母校日大三高の近くにある、博多うどんチェーン『ウエスト』町田店を紹介したときにも記したが、
東京では9月から、硬式野球部の新年度チームが参加する、秋季都大会の予選が始まる。
約250チームを64組のトーナメントに分け、勝ち抜いた64校が本大会進出…というのが近年の流れだったが、
今年からは、夏の甲子園に出場した、東東京の関東一と西東京の早稲田実業は予選免除となり、トーナメント数は62になった。
三高が二年連続で代表だった去年までは、そんな優遇措置はなかったのに…と不満を抱いたファン(私)もいたが、
「新チーム結成後、公式戦の経験がないまま本大会を迎えるのもしんどい」という意見もある。なるほど。
三高は例年どおり、母校グラウンドでのブロック予選に参加した。
ブログサブタイトルの日大三高野球部2025チームの初公式戦、相手は都立広尾。
前の試合が早く終わった影響で、三高の試合開始も早まり 私がグラウンドに着いたときは、既に2回裏だった。
三高の先発は、夏も背番号20でベンチ入りしていた山口。3回表に1点を失い、1-2となったところで早くも降板。
代わって登場したのが、私が昨秋から期待していた近藤。去年までのぽっちゃり体型は、だいぶ引き締まっていた。
幸運なライナー併殺でピンチを切り抜けると、その裏に三高打線が3点を奪い突き放す。近藤投入で流れが来たのか。
5回裏には一挙6点を奪取し、10点差となりコールド勝ち。
ブロック予選 1回戦 日大三11-1都立広尾 ※5回コールド
上記画像の部員は、スコアボード故障のため、得点やストライクの黄色い●などを、手動表示する係である。炎天下ご苦労様。
試合後、控え部員に質問し、昨年もレギュラーだった本間が、新キャプテンに選ばれたことを知った。
今年も、新チームのベンチ入りメンバーを掲載する。左から背番号、姓名、学年、身長、体重、投打。
1 川上 幸希 2年 175 75 右・右
2 竹中 秀明 2年 182 91 右・右
3 永野 翔成 2年 182 86 右・右
4 大鳥 源太 1年 172 68 右・右
5 安部 翔夢 2年 175 74 右・右
6 松岡 翼 2年 170 66 右・右
7 蔦田 大翔 2年 179 80 右・左
8 本間 律輝 2年 176 70 右・左
9 森山 櫻大 1年 176 82 右・右
10 近藤 優樹 2年 171 83 右・右
11 山口 凌我 2年 179 64 右・右
12 田中 将大 2年 175 75 右・右
13 田中 諒 1年 180 99 右・右
14 櫻井 春輝 2年 177 66 右・左
15 古関 健人 2年 178 78 右・右
16 根本 智輝 1年 173 83 右・右
17 松永 海斗 2年 177 68 右・右
18 細谷 周平 2年 170 71 左・左
19 石井 寛也 2年 184 86 右・右
20 豊泉 優斗 2年 177 74 右・右
昨年ほどではないが、今年も大柄な選手が多い。12番にマー君がいるのも心強い(笑)。
1年生は4名がベンチ入りし、10月14日の試合までに、全員出場機会があった。
中でも注目は、13番の田中。初戦の打順は五番だったが、二戦目からは四番を任されている。
1年秋の時点で四番を打った選手は、近年の三高では記憶にないし、体重99キロというのも私好みだ。
スイングには迫力があり、当たれば飛びそう…って、これは去年の四番・織田もそうだったな。
公式戦ではまだホームランは出ていないが、今後の試合での一発を待っているぞ。
初戦のスタメンはこちら。
1 ライト 森山
2 ショート 松岡
3 センター 本間
4 キャッチャー 竹中
5 ファースト 田中
6 レフト 蔦田
7 サード 安部
8 セカンド 櫻井
9 ピッチャー 山口
ファーストの田中と、セカンドの櫻井が、ふたけた背番号ながら先発出場。
さっき書いたとおり、二戦目は田中が四番で、さらに一番松岡、二番安部、五番竹中、七番森山に変更。先発投手の九番は川上。
その二戦目の相手は都立文京。都立ではそこそこ強い方だが、結果は、
