花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~着物の柄模様~(追記有り)

2011年01月20日 | 天然石標本
今日は大寒、一年で一番寒い日ですね。
私の周辺にも風邪ひきさんが大勢
特に大人は鼻&咽喉風邪が多いようです。


さて今週二つ目にご紹介するのは
天然石の中でもちょっぴり変り種です。
鉱石分類では『マッド・ストーン(泥岩)』とか
『サンド・ストーン(砂岩)』とか呼ばれるものに
入るのでしょうか。
宝石でも半貴石でもなく
パワーストーン世界でも少々無名な存在かと。
値段もかなりのお手頃(百円単位)なので
見た目の美しさを考えれば
とてもお得感のある石です。






とにかく石自体に様々な模様があって
どれも目移りするほど美麗で
選ぶのに一苦労しました(苦笑)。
その中でも和風をイメージして選んだのが上記三点。
一番右上の石は渋い黄色地にグリーンの松みたいな模様が
まるで着物の帯柄のよう。
左真ん中は『ピクチャー・ストーン(風景画石)』と
呼ばれる風景画に似てますね。
深い苔の緑と奥深い白の組み合わせが
なんとなく日本庭園を彷彿とさせます。
一番下の石は黒と白がうねるような渦巻き模様で
どことなく和風の雰囲気があります。





裏側から見た画像です。
撮影があまり上手ではなくて
色がくすんでしまってすみません。
表面に研磨加工が施されているのは
恐らく模様をより明確にするためだと思われます。
またもともとが岩石のため
このタイプに結晶系はないそうです。


後日、購入当時のメモを発見して
調べたところ、ジャスパー(碧玉)の
可能性も出てきました。


ジャスパー(碧玉)についての
書籍及びネット等の説明は以下の通りです。


「特殊な条件で形成された不純な石英の集合。
 微粒状の鉄鋼物や粘土鉱物を
 含んで形成されたので不透明となった。
 アゲート(メノウ)やカルセドニー(玉髄)と
 比較して大型で産出。
 アゲートやカルセドニー同様に
 色や模様で多くの固有変種名を持つ。
 また、流紋岩などの珪酸を多く含む石や、
 模様が綺麗な石もジャスパーと分類するのが
 一般的となっている。
 目視では鑑定が困難なものが多い。」


特に画像の中では左真ん中
深い苔の緑と奥深い白の組み合わせの
風景画タイプがジャスパーっぽいです。
どちらに分類されるかは
科学的に鑑定してみないとわからないと思います。
もっともそうなると石自体を壊してしまうことになるので
(顕微鏡等を使用するため)
実際に試される方は少ないんじゃないでしょうか。
あまり難しく考えず
こんな素敵な模様の石もあるんだなぁと
考えている方が楽しいかもしれませんね。
ちなみにこういったタイプを『ピクチャード・ジャスパー』と
呼ぶみたいですね。


それでは次回更新は来週火曜日になります。
次回も目新しい石をご紹介できればと思います。
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