詩を写して、ペン字をちいさな子供に教えている。
次の課題を整理していたら、高校時代の国語資料にたくさん詩があった。
ふと目が合った詩だが、ふしぎな感覚の詩に出会った。
茨木のり子さん、という詩人。
1926年大阪市生まれ
愛知県の女学校卒業
帝国女子薬専(東邦大薬学部)卒業
昭和28年「櫂(かい)」を創刊
のちに、谷川俊太郎、吉野弘、大岡信がこれに加わる。
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わたしが一番きれいだったとき
街々はからからと崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした。
(「わたしが一番きれいだったとき」より)