懐かしいコバルト文庫、古本で購入。
ひさびさに読み返しました。
すっかり話は忘れていたけれど、
わくわくしながら本に飛びついていた、
遠い日々のことを思い出しました。
ロマンチックな恋も冒険も、
全部読書で体験してたんだよね~。
何事も自分で経験するのが一番、と随分言われましたが。
波乱万丈の物語を読んで味わった感情など、
いまや財産です。(^_^)v
『太陽の石 月の石』樹川さとみ 集英社 1995
主人公は、辺境の氏族の長の娘、ディアラ。
見かけは佳人だが、短気で単純。腕っ節も強い。
父のマックスに、長子としてビシバシ鍛えられてきたが、
“半年で配偶者を見つけなければ、
跡取りである弟が成人するまで独身を貫き、氏族を支える”
と約束させられ、猫をかぶって都へとやってきた。
しかし、謎の連続殺人事件に巻き込まれ…。
樹川さとみ(以下敬称略)の本は、会話が面白いです。
そしてヒロインが強い!
武術に長けた女の子も登場しますが、
根本的に気が強い美人が多いと思います。頼もしいです。
特に姫系女子が、颯爽として格好良いの。
『雪月の花嫁』のフェリアナとか、『楽園の魔女たち』のダナティアとか。
この話では恋を探しに上京したはずのディアラが、
自分のことはそっちのけで、他人のために、戦う戦う戦う。
なんて気風のいい奴だ(笑)。
少女小説お約束の美形も現れますが、ディアラは顔のいい男が嫌い。
素直にLOVEにはならなくて、この著者らしいな、と思います。
ファンタジーの読み始めはコバルトからでしたが、
一時期はまっていた前田珠子や若木未生の本は、
新シリーズが続々始まるわりに、
既存シリーズがなかなか完結しなくて、
待っているうちに忍耐の糸がぷっつん切れてしまい、
いつのまにか読まなくなってしまいました。
(わたし、未完の話が苦手なんです。かなり損な性格。
赤い人のアレとか、朱雀剣のソレとか、
今どうなってるんでしょう。
…ああ、気になるなあ。好きだったもん)
樹川さとみは、長かった『楽園』シリーズが終わったことだし、
この人の作品は安心して読めるかも、という気がしています。
一冊ものも多いし、また少しずつ集めようかな♪
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