明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

キンミヤが安い穴場店 入間市『楽゛』(らぐ)

2023年01月30日 | 居酒屋・バー
これまで2類扱いだった新型コロナが、5月8日よりインフルエンザなどと同等の5類扱いになるそうで。
詳しいことはわからんが、今後はスポーツなどのイベント会場の入場制限もなくなり、声出しも可能に。
私の大好きな競輪、そして高校野球観戦時の声援解禁は喜ばしいことだ。
選抜甲子園で落選した(嘆)母校野球部には激励を、不甲斐ない走りをした競輪選手には、容赦ないヤジを送ってやる。
あと、個人的にはその場しのぎの愚策と断定している、「緊急事態宣言」の発令も不可になるそうだ。
初期の頃は、未知のウィルスゆえ仕方ないだろうが、その後もまともな検証はした形跡もなく、
感染者が増加するたび「緊急事態宣言しておこうか」という流れは、バカのひとつ覚えといわざるを得ない。

今から2年前のゴールデンウイーク直前にも、東京では何度目かの緊急事態宣言を発令。飲食店での酒類提供が禁止された。
「東京がダメなら他県に行けばいいや」とばかりに、所沢で友人と飲む約束をしたところ、
埼玉県も「まん防」がどうのこうので、所沢市、さいたま市、川越市などの大きな町だけでなく、
川口市、新座市、和光市、戸田市など、東京都と接している市の大半にも、酒類提供禁止令を出しやがった。
諦めきれない私と友人は、西武池袋線に乗り込み、禁止令対象外の入間市へ。
私自身は初めて下車した、入間市駅付近をさまよったところ、すぐに1軒の居酒屋を発見。
事前情報はなかったが、とにかく飲みたかったので入店したのが、今回紹介する『楽゛』。らく+濁音で「らぐ」と読む。


掘りごたつ席に案内され、まずはビール、続けてウーロンハイなどをジャンジャン飲みまくる。
お通しは150円(現在の価格、以下同)で、ちくわ磯辺揚げ、推定1本分を切り分けたのが出てきた。


揚げ立てではなかったが、お通しとしては珍しい、私も食べられる一品だったのがありがたい。

さっそくおツマミも注文する。メニューは撮影していないけど、飲み物も料理もチェーン店なみに安い。
この日は「まん防」実施直後だったからか、客だけでなく店員さんも少なかったが、待たされることはなかった。
まずは友人が「シーザーサラダ」550円を注文。量が多いそうなので「ハーフ」350円にしたのだが、
ご覧のように全然ハーフではない。野菜嫌いの私には困ったボリュームだ。 ※ほとんど友人が喰った


こちらは炭火串焼きがウリのようなので、いくつかオーダー。「ねぎま」は1本150円。


付属の味噌ダレもウマく、これだけでツマミになる。他の串焼きやサラダにも付けて食べた。
お子さん、そして私も大好きな「つくね」200円は、大きいサイズの「デカ!!つくね」もあり、
こちらは、黄身ちゃんと絡めて食べる「たまご」430円で、


画像がブレたこちらは、「タレマヨ」400円。どちらも間違いのないウマさ。


残念ながら、デカ!!つくねや黄身ダレは現在、メニューから消えている。復活を希望したい。
こちらは、にんにくの天ぷら「にん天」300円。さっきの味噌ダレも当然流用。


お店の居心地はよかったが、せっかくの【初入間市】だったので、周囲の店も探るべく早々とお会計。
他にも食べたい料理や、気になるドリンクもあったので、近いうちに再訪しようと思っていた。
気になるドリンクとは、下記のメニュー下段に、さらっと記されている。


「金宮焼酎ボトル」1800ml・2500円! これは安い!
隣に記載されている、半分サイズの900ml・1500円だって、普通は2500円くらいするはず。
一升2500円のキンミヤは、私が出会った店の中では最安だ。
数日後、今度は別の友人と再訪したものの、楽゛さんは月に1回程度の不定休があるのだが、
ちょうどその日が休業日だった(苦笑)。さすがは日本一臨休に出くわす男
その後は、東京でもお酒を出している店を探し出し、入間市に行くこともなく、ご無沙汰してしまった。
電車の乗り継ぎがうまくいっても、立川からは1時間くらいかかるからね。

