図書館が閉館になり、本を借りられなくなりました。古い本も新しい本も何でも揃う図書館をよく利用させていただきます。息子たちは本をたくさん持っていて我が家に置いています。本当は家にある本を全部処分したいのですが、処分しないように言われているのでそのままにしています。今回それが役に立ちました。本棚にあった本「王妃マルグリット」を読みました。16世紀のフランスの王妃マルグリットの生涯です。読み始めて気が付いたのですが、この本は小説ではなくて史実に基づいて解き明かされたものです。私はどちらかというと小説が好きです。だいたい歴史がわからないし、作者の想像の世界に妄想の世界にいざなわれるのが好きです。このような本は初めて読みました。絶世の美女で恋多き女性、「稀代の淫婦」とまで言われた王妃。「昨日の敵は今日の友」と何度も敵になったり、友になったりその時の状況によってころころ変わります。マルグリットもそうですが、マルグリットの周りの人すべてがそうでした。得か損か!見事に頭が働きます。昔も今も何も変わっていないのかなと思いました。マルグリットはそれを堂々とやってのけるところに王妃の風格があり、嫌みが感じられませんでした。そんな風にしか生きられなかったのだと思いました。
2020-4-24(木) 所有本
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