エアコンを動かすのにも、いささか後ろめたく感じる節電の夏。ようやく夏季休暇を取得する日程が決まりました。お休みが決まったので例によって「バスde温泉」。どうせなら思いっきり涼しいところにしようかなぁ……普通なら秋の気配が感じそうなこの時期に至ってもまだまだ残暑が続く9月半ば、の早朝7時、近鉄大阪難波駅からアーバンライナーに乗り込みます。今回の行き先は山。それもかなり高いとこを目指します。
2時間程の乗車で近鉄名古屋駅に到着。名古屋駅新幹線口付近にあるJRバス乗り場から、高山行きの高速バスに乗り換えます。高山に行くにはJR東海の特急「ひだ」が一般的だが、バスの方が多少時間はかかるものの大幅に安い。
バスはJR東海バスの日野セレガ。名古屋高速・名神高速・東海北陸自動車道を経由して北上するとともに、標高も上げていきます。周りに何もない山中に巨大な構造物が現れたら清見ジャンクション。ここから無料区間の高山清見道路を通ると終点の高山濃飛バスターミナルまでもうすぐです。
乗車時間は2時間30分ほどで確かに安いが、所要時間もさることながら、ゆったりした座席、そして車窓の景色は列車の方に分があると思います。お昼前に高山駅前の濃飛バスターミナルに到着。ここでお昼ごはんにします。以前訪れたときの高山は雪景色だったが、今回は初めての夏の高山。雪がなければ意外に歩きやすく。すぐにお店に着きました。高山といえばラーメンもいいが、でも今回はカレーです。
濃飛バスターミナルから新穂高ロープウェイ行きのバスに乗って平湯へ向かいます。このバス、以前、真冬に乗った時は満員で、平湯まで1時間近く立たされたことがあったが、今回はちゃんと座れました。車両はふそうのエアロスターです。
平湯バスターミナルは、奥飛騨温泉郷や新穂高登山の拠点として、そして安房トンネルの開通後は上高地の玄関口のターミナルとして多くの観光客や登山客で賑わっています。今夜の宿はここから少し歩いたところ。
豊富な湧出を誇る平湯温泉には源泉も多数。立ち寄り湯にも恵まれています。
これは以前に訪れた冬の立ち寄り湯。バスターミナルに併設の温泉です。参考までに…
平湯にはこの「ひらゆの森」のような大規模な入浴施設もあります。この温泉も評判はいいが、閑散期にもかかわらず駐車場に大量の車。恐れをなして踵を返し、旅館街で温泉卵をいただきました。
歓楽街の無い平湯では、夜はおとなしく旅館でじっくり睡眠。翌日に備えます。
- 続く…