そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

日曜は蕎麦打ち

2016年06月12日 | 日記

冷蔵庫の中を覗くと、「野菜かき揚げ」が入っていた。

野菜かき揚げと言っても、緑のたぬき等でおなじみの東洋水産の乾燥かき揚げである。

暖かいかけそばに浸して、つゆを吸って、柔らかくなると、甘みもつゆに溶け出して旨くなる。井月庵ではなく嫁が買ってきたようだ。

冷たいぶっかけではなく、暖かいおそばを食べたかったのだろうか?

せっかくなので、いただくことにした。

 

先週に引き続き1kg打ち。

あれこれ試行錯誤をした結果、所要時間は50分

切っている途中でも、5、6分の時間より切ぞろえ率の方が大事だと至極まっとうなことを考えて、時間を気にしないことにした。中々難しい。認定試験の折に、「少々失敗しても、時間内に打ち終われ」とアドバイスしてくれた方も居たが、次は早くても1年後なのだから、食い意地優先で行こう。

 

さて、肝心の味である。まあ、悪くない。食べれる。かき揚げに助けられている。

延し寸法の計画は悪くない。当分は、前述の寸法シート通りでよさそうだ。

 

初心に戻って、「江戸流そば打ち」柴田書店を読み返している。

基本に忠実に、懇切丁寧に解説されていて、数年前には何気なく読み飛ばしていた箇所も、今、読み返すと「ああ、なるほど」と理解が深まるから面白い。

付属のDVDは「フルイです」、「小麦です」の二言しかしゃべっていないが。当初は解説しながら、打つつもりがあったのではないかと思わせる節もあり、何度見てもドキドキする。後から音声解説を付けていない潔さ?が反って生々しく、ライブな感じだ。

もともとは、解りやすい絵と解説が売りの本に後から、映像を付け足した経緯がある。

だからDVDからは本に描き切れない、身体の動き、リズム、生地や麺棒の発する音、息遣いに耳をそばだてたい。解説はむしろ不要と思われる。

探求心こそが最大の上達法なのではないか?そばは自家受粉しないのだから。


つゆ入り 

2016年06月10日 | 日記

自分の欲しいそば粉が見つかって、そば粉の主たる購入先を変更することは前向きな話であるが、世の中そうというばかりではない。

実のところ、4月にちょっとした事があって、よく購入させていただいているそば粉やさんに行き辛くなっていた。嫁にその事を話すと、私なら絶対買わないと、井月庵より過剰な反応を示した。

第三者(とは言え、嫁であるが)に自分より激しい反応を示されると、何やら、自分がダラシノない、意気地のない人間の様に思えてくる。

とはいえ、ここひと月ほど思い悩んだ結果、新たに去年の暮れに試しに購入したそば粉屋さんをメインにしようと決めた。

井月庵の住んでいる近辺にも、そば粉の製粉業者さんは5、6件あるが、誰かに「ここがいいよ」と勧められれば、試してみようと思うのが人情である。

 

二段を受験するのであれば、1kg(そば粉800g、割り粉200g)打ちということもあり、そば粉も「練習用」と割り切ることも必要であろう。食べ物であり、趣味のそば打ちであれば、フトコロの許す範囲でできるだけ良いものを常用したいが、そのために練習量を減らすのは現在の目的には合致しないと考えた。

半年ほど前までは、1kgや1.25kgを一月に2回ほど、そば打ちしていた。が700gの初段練習をした結果、先週、久々に1kg打ってみると、思いのほか時間がかかった。

まずは、時間を気にせずに弱点を見つめて、丁寧に確認するそば打ちをここ数回は行ってみようと考えているが、1回のそば打ちに1時間30分も掛けていてはどうかと思う。

 

さて、1kgのそば打ちに際して、寸法シートを作成してみた。

700gの時もそうであったように、これが最終目標の完成形でもなく、まずは、これを自分のそば打ち基準にしてみようというわけである。皆さんがこれを見て、参考にされる(そんな人はいないか。)のは自由であるが、井月庵が「そばで遊ぶ、そばに遊ばれる日々」の紆余曲折の一環であることはご承知願いたい。

そば粉は、インターネットで7日夜に注文したら、9日には手元に届いてしまった。

日本の流通システムとは恐ろしい。直接、店頭に購入に行けば、今回の様に嫌な思い(?)もすることもあるが、製粉業者の肉声を確認することもできる。これが、「居ながらにして居ない」もしくは「存在しないが、存在する」ということであろうか。

そういう意味では、日本人の誰しもが、最早「知恵の完成」を見ている時代と言えなくもない。(どうでもいいか。)

 

 

段位認定試験を千葉県まで受けに行って、更に良いことがあった。

それは、「そば大学」のパンフをもらったことである。以前からその存在は知ってはいたが、「気づいた時には終わっている」講演の一つであり、足代を数万円も出して行く、そこまでの酔狂さは無いものと思っていた。

が、軽自動車で休日にETCを使ってみると、新東名や外環の影響だろうが、以前よりはるかにスムースに行ける。そんなに疲れない。ということが解った。

 嫁は電車にしろと言っているが・・井月庵のこずかいには厳格な制限があり、どこぞの政治資金の様に領収書があれば、出してもらえるほど甘くない。

今年は、勢いで講義を聞きに行って見ようと、申し込んでみた。

 そういえば、知事の書籍購入の中に「江戸流そば打ち」の本があったそうであるが、喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、なんとなく、そば打ち趣味の品位まで落とされた気がして、迷惑な気がした。

 井月庵ごときでさえ、そう感じたのであれば、きっと関係者、住民、クレヨンしんちゃんはもっと迷惑と感じているのかもしれない。

 

手習いは、ぶっかけの「つゆ入り」そばで、サッパリと頂くとしよう。

 

 

 

 

 

 


暖かくなってきたのでぶっかけ蕎麦で

2016年04月21日 | 日記

既に家には蚊が飛んでいる。

最強吸血ブラックモスキートではなく、まだ体が茶色っぽい色をしている。

夏であれば、草色の蚊になるのかな?