ブロック予選 決勝戦 日大三10-3都立文京 ※7回コールド
文京側は、控え部員と父兄が大挙来場し、狭い観客席を占拠。私が知る限り、三高グラウンド史上最高の客入りだ。
しかも、父兄代表みたいなオヤジが大声で、「文京応援団は一塁側に、三高は三塁側に行ってくださーい」などと連呼しやがる。
20年以上三高グラウンドで試合を観てきたが、場所移動の強要、しかも相手校に仕切られるのは初めて。
三高観客席は、一塁側=左側エリアの方が陽射しの関係で涼しいため、早く来て場所を確保していた三高ファンもいる。
移動をお願いするのならば、「行ってください」じゃなく、「恐れ入りますが…」とか、もっと言い方があるだろうに。
私は指示を無視し、中央の席に陣取っていたが、周囲を文京側の父兄に囲まれてしまい、不愉快なので移動するハメに。
お陰で応援に気合が入り、勝って当然の相手とはいえ、三高打線の爆発には普段以上の拍手と称賛を送った。
投手陣は、背番号1の川上が6回を投げ、被安打3の1失点。7回からは細谷が登板も、打ち込まれ2失点し、最後は近藤が締めた。
打撃陣は、八番の櫻井と五番の竹中にホームランが出るなど、たぶん12安打。
竹中の一発は、監督か誰かはわからないが、ベンチ首脳陣からの「竹中、センター返しだぞ」との指示を、
聞いてなかったのか無視したのかは不明だが、レフトへ思い切り引っ張った(笑)豪快な3ランだった。
予選の二試合では、一死満塁の状況で、打者が内野ゴロを打ったのに、三本間で止まる謎の走塁を見せた三塁走者や、
ベンチからの「おい○○(←選手名)、もっとリードを取れ!」の指示に、うなずいて塁から離れた途端に牽制アウトになった二塁走者(苦笑)など、
間抜けなプレイもいくつかあった。まあ、「リードしろ」の声は、相手投手も聞いているので、牽制球を投げて当然である。
なにはともあれ、日大三高新チームは、予選を突破し本大会進出。
10月からは、秋季都大会の本大会が開幕。既述した、64チームによるトーナメントだ。
昨年までは、東西の夏大会ベスト8=16校は、シード校扱いで、他の15校とはベスト16まで当たらなかったのだが、
今年はそれが廃止され、全チーム同条件でクジを引く。まあ、秋のシード制度なんて、2019年まではなかったからね。
夏王者の早実と関東一が、いきなり当たればいいのに…などと、強豪同士の潰し合いを期待していたら、
三高の初戦の相手は日大鶴ヶ丘に決定。いきなり系校列同士の潰し合いである。
日鶴は、夏大会はシード校ながら、二戦目で駒大高に屈するも、0-0の投手戦で、延長タイブレークでの敗戦だった。
そのとき9回無失点だった、左腕エースの住投手が新年度も残っており、苦戦必至と見られた。
三高の先発は背番号1の川上。打線は左腕対策なのか、左打者の六番蔦田と八番櫻井に代わり、右打者の松永と大鳥を起用。
新打線は、ヒットや四球でチャンスを作るも、要所で1本が出ず、4回まで残塁7、併殺1の無得点。
守っては、川上が攻め込まれ、4回途中3失点で近藤に交代。予選1回戦でも、彼の登板後に流れが変わったが、
この日もやはり、5回表に一死から本間がヒットで出塁すると、続く田中のセンターフライを相手が捕れず、幸運なヒットになる。
その後は竹中タイムリーヒット、松永四球で満塁にすると、1年生の森山がライト前ヒット。
私は走者を見ていて、打球の行方を追っていなかったのだが、どうやら外野手が捕り損なった模様で、普通の単打が走者一掃の三塁打に。
三高、運にも恵まれ4-3と逆転。ここで日鶴は、右腕の小林に投手交代。
エースKOで、一気に三高ペースになるかと思いきや、代わった小林の鋭い変化球に、三高打線は沈黙。
一方、三高の近藤も、このとき指摘したように、妙に大物感漂う態度に、日鶴打線も翻弄されたのが、スコアボードにゼロを重ねていく。
なお、ブロック予選のとき、たまたま近藤と話す機会があったのだが、実際の彼は態度はデカくなく、むしろ爽やか球児(?)であった。
9回表、四球を選んだ松岡を二塁に送ると、田中がタイムリー二塁打を放ち、待望の追加点。さすがは四番!