なお、店名を出すのは差し控えるが、コロナ禍以降、批判覚悟で営業を続け、
お客に酒類と憩いの場を提供してくれたお店には、本当に感謝している。
コロナは怖いとはいえ、家にずっとこもっていたら、精神的にも肉体的にもよろしくない。
私が今も、心身ともに良好な状態を保っていられるのは、飲食店の皆さんのお陰です!
あ、「心」はともかく、「身」はちょっと怪しいかな。お腹周りの肉が落ちないし…。

初訪問から約2年がたち、久々に所沢在住の友人から飲みの誘いを受け、再び楽゛さんへ。
お目当てはもちろん、サービス価格のキンミヤ一升ボトルだ。
ウーロン茶ボトル(価格未確認)も一緒に頼み、すでに飲み始めた途中で、撮影していないことを思い出す。
あわてて撮影したのでブレてしまった…あ、いつものことか。


昨年、多くの飲食店が値上げしたけど、2年前と変わらず2500円だったことに感謝感激。
こちらのお店、ドリンク類は焼酎の他にも、ビール、日本酒、梅酒、ウイスキーなどなど、
基本なんでもあるため、メニューページも多かったので撮影を断念。
代わりに、おツマミメニューは撮影した。まずは、串焼き類が主体の左半分。


そしてこちらが、サラダ、揚げ物、シメのお食事などが載っている右半分。


どの料理もお手頃価格で、上記以外にも、おでんや鍋などの季節メニューがある。
ここから、この日食べたものを一気に紹介していく。お通しはベビースターであった。


最初に来たのは、友人が注文した「和風サラダ」350円。前回同様、ほぼ友人が食べた。


前回「全然ハーフじゃない」と記したサラダだが、メニュー表を見たところ、
最近はこのサイズが「普通」で、過去の普通が「大盛」になっていた。確かに、こっちの方がわかりやすいね。
こちらは、「もつ煮」320円と「ポテトフライ・明マヨ」400円。ポテトは醤油バターかケチャマヨも選べる。


煮込みは大根、人参など野菜がたっぷり入るタイプで、焼酎がススム。
焼酎と同じくらい、前回から気になっていたグラタン類からは、「カレーポテトグラタン」650円をチョイス。


カレー+ポテト+チーズと、ウマいに決まっている組み合わせゆえ、おっさんふたりで競うように取り合い、
グチャグチャになってしまったので、上記以外の画像はナシ。申しわけない。
串焼き類からも、今回も味噌ダレ付きの鶏の「せせり」150円×2と、撮り忘れたが、鶏「もも」160円、


焼きトンの「バラ」160円×2をオーダー。今回投稿で3度目のブレを反省。


限定メニューのおでんからも、「たまご」×2、「大根」、「ちくわぶ」、「しょうが天」を注文。合計660円。

※もうちょっとダシが欲しかったね

この間、自分たちの好きな濃さで作った、キンミヤウーロンハイをがぶがぶ飲んでいる。
ふたりともいいトシだし、ウーロン茶には利尿作用があるためか、トイレが近くなる。
店内にトイレはなく、お店を出てすぐの場所に共同トイレがあり、今回は入口近くの席に案内されたので、好都合だった。
ただしこのドアは、注意書きが貼ってあるくらい重く、片手で閉め切るのは男性でも難しい。
このとき語ったように、私はドアの開けっ放しを許せない人間なので、不安だったのだが、
この日働いていた女性店員は、客の出入りのたびにドア付近に近付き、開いているときは代わりに閉めていた。
店主が調理に忙しい中、ホールをほぼひとりで回し、さらにドアの管理まで担当するとは!
世の中、こんな店員さんばかりだったら、私も心穏やかに過ごせるのに…特に立川市内。
まあ、ドアの開け閉めにイチイチ怒り狂う、己の心の狭さを悔い改めればいいのだが。
焼酎が安いだけでなく、ドアの対処も素晴らしい。私の基準では、楽゛さんは間違いなく名店である。

だいぶ酩酊&満腹だったが、最後にもう一品…ということでおツマミを追加。
「ときたまうどん」や「塩ラーメン」も気になったが、さすがに入りそうもなく、友人は「漬物盛」400円を、


