切符がない

電車が駅に着く。

電車を降り、改札口手前まで行って、ふと気づく。　
切符がない。　 ・・・

ジャンパーのポケットを探すが、見つからない。
階段脇のベンチまで戻って探してみる。　

背広のポケット、ズボンのポケットを手探る。
・・・・無い・・・

そちらに入れた覚えはないが、一応、鞄の中を探してみる。
そこにも見当たらない。

ひょっとすると・・・、
いや、おそらくは、きっと電車の中に落としてしまったのだろう。

されば、現金で支払う以外にないと決める。

財布の中身を改めると小銭ばかりだが、何とかなりそうだが、
数えてみると、あと100円が足りない。　
背広、ズボン、鞄、手ざくり、のぞき込むが、100円が見つからない。
時間が過ぎていく。

あと100円・・・!!


改札口から、急ぎ足で、テレビで見かけるタレントさんが入ってくる。
なぜか、私の顔見知り。

「100円、貸してくれないか。」と頼み込む。
「いいよ。」

電車が入ってきた。　

彼は、胸ポケットからお金を取り出して、手渡してくれる。

「ありがとう!!」
「うん、それじゃぁ、またな・・・。」

共に手を振って、彼は電車に乗り込んだ。　


見送って、ほっとして、手許を見ると、渡されたのは、コンビニのレシートの束。
・・・途方に暮れる。　

彼に、悪気があるはずもないが、最悪・・・!!　


どうしようかと、頭を抱えていると、目が覚めた。


夢だったらしい。
最悪・・・!!　　頭痛で体が重い。　

これは、タバコの吸い過ぎだろうか？　

「凶悪」を観る

役割分担・・・、
それはそれでいいのだろうが、
時には、相手の立場、役割を考えてみることも必要だろう。

ビデオ 「凶悪」 を観ていて、そんなことを、ふと思った。　


自分の仕事に集中することも、無論、大切なことだが、
時には 「家庭」 「役割分担」 「当たり前」 について、
考え直してみることが大切だ。


夫婦間の役割分担・・・。
人間としての、個人の立場・・・。


「男は仕事で金を稼ぎ出し、女は家にいて家事をする。」
一般的に言われ続けてきた考え方だが、現在では、かなり問題化されいる。

自分の信念に従って、スクープを追いかける雑誌記者の夫。

疲れて家に戻ると、老いた母親と妻がいる。
母親はかなり呆けかかっており、面倒を見る妻は疲れ果てている。


環境、立場、思い、いろいろと、内容、形態は異なるだろうが、
ある意味、現代社会の縮図を意図しているのかもしれない。


仕事、親子、夫婦・・・。

上司の指示に逆らって、スクープを追い続ける主人公。

家に帰ると、母親と妻が、それぞれ不満を訴える。
彼は仕事疲れを理由に、耳をふさぐ。　



重さは違っても、どこにでもありそうな家族の形だ。

だからどうなのと言われると、家庭を持ったことのない私は、ちょっと困る。



自分、家族、立場、役割、信頼・・・。
社会の関係の中にあって、自分を認知してもらうこと。
人間には、どうしても、それが必要だ。
それなくしては、生きていけない。
そんな気がする。

現在の私は、それら総てを見失っているような気がしてならない。

「だったら、探し求めることだ。
　　今のお前には、時間が充分あるはずだ!!」　

そう言われているような気もしている。


連休明け・・・。
で、今日は、何をする・・・？　



【人生において次のステージに立つためには？】「稼ぐ思考術」　No.016

■今日のコトバ：
「今の自分のステージでベストを尽くし切ったとき、　
　　　　　　　　次に上るべきステージが見えてくる。」

■解説：
人生とは不思議なもので、今、自分がいるステージでベストを尽くしてやるべきことを終えていないと、次にやるべき事が見えてこない。
また、やるべき時にやるべき事を終えていないと、それまでと全く同じパターンによって、人生が先に進展しないことがある。

■実践：
今、佐伯さんがどんな仕事をしていても、今、佐伯さんに最も求められている成果を定義してみよう。
そして、その成果をベストを尽くして達成した時、全く新しいステージに立つことができるようになる。
私たちがビジネスに取り掛かるときは、常にこの質問を自問すべきだと思います。
「私はいまパイプラインを建設しようとしているのか、
　それともバケツで水を運ぼうとしているのか？」

＜＜＜　～「稼ぐ思考術」 小谷川拳次先生　３６５日語録 ～　＞＞＞
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