勝利を確信した私は、9回裏に備え、マウンドで投球練習をする近藤を撮影。顔がわからない写真でスマン。
近藤は期待に応え、9回裏もしっかり抑え、三高が5-3で勝利。
試合後の挨拶。三高は今の時代も丸刈りだ。
敗れはしたものの、日鶴の小林は4回2/3を投げ、三高に許した走者は、9回の松岡と田中だけ。
先発した住はもちろん、ブルペンで練習していた右サイドも、いい球を投げていたし、来年も手強いチームになりそうだ。
2回戦の相手は、夏ベスト4の創価を3-0で破った錦城高校。今年の本間キャプテンも、クジ運は良くないね。
この日のスタメンは、一番松永、二番松岡、六番森山、七番安部と4人の打順を変更。ただし、クリーンアップは固定された様子。
試合前のキャッチボールでは、背番号11が一番端っこにいたので、この日の先発は山口と判明。
残念ながら山口は、2回裏一死二、三塁のピンチを招いたところで、早くも降板し近藤にチェンジ。
創価を完封した錦城のエース宮地は、日鶴の住とはタイプが異なる変則左腕で、2回まで三高は無得点。
流れを考慮し、先取点を与えなくなかったのだろうが、山口が少々気の毒。
近藤はベンチの思惑どおり、堂々たる投球で後続をきっちり抑えると、3回表の攻撃で、自らヒットを放ち出塁。
バントと内野ゴロで三塁に進むと、相手ワイルドピッチで先制のホームを踏む。相変わらず、彼の登板直後は、なぜか点が入る。
その後は互いに0行進。迎えた6回表、四死球で二死満塁のチャンスに、迎えたバッターは九番近藤。
ここで近藤は、二遊間を抜ける2点タイムリーを放ち、待望の追加点。
その後も、ボテボテゴロの内野安打、ポテンヒットの二塁打、主将本間のヒット+好走塁の二塁打と続き、相手エースをKO。
代わった投手はストライクが入らず、四球、四球、エラー、四球、四球で、再び近藤の打順に回ると、この回2本目の2点タイムリー。
その後ももう1点取り、この回ツーアウトから12点を奪った、三高がコールド勝ち。
この日のMVPはもちろん、投打で大活躍の近藤である。とにかく、彼が出てくるとチームにいい流れが来る。
春と夏にベンチ入りしていなかったのは、負傷の影響だったそうで、よくぞ戻ってきてくれたよ。
以上、秋大会の4試合を簡単に振り返った。これでベスト16進出となり、優勝までも残り4試合。
驚いたことに、今年の三高は、いまだにエラーが0である。
錦城戦で、キャッチャーがファウルフライを落としたのだが、あれは失策扱いにならなかった模様。
今年のチームは、毎年恒例の「強打」に「堅守」(笑)も加わったようだ。いかん、つい(笑)マークを付けてしまった。
本当に堅守かどうかはさておき、どんな形でもいいから、今後の試合も勝ちぬいて、
7年ぶりの秋大会制覇と春のセンバツ甲子園出場を遂げてほしい。ガンバレ三高!
