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最近は二匹の猫の話題ばかりです

図書館司書資格のこと・1

2006年04月06日 | 日々のこと

先日、とてもお世話になった方から、
司書資格の取り方」についてご質問がありましたので。
個人的な体験談をまとめてみます。
本来わたしのような者が語ることではないのでしょうが、
あくまで、一人の経験として…。
詳しい方、コメントで補足をお願いいたします!

客観的な事実をお知りになりたい方、
リアルタイムの情報を求めている方は、
どうかgooでもyahooでもいいですから、
“図書館司書”で検索してみてください。
図書館司書室日本図書館協会、
といったHPにも様々な情報が載っています。
勿論、図書館に並んでいる資格の本にも、
司書資格について書かれているものがあります


また、わたし自身が取得した段階での話ですので、
その後の変更点などは、各所で確認してくださいね♪

図書館司書資格を取る方法としては、
○資格課程のある大学に在学しているうちに講義を受ける。
○大学や短大を卒業後、通信教育で、
 資格課程のある大学に入学し、取る。
○大学や短大などを卒業後、
 夏期に行われる司書講習実施大学で、
 定められた講習を受けて取る。
というのが、一般的かと思われます。
わたしが選んだのは、二番目の方法、通信教育でした。

学び始めるにあたっては、職業についての正確な知識と、
取得する目的が大切だと思います。
わたしの場合は、図書館で臨時職員として勤めた経験を、
ただ形にしたいという思いがありました。

就職難なのは分かっていましたし、夫も転勤族ということで、
これから地方公務員になって司書になる、
という選択肢はありませんでした。

けれど、もし今後機会があって、
図書館でアルバイトをするにしても、
きちんと課程を修めた状態なら、
来館者に司書さん並みの奉仕ができるではありませんか。

それに、自分でものを調べることができれば、
人生がどれだけ楽しめることでしょう。
各館に一人二人いる苦手なタイプの司書さんに、
恐る恐る頼まずに済むという、ちょっとした特典も付きます。
(まあ、こういう安易な気持ちだったので、
逆に途中で諦めることがなかったのかもしれません)

出身大学が通信教育で司書資格課程コースを持っていたので、
遠隔地ではありましたが、資料を取り寄せ、検討しました。

通信教育といえば、各地で実施される学科試験を終えた後に、
実際に学校で講義を受けるスクーリングが待ち構えています。
冬期はそれぞれの科目の通学日が離れすぎていたので、
7月の1週間、8月の1週間と、
開講日がまとまっている夏期スクーリングを目指して、
一昨年の9月に入学。
目標は最短の一年修了です。

しかし…教材が送られてきても、何から初めて、
どのようなペースで学習を進めたらよいのか、
全く分かりませんでした!

そう、誰も教えてくれる訳じゃないし、
一緒に頑張る仲間もいません。

最初は怠惰に過ごし、ある日添付のハンドブックを読んで、
「えっ!ひと月に4本しかレポート出せないうえに、
その後の筆記試験は、一ヵ月後?
なのに、5月までに全科目合格していないと、
スクーリングに参加できないの?!」と、びっくり。
翌年夏のスクーリングに通わなければ、
当然一年間での修了は不可能です。

いや、焦りました。
分厚いハンドブック、その他どっさりの資料、
こんなん誰が読むんだよ、と思っても、
一応目を通さないといけないですね。

それからは主婦業の傍ら、
課題の本を読む→レポート提出→
地方会場で筆記試験、
の繰り返し。
(長崎会場では試験が少なくて、
地方試験の度、夫の実家にお世話になりました。
崖っぷちでボロボロの嫁って…ああ、我ながら情けない。
本当にすみませんでした

締め切り前はまさにギリギリ状態。
髪振り乱し、徹夜です。
フォローが少ない、なんて不親切な大学だ!と恨みつつも、
結局自学自習、ということを思い知った数ヶ月でございました。

最後の頃は、まとめて4本レポートを出し、
同時に4科目の試験の勉強をする、という具合。
やっぱり、もっと余裕を持って、
初めから同じペースで勉強するべきでした。
(一夜漬け型は、学生時代から変わっていなかったようです

怒涛のように日々は過ぎ、
ようやく合格通知が来て、次はスクーリングの準備。
1週間ずつ2回、家を空けることになります。

今更ですが、何より大事なのは家族の協力ですね。
やると決めたからには、自分も頑張らなきゃだけど。
よく話し合って、理解してもらうことも重要です。
夫は1年間、よく我慢してくれました。
快く応援してくれたお義母さんも、ありがとう。
実家の母も、忙しくて里帰りできなかったけど、
電話で励ましてくれて、誠に感謝!なのです。

続きもあるよ。>>図書館司書資格のこと・2



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