~前回の記事の続き~
お茶目と紹介された愛理だけれど、歌は真剣そのものです。歌っている時の愛理の表情は切ない系、歌い終えてからは険しい系。この日も一段と険しく、情念がほとばしっているかのようです。
そして、今ツアーの見せどころの一つであるデッキブラシコーナーのお時間がやってきました。
時給600円(という台詞がある)のメイドのバイト衣装を着て出てきた梅さん。なんか様子がおかしいです。どうやら靴を留めてる革紐が外れたようです。
「もう、時給も安いし衣装もボロだよ」とアドリブをかます梅さん。こういう頭の回転の早さはさすが。
更にもう一人、頭の回転の早いマイマイが、
「私が応急処置をしてあげるよ」と、舞台袖にいるスタッフからガムテープをもらってきます。梅さんが「ガムテープかよ笑」と、少し嫌々な感じ(笑)。
しかし、なかなかうまく留まらないので、岡井ちゃんもガムテープを持ってきて更に補修。何とか完了したようです。
コント続行。岡井ちゃんがマイマイの早口言葉「ひくちさと たかちさと ちゅうちさと」に怒るシーンに突入。岡井ちゃんが梅さんにも怒って当たります。するとマイマイが、
「うちのガムテープに何するんだよ!」
客席大爆笑。そして、岡井ちゃんまで梅さんをガムテープ呼ばわり開始。梅さんは今日から、あだ名は「ガムテープ」ですか(涙)いや(苦笑)。
応急処置で気が利くところを見せたマイマイが、その応急処置を自らアドリブにして笑いをとる。さすがというしかありません。
笑いに包まれた会場は、やがて真剣モード突入。全員揃ってのデッキブラシのジャグリングは無事に成功。スクリーンには「9勝1敗」と表示されました。あれ?いつの間にか、どこかの会場で失敗していたんですね。千秋楽まで全成功と行きたかったですが残念。
でも、気を取り直して残りは全成功で行ってください。
そんな感じでデッキブラシタップダンスで活躍したマイマイでしたが、足にはテーピングが見えます。もう、ツアー中ずっとこの状態です。ずっとという事は、あまりいい状態ではないのでしょうね。
それでもマイマイはステージに立ち続けます。プロとしてのプライド。梅さんのラストツアー。それらの休めない思いでマイマイはステージに立ち続けます。若干動きが重く感じられましたが、笑顔を振りまきながらマイマイは踊っていました。
前の方で観ていると、色々と細かい部分が見えます。一番感じるのは、メンバーが笑顔で力一杯踊っている事。
特に、舞美リーダーの全力っぷりは相当なもので、それに比例して汗の量も凄いのですが、他のメンバーも力の入ったパフォーマンスです。どんな公演でも力一杯パフォーマンスするという姿勢。お客さんの中には、この日が初めてな人もいるし(℃-uteコンでは、そういう人をよく見かけます)、一年に一回観に行けるかどうかな人もいます。
コンサートは一期一会。これからも、℃-uteメンバーの皆さんは、いつも力一杯なパフォーマンスを見せてください。そして、梅さん。新しい道でも力一杯な心意気を忘れずに、お仕事頑張ってください。勿論、栞菜もめぐも、どこかで力一杯に毎日を過ごしているハズ。
前の席で℃-uteを観る。結果は「良い所ばかりが目についた」という結論でした。
話のおまけとして、個人的に前の席で良かった事も書いておきましょうか。
・「FOREVER LOVE」のサビで梅さんが正面に来ました。「マイターリン」の振り付けで右手を前に出す時、こちらに向かって笑顔でやってくれた。
・「めぐる恋の季節」の「ハイ!そのままもういっちょう!」で、正面にいたなっきぃが、こちらを向いてきました。一瞬目が合い、人差し指を突き出し「そのまままもういっちょう」の振り付け。自分も同じ動きをしていますから、お互いが指し会う感じに。なっきぃは笑っていました。