東京では9月から、硬式野球部の新年度チームが参加する、秋季都大会の予選が始まる。
約250チームを64組のトーナメントに分け、勝ち抜いた64校が本大会進出…というのが近年の流れだったが、
今年からは、夏の甲子園に出場した、東東京の関東一と西東京の早稲田実業は予選免除となり、トーナメント数は62になった。
三高が二年連続で代表だった去年までは、そんな優遇措置はなかったのに…と不満を抱いたファン(私)もいたが、
「新チーム結成後、公式戦の経験がないまま本大会を迎えるのもしんどい」という意見もある。なるほど。
三高は例年どおり、母校グラウンドでのブロック予選に参加した。
ブログサブタイトルの日大三高野球部2025チームの初公式戦、相手は都立広尾。
前の試合が早く終わった影響で、三高の試合開始も早まり 私がグラウンドに着いたときは、既に2回裏だった。
三高の先発は、夏も背番号20でベンチ入りしていた山口。3回表に1点を失い、1-2となったところで早くも降板。
代わって登場したのが、私が昨秋から期待していた近藤。去年までのぽっちゃり体型は、だいぶ引き締まっていた。
幸運なライナー併殺でピンチを切り抜けると、その裏に三高打線が3点を奪い突き放す。近藤投入で流れが来たのか。
5回裏には一挙6点を奪取し、10点差となりコールド勝ち。
ブロック予選 1回戦 日大三11-1都立広尾 ※5回コールド
上記画像の部員は、スコアボード故障のため、得点やストライクの黄色い●などを、手動表示する係である。炎天下ご苦労様。
試合後、控え部員に質問し、昨年もレギュラーだった本間が、新キャプテンに選ばれたことを知った。
今年も、新チームのベンチ入りメンバーを掲載する。左から背番号、姓名、学年、身長、体重、投打。
1 川上 幸希 2年 175 75 右・右
2 竹中 秀明 2年 182 91 右・右
3 永野 翔成 2年 182 86 右・右
4 大鳥 源太 1年 172 68 右・右
5 安部 翔夢 2年 175 74 右・右
6 松岡 翼 2年 170 66 右・右
7 蔦田 大翔 2年 179 80 右・左
8 本間 律輝 2年 176 70 右・左
9 森山 櫻大 1年 176 82 右・右
10 近藤 優樹 2年 171 83 右・右
11 山口 凌我 2年 179 64 右・右
12 田中 将大 2年 175 75 右・右
13 田中 諒 1年 180 99 右・右
14 櫻井 春輝 2年 177 66 右・左
15 古関 健人 2年 178 78 右・右
16 根本 智輝 1年 173 83 右・右
17 松永 海斗 2年 177 68 右・右
18 細谷 周平 2年 170 71 左・左
19 石井 寛也 2年 184 86 右・右
20 豊泉 優斗 2年 177 74 右・右
昨年ほどではないが、今年も大柄な選手が多い。12番にマー君がいるのも心強い(笑)。
1年生は4名がベンチ入りし、10月14日の試合までに、全員出場機会があった。
中でも注目は、13番の田中。初戦の打順は五番だったが、二戦目からは四番を任されている。
1年秋の時点で四番を打った選手は、近年の三高では記憶にないし、体重99キロというのも私好みだ。
スイングには迫力があり、当たれば飛びそう…って、これは去年の四番・織田もそうだったな。
公式戦ではまだホームランは出ていないが、今後の試合での一発を待っているぞ。
初戦のスタメンはこちら。
1 ライト 森山
2 ショート 松岡
3 センター 本間
4 キャッチャー 竹中
5 ファースト 田中
6 レフト 蔦田
7 サード 安部
8 セカンド 櫻井
9 ピッチャー 山口
ファーストの田中と、セカンドの櫻井が、ふたけた背番号ながら先発出場。
さっき書いたとおり、二戦目は田中が四番で、さらに一番松岡、二番安部、五番竹中、七番森山に変更。先発投手の九番は川上。
その二戦目の相手は都立文京。都立ではそこそこ強い方だが、結果は、
ブロック予選 決勝戦 日大三10-3都立文京 ※7回コールド
