今日7/14は神奈川地区センターで、おもちゃ病院を開催しました。前回、特殊ギヤの補修を行った犬のぬいぐるみを紹介しましたが、今回は、猫のぬいぐるみが持ち込まれました。
故障状況は、猫は正常に歩くけれど、鳴き方が不自然ということでした。中を開いて原因を探ってみると、ふいごを押すリンク機構にあるギヤに2山の歯欠けを見つけました。前回の犬のぬいぐるみは、歩行するギヤボックス内の特殊ギヤ2つが歯欠けしていたのでした。今回は、鳴き声を作るふいごのギヤが歯欠けしていたのでした。
ギヤは歯欠けしたり、軸方向に割れて空回りすることがあります。一番良いのは、同じギヤに交換することです。ピニオンギヤは、8歯、10歯などがミニ四駆などで使われており、模型店など購入できますので、即交換です。しかし、特殊ギヤの場合は、なんとか治すしかありません。軸方向に割れた場合は、ギヤの端を細い金属線で縛ることがあります。今回の猫のギヤのように、特殊ギヤが歯欠けした場合、修理方法は3つあります。一つ目は、(1)同じピッチのギヤを重ね合わせることです。この場合、ギヤの厚みは二倍になってしまうので、構造によっては使えないこともあります。二つ目は、(2)ギヤの歯欠けしている部分をくり抜き、同じ歯数のギヤで補修部品を作り、張り合わせます。言えば簡単なようですが、小さなギヤにおいて、手作業で補修箇所をくり抜き、それとピッタリあう部品を用意するのは簡単ではありません。最後の方法は、(3)歯欠けした部分に金属を埋め込む方法です。
前回の犬のぬいぐるみでは、リン青銅板を埋め込みました。今回は、歯欠け部分に金属ピンを埋め込むことにしました。ギヤの厚さは1.5mmと薄く、ギヤの両面には他の歯車が位置するため、前回の方法では無理と判断したからです。まず、歯欠けしたギヤを万力で垂直に固定し、0.3mmのキリで下穴を垂直に,深さ5mmほど開けました。次に0.5mmのキリで穴を広げ、0.55mmのステンレス線の長さをギヤの歯高に合わせて長さを調整し、打ち込みます。
結構難しい修理でしたが、組み上げてみると、猫はちょこちょこと歩き、止まって尻尾を振りながら可愛く鳴きます。よかった!
故障状況は、猫は正常に歩くけれど、鳴き方が不自然ということでした。中を開いて原因を探ってみると、ふいごを押すリンク機構にあるギヤに2山の歯欠けを見つけました。前回の犬のぬいぐるみは、歩行するギヤボックス内の特殊ギヤ2つが歯欠けしていたのでした。今回は、鳴き声を作るふいごのギヤが歯欠けしていたのでした。
ギヤは歯欠けしたり、軸方向に割れて空回りすることがあります。一番良いのは、同じギヤに交換することです。ピニオンギヤは、8歯、10歯などがミニ四駆などで使われており、模型店など購入できますので、即交換です。しかし、特殊ギヤの場合は、なんとか治すしかありません。軸方向に割れた場合は、ギヤの端を細い金属線で縛ることがあります。今回の猫のギヤのように、特殊ギヤが歯欠けした場合、修理方法は3つあります。一つ目は、(1)同じピッチのギヤを重ね合わせることです。この場合、ギヤの厚みは二倍になってしまうので、構造によっては使えないこともあります。二つ目は、(2)ギヤの歯欠けしている部分をくり抜き、同じ歯数のギヤで補修部品を作り、張り合わせます。言えば簡単なようですが、小さなギヤにおいて、手作業で補修箇所をくり抜き、それとピッタリあう部品を用意するのは簡単ではありません。最後の方法は、(3)歯欠けした部分に金属を埋め込む方法です。
前回の犬のぬいぐるみでは、リン青銅板を埋め込みました。今回は、歯欠け部分に金属ピンを埋め込むことにしました。ギヤの厚さは1.5mmと薄く、ギヤの両面には他の歯車が位置するため、前回の方法では無理と判断したからです。まず、歯欠けしたギヤを万力で垂直に固定し、0.3mmのキリで下穴を垂直に,深さ5mmほど開けました。次に0.5mmのキリで穴を広げ、0.55mmのステンレス線の長さをギヤの歯高に合わせて長さを調整し、打ち込みます。
結構難しい修理でしたが、組み上げてみると、猫はちょこちょこと歩き、止まって尻尾を振りながら可愛く鳴きます。よかった!