日本男児

昼飯に厚揚げを食った。
間に切込みを入れて、肉を詰めてある料理だ。

それを食っていてふと思ったのだが、オナニーといえばこんにゃくだ。
他にもカップ麺などの技巧派向けもあるが、すべてに共通しているのは快感を追求しているという点だ。
当然といえば当然かもしれないが、皆、快楽を求めることばかりで、テクニックの追求をしていない。

果たしてそんなオナニーが正しいのだろうか。
オナニーは快楽だけのものか。
否。
オナニーは、快楽を得るためのものであるが、同時に鍛錬でなければなるまい。
日本男児たるもの、日々修練が肝心。
そこを怠って快楽ばかりを追い求めるから、アメリカ人に対して引け目を感じるような事態に陥ってしまったのだろう。

そこで厚揚げオナニーだ。
四角いものに切り込みを入れて使うという点では一緒だが、厚揚げのようにくずれやすいものでオナってしっかりと射精に至るにはかなりの努力を要するであろう。
厚揚げオナニーを続けることで、微妙な力加減をマスターでき、日本の性のレベルは飛躍的に向上するはずだ。
その結果、政治的外交においても、自信をつけた日本の政治家はうまく日本優位に事を進めることができるのではないだろうか。

厚揚げこそが、日本の未来を担うオナニーの最先端である。
さらに上級者には、はんぺんを使うことをオススメする。

サイン

カードで支払いをすると、サインをしなければならない。

主にホームセンターとガソリンスタンドなのだが、いい加減にサインするのがめんどくさくなってくる。
最初はしっかりと楷書で名前をサインしていたが、最近は適当にそれっぽくグシャグシャとペンを走らせている。
一応、文字数が4つであることだけはわかるようにし、あとは適当。
でも、どうせ誰も文句を言うわけもないし、問題になることもない。

ふと思ったのだが、どうせグシャグシャなのだから、いっそ他の文字を書いてしまっても大丈夫なのではないだろうか。
「ちんぽこ」とか「いんきん」とか。
平仮名だけだと単純すぎてごまかしにくいというなら、「仮性包茎」とか「生で中出」とか。

練習すれば、ちょっとくずした感じで書けるようになるのではないだろうか。
万一なにか言われた時のために、強引に自分の名前にも少しだけ似ているような感じで。

レジのオネーチャン相手に「先走り液」。
バイトのニーチャン相手に「仮性包茎」。
パートのオバチャン相手に「私は不能」。
などなど。

買い物を二倍楽しむ方法だ。