私は昔懐かしい、「マルシンハンバーグ」の串焼き300円×2本を注文。


シメにふさわしいかはさておき、久々に食べたマルシンハンバーグは、なかなかウマかった。

もう少し飲めたが、友人が「カラオケに行きたい」と言うのでお会計することに。
逆算すると、ウーロン茶のポットは1本300円未満? 安すぎて申しわけないな。
焼酎は1/4ほど残っていたが、ボトルキープはせず、お店の了承をいただき、持ち帰らせていただく。
その理由は、次に寄る予定だった『カラオケ家』入間店が、食べ物飲み物・持ち込みOKだったので。
楽゛さんから至近距離のこちら、平日夜は30分400円と格安。今後も通いたい家系カラオケである。
ただ、至近とはいえ、駅付近なので通行人がそこそこいて、みんな我々を避けて通るのに驚かされた。
一升瓶を片手にうろついているおっさんは、やはり近寄り難いらしい(苦笑)。通報されなくてよかった。

カラオケ家さんはソフトドリンク無料なので、ドリンクバーでウーロン茶やコーラなどを注ぎ、部屋でキンミヤ割りを楽しむ。


最後は、私も友人もベロベロになったが、おかげで楽しい夜を過ごせた。
入間で飲むときは、楽゛さんからのカラオケ家、結構オススメかも。ただし、ボトルの持ち運びにはご注意を。



炭火焼鳥  楽゛(らぐ)
埼玉県入間市河原町1-3-2F
西武線入間市駅から徒歩約1分半
営業時間 月~木17時~25時、金~日、祝前日17~26時 閉店2時間前に客がいない場合、閉店
定休日 不定休(月に1日程度)
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選抜出場より大事なもの -日大三高野球部2023-

2023年01月24日 | 高校野球
もうだいぶ前から準備はしていたけど、なかなか書く気にならなかった今回の記事。
21年の5回コールド負けなど、秋季都大会での三高野球部には何度か落胆させられてきたが、
昨年の準決勝敗退は、いろいろな意味で過去最大級のショックであった。

準々決勝までの勝ち上がりは、前回の高校野球ブログで簡単に振り返っている。
迎えた準決勝当日。第一試合は二松学舎大附-帝京という、東東京の強豪同士の対決となり、8-3で二松学舎が勝利。


後述するが、帝京に快勝した二松学舎の実力は疑う余地はなく、東京第二代表の資格はじゅうぶん。
続く第二試合は、日大三-東海大菅生と、今度は西東京対決。好カードゆえ外野席にも客が入る。


06年夏、ハンカチ王子を擁する早実と日大三の決勝戦で、確か23年ぶりに外野席を開放したのだが、
近年はコロナで密を避ける意味合いもあるが、秋大会でも外野席を開放するほど、高校野球人気が定着したのは喜ばしいことだ。

菅生は日當、三高は安田と、予想どおり両チームのエースが先発。
昨年度は秋、春、夏と3度対戦し、すべて三高が勝利。日當はその3試合すべてに登板しており、公式戦4度目の対決。
打倒三高に燃えていそうな日當に対し、三高はおそらく、たいした対策は練っていないはず(笑)。
試合前の小倉全由監督も、「いざとなったらオレが代打で打ってやるからよ」と言わんばかりに(ウソ)素振り。


ただし、打順が変更され、普段5番の佐々木が1番になり、1番の森山が7番に。
そして、前の試合で殊勲打を放ち、新1番候補と予想していた池内が、5番に抜擢された。
その池内は初回、二死一、二塁のチャンスに凡退も、3回には二死二塁からツーランを放ち、期待に応えた。
以前も書いたが、私は観戦中、応援に集中するため、ほとんど撮影はしないのだが、
池内のホームインの場面だけは珍しくシャッターを押した。結局、試合中の撮影はこの1枚だけであった。


菅生エースの日當は、ピンチになるとギアを上げるのは、準々決勝の国士舘戦と一緒。
この試合も、三高はヒットを10本放ったが、好機にあと1本が出ず、長打も池内の一発だけ。
私が見逃していなければ、MAXが145kmで、終始140km台の速球を投じる日當に対し、
三高エース安田は、この日のMAXは134kmで、平均球速は130km前後。正直、よく3点に抑えたものである。
今、失点数に触れてしまったので、ここで結果を先に記してしまおう。


