獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(1)

2023-11-14 01:24:00 | ガーシー

先日(10/30)夜、日本テレビの「ニュースゼロ」を観ていたら、ガーシー被告の裁判に元ジャニーズジュニアのカウアン・オカモト氏がガーシー側の証人で出廷したというニュースが流れていまた。

ネットだとこれですね。
カウアン・オカモト氏 ガーシー被告第2回公判に証人で出廷「救われた恩がある」

ガーシーには嫌悪感が先に立つほどだった私ですが、ガーシーのおかげで救われたという人もいたのですね。

以前、こんな記事を書きました。
少しはガーシーを見直した。(2023-10-12)

これまでは、ジャニー喜多川氏の闇はマスコミで明らかになることはありませんでした。
NHKをはじめ大手のマスコミは、それを知りつつ、隠蔽に加担していたのです。
そこに風穴をあけ、昨今のジャニーズ帝国崩壊のきっかけを作ったのは、ガーシーだったのですね。

少し見直しました。
トリックスター・ガーシーが芸能界の闇を引っ掻き回したおかげで、故・ジャニー氏の悪行が世間にさらけ出されたとしたら、そこには一定の功績を認めたいと思います。

また、ニュースでも流れましたが、ガーシーの母親もガーシーのために証言台に立ちました。
母親によると、ガーシーは、家族思いで乱暴な行為はしなかったといいます。

ガーシーについて、好奇心がわきました。
ガーシーはどのように育ったのでしょうか。
彼なりの正義とはいったいどういうものなのでしょうか。

そこで、ガーシーの自伝的な本があるというので読んでみました。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(幻冬舎、2022.07)

令和のダークヒーロー。
初の紙爆弾。

「俺はこれからも手は緩めない。ネタはいくらでもある。隠し玉として俺の手元に残しとるネタ以外に、120万人以上のフォロワーから毎日すごいネタのタレコミが入っとる。腐りきったこの国のドブさらいをきっちりやっていくんや。
ガーシーチャンネルを始めて、一つ大きな事実に気付いた。経済界、芸能界、政界、メディア。この4つの権力が密接に絡み合って女をモノのように扱い、カネですべてを握りつぶしている。無数のタレコミを精査しているうちに点が線になったんや。この世界はホンマ腐っとる。この権力構造を破壊しない限り、この国は終る。俺は悪党や。正義の味方やない。悪党にしかできない方法で腐りきった連中を地獄に落とす。
たとえ権力者が、何らかの方法で俺の口を黙らせたり俺の存在を消し去ったところで、ガーシー劇場は終わらない。
俺を生み出したのはこの国の不満や。
この国から不満がなくならない限り「第二、第三のガーシー」があとに続く。
オモロイのはこれからやで。
ほなの。

(目次)
序章 ジョーカー誕生
第1章 逃亡者
第2章 しゃべりだけで成り上がる
第3章 芸能界への扉
第4章 アテンダーという裏稼業
第5章 酒と女とカネと反社
第6章 死なばもろとも
第7章 社会の不満が生んだ怪物

次回より、かいつまんで読んでみたいと思います。


獅子風蓮



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