毎年9月になると、1・2年生主体の新チームによる、高校野球秋季東京都大会の予選が始まる。
我が母校日大三は、自校グラウンドで行われた予選を順当に突破し、本大会進出を決めた。
三高野球部の様子は後日語るとして、今回は試合後に立ち寄った、『ウエスト』について記していく。
ウエストというのは、福岡では有名な博多うどんチェーンらしいが、東京都にあるのは町田店のみ。
屋号が「ウエスト」とはいえ、すぐ隣が神奈川という、東京の西側にある町田市に店舗を出したのは偶然か。
お店の場所は、日大三高からだと徒歩で20分ちょい。JR淵野辺駅からも同じぐらいだ。
訪問したのは日曜の昼13時台。店頭には行列があり、入店まで15分かかった。
カウンター席に案内され、メニューを眺めるが、ここで違和感。
こちらは、博多うどんチェーンのはずだが、メニューブックの【そば】コーナーは、表面で3ページも割いているのに、
【うどん】コーナーは、裏面左端のわずか1ページで、隣では「そばの三大栄養素」を紹介。
しかも、「そば3玉まで同一価格」などと、明らかにうどんよりそばを推している。
東京の店舗だから、そばをウリにしている可能性もあるが、これではうどんが不憫なので、
拙ブログではあえて、うどんメニューをアップして再掲載。それでも見づらいだろうが…。
基本の「かけうどん」は税込み400円で、「かけそば」550円より安価。ただし、うどんは3玉増量サービスを実施していない。
うどん派の私は当然そばを選ばず、「月見うどん」490円+「かき揚げ」190円をオーダー。
混雑していたためか、提供されたのは注文から約20分後。
黄金色のツユにうどんが泳ぎ、具材はネギと追加の生玉子のみ。
うどんは博多らしく、柔らかめの仕上がりながら、だいぶ前に紹介した『イチカバチカ』とは異なり、麺の中心にコシがある。
モチモチとした歯触りと、噛み応えの双方が楽しめる。さすがは福岡の人気店、素晴らしいうどんである。
かき揚げは、なかなかのビッグサイズで、食べ応えがあった。
具材は海老、イカ、玉ねぎ、人参、青菜に、ししゃものようなほろ苦い具材も入っていたが、たまたまか?
味付けは薄口だったので、途中でうどんスープに浸して食べた。
麺とかき揚げを食べ終えお会計…の前に、せっかくなので、お店推奨のそばも食べていくことに。
うどんは「かけ」を注文したので、「盛りそば」600円をオーダー。麺は2玉にしておいた。
店内の客も減ってきたので、待つことなく提供された。
大きな器だったので一瞬ビビったが、そばをひと口つまむと、水切りザルが見えたので、量は一般的な2玉だろう。
さっそく、ツユに浸して啜ってみると…うどんが柔らかい分、そばは硬め…というかボソボソの歯応え。
コシが強いのではなく、茹でが足りないレベルで、こんなそば人生初である。3玉にしないでよかった。
そばを無理矢理たいらげたあと、レジ近くのそば湯をもらいツユを飲み干す。なお、ツユの味は普通だった。
周囲の客も、3玉同額のそばを注文している方が多いが、特に不満なく食べている模様。
帰宅後、ウエストのそばについてネット検索してみたが、硬いという意見は見られず。この日の私だけ、ハズレを引いてしまったようだ。
こちらのお店で、「なんだこのうどん、柔らかすぎるぞ!」などと店員に怒るバカな客がいたら、
「この柔らかさが博多うどんの特徴なんですから、怒鳴るのはやめなさい」などと仲裁するだろうが、
「なんだこのそば、硬くて食えねえぞ!」とわめき散らす客がいたら、私も加勢しちゃうかもしれない。
初訪問時の感想は、「ウエストではやはり、うどんを喰うべし!」だ。
数日後、再び母校グラウンドで試合観戦したあと、ウエストに寄る。到着したのは16時過ぎ。
今回はぶっかけうどんの中から、「豚玉ぶっかけ」690円をチョイス。空いている時間帯だったので、すぐに出てきた。
最初から、濃い口ダシのツユが少し入っており、客が好みで追加する。
