本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

心の隙間に

2016年01月27日 | 

書店の誠光社が“雑誌「クウネル」がリニューアルしてしまった今だからこそ再評価したい”と、
「羊と樅の木の人々」という写真集を取り上げていましてね。

羊と樅の木の人々―マラムレシュ写真集 TRANSYLVANIA抒情
クリエーター情報なし
未知谷

旧「クウネル」好きはこういうのが好みじゃないかと、
言い当てられた気がして、どっきりしたよね…。
わたし、同じ作者の本を三冊持ってるから…。

「マラムレシュ」と「羊と樅の木の歌」と「ルーマニア 人・酒・歌」。

マラムレシュ―ルーマニア山村のフォークロア
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未知谷

 

羊と樅の木の歌―ルーマニア農牧民の生活誌
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未知谷

 

ルーマニア 人・酒・歌
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東京書籍


Amazonのおすすめ商品よりも誠光社鋭いような気がする…。
ルーマニアで失われていく伝統が記されていて、とてもいい本なんだよ。
読んで、この時代のこのマラムレシュ地方に行きたかったと思った。
心の中にしか存在しない、憧れの村。
旧「クウネル」に登場した人々も、丁寧に生きることなどできない私にとっては、
遠くて浮世離れしていて危うさも感じるけれども、どこか美しい存在だった。


それで、もしかしたら旧「クウネル」好きの書棚には同じ本が並んでいるかもしれないと、
所蔵本から数冊抜き出してみたのです。
リニューアル後に心の隙間が出来てしまったら、これで埋められるかなあ…。
(本誌連載を単行本にまとめたものは入れていません)

富士日記〈上〉 (中公文庫)
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中央公論社

旧「クウネル」初期に特集で語られていたらしい武田百合子の作品。
「富士日記 上・中・下」に加えて「犬が星見た」もいい。特に食べ物描写が素晴らしい。
(やはり特集で幸田文のことを青木玉が語っていて、
その青木玉の「幸田文の箪笥の引き出し」も持っているのだが、
万事手抜きのわたしには厳しすぎて正座してしまうのだよなあ)


文字ばっかりの献立記録「ヨーガンレールの社員食堂」はどうであろう。

ヨーガンレールの社員食堂
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PHP研究所

そうだ、著者が「伝言レシピ」の高橋みどりだ。道理で。


透明感のある美しい文章と言えば、須賀敦子。

コルシア書店の仲間たち (文春文庫)
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文藝春秋

しばらく読み返していないなあ。乙女の頃のわたしは、
やたら須賀敦子と山田詠美とマルグリット・デュラスを好んでいたのですが。
尖ってみたかったんですよね。


謎は謎のままに。

夜に猫が身をひそめるところ Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉 (ちくま文庫)
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筑摩書房


生活感があるようなないような、不思議な人々の物語。

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)
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中央公論新社


起きていて夢を見るには、クラフト・エヴィング商會。

ないもの、あります (ちくま文庫)
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筑摩書房


これはイメージなんですが、旧「クウネル」好きはウェブで言うと、
「ほぼ日」を時々覗いていそうな気がする。どうであろう。


  OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO


さて、これ以降は関係ない話。
ブログを休んでいた間に、「つらつらわらじ」を全巻揃えられたのは嬉しかったです。

つらつらわらじ(5) (モーニングコミックス)
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講談社

映画「超高速!参勤交代」がヒットしたのだから、
参勤交代ものとして、これも映像化してほしい…。


あと、「マリーマリーマリー」の三巻が今年出ると聞いて、
慌てて買い損ねていた二巻を入手しました。

マリーマリーマリー 2 (マーガレットコミックス)
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集英社

勝田文の描くヒーローはほぼダメンズなのに、なんで魅力的なんだろう。
朝ドラ「あさが来た」のコミカライズを大和和紀が描いてくれたらいいのに…
という声がツイッターで上がっていましたが、
わたしは勝田文の作風でも読んでみたいと思うんだよな。
ふらふらしてる高等遊民の新次郎がすごくハマりそうな気がする。



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