上の娘、K先生のセミナーから帰って来ました。
密度の濃い充実した5泊6日だったようです。
定員を超える20人が参加、最年少は14才、最年長は34才。
大学生、大学院生、社会人がほとんどを占めいていたそうです。
修了コンサートで、上の娘は、
「ヴィエニアフスキ 華麗なるポロネーズ」を弾きました。
前日、K先生もリサイタルでこの曲を演奏。
娘のレッスン時には、自らも弾いてお手本を示してらしたそうですが、
本番は予定より早いテンポでの演奏になってしまったらしく、
リサイタル終了後すぐに娘を呼び、
「今のは絶対まねするなよ!」
とおっしゃったとか。
まねしたくとも、うっかりその速さで弾き始めたりしたら、
超絶技巧の箇所で指が回らず、The end。
娘もそんな自分の首を絞めるようなまねはしないでしょう。
迎えた本番。
テンポは問題なかったようですが、
後半、ぐだぐだになってしまったそうです。
最後まで弾ききりましたが、
弾き終わった途端、あまりの不甲斐なさに涙が出そうになったそうです。
後半の超絶技巧部分で音程が怪しくなり、
音楽が一瞬止まってしまったような気がしたそうです。
こんなにがっくりしたことは初めてらしく、
相当落ち込んでいました。
ですが、周りの反応はそれほど悪くなく、
「え?止まってなかったよー」と。
音楽をよく知っている目上の人たちばかりなので、
下手な慰めの言葉をかけるはずもなく、少し気持ちが浮上。
そして、何より嬉しかったのが、その後頂いたK先生の講評。
A4サイズの紙に、大きめの字ながらびっしり書かれていました。
最初の一文は、
「とても成長が感じられましたよ!」
確かにこれは嬉しい。
最後の一文は、
「僕のまねはしないで、常に自分らしい演奏を追及して行きましょう!」
これ、すごいな。
先生によっては、自分の技術、自分の音楽を押し付ける方もいらっしゃるわけで、
こんな風に自由を与えてくださるってすごいなって思います。
「個性が大事」ともよくおっしゃってますし。
娘が、Y先生にも師事していることも受け入れてくださってますし。
K先生お得意の超絶技巧の技術はしっかり教えていただいて、
こういう風に弾きたいという自分のイメージはしっかり持って、
新たな曲にも臨めたらいいなと思います。
「華麗なるポロネーズ」は、また数日後にも弾く機会があるので、
今なお練習に励んでいます。
次に披露する時には、今回の反省を生かして、
自分なりに満足できる演奏ができるはず!
と母は信じています。
今朝は6輪咲きました。
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