うどんは冷水で絞めてあるが、相変わらず表面は柔らかく、ツルツルと軽快に啜ることができる。
豚肉は味も食感もイマイチだったが、ノリ、ネギ、揚げ玉や玉子ちゃんが、いい働きをしていた。
ご飯やトッピングを付けなかったので、あっという間に食べ終えてしまった。
時刻は16時45分くらい。ウエスト町田店は、17時から「居酒屋メニュー」と称するおつまみの提供が始まるため、
少し待って1杯やろうかと悩んだが、既にうどんを食べてしまっているため、あまり飲み食いできそうもない。
この日はあきらめ、空腹のときに改めて飲みに来ようと計画し、おとなしく退散。
ちなみに、私がもっとも惹かれた商品は、下記の「もつ鍋」1人前290円である。
「ご注文は2人前より」だが、それでも580円。私が知る限り、最安レベルのもつ鍋である。
そしてつい先日、もつ鍋で一杯やるために、17時過ぎにウエストへ3度目の訪問。
前の2回はカウンター席だったが、夜はひとり客でもテーブル席に案内される。鍋を頼むので好都合だ。
まずは「瓶ビール」650円を注文。サッポロ黒ラベルの中瓶だった。
おつまみメニューは、カメラに収まらないほど豊富で、価格も200~450円とお手頃。
個人的には、一見しいたけ天みたいな、「オレオの天ぷら」300円が気になったが、
注文したのはもつ鍋2人前と、餃子好きゆえ「水餃子」400円だけにしておいた。鍋の量が多かったら困るからね。
前もって仕込んであるのか、数分後にはもつ鍋セットが到着。
横アングルはこちら。鍋の大きさから、じゅうぶん2人前はある。
具材はもつ、キャベツ、ニラ、モヤシ、ゴボウ、ニンニク、鷹の爪など。下に隠れているが、モヤシが結構多い。
加熱している途中で、水餃子が登場。業務用っぽい小さな餃子4個と野菜が、うどんダシに浸かっている。
580円のもつ鍋と並べると、水餃子の400円は高く感じる。4個のうち2個は、皮の一部が異様に硬かったし。
強火で煮たあとアクを取り、その後はガスを弱くして、
ついでに、皮が硬い(解凍ミス?)水餃子も一緒に煮込み、全般に火が通ったところで、
とんすいに取り分けて食べ始める。もつは脂が落ちて小さくなっちゃったね。
鍋のダシもうどんダシと近い味だが、もつの脂やニンニク、野菜の甘味が溶け込んで美味しい。
すぐにビールが空いたので、「ウーロンハイ」350円を追加。ついでに無料のゆず胡椒も持ってきてもらった。
ゆず胡椒や卓上の七味で味変し、どんどん鍋をたいらげていくが、やはり2人前はダテではなく、ウーハイが先になくなる。
次のお酒は、「もつ鍋には焼酎ばい!」とエセ九州弁を心の中で叫び、「黒霧島」330円のそば湯割りを注文。
そば湯割りは、ボトル客限定かつセルフかもしれないが、店員さんが作ってくれた。ありがとうございます。
鍋の具材をほぼ食べ終え、そば湯割りも飲み終えたところで、シメの「うどん麺」200円をオーダーすることに。
シメは「おじやセット」200円もあるが、そばやラーメンはなかった。
すぐにうどんが登場。おそらく、かけうどん1杯分と同量だと思う。
水餃子の残った汁=うどんダシもキープしておいたので、こちらも鍋に注いで再加熱。
ちょっと茹ですぎかなあ…くらいで火を止める。まあ、ヤワヤワのうどんは消化が良さそうだし。
食べてみたら、おお、中心にはやっぱりコシがある! シメのうどんは、鍋の再加熱を計算し、硬めに提供しているのかもしれない。
先述した、鍋の具材やもつの脂分、ゆず胡椒などを含んだダシとも、柔らかうどんはベストマッチ。
繰り返しになるけど、ウエストはやっぱりうどんだ!
鍋が熱く、丼のように直接飲めないためスープは残したが、うどんは食べ終え腹パンパンでお会計。
今回頼んだもつ鍋+うどんだが、友人とふたりで来店し、もつ鍋2人前とシメうどん2杯を頼めば、計980円。
つまり、ひとりあたり490円と、私が初回に頼んだ月見うどんと同額で食べられる計算になる。なんてお得な!
