MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

野獣の血

2023-05-07 05:05:41 | 韓国映画
ちょっとここんとこレンタル作品の返却期限っていうのもあったりで
それに追われてレンタル作品の消化ばっかりですが
ようやっとGWに韓国映画三本購入してきたうちの一本を見る機会を得ましたので、まずはこの作品から
なんでこの作品がジャケットの惹句にあるように“韓国初登場1位‼︎”なのか正直眉唾ではないかって思えるほど
映画や芸能のエンタメを世界戦略の一環としてきた韓国映画としては
どこか古臭い作品だった
っていうのも時代設定を1993年に設定してるってのもあるんだと思える部分もあるんだけど
オープニング沖合の漁船でヤクザの手打ち会合みたいなものを開くシーンで流れる劇伴がなんと演歌
 
日本の暴力団映画でさえって版権の問題もあるんでしぃうが東映さんでさえ劇中歌には本人歌唱での使用はあっても劇伴には使わへん
もうそこから私の好きな韓国映画ではなく、全く泥臭い任侠映画にもならない
そう韓国ヤクザに任侠というか仁義の二文字はありまへんから
生き抜くか死ぬかの二者択一の世界というか実際には殺し合いが展開されていくわけでして
っていうか韓国ヤクザ社会は組長さんを社長とか言っていたりするのと
登場人物が入り組んでいたりで前半は人数整理に追われていて
ちょっと乗り切れていなかった部分もあるにはあったものの
 
ヤクザの世界でのし上がって行こうとする二人の孤児院上りの対立構成が見えてくると
なんとか話に追いついていけるようになる
これほど人員整理が難しい作品は韓国映画では初めてかもしれないが
って抗争日本なるにつれて人員整理が付いてくるっていう寸法
後半は色々死んで行ったりと整理もつくし、主人公が義理の息子には“お父さん”って言われて
孤児だった心に家族っていう灯が灯ることから、その復讐を完遂すると同時に小さな漁港の町の頂点に上りつめ
“どん底に落ちても、頂天に立っても孤独”みたいな台詞を吐くとこがこの作品のテーマだったんだってわかるものの
クライマックスではそれなりに緊張感があるにはあるんですが映画とぢてのもケレン味に欠けるのは
なんと元は小説家で映画は初監督ってかいうからでしょうかねぇ
 
ちょっと尺が長いのが難点ですがもっと整理したらきっとわかりやすい作品になってかいたのかも知れない
この内容で二時間はちょとキツかったかな
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
チョン・ミョングァン監督作品
出演:チョン・ウ、キム・ガプス、チェ・ムソン、チ・スンヒョン、イ・ホンネ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« MONDAYS/このタイムループ、... | トップ | 平成エロス~婚前のイケナイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事