本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『ラブシーンの掟』

2007年01月30日 | 
『ラブシーンの掟』石川三千花 文藝春秋 2005

印象的なラブシーンという視点から、「ベティー・ブルー・インテグラル」
「氷の微笑」などの有名映画をイラストと共に紹介しているエッセイ本。


文庫版が出たというので、試しに単行本のほうを図書館で借りました。
買わなくてごめんなさい(笑)。
イラストはラブシーンそのままなのでちょっと恥ずかしいのですが、
手順や表情などの演出・演技の詳細を辛口にぶった切っているので、
思わず笑ってしまいました。
それでこの著者の本を他にも読んでみたのですが、映画の批判の仕方が
とても主観的だなぁ、という感想を持ちました。
(石川三千花さん、結構好き嫌い激しいから!それはそれで
遠慮のない語り口が面白いんだけどね)
同じ作品でも人によって受ける印象は違うのだから、
おそらく名画・名優の基準なんてあいまいなものなんだろうなぁ。
沢山本数を観て知識もある人が、感性で語るのが映画評論の世界なのかも…。
(そういえば淀川長治・佐藤有一共著の『ビデオで観たい名画200選』
という本も借りたよ。ネタバレ的紹介もあったりしましたが、
名画はそれでも観れば面白いのです!

さて、わたしも映画の中で忘れがたいラブシーンがあるかな、とよく考えたら、
なかった…。
激しい恋愛ものって、ほとんど観ていないのでした。
(そういえば学生時代、レンタルビデオで『ベティー・ブルー・インテグラル』を
借りたことがあったのですが、冒頭のラブシーンだけで「うぎゃっ」と思い、
観ずに返却したくらい照れ屋だったのでした…)
あからさまな映像より、『昼下がりの情事』のような粋な省略が好きだったりします。
もういい年なんですが、家族と一緒にいる時にTV放映されている
『氷の微笑』や『ショーガール』を観るはめになるのは避けたいもんです。
(かまととぶってる訳じゃないが…鑑賞態度の選択に困ります

   ※  ※  ※  ※  ※  ※

またネット接続が切れてしまい、時間も文章も労力もどこかに消えてしまいました。
「打ち直せったって、長文をそんなに覚えているかよー!」
とがっくり気を落とすわたくしです。まあ、頑張ってもう一度入力だ。

まだ確定していないけど、今度の引越しの話をしようとしていたのっ。
昨日はパソコンを通して、一日中賃貸物件を探していたんです。
わたしは、防犯や生活上の細々したことを考えて、
やっぱりマンションがいいなぁ…と思っているんだけど。
夫は「一軒家がいい」そうです。
(地価が高くない場所だから、それもアリかもしれんが。
絶対自分スペース拡大のことしか考えていないだろう…
彼が帰宅してからプリントアウトしておいた候補を見せたら、
真っ先に一軒家情報に飛びつく飛びつく(笑)。
もう通勤経路すら想像していたね!
慌ててマンションも勧める妻である。
「ここは1X階建ての最上階だよ!」(高い所が好きそうな気がしたから☆)

地に足ついてるふりして、結構ドリームを描いている夫なのであった。
妻も妄想激しいしね。類は友を呼ぶってことか。