

バロック音楽後期に、イタリア、フランス、スペインなどの音楽を積極的に研究し、統合したのは、ドイツのヨハン・セバスティアン・バッハ。

J.S.バッハの生前の18世紀中ばから、時代は息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハなどに代表される多感様式(ギャラント音楽)に移っていった。

美術史上のロココ様式と共通して、軽快・優美・繊細な音楽が好まれるようになり、J.S.バッハは晩年には時代遅れと評価されるようになっていた。

古典派期以降、時代とともに忘れられた作曲家が多いが、ロマン派期にはメンデルスゾーンらによるJ.S.バッハ復興運動など再評価が進み、クラシック音楽のレパートリーとして演奏されるようになった。

20世紀になって音楽史の時代考証が進むにつれ、古楽器を用いて作曲当時の姿に極力近づけて演奏されるようになった。

      

次回は、古典派の音楽にいきまーす。

ひさしぶりのお勉強でした。

コメント
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