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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

人間の値打ち

2017-07-03 01:59:46 | 洋画
6月20日にレンタルリリースされたイタリア映画ですが
一般公開と言っても文化的な映画を上映する東急文化村でのロードショー公開だったんですねぇ
面白い映画ではありましたが、こういった映画館で上映されてる映画ってのは実は私には不向きな退屈な途中で寝ちゃう作品ばっかだと思ってましたが
寝オチすることなく最後までしっかりと109分見続けることができた
ということは映画の持ってるある意味マジックなのでしょうねぇ
ってか一般公開される前に2015年のイタリア映画祭でエントリーされてた作品だったんですねぇ

全体に4つの章から構成してる映画
第一章はイタリア中流階級の不動産会社経営の男ディーノの借金して金儲けに投資するお話に
第二章はディーノが投資を託した上流階級の大金持ちで投資会社を経営してるジョヴァンニの妻カルラのお話に
第三章はディーノの娘セリーナのお話に
そうなんですディーノとジョヴァンニの二組の家族と
さらに下流階級の大麻所持で服役を済ませたルカと言う男の子絡んできて

一つの轢き逃げ交通事故からあぶり出されていく人間のエゴと階級間の格差や人間性が語られて行きます

プロットとしてはそれぞれの章は三人の人間が同じ時間軸をそれぞれの視点で描かれて
同時間軸のなかで起こる三者三様の出来事の点綴と言うことで
それぞれの重なりあう部分もあって
それが第四章で収斂されて轢き逃げ犯人もわかりますが・・・犯人探しがメインシノップスの映画ではなく

富豪上流階級、と中流階級の二つの家族の家族と言うか親子愛のお話と
階級の狭間を越えた男女の愛のお話でもあったと言う
それなりに見ごたえのある映画だった

2013年製作、イタリア・フランス合作映画
パオロ・ヴィルズィ脚本・監督作品
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ、ヴァレリア・ゴリノ、ファブリツィオ・ジフーニ、ルイジ・ロ・カーショ、ジョヴァンニ・アンサルド、マティルデ・ジョリ、グリエルモ・ピネッリ

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