バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

下ん湯@由布院温泉

2019-11-08 21:14:15 | 温泉(大分県)

JR久大本線・由布院駅から温泉街の方向に延びる「由布見通り」や「湯の坪街道」には、しゃれた雑貨屋やレストランが並び、周辺には各種の美術館が点在するなど、由布院は今や軽井沢と並ぶほどの人気の観光地です。


「湯の坪街道」の先にある金鱗湖は、周囲約400メートル、水深は約2メートルと、池と見紛う程のあまりにも小さいが湖。湖底から温泉と清水が湧き出す自然の産物で、温泉が成す透明な湖面が細かく波打ち、まさしく金鱗のような美しさを湛えています。


この金鱗湖周辺にもさまざまな観光施設が立地するようになってきているが、メジャーな観光地にもかかわらず、昔ながらの共同浴場が存在しています。


金鱗湖の畔に佇む茅葺屋根の小屋がこの「下ん湯」です。ここは地元の人たちが共同管理する浴場のひとつで、地元の人たちはすぐ近くの専用浴場を使い、ここは外来の客に一般開放しているもの。料金は200円を賽銭箱に入れる方式。


引き戸を開けて中に入ると、左右に衣服を置く棚と、その間に三畳ぐらいの広さの内湯。そしてその奥の湖に面したところに半露天風呂があります。至ってシンプルで、もちろん混浴です。


掛け流しのお湯は臭いもなく、澄明で肌触りもツルツルしている…クリアーな感じですね。温度ややや高めだが適温の域で、口に含むと僅かに苦みが感じられる。単純温泉なんだが芒硝泉のような感じがするのは錯覚かな?


以前にここを訪れた時は、確か露天から金鱗湖が見渡せる絶景があったはずだが、今は目の前の生垣が邪魔して眺望が得られません。生垣が成長しただけなのかもしれないが…


この温泉では、観光客が次々に見物に訪れておちおち浸かってられないが、以前に訪れた頃には僅かに羞恥心が残っていて落ち着かなかったけど、今や見るなら見ろ!っといった心境。人間、成長するもんですね。

・場所:久大本線・由布院駅
・泉質:単純温泉 63.1℃
・訪問日:2013年9月25日



最新の画像もっと見る

コメントを投稿