「ぼく何かしましたっけ?」
お前そもそも立ち位置おかしい。それテーブルに乗ってるじゃないか!
エルは顔も姿も性格も良い方だと思うのだけど、実に育てづらい子なのである。
初めのうちはほとんど育猫ノイローゼになってしまったくらい。
好奇心だけで行動するからすぐ危ういことになるし、叱られてもいっこうに懲りない。
出生の事情から常に愛情不足を訴え、相手にしてもらえないと情緒不安定になって、
布でも何でも食べてしまう。
ゆえに、悪さをしたからしばらく無視(←育猫本より)なんてことをすると、
ひっそり毛布を食べていたりして大変なことになったものである。
さくらと同様の躾をしようとしても、エルには通じなかった。
あまりにうまくいかないので、子猫の時はわたしも随分追い詰められていた。
育猫本通りの躾の行き届いた猫にしなければ!と頑張っていたから、わたしもエルも辛かった。
もういいやそのままで。異食しにくいような環境に変えるほうに尽力して、
愛情を欲しがるならべたべたに甘やかして満たしてやろう、
と開き直り始めて、お互い少し楽になった気がする。
今ではエルの心の安定のために、できるだけ側にいて可愛がっているのだけど、
一般的な躾はできていないな…。トイレと爪とぎ以外は全然…。
坊っちゃん、堂々と食卓でくつろぎすぎ。
「だって人間のご飯とか、テーブルの上の物とか食べなきゃいいんでしょう?」
う、うむ。まあそう教えてきたけど。
坊っちゃん、先ほどたたんだ洗濯ものがグシャグシャですよ。
「洗濯バサミで遊んでたの。だって洗濯もの食べなきゃいいんでしょう?」
そうねー。おかあさん見守ってるし、またたたみ直せばいいか(諦念)。
でもエルは人間だったら大層ヤバいと思う。
(ちなみにこのカーペットは、エルが食べないようクリアファイルを切ったもので端を包み、
洗濯バサミで止めてあります。洗濯バサミは固いから食べられないけど、時々外されておもちゃにされてしまうの)
さてさて。結婚記念日が平日でしかも夫に予定が入ってしまったので、
その代わり別の日に夫婦で記念のディナーを食べに行きました。ステーキおいしかった!
しかし帰って来てから、エルくんが留守番で淋しかったらしく、固いマットを食べ始め…。
慌てて深夜でほろ酔いなのにも関わらず遊んでやったら、多少満足して落ち付いてくれたらしい。
本当に難しい奴よのう…。
そんな日々の中、読んでいる本はこちら。
英国王妃物語 (河出文庫) | |
クリエーター情報なし | |
河出書房新社 |
陰謀や王権争いや閨閥が面白いけど、同じような名前の王や王妃が続々出てきて、頭に入りません。
「修道士カドフェル」の時も思ったけど、マチルダばっかりとか、そういう名付けやめてー。
リチャードやヘンリーやエドワード多すぎでしょ!
もうキラネームでいいから区別つくようにしてほしいわ!!(←無茶)
名前でとことん混乱させられるので、ウィキを読んでキャラを想像したりなどの寄り道が多いです。
あー、あの作品に登場したあの人のことか、と頷いたり。
歴史の勉強というより娯楽で読んでいるので、史実よりは眉つばエピソードが楽しいです。
しかし、イングランドのリチャード1世とフランスのフィリップ2世の関係とか、
(まあ中世と現代では人間関係の感覚が異なるから、解釈の分かれるところだろうけど)、
エドワード二世と寵臣の関係とか(この方はガチでしょうけども)、
気がつくと腐好みの話ばっかり調べてたりする自分が…。
ち、違うの。君主の同性への恋愛が政治へ影響するのが興味深いというだけで、BL本とかは苦手なのっ。