文京側は、控え部員と父兄が大挙来場し、狭い観客席を占拠。私が知る限り、三高グラウンド史上最高の客入りだ。
しかも、父兄代表みたいなオヤジが大声で、「文京応援団は一塁側に、三高は三塁側に行ってくださーい」などと連呼しやがる。
20年以上三高グラウンドで試合を観てきたが、場所移動の強要、しかも相手校に仕切られるのは初めて。
三高観客席は、一塁側=左側エリアの方が陽射しの関係で涼しいため、早く来て場所を確保していた三高ファンもいる。
移動をお願いするのならば、「行ってください」じゃなく、「恐れ入りますが…」とか、もっと言い方があるだろうに。
私は指示を無視し、中央の席に陣取っていたが、周囲を文京側の父兄に囲まれてしまい、不愉快なので移動するハメに。
お陰で応援に気合が入り、勝って当然の相手とはいえ、三高打線の爆発には普段以上の拍手と称賛を送った。
投手陣は、背番号1の川上が6回を投げ、被安打3の1失点。7回からは細谷が登板も、打ち込まれ2失点し、最後は近藤が締めた。
打撃陣は、八番の櫻井と五番の竹中にホームランが出るなど、たぶん12安打。
竹中の一発は、監督か誰かはわからないが、ベンチ首脳陣からの「竹中、センター返しだぞ」との指示を、
聞いてなかったのか無視したのかは不明だが、レフトへ思い切り引っ張った(笑)豪快な3ランだった。
予選の二試合では、一死満塁の状況で、打者が内野ゴロを打ったのに、三本間で止まる謎の走塁を見せた三塁走者や、
ベンチからの「おい○○(←選手名)、もっとリードを取れ!」の指示に、うなずいて塁から離れた途端に牽制アウトになった二塁走者(苦笑)など、
間抜けなプレイもいくつかあった。まあ、「リードしろ」の声は、相手投手も聞いているので、牽制球を投げて当然である。
なにはともあれ、日大三高新チームは、予選を突破し本大会進出。
10月からは、秋季都大会の本大会が開幕。既述した、64チームによるトーナメントだ。
昨年までは、東西の夏大会ベスト8=16校は、シード校扱いで、他の15校とはベスト16まで当たらなかったのだが、
今年はそれが廃止され、全チーム同条件でクジを引く。まあ、秋のシード制度なんて、2019年まではなかったからね。
夏王者の早実と関東一が、いきなり当たればいいのに…などと、強豪同士の潰し合いを期待していたら、
三高の初戦の相手は日大鶴ヶ丘に決定。いきなり系校列同士の潰し合いである。
日鶴は、夏大会はシード校ながら、二戦目で駒大高に屈するも、0-0の投手戦で、延長タイブレークでの敗戦だった。
そのとき9回無失点だった、左腕エースの住投手が新年度も残っており、苦戦必至と見られた。
三高の先発は背番号1の川上。打線は左腕対策なのか、左打者の六番蔦田と八番櫻井に代わり、右打者の松永と大鳥を起用。
新打線は、ヒットや四球でチャンスを作るも、要所で1本が出ず、4回まで残塁7、併殺1の無得点。
守っては、川上が攻め込まれ、4回途中3失点で近藤に交代。予選1回戦でも、彼の登板後に流れが変わったが、
この日もやはり、5回表に一死から本間がヒットで出塁すると、続く田中のセンターフライを相手が捕れず、幸運なヒットになる。
その後は竹中タイムリーヒット、松永四球で満塁にすると、1年生の森山がライト前ヒット。
私は走者を見ていて、打球の行方を追っていなかったのだが、どうやら外野手が捕り損なった模様で、普通の単打が走者一掃の三塁打に。
三高、運にも恵まれ4-3と逆転。ここで日鶴は、右腕の小林に投手交代。
エースKOで、一気に三高ペースになるかと思いきや、代わった小林の鋭い変化球に、三高打線は沈黙。
一方、三高の近藤も、このとき指摘したように、妙に大物感漂う態度に、日鶴打線も翻弄されたのが、スコアボードにゼロを重ねていく。
なお、ブロック予選のとき、たまたま近藤と話す機会があったのだが、実際の彼は態度はデカくなく、むしろ爽やか球児(?)であった。
9回表、四球を選んだ松岡を二塁に送ると、田中がタイムリー二塁打を放ち、待望の追加点。さすがは四番!
