毎年暮れには「ダ・ヴィンチ」で、
ブック・オブ・ザ・イヤーをチェックするのが楽しみなのですが。
今年は「このミス」も買っちゃいました。
“本好き”&“ミステリ好き”のランキングだから、
なんとなく嗜好が合いそうで未読の本にも手を伸ばしたくなる。
(書店発表のベストセラー作品は…多分読まないだろな…)
さっそく読みたい作品リストを作り、図書館に予約。
まだまだ順番待ちですが、その間にも暇さえあれば本を読んでいます。
あ~~幸せ…。(←傍に読む本が積み上げられていないと不安になる体質)
さて、確かに読んだ記録として、一言感想でも。
(読了本の内容を忘れる速度が…年々早くなる。やばい)
『遠まわりする雛』米澤穂信 角川書店
古典部シリーズの短編集。あの事件とあの事件の間にこの事件があったのねっ!と、なんだか美味しい思い。そして、あの省エネ人間折木奉太郎にもついに春が来るのか?!と次作への期待も高まる。(余談であるが。夫が読後、よく分からない…というので、作中の男性陣の気持ちを想像して解説してみた妻である。いや、モラトリアム期の男性心理なんて、正直わたしにも分からないから!)
『田舎の刑事の趣味とお仕事』滝田務雄 東京創元社
黒川鈴木巡査部長が、不出来な部下に足を引っ張られながらも、の~んびりした田舎で起こる数々の事件を解決する、というユーモア・ミステリ。かなり可笑しかった!(特に黒川の奥さんが。糠みそ、そりゃー大事ですよねえ。いひひ)
『ハンプティ・ダンプティは塀の中』蒼井上鷹 東京創元社
安楽椅子探偵も色々いるが、留置場に滞在中とはまた、珍しい(『百万のマルコ』とはまた場合が違いますしね)。様々な事情から逮捕された面々が、暇に任せて小さな謎を推理し合うが、真相を見抜くのはいつもあの人…という展開。連作短編集ならではのまとめ方でしたが、しかし、あの感じでは続編は無理だろうなぁ。
『消える密室の殺人』柴田よしき 角川書店
『猫は密室でジャンプする』柴田よしき 光文社
『猫は聖夜に推理する』 〃
『猫はこたつで丸くなる』 〃
猫探偵正太郎シリーズ。今まで読んだことのない作家さんだったんだけど、続々図書館で借りることになりました。だって正太郎が格好いいんだもーん!(猫好きにはたまらない猫ミステリ♪)もっとも、光文社の三作は色々取り混ぜた短編集なので、本格風味はあまり味わえないかも…。ひとみ先生、男はチェンジできても、猫は一生のお付き合いだから、正太郎を(もっと)大事にしてねっ!
『林真紅郎と五つの謎』乾くるみ 光文社
これも短編集。若くして隠遁生活を送る元法医学者の林真紅郎が、偶然から巻き込まれた事件の謎を解いていくという話。内容はちょっとビターだが、ミステリ的には「陽炎のように」が一番面白かったかも。
『極限推理コロシアム』矢野龍王 講談社
夫から与えられた課題本。まずドラマ版DVDを見せられ、次に原作本を渡されました。サバイバルもの、苦手なんだけどなぁ…。どうしてかっていうと、登場人物の人間性が段々なくなるのが怖いのと、トリックが解かれても、設定そのものに対する疑問が放置される点が納得できないから(だーかーらー、誰がそんな状況を作ったんだよ。何のためにだよ。今後どうなるんだよ。という具合に、読後もぶつぶつ呟いてしまう…)。逆に、極限状況の中で命の尊さや人間性に目覚め、ラストは希望を描いている…という展開なら、まだ受け入れられるのです。だから、ドラマ版のほうが好きだったかも。そう、今回はネタバレ状態で読んじゃったけど、原作を先に読んでいたら、パズル的な面白さを感じたかもしれません。(しかし、夫はこういう設定が何故か好きなんだよねえ。この著者の別の作品も、嬉しそうに読んでいましたよ)
『愛は売るもの』ジル・チャーチル 東京創元社
グレイス&フェイヴァー・シリーズ。健全なるコージーもの(笑)。前作の解説で、主人公である兄妹たちにも恋の気配…という話だったのですが、どうなんですかねえ。このシリーズは大恐慌後のアメリカが舞台で、探偵活動と同じくらい歴史的背景が主軸に置かれている様子。今回は妹のリリーに比べ、兄のロバートの活躍が少なかったのが淋しい(ロバート、大統領選の方に夢中になっちゃったからなぁ。残念。軽そ~うに見せといて、実は優しく賢いお兄ちゃんのことが、ちょっと好きだから)。
『水妖日にご用心』田中芳樹 祥伝社
