花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~カイアナイト~

2011年03月23日 | 天然石標本
先週は一週間のお休みすみませんでした。
被災地への援助も徐々に行き渡り始め
(それでも末端部分はまだまだでしょうが)
これで福島の原子力発電所が落ち着けば
復興に向けて大きな足がかりになりますね。


それでは通常更新より一日遅れですが
今週最初にご紹介する天然石は
カイアナイト(あるいはカイヤナイト、カヤナイトとも)
――藍晶石(らんしょうせき)です。
天然石集めを始めたごく初期に入手したのがこの石でした。

カイアナイトについての書籍等の説明は
以下の通りです。


「ギリシア語で青色を意味する“kianos”が語源。
 アンダリュサイト(紅柱石)とシリマナイト(珪線石)とは
“同質異像”(同じ化学組成だが、異なる結晶形を持つ関係のこと)。
 結晶の主軸の方向で硬度4~5、
 その側軸の方向では硬度6~7.5と
 極端な差があるために
 『ディスシーン(和名:二硬石(にこうせき))』の別名がある。」



『Kyanite』
Itabirito Minas Gerais Brazil産





左の長いサイズが一番最初に購入した藍晶石。
名前の通り藍色が鮮やかで、すっきりとシャープな石です。
値段も手頃なので、天然石初心者にはお勧めかも。
右側は去年の年末の池袋のミネラルショーにて
無料で配られていたもの。
白い母岩部分は不透明な石英かと。
こちらも光にかざすと透明感がありとても綺麗です。
ちょっと得した気分ですね♪





裏側の画像です。


『Green Kyanite』
Anaie Vitoria da Conquista Bahia Brazil産





数年前の池袋ショーにてゲットした
珍しいグリーンのカイアナイトです。
淡い若草色の中心部分に
本来の藍色が一筋通っています。





逆から見た画像です。
通常のカイアナイトに比べ
透明感があって不思議な印象を受けます。


ちなみに透明度の高いカイアナイトは
ファセットカットされ、ブルーサファイアに似た
宝飾品として扱われることも多いとか。


それでは次回更新は金曜日になります。
私にとって思い入れが深い
空色が美しい水晶入りアホー石をご紹介したいと思います。

コメント
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