勝利を確信した私は、9回裏に備え、マウンドで投球練習をする近藤を撮影。顔がわからない写真でスマン。
近藤は期待に応え、9回裏もしっかり抑え、三高が5-3で勝利。
試合後の挨拶。三高は今の時代も丸刈りだ。
敗れはしたものの、日鶴の小林は4回2/3を投げ、三高に許した走者は、9回の松岡と田中だけ。
先発した住はもちろん、ブルペンで練習していた右サイドも、いい球を投げていたし、来年も手強いチームになりそうだ。
2回戦の相手は、夏ベスト4の創価を3-0で破った錦城高校。今年の本間キャプテンも、クジ運は良くないね。
この日のスタメンは、一番松永、二番松岡、六番森山、七番安部と4人の打順を変更。ただし、クリーンアップは固定された様子。
試合前のキャッチボールでは、背番号11が一番端っこにいたので、この日の先発は山口と判明。
残念ながら山口は、2回裏一死二、三塁のピンチを招いたところで、早くも降板し近藤にチェンジ。
創価を完封した錦城のエース宮地は、日鶴の住とはタイプが異なる変則左腕で、2回まで三高は無得点。
流れを考慮し、先取点を与えなくなかったのだろうが、山口が少々気の毒。
近藤はベンチの思惑どおり、堂々たる投球で後続をきっちり抑えると、3回表の攻撃で、自らヒットを放ち出塁。
バントと内野ゴロで三塁に進むと、相手ワイルドピッチで先制のホームを踏む。相変わらず、彼の登板直後は、なぜか点が入る。
その後は互いに0行進。迎えた6回表、四死球で二死満塁のチャンスに、迎えたバッターは九番近藤。
ここで近藤は、二遊間を抜ける2点タイムリーを放ち、待望の追加点。
その後も、ボテボテゴロの内野安打、ポテンヒットの二塁打、主将本間のヒット+好走塁の二塁打と続き、相手エースをKO。
代わった投手はストライクが入らず、四球、四球、エラー、四球、四球で、再び近藤の打順に回ると、この回2本目の2点タイムリー。
その後ももう1点取り、この回ツーアウトから12点を奪った、三高がコールド勝ち。
この日のMVPはもちろん、投打で大活躍の近藤である。とにかく、彼が出てくるとチームにいい流れが来る。
春と夏にベンチ入りしていなかったのは、負傷の影響だったそうで、よくぞ戻ってきてくれたよ。
以上、秋大会の4試合を簡単に振り返った。これでベスト16進出となり、優勝までも残り4試合。
驚いたことに、今年の三高は、いまだにエラーが0である。
錦城戦で、キャッチャーがファウルフライを落としたのだが、あれは失策扱いにならなかった模様。
今年のチームは、毎年恒例の「強打」に「堅守」(笑)も加わったようだ。いかん、つい(笑)マークを付けてしまった。
本当に堅守かどうかはさておき、どんな形でもいいから、今後の試合も勝ちぬいて、
7年ぶりの秋大会制覇と春のセンバツ甲子園出場を遂げてほしい。ガンバレ三高!