秋季東京都大会準決勝 日大三2-3東海大菅生

スコアボードの安打数を見てもらえばわかるが、序盤は菅生打線に押されまくり。
5回以降は安田が踏ん張り、8回も簡単に二死を取ったのだが、3人目の7番打者に四球を与える。
下位打線とはいえ、一瞬イヤな予感がしたが、珍しくその予感が当たり、その後連打を浴びて逆転される。
レフトからのバックホームが、きわどいタイミングだったのも悔しい。
一方の三高は、5回に続き、8回裏も無死一、二塁のチャンスをつかむも、どちらもバント失敗があり無得点。
9回裏も、2番古賀のこの日4本目のヒットもあり、一死一、二塁とチャンスを作り、3番二宮に打順が回る。
観戦中の声出し禁止で激励もできず、祈るような気持ちでグラウンドを凝視する私が目にしたのは、
ショート横への痛烈な打球と、それを好捕し、すかさず二塁から一塁へと転送される白球。
そして、歓喜に沸く菅生ナインと対照的に、一塁ベース上で突っ伏した二宮の姿であった。

敗戦後は、すぐに球場をあとにすることの多い私だが、この日は妙な胸騒ぎがしたため、
試合後の整列を終え、ベンチに戻ってくる選手たちの様子をうかがうため、観客席の最前列に向かうと、
最後の打者となった二宮を含め、何人もの選手が泣き崩れている
1年間の集大成となる、夏大会の敗戦時ではよく見かける光景だが、秋大会では珍しいのではないか。
「週刊ベースボール」の岡本朋祐記者も、同様の感想をリポート記事に綴っている。

試合中だけでなく、試合後も大声を出すのはご法度だろうが、嗚咽し続ける選手たちに対し、
「泣くな三高!」と叫ばずにはいられなかった。とはいえ、私自身も半泣き状態だったのだが。
前年の5回コールド敗退時は、試合途中で心が折れ、無気力なプレイがいくつか見受けられたが、
この日は全員、最後まで諦めず精一杯戦い抜いたのだ
落ち込むことなく前を向き、来春、そして夏大会でのリベンジを目指し、努力すればいいではないか。

やがて、小倉監督が取材を受けるため、選手たちより先に、専用通路を退場していく。
知人らしき何人かの方が声をかけると、監督はいつものように「ああどうも」などと返答している。
私も、赤の他人の分際ながら、「監督、夏はお願いします」と声をかけたところ、
一瞬目が合ったが、監督は何も言わずに去って行く。小倉さんに無視されたのは、この日が初めてである。

以前書いたかもしれないが、私は常連観戦者とはいえ、野球部OBや父兄など、いわゆる関係者の知り合いは皆無である。
元々、試合にしか興味がないため、卒業生の進路や新入生の出身チームなども、あまり気にしたことはない。
ましてや、監督人事なんてまったく興味がなく、小倉さんが永久にやればいいとさえ思っている。
ところが最近、65歳になった小倉監督について、定年と同時に監督退任か否かと報じる記事が増加。
秋大会でも相変わらず、三高関連の記事では、監督の去就についての記述は絶えることがない。
さっきの週刊ベースボールの記事でも、「選手たちが大泣きしていたのは、小倉さんとの最後の試合になるからでは?」
といいたげな論調であった。文中で小倉監督は今後について、「どうなるのか、見ていてください」と語った模様。
夏の甲子園で敗れた直後は、「今後も指導は続けていく」と表明したのに、数ヶ月でニュアンスが変わっている。

繰り返すが、私は三高野球部とは無関係だし、高校生だった頃も監督は赴任しておらず、
「小倉先生」の授業を受けたこともないため、監督がどのような人物なのかは、正直わかっていないかもしれない。
ただ、私の知る限りでは、小倉監督は嘘をつかない、真っすぐな方である
嘘をつかない方だからこそ、記者の質問には「見ていてください」と返答し、
試合直後の「夏はお願いします」という私の嘆願にも、無言を貫いたのだと思う。
私自身は、監督はいつものように、「ハイ、(夏は)頑張ります」と返答してくれると期待していた。
どこの馬の骨かもわからない、私のような輩にも嘘をつかない、小倉監督はまさに真実一路の男である。
去就について悩んでいたとしたら、私の発言は、きわめて無神経かつ無礼であった。猛省するしかない。

