それでは、連載第261回目は、DF200へと話を進めていきたいと思います。
国鉄形本線用ディーゼル機関車の代表、DD51は、JRにも多数引き継がれ、その後も主力機関車であり続けました。しかし、老朽化は明らかであり、代替するディーゼル機関車が検討されました。そこで、製造されたのがDF200です。
電気式ディーゼル機関車は、発電機関系統と、駆動制御系等の二重の保守が嫌われ、かつては主流にはならなかったのですが、平成の世では電車、機関車でもVVVFインバーターは普通、これで電気系統は事実上メンテナンスフリーとなり、これに海外製発電機関を合わせ、先ずはDF200-901号機が試作されました。同機の、苗穂工場イベントで展示された姿(写真)。既に同機はこの時点で、運用札に「一休車」が入っていました。
しかしその後復活したのか、五稜郭機関区にて見かけました(写真)。しかし量産車と異なる部分が多いらしく、主に五稜郭で入換に従事するようです。
出力的には、DD51重連相当の力があるらしく、先ずは北海道地区から、DD51を追い立てることとなります。同形式の登場で、かつてのD51、C62の辿った道を、DD51も歩み始めたのでした。その、ストーリーです。
それでは、次回をお楽しみに。