横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

リモコン操作で歩く吠えるティラノサウルス!(篠原地区センター)

2021-07-25 11:10:29 | 活動の記録
今日、7月24日は篠原地区センターで活動しました。昨日始まった東京2020オリンピック、選手たちもコロナに加えて、この暑さで体調を維持するのは大変ですね。応援してます!

日中、出歩くのが危険なほどの暑い日が続くせいか、今日の仕事は少なく、6件でした。そのうち、2つをご紹介。

まずは、迫力ある声を出しながら、のっしのっしと歩く(はずの)ティラノサウルスがやってきました。


リモンコンで、歩く、吠えるを操作出来ます。症状としては、全く動かないとのこと。本体の単三電池(こいつが原因でしたが、この時は気がつかず)は2本とも問題なし、リモコンの電池も問題なし。リモコンの赤外線は多少弱いけど、出ている様子。全く原因はわからず、本体を開けてみました。


センサーは頭の中のようです。本体には、歩くためのモータユニットが入っています。電源系の断線を疑い、電池ボックスの出力(赤と黒のリード線が出ているところ)をテスターで測ってみると、電圧が全く出ていません。単三電池2本の電圧を再測定し、再度電池ボックスに入れて、電池ボックスの出力を測ってみると、やっぱり電圧が出ていません。リード線が古くて高抵抗になっている感じでもないし、断線もしていません。

なんと電池ボックスは取り外し式で、単三電池4本を収納する構造でした。


説明書には書いてあるのでしょうが、電池ボックスの蓋を開けただけでは、黒い電池ボックスを引き抜き、単三電池4本を入れる構造であることはわからないでしょう。電池4本をセットしてみれば、のっしのっしと歩くし、迫力ある遠吠えをしてくれました。

もう一つは、アンパンマンと一緒に英語を学べる知育おもちゃです。アルファベットの読み方、英単語、ABCのうたなどを選んで遊べます。

バンダイさんのHPから借用しました

全く音が鳴らない症状なので、スピーカーと基板間の断線か、スピーカー故障を疑いました。このおもちゃ、アンパンマンの顔が出ているところが可動式です。可動部を通過する配線は、遊んでいる内に、劣化して断線に到ることがあります。アンパンマンの下にある、オレンジの円形部品がスピーカーのカバーです。

ということで、ABCを押すシートがある本体ではなく、アンパンマンの顔のある部品を開けねばなりません。早速、アンパンマンを立てて、ネジ(赤丸の所)を外しましたが、ヒンジのところが外れないので、スピーカーが取り外せません。



無理をすると、部品が割れてしまいそうです。裏から覗いてみたり、しばらく考えてしまいました。作ったものは、分解できるはずですから、方法はあるはずです。中を開けるのは、ネジを外したあと、一回しめて、ヒンジの所に細いマイナスドライバーを入れて上の方に持ち上げるのでした(→の所)。


結果的には、スピーカーと基板間の断線ではなく、スピーカー故障でした。ちょっと大きい50mm系の8Ωスピーカと交換して完了です。


さあ、帰って日本選手を応援しなくちゃ。頑張れ、ニッポン!







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