フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

道重さゆみの凶器攻撃

2009-09-04 21:35:19 | ハロプロ(娘。)
 我らが道重さゆみちゃんが、世間で嫌われ始めているかもしれないみたいです。mixiやブログなどで、さゆの出演したテレビ番組に対しての感想に悪口が見受けられるようです。
 「なんだ、世の中シャレがわからん堅い人が多いんだな」
と、少し残念に思いつつ、あの役どころでは嫌われて本望というか成功かなと思ってみたり。まあ、テレビタレントがテレビで見せている姿にリアリティーなんて僅かなもの。例えば、お笑い芸人が普段もあんなテンションな訳がないですからね(苦笑)。

 なんか、こういう反応を見ていると思い出すのが、「プロレスと格闘技」の関係性。
 私は以前から、アイドルはプロレスみたいなジャンルだと思っています。しっかり練られたキャラクターと個性で、役割を果たしていく。「プロレスは敗者も輝くジャンル」と言われるように、アイドルも人気メンバーだけが輝く訳ではありません。後列メンバーにも輝きがある。そして、実力だけが全てではない。

 夫婦でのテレビ出演で、プロレスファン以外にも有名になった北斗晶さん。北斗さんは現役時代「デンジャラスクイーン」と呼ばれ、妥協の無いファイトで人気者でした。
 その北斗さんは普段は気さくでファンや後輩を大切にする人。しかし、試合の日は家の玄関を出た時から北斗晶に気持ちを変身させ、試合入場では般若の面を被りリングに現れていました。

 アイドルというジャンルも北斗晶さんの如く、玄関を出た時から「モーニング娘。の道重さゆみ」になるのでしょう。玄関を出た時から「アイドルプロ嗣永桃子」になるのです(笑)。

 勝敗が何よりも大事であり、敗者の輝きなどというセンチメンタルは介入の余地がないシビアな世界が格闘技。世の中的にはプロレスより格闘技が支持されやすいように、画面に映る姿をストレートに捉えて判定されてしまうのが世の常。
 それでも、視聴者の視線と闘いながら、道重さゆみは悪役をやりきるのです。
「道重さゆみはブリッコだから嫌い」「道重さゆみは口が悪過ぎるから見ていてイライラする」など、さゆへのバッシングが響き渡るほど、その声が悪役レスラーに飛ぶブーイングのように見えてきます。
 ブーイング結構。悪役は孤高なのです。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする