今日を生きる。

人は、青春のあやまちを老年に持ち込んではならない。
老年には老年自身の欠点があるのだから。
　　エッカーマン　「ゲーテとの対話」 (上)


・・・なるほどネ、その通りだ・・・!!

若さをうらやんだり、老いを嘆いている暇はない。

老人らしく、格好いいことがやりたい・・・。
老人らしく、ジタジタ、ドタバタ、生きてみようと思う。
取りあえず、今日のところは。

明日のことは、明日が来たら、その時に考えればいい。
今考えている明日と、やってくる明日は、多分、別物だ。


「コーヒーを1日３～４杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、
　心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が４割ほど減少する。」
　　　　国立がんセンター 東大研究チーム
　　　　　
ふ～ん・・・、なら、せいぜいコーヒーを愛用するか。　　
とはいえ、まだ死亡する危険性は６割ほどは残っているわけだ。
この数字が多いか、少ないかは、考えてみる価値がありそうだ。


群馬から戻って以降、なぜか、両手指の関節が痛くてならない。
力を入れるたびに、指関節に痛みが走る。　
と、言うより、指に、いや・・・体全体に力が入らない。

まだ、69にもならないというのに、何とも情けない話。

「性能不足の免震ゴム」
そんな言葉が頭をかすめた。
私も、そろそろ身体全体、整備交換の必要ありそうだ。

もっとも、具体的にどうすればいいのかは、全く想像も出来ない。

ついこの間まで、他人はともかく、自分自身の体調管理など、
まるで頭になかった。


欽ちゃん、萩本欽一さんが、自前の参考書づくりで、駒大入試に
合格したらしい。　

７３でも同級生、
自分の人生のことは語らずに、後ろからついて行こうと思う。

認知症に挑む。
挑戦に年齢は関係ない。

　　　(週刊文春　3/12号)
・・・とか。

欽ちゃん、私より５歳年上らしいが、彼も私も、ともに大人だ。
　　(老人ではない・・・と、考えよう。)

この先の事はともかく、今は、今日は生きている。

だが、考えたように生きていく・・・、
これがまた、なかなか難しいというのが本音だ。

しかし、私もまだまだだ。
少なくとも、欽ちゃんに追いつくまでは・・・。


知ることがむつかしいのではない。
いかにその知っていることに身を処するかがむつかしいのだ。
　　司馬 遷　史記列伝(1)　老子、韓非列伝