湯の峰温泉。ここはワタシの中では最も気に入っている温泉なんですね。温泉街から少し離れた丘の上にある中規模の旅館ながら、これでもこの湯の峰では最大の旅館であるこの湯の峯荘は、ワタシがこの辺りをバスde温泉するときの定宿にしています。この旅館の貸しきり湯では湯の峰温泉特有の濃厚かつ新鮮なお湯を独り占めで楽しめます。
ここのお料理にも相当のこだわりがあるようで、豪勢な素材というわけではないが、湯の峰の濃厚な温泉水を使った手が込んだ温泉料理の数々を味わえます。食前酒の温泉割梅酒に続いて、温泉で湯掻いた栗などの前菜、美熊野牛の昆布ジメです。この美熊野牛は松阪、伊賀と並ぶ三重県の三大ブランド牛とのこと。
お造りは勝浦漁港の地魚で、今回はボタン海老と太刀魚です。
茶碗蒸し、スープ、京鴨の温泉鍋。
これがメインと言っていいのかな?鮎の塩焼きです。季節によってはこれがアマゴに変わります。
デザートは手作りの杏仁豆腐。これらオリジナリティー溢れる料理の数々にかなりの満足感がある。
朝食はもアジの干物に地鶏天恵卵の温泉たまご、温泉湯豆腐など。
そしてなんといっても湯の峰の温泉水で炊き上げた温泉粥です。この独特の風味がクセになる。ついついおかわりを繰り返してしまいます。
ワタシがこの旅館を気に入っている理由のひとつに、階段の踊り場に掲げられているこの油彩にあるのですね。この温泉旅館を中心に、湯の峰の温泉街や本宮大社が描かれている。そして道路にはレトロなバスが…車両の色から、このバスはおそらく今は無き吉野熊野観光自動車のバスでしょう。これぞバスde温泉!いつも見惚れてしまうんです。
- 場所:湯の峰温泉
- 訪問日:2010年11月26日
湯の峯荘 (旅館・オーベルジュ(その他) / 田辺市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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