無論、それではお店が気の毒なので、みなさんはぜひ、お酒やおつまみを追加してほしい。
そばや水餃子など、不満の残る商品もあったが、あの柔らかうどんと、激安もつ鍋の魅力は捨てがたい。
西側の町田市だけでなく、ウエストさんが東京のあちこちに出店するのを願ってやまない。
次回は、もつ鍋のシメはうどんだけでなく、「海老天」、「牛肉」、「豚肉」、生玉子に、「ちくわの磯部揚げ」やオレオの天ぷらなども頼み、
豪勢な(というかバカ丸出し)オリジナル鍋焼きうどんを作ってみたい。
ウエスト 町田店
東京都町田市忠生4-8-2
JR淵野辺駅から徒歩約22分、日大三高からは徒歩約23分
営業時間 11時~22時、21時半ラストオーダー
定休日 無休
我が母校日大三は、自校グラウンドで行われた予選を順当に突破し、本大会進出を決めた。
三高野球部の様子は後日語るとして、今回は試合後に立ち寄った、『ウエスト』について記していく。
ウエストというのは、福岡では有名な博多うどんチェーンらしいが、東京都にあるのは町田店のみ。
屋号が「ウエスト」とはいえ、すぐ隣が神奈川という、東京の西側にある町田市に店舗を出したのは偶然か。
お店の場所は、日大三高からだと徒歩で20分ちょい。JR淵野辺駅からも同じぐらいだ。
訪問したのは日曜の昼13時台。店頭には行列があり、入店まで15分かかった。
カウンター席に案内され、メニューを眺めるが、ここで違和感。
こちらは、博多うどんチェーンのはずだが、メニューブックの【そば】コーナーは、表面で3ページも割いているのに、
【うどん】コーナーは、裏面左端のわずか1ページで、隣では「そばの三大栄養素」を紹介。
しかも、「そば3玉まで同一価格」などと、明らかにうどんよりそばを推している。
東京の店舗だから、そばをウリにしている可能性もあるが、これではうどんが不憫なので、
拙ブログではあえて、うどんメニューをアップして再掲載。それでも見づらいだろうが…。
基本の「かけうどん」は税込み400円で、「かけそば」550円より安価。ただし、うどんは3玉増量サービスを実施していない。
うどん派の私は当然そばを選ばず、「月見うどん」490円+「かき揚げ」190円をオーダー。
混雑していたためか、提供されたのは注文から約20分後。
黄金色のツユにうどんが泳ぎ、具材はネギと追加の生玉子のみ。
うどんは博多らしく、柔らかめの仕上がりながら、だいぶ前に紹介した『イチカバチカ』とは異なり、麺の中心にコシがある。
モチモチとした歯触りと、噛み応えの双方が楽しめる。さすがは福岡の人気店、素晴らしいうどんである。
かき揚げは、なかなかのビッグサイズで、食べ応えがあった。
具材は海老、イカ、玉ねぎ、人参、青菜に、ししゃものようなほろ苦い具材も入っていたが、たまたまか?
味付けは薄口だったので、途中でうどんスープに浸して食べた。
麺とかき揚げを食べ終えお会計…の前に、せっかくなので、お店推奨のそばも食べていくことに。
うどんは「かけ」を注文したので、「盛りそば」600円をオーダー。麺は2玉にしておいた。
店内の客も減ってきたので、待つことなく提供された。
大きな器だったので一瞬ビビったが、そばをひと口つまむと、水切りザルが見えたので、量は一般的な2玉だろう。
さっそく、ツユに浸して啜ってみると…うどんが柔らかい分、そばは硬め…というかボソボソの歯応え。
コシが強いのではなく、茹でが足りないレベルで、こんなそば人生初である。3玉にしないでよかった。
そばを無理矢理たいらげたあと、レジ近くのそば湯をもらいツユを飲み干す。なお、ツユの味は普通だった。
周囲の客も、3玉同額のそばを注文している方が多いが、特に不満なく食べている模様。
帰宅後、ウエストのそばについてネット検索してみたが、硬いという意見は見られず。この日の私だけ、ハズレを引いてしまったようだ。
こちらのお店で、「なんだこのうどん、柔らかすぎるぞ!」などと店員に怒るバカな客がいたら、
「この柔らかさが博多うどんの特徴なんですから、怒鳴るのはやめなさい」などと仲裁するだろうが、
「なんだこのそば、硬くて食えねえぞ!」とわめき散らす客がいたら、私も加勢しちゃうかもしれない。
初訪問時の感想は、「ウエストではやはり、うどんを喰うべし!」だ。
数日後、再び母校グラウンドで試合観戦したあと、ウエストに寄る。到着したのは16時過ぎ。
今回はぶっかけうどんの中から、「豚玉ぶっかけ」690円をチョイス。空いている時間帯だったので、すぐに出てきた。
最初から、濃い口ダシのツユが少し入っており、客が好みで追加する。
うどんは冷水で絞めてあるが、相変わらず表面は柔らかく、ツルツルと軽快に啜ることができる。
