JR二見浦駅から名勝・二見浦の方へ少し歩いたところ。メインの通り沿いにある和菓子のお店です。
伊勢の名物といえば「赤福」が圧倒的に強く、この「御福餅」は陰に隠れてしまいがちだが、こちらも老舗。店内でひとつひとつ手造りされていて、その様子を見ることができる。回転する丸い台の中心から餅がニュっと出てくる様はユーモラス。
赤福の本店では、夏場は赤福氷で人気を集めているが、この御福餅本家でも赤福に負けじと御福氷(500円)を出しています。この御福氷は、カキ氷の上に御福餅を二つトッピングしている。氷の中に赤福を忍ばせている赤福氷よりダイナミックですね。また、最初から抹茶が掛かっている赤福氷とは違い、こちらは自分で掛けるスタイル。
この手の餅は、甘すぎてややもすると食べ飽きてしまうのだが、氷と一緒ならサクサクいただける。氷の上に乗ってるにもかかわらず餅が柔らかい状態でいられるのは、今、目の前でこの御福餅を作っているという新鮮さの成せる技なんでしょうね。
この御福餅の餡は2条の波になっていて、3条の赤福と見分けられます。ちなみに、赤福は五十鈴川の流れを表しているのに対し、この御福は二見に打ち寄せられる豊穣の波の形をイメージしたものとのこと。
今回、ついでに「御福MAC(マック)」をいただいてみました。
これは御福餅の餡を使用したアイスキャンディーのことで、MACとは「Merchant Adzuki Beans Candy」だそうです。小豆の風味を殺さない素朴な甘さで大変美味しい。棒が斜めに刺さっているのが面白いですね。
ここ御福餅 本家と赤福 二見支店は家一軒を挟んだ並びで対峙しているが、さすがにこの二見はお福のホームグラウンド。赤福はちょっと遠慮がちになっていますね。
- 営業時間 9:00~17:00
- 定休日 無休
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