昨日の仕事は、車で移動したので、やり残していた夏のドライブのようで、楽しかった。
いつも周囲の優しさに支えられていると感じ、ありがたいと思う。
最近、以前は熱心ではなかった音楽史の本をよく見たりするようになり、いろいろと感じている。
私達が知っていて当たり前のような作品も、ひとつひとつにドラマがあり、人間の神秘と不思議を感じる。
生まれたその時から脚光を浴びた作品、また、後の賢人が精力的に紹介したことで世にでた作品もある。
ひとつひとつの作品はそれぞれの運命を燃焼させ、息づいている。
ある時は光が当たり、ある時は影が射し、時代を生きるプレーヤーに身体を委ねて。
音楽史自体が、ひとつのオペラ(総合芸術)と呼ぶにふさわしいと思う。
私達は今に残り続けてくれた作品を演奏することができて、幸せだと思う。
一曲でも多く、本質を理解して紹介することで、作品の人生に携わることができたら、幸せだと思う。