90年を超える、長い歴史を誇る日大三高野球部ではあるが、史上最大の功労者は、
2度の全国制覇をもたらし、日大三を全国区の名門校にのし上げた、小倉全由さんなのは間違いない。
そんな御方が去就に悩み、言明を避けている(ように見える)現在の状況は、異常ではないのか。
やや失礼な表現ではあるが、小倉さんは他に類を見ない「高校野球バカ」であるし、
私が希望しているように、何歳になっても現場からは離れない、つまり監督を辞める気はないはずである。
小倉監督が、自らの意志で退任なさるのならば、なにも文句はないが、
「見ていてください」の発言からは、明らかに他者からの干渉が感じられる。
三高関係者の何者かが、小倉さんから監督の座を奪おうとしているのでは…と思えてならない。
どこかの暴力監督(あえて触れない)じゃあるまいし、小倉さんのナニが気にくわないのか、実に不可解である。

3月の教師定年と同時に、野球部監督も退任との噂もあるが、そうなると、先日の準決勝が小倉監督最後の采配になる。
去年のコールド負けよりも、ショックだった理由はそれである。
選抜大会に推薦されれば、甲子園で監督の勇姿が拝めるものの、都大会ベスト4では、さすがに苦しい。
決勝戦では、東海大菅生が二松学舎大附を8-2で破り優勝
以降では、今春の選抜甲子園大会の出場校を予想してみる。

記念大会の今回は、出場枠が関東5に東京1、さらにどちらかから1校、推薦される。
関東大会優勝の山梨学院(山梨)に、準優勝の専大松戸(千葉)
ベスト4進出の慶応(神奈川)健大高崎(群馬)、さらに東京Vの東海大菅生の5校は確定。
残る2校は、関東大会のベスト8で接戦だった作新学院(栃木)が有望で、
残る1校を、関東ベスト8の横浜(神奈川)と、東京準優勝の二松学舎
そして、東京ベスト4ながら菅生と接戦を演じた、清廉潔白・OB優秀な日大三も、一応候補になる…はず。

横浜は過去に、ベスト8でコールド負けしたのに選出されたというゴリ押し(?)があるので、今回は遠慮してもらう。
ネットやマスコミの意見では、7校目は横浜が有望視されているが、私は横浜より東京のどちらかを推すけどねえ。
二松学舎は、昨年は決勝戦で1点差の惜敗で選出されているが、今年の決勝は6点差負け。
これが7点差=コールド負けに該当する点差ならば、さらに印象が悪かったはず。菅生め、後半は流しやがって。
その点、日大三は菅生と1点差。二松よりは上との判断ができるが、ベスト4敗退は痛い。
昨年の東海地区で、ベスト4の大垣日大を選出して揉めたので、高野連も懲りたはず。
決勝こそ完敗した二松だが、準決勝では強豪・帝京相手に快勝するなど、やはり実力はある。
一方の三高は、準々決勝の桜美林戦で苦戦したのがマイナス。圧勝していれば、評価も違ったはずだ。
なにより二松には、主砲の片井などプロ注目の選手がいるが、今年の三高は、そのような選手は不在。
無念ではあるが、拙ブログでは、7校目は二松学舎と予想する。
出場校の発表は、今週金曜27日。わずかな望みを抱きつつ、ネット中継を眺めることにしよう。

昨秋の三高のメンバーは、前年チームからのスタメン選手はおらず、準レギュラーもピッチャーの安田と、代打の二宮くらい。
公式戦の経験が少ないメンバーで、よくも都大会ベスト4にまで進出したものである。夏は期待できるはずなのだが…
小倉監督、どうか夏までよろしくお願いします!
同意してくれる方は多いと思うが、監督の続投は、選抜出場よりも大事である。
望み薄かもしれないが、近日中に小倉監督が、続投宣言するのを強く願っている。


追記 
無理を承知で書くけど、菅生は監督が謹慎中なのだから、選抜には小倉さんが代理監督で参加するのはどうかね? 
実現したら、三高ファンの私も、菅生を応援するため甲子園に行くぞ。まあ、実現しないだろうけど。
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愛娘の名を冠した中華屋さん 吉祥寺『軼菁(いじん)飯店』

