北海道の民謡『江差甚句』えさしじんく

（さぁ　どっこいしょ）

江差船頭衆の

どこようて　ほれた

（さぁ　どっこいしょ）

潮で磨いた

(ちょいと)男ぶり

（さぁ　どっこいしょ）

沖を行くのは

ありゃ　どこの船

声をかけたや

かもめ島

（さぁ　どっこいしょ）

あれは奥尻

大島小島

うかぶ白帆が

なつかしや

（さぁ　どっこいしょ）

恋の重荷を

かわさき船に

のせちゃ櫓櫂（ろかい）が

ままならぬ

（さぁ　どっこいしょ）

雪が積もれば

未練もつもる

別れ湯けむり

五厘沢(ごりんさわ)

（さぁ　どっこいしょ）

江差なまりで

甚句をうたう

かわいいあのこの

たばね髮

（さぁ　どっこいしょ）

函館山

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