とは言え、退治しても退治しても、1匹とんでいる。いったいどうなっているんだ。順番に出てくるのか?

 

先週の練習蕎麦の最後は「ぶっかけ」とした。辛味大根とかあればいいのだが、裏の畑に無いのだから仕方がない。

納豆とねぎと海苔とサクラエビの摘み上げと鰹パックをたっぷり載せて、(ああ、大根おろしやカイワレなどが在ればいいのに。)

 

蕎麦が見えないくらいに全部乗せをしてやったぜ。

そば粉はいつも通りですが、練習蕎麦で1.5mm角を目指した場合、ゆで時間は70~80秒位必要な気がした。

前は40秒で上げていた事を考えると、まことに釜前仕事とは、そば打ちより難しいんじゃないかと思う。

 

また、5年くらいそば打ち趣味を続けていると、次第に舌が肥えてきたのか、市販の濃縮汁が合わなくなってくる。

これは、弊害かもしれない。

ことに、甘汁などは、濃縮汁を水で割ったものでは悲しくなってくる。ほんの数年前は「ほんつゆ」が一番うまいと思っていたくせにである。

毎回、つゆを作るほど時間的余裕もやる気も無いくせに、舌が肥えるとは!!

 

自然と、家では種物に走ることになる。酒でも飲んでいればいいのに、5月の健康診断や、願掛けとか諸々あり、遅ればせながら、休肝月間とした。これは辛い。

ノンアルコールビール「アサヒのドライ」が一番旨いと思いますが、これを2ケース買ってきて飲んでいる。

認定制度の参加通知は5月20日までに来るらしいし、待ち遠しい。

などと、「雨つづく ぐにも付かない ひとりごと」

 


そば打ちやってる?

2016年03月11日 | 日記

最後に更新したのはいつのことでしょう。

そば打ち段位認定にチャレンジすると言い出して、6回くらい自主錬しました。

初段の試験会場を嫁の実家のある千葉県で受けたいのですが、今年から協会規定が変更になったこともあるからか?

3月11日の現在でも日程が公表されていません。

 

今年は5月29日くらいらしいのですが・・・・

試験参加は協会員が優先されるそうなので、一般・無所属の井月庵としてはどうなるものかと少し不安もあります。

協会規定もアップされているので確認したところ、個人会員にならないと上位段には進めないようです。

 

とかいいつつ・・季節労働者の井月庵は本業が忙しく、どうしたことか夜間の現場もあり、生活リズムがガタガタ。

50近くなって、目はかすむし、老眼入ってきたし2月の夜間は結構、寒かった。

 

3月になって温かくなり、防寒装備も1ランク落としました。

それでも、2月は2回くらいそば打ちしました。

初段は700gで麺線21cm以上、切幅1.5~2.0mmとすると、70cm位に幅出しして3つ折りにしないといけないように思えるのですが

麺としては80cmに幅出しして、4つ折りにする方が、ゆで上がりでは長くなるのでどうしたものかと・・・

まあ、試験は21cm以上と言っているのだから、3つ折りにしといたほうが無難なんでしょうか?

 

こんな些細なことも解りませんが、まあ、いまのところチャレンジする気はあります。

3月も週3、週4の夜間作業があり4月まではちょっと本腰入れられないかなぁ。

井月庵の春休み、早く来ないかなぁ。


つもごり蕎麦に向けて

2015年12月27日 | 日記
年越し蕎麦の事を考えて、新しく購入して見た蕎麦粉を試しに700g、2:8で打ちました。
700gとしたのは、段位認定のことを想定したからです。
今まで、自己流でしたし、段位に興味が在りませんでしたが、井月庵も歳をとったと言うことでしょうか。

ビデオ撮影してそば打ち確認した結果、42分でした。
40分以内でないとダメなので、不合格です。

また、日曜の朝から、出汁を引いて年末用の辛汁を4l作りました。


色々なお蕎麦で味わおうと、家族三人で1/3づつの桜にしました。

まずは、せいろで。

次に、納豆とおろしのぶっかけです。



次に、かけで。後から、出来合いのかき揚げを1/3乗せました。

あれ、残ったおろしを入れちゃってる?


この時既に、かなりきこしめしているようだ。


いつもは創味の濃縮汁を使っていますが、流石にちゃんと作った汁が美味しくて、蕎麦湯もしっかり楽しめました。
辛汁は5、6倍に蕎麦湯で割っても、味がボケなかったので、お蕎麦屋さん見たいな味に出来てひと安心です。

焼き入れ棒を使っていませんが、まあ、いいとしましょう。

コップ酒を頂いて、千両!千両!