『ある出来事』は、ある出来事、が発生する条件がすべて揃った時に、初めて、ある出来事となる。
事件事故はもとより、日常の中の些細なことも、この様々な条件の組み合わせによって、ある出来事としての相を変化させる。
つまり、それぞれは限りなく別物に近く、まったく同じある出来事を作るほうが難しいと思われる。
よく、統計や、平均値を求めるようなものなど、情報のくくり方によっては全く別物になる可能性があることや、情報作成者の意図があれば、故意に報告結果内容の方向性を操作することができる、といったことが言えると思う。
健康診断の数値の、健康と判断される数値エリアでさえ、人数、年齢、環境など、どういう人たちを対象としているのか考え始めると、何をもってのこの数字か、と、思うこともある。
時々、この情報は目安程度でよいんかなあ~、と思ったりもする。
日常にあふれる、獲得可能な情報は、洪水のようで、選択基準は個人の意識次第、ということになっているが、適正な情報を適切に選べたら、おそらく快適だろう、と、思います。