2023年01月20日 | 中華食堂
1990年代、私は現在のような自由業(ほぼ無職)ではなく、吉祥寺のとある飲食店で働いていた。
今も昔も、おカネは大好きだが仕事は大嫌いで、唯一の楽しみが1時間の休憩。
店で飲食することはなく、職場から逃げるように、近隣の飲食店へ向かう。
当然、「今日は忙しいから、食事が終わったらすぐに戻り、お店を手伝います!」なんて申し出をすることは皆無で、
どんな時でも、60分ギリギリまで休憩を満喫していた。まさにダメ社員である。
そんな私が選ぶ休憩先は、「安い・ウマい・量多い」だけでなく、「ゆっくりくつろげる」お店。
立ち食いソバはもちろん、牛丼やラーメンのような長居しづらいお店はなるべく避け、
1.席数多く、相席は滅多にさせない 2.漫画など読み物が充実している 3.デザートやコーヒーが出る
上記条件のいずれかを満たしている店を、巡ったものだった。
具体的な店名を挙げると、『大鵬』、『コーヒーロード』、そして、今回紹介の『軼菁(いじん)飯店』である。

大鵬は、私が通っていたお店は廃業したが、『大鵬本店』と名乗るお店が、今も吉祥寺で営業している。
※追記 大鵬本店は、1月末で閉店した模様です
コーヒーロードも、吉祥寺店はだいぶ前に閉店したが、中野駅南口に支店があったはず。
唯一残った軼菁飯店は、移り変わりの激しい吉祥寺で、長年営業を続けているのだから、
エリア屈指の名店なのだろう。「だろう」と断定でしていないのは、当時の私は失礼ながら、
「そこそこ美味しくて、いつも空いてて漫画が読める店」程度の評価しかしていなかったので。
電車に乗って、わざわざ食べに行く店でもなく、吉祥寺から転勤したあとは、足が遠のいてしまった。

屋号の「軼菁」が常用漢字でないように、お店で働いていた皆さんは、大陸から来た方々。
ただ、料理は日本でもおなじみのメニューばかりで、味付けは濃くなく油分も少なめで、万人受けするテイストだった。
日本語はちょっと怪しかったが、不自由したことはない。店主の挨拶は常に「いらっちゃいまちぇー」で、
八宝菜の注文には「ハーイ、はっぽうちゃーい」と、「しゃ・しぇ」が「ちゃ・ちぇ」なのが可愛かった。

ネット記事によると、「店主夫妻は上海に戻り、現店舗は娘夫婦が引き継いだ」と記載してある。
ここまで書き忘れていたが、屋号の軼菁とは、店主夫妻の娘さんの名前らしい。
下記は、店外に掲示されている軼菁さんの画像だが、今年訪問した際は、彼女らしき方はおらず、


代わりに、画像の美女とは似ても似つかない、クセのある女性店員がいたので後述する。

今年1月、久々の訪問を果たした軼菁飯店だが、実は数年前にも、ランチを食べている。
ガラケー画像しかないが、そのとき注文したのが、下記の「豚肉と玉子炒め定食」850円(現在の価格、以下同)。


昼間っから「青島ビール」500円を頼んでいるのが、私が無職になったことを証明している(苦笑)。
ちなみに、16時までのランチタイムは、ご飯、スープ、右下の麻婆豆腐は、セルフでお替わり自由である。
そのサービスは、私がまだ若く、いくらでも食べられる胃を持っていた頃にやってほしかった(泣)。

ランチを食べてから、さらに数年たった今年。21世紀2度目の訪問を決意。
お店はJR吉祥駅からほど近い、レンガ館モールの地下1階。建物の外観に反し、ちょっと怪しげな雰囲気のエリアにある。


かつては、建物の上が赤い部分までが軼菁飯店だったはずだが、いつの間にか隣まで拡張していた。
さらに、以前は中休みナシの通し営業だったが…やってないではないか!