豚肉は味も食感もイマイチだったが、ノリ、ネギ、揚げ玉や玉子ちゃんが、いい働きをしていた。
ご飯やトッピングを付けなかったので、あっという間に食べ終えてしまった。
時刻は16時45分くらい。ウエスト町田店は、17時から「居酒屋メニュー」と称するおつまみの提供が始まるため、
少し待って1杯やろうかと悩んだが、既にうどんを食べてしまっているため、あまり飲み食いできそうもない。
この日はあきらめ、空腹のときに改めて飲みに来ようと計画し、おとなしく退散。
ちなみに、私がもっとも惹かれた商品は、下記の「もつ鍋」1人前290円である。
「ご注文は2人前より」だが、それでも580円。私が知る限り、最安レベルのもつ鍋である。
そしてつい先日、もつ鍋で一杯やるために、17時過ぎにウエストへ3度目の訪問。
前の2回はカウンター席だったが、夜はひとり客でもテーブル席に案内される。鍋を頼むので好都合だ。
まずは「瓶ビール」650円を注文。サッポロ黒ラベルの中瓶だった。
おつまみメニューは、カメラに収まらないほど豊富で、価格も200~450円とお手頃。
個人的には、一見しいたけ天みたいな、「オレオの天ぷら」300円が気になったが、
注文したのはもつ鍋2人前と、餃子好きゆえ「水餃子」400円だけにしておいた。鍋の量が多かったら困るからね。
前もって仕込んであるのか、数分後にはもつ鍋セットが到着。
横アングルはこちら。鍋の大きさから、じゅうぶん2人前はある。
具材はもつ、キャベツ、ニラ、モヤシ、ゴボウ、ニンニク、鷹の爪など。下に隠れているが、モヤシが結構多い。
加熱している途中で、水餃子が登場。業務用っぽい小さな餃子4個と野菜が、うどんダシに浸かっている。
580円のもつ鍋と並べると、水餃子の400円は高く感じる。4個のうち2個は、皮の一部が異様に硬かったし。
強火で煮たあとアクを取り、その後はガスを弱くして、
ついでに、皮が硬い(解凍ミス?)水餃子も一緒に煮込み、全般に火が通ったところで、
とんすいに取り分けて食べ始める。もつは脂が落ちて小さくなっちゃったね。
鍋のダシもうどんダシと近い味だが、もつの脂やニンニク、野菜の甘味が溶け込んで美味しい。
すぐにビールが空いたので、「ウーロンハイ」350円を追加。ついでに無料のゆず胡椒も持ってきてもらった。
ゆず胡椒や卓上の七味で味変し、どんどん鍋をたいらげていくが、やはり2人前はダテではなく、ウーハイが先になくなる。
次のお酒は、「もつ鍋には焼酎ばい!」とエセ九州弁を心の中で叫び、「黒霧島」330円のそば湯割りを注文。
そば湯割りは、ボトル客限定かつセルフかもしれないが、店員さんが作ってくれた。ありがとうございます。
鍋の具材をほぼ食べ終え、そば湯割りも飲み終えたところで、シメの「うどん麺」200円をオーダーすることに。
シメは「おじやセット」200円もあるが、そばやラーメンはなかった。
すぐにうどんが登場。おそらく、かけうどん1杯分と同量だと思う。
水餃子の残った汁=うどんダシもキープしておいたので、こちらも鍋に注いで再加熱。
ちょっと茹ですぎかなあ…くらいで火を止める。まあ、ヤワヤワのうどんは消化が良さそうだし。
食べてみたら、おお、中心にはやっぱりコシがある! シメのうどんは、鍋の再加熱を計算し、硬めに提供しているのかもしれない。
先述した、鍋の具材やもつの脂分、ゆず胡椒などを含んだダシとも、柔らかうどんはベストマッチ。
繰り返しになるけど、ウエストはやっぱりうどんだ!
鍋が熱く、丼のように直接飲めないためスープは残したが、うどんは食べ終え腹パンパンでお会計。
今回頼んだもつ鍋+うどんだが、友人とふたりで来店し、もつ鍋2人前とシメうどん2杯を頼めば、計980円。
つまり、ひとりあたり490円と、私が初回に頼んだ月見うどんと同額で食べられる計算になる。なんてお得な!
無論、それではお店が気の毒なので、みなさんはぜひ、お酒やおつまみを追加してほしい。
そばや水餃子など、不満の残る商品もあったが、あの柔らかうどんと、激安もつ鍋の魅力は捨てがたい。
西側の町田市だけでなく、ウエストさんが東京のあちこちに出店するのを願ってやまない。
次回は、もつ鍋のシメはうどんだけでなく、「海老天」、「牛肉」、「豚肉」、生玉子に、「ちくわの磯部揚げ」やオレオの天ぷらなども頼み、
豪勢な(というかバカ丸出し)オリジナル鍋焼きうどんを作ってみたい。
ウエスト 町田店
東京都町田市忠生4-8-2
JR淵野辺駅から徒歩約22分、日大三高からは徒歩約23分
営業時間 11時~22時、21時半ラストオーダー
定休日 無休