最新のドラよけお涼シリーズですな。今回は訪日中の某国王子の命を狙う、謎の半魚姫が敵らしい。マンガしか読まない外務大臣も出てきたりして笑えます。でも、最近のお涼様は、お涼様らしくないなーと思いました。相手を完膚なきまでに叩きのめすあの破壊力が今ひとつ生かされていないような。お涼様にとって、日本は狭すぎるのよ、きっと。また、海外出張してほしいな(そんで、ゴジラのような大活躍を…)。
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どうにもついていない日々。
自転車のブレーキは早くも弱くなるし(安物なので乗りつぶすしかないらしい…)。
借家トラブルには悩まされるし(あの不動産屋は物事をこじらせる名人だ)。
せめてブログでも更新しようと思えば、
あらかた書いたところでネットが通じなくなるし(がーん!内容が全部消えたー)。
前厄が小出しに現れているのか?と空に問いたくなるけれど。
それでもわたしは頑張るんだ。
何故って…この間美味しい蟹を食べたから。
先週末、夫が竹崎かにの店に連れて行ってくれたのですよ。
茹でカニ、カニ鍋、カニシュウマイ、カニ雑炊にカニの唐揚げ等々…。
身がしっとりして、甘く…、卵とカニ味噌がまた美味くて美味くて。
思い返すたびにうっとりするような、夢のひとときだった。
なんてよい旦那様なんだろう、あんな美味しいものをおごってくれるなんて。
帰ってからも大満足で、(優しいなぁ。この人と結婚してよかったなぁ)
などと、傍らでぬくぬく寛いでいたら。
夫「この間、妻が歩いているところ見たけど、むちむちしていたね」
妻「……むちむちって、ぷくぷくしているってこと?!」
夫「うん。ぱっつんぱっつんしていた」
妻「……(ショック)」
実に容赦ない感想(批判ではないと思うが)。いけません。
蟹との真剣勝負のためにダイエットを一時中断してしまいましたが。
せめて平日はキャベツやこんにゃくやきのこで節食を心がけなければ。
それにしても、むちむちって…むちむちって…。
夫は優しいのか意地悪なのか分かりません!
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なんか色々ありますね。
前厄の小出しか・・・
どか~んとくるよりはいいと考えよう♪
って私は今年特になんもなかったから用心せねば。
ところで私の携帯のデータが全部消えてしまいました。
そんで桜雪さんの新しい住所が分からずに、送ると言ったものが送れずにいます。
今の桜雪さんを癒してあげられる(だろう・・・)ものなんでいい加減送ろうと思います。
私の携帯に新住所のメール下さい。
すっかりご無沙汰になっちゃってごめんね;
いつも楽しみに読ませて頂いてるのだけど、なかなかコメント残せなくて申し訳ない・・・
私も年末のお楽しみのひとつが『ダヴィンチ』チェック!
今年はほとんど被らなくてちょっとショックでした
しかも相変わらず殆どが読みっぱで終わってしまったし・・・
私も桜雪ちゃんを見習って、ちょっとでも感想を残すように頑張りたいわ
美味しいカニ料理、羨ましいなー
旦那様は勿論!優しいのよ
おひさ~
そうだね、どかんと来られるよりは…。
小さな不幸せと小さな幸せの繰り返し、これもまた人生と思いながら、来年も歩いていきます。
先日はワインを飲みすぎてひどい目にあったけど…そのうちいいこともあるでしょう。(←自業自得の場合は無理?)
なおさんも、健康面にはお気をつけ下さい!
それでは住所ね、あとで携帯に送ります。(いつもありがとです!
携帯のデータが飛んだって、もしかして水に落とした…?
なおさんにも、きっときっと、次には良いことが!!
☆kiyuさんへ☆
こちらこそご無沙汰してすみません!
わたしも実はひっそりkiyuさんのブログを読ませていただいているのですが、やはりコメントを残せなくて…。申し訳ないです。
そうそう、わたしも『ダヴィンチ』のランキング、大半が被らなかったですよ!例年だとジャンル別のランキングもあって、特にミステリ分野が楽しみだったのですが、今年はなかったですよね…?それがちょっと残念(あれば、少しは被ってたかもしれないのに~)。
来年も、良い本に出会いたいものですね!
佐賀の竹崎蟹、生まれて初めて食べましたが、とても美味でしたよ!おすすめです!…むちむちになったとしても、元気をくれる味(笑)。
本当にうちの夫は、女性にかけるべき言葉は知らないけど、良い人です。