どうやら、最近は16~18時までは中休みらしい。また「食べログ」に騙された! ※お店HPはここ数年更新ナシ
数時間後に再訪し、八宝菜と餃子と青島ビールを飲んだ…ところまでは前回書いた。

※前回紹介した、八宝菜と青島ビール

久々の八宝菜に舌鼓を打ち、途中で「ウーロンハイ」400円も2杯頼み、シメのお食事へ。


“創業から続く、当店人気の肉野菜麺”という説明されていた「豚肉麺」850円にしようと思ったが、

※一部メニュー左隣の赤丸は後述

「豚肉麺セット」950円にすると、点心と杏仁豆腐が付くそうなので、そちらを選択。
数分後にはセットが登場。こちらのお店、メニューによっては「作り置き?」と疑いたくなるほど高速で出てくる(笑)。


点心は春巻で、ごく平凡な味。杏仁豆腐も驚くほど甘ったるく、どちらも自家製ではないと思う。
一方、メインの豚肉麺は、要するに肉野菜炒め乗せラーメンだが、創業から続いているだけあって、さすがのウマさ。


細縮れの麺は、本場上海のモノに近いとされる玉子麺で、舌触りも良好。
具材の肉野菜やスープも含め、ラーメン専門店では出せない、中華屋さんならではの味わいである。
食べ終えてのお会計は3650円。結構飲み食いしたので高いとは思わないが、
実はこちらのお店、【3500円~食べ飲み放題】というコースメニューがある。そっちにすればよかった!


時間と酒の種類によって価格が変わり、すべての商品が飲み食いできるワケではなく、
さっき載せた麺類メニューだと、商品名の左に赤丸が付いている料理が、食べ放題OKである。
それでも、メニュー数は豊富だし、バイキングと違い出来立て料理が食べられるのも魅力。
ひとり客でも注文可能なのか不明だったのであきらめ、この日は赤丸以外のメニューを食べたのだ。
なお、私の訪問時にも、例のコースを選んでいた団体客がいたのだが、
その相手をするおばちゃんが、めちゃくちゃ怖い。さっき触れた、「クセのある女性店員」とは彼女のことである。

Googleの口コミでも、「女性店員の態度が悪い」という投稿がいくつも見受けられる。
確かに、商品を音を立てて置く、オーダーを無視する、不機嫌そうな返事…などなど、今どき珍しい応対をしていた。
私も若い頃なら激怒していただろうが、あえて女性のフォローをすると、「食べ飲み放題とはいえ、注文は簡潔にしろ」。
ちなみにこの日、店員さんはふたりだけで、そこそこ広いホールを回していた。

たとえば、3人客がいて、客Aが「ウーロンハイください」→店員ウーハイ持ってくる。このとき、客Bが「あ、ぼく緑茶ハイ」
→店員緑茶ハイ持ってくる→ここで客Cが「あ、オレも緑茶ハイ」→これではさすがに、店員さんも不機嫌になるよ。
上記の場合は、なるべく3人同時に注文し、店員さんの往復回数を減らすべきでしょ。
この日は、「すいませーん」と呼びつけておいて、店員が来た瞬間、「え~と、ナニしようかな…」と、
その場で考え始める客もいたが、あんなのは論外。見ていた私も腹が立った(←見なきゃいいのに)。
「こっちは客だぞ」と思っているのだろうが、店員さんだって奴隷じゃない。働きやすいよう気を使ってあげようよ。
そもそも、通常価格が安いのだから、文句があるならチップでも渡せばいい。きっとサービスもよくなるはずだ。

ちなみに私は退店間際、例の女性に「久々に来たんですけど、相変わらず美味しかったです」と告げると、彼女も喜び、
「ヒサビサノオキャクサン、オイシカッタイッテルヨー」と、厨房に伝えていた。そんなに悪い人じゃないぞ。
彼女に好印象を持っていただけた(?)ところで、忘れられないうちに、数日後には軼菁飯店さんに今年2度目の訪問。
飲み仲間の先輩ふたりと、「食べ飲み放題コース」にチャレンジしてきた。

夜の営業開始時間である、18時に到着したところ、店内にはすでに、大勢の客がいた。
この日は土曜だったが、ひょっとしたら「土日だけは中休みナシ」だったりするのかも。
なお、例のクセのある女性店員は、残念ながら(?)不在。春節で早めに帰省しちゃったのかな。
この日のホールは、前回とは別の男女店員が担当。無論、怖くはないけど、失礼のないよう、
注文回数は最低限に、なおかつ丁寧な口調でオーダーしたので、念のため。

選択したのは一番安い「2時間・30品飲み放題・3500円コース」3名分。3時間4500円コースは、年齢的にキツいし、
50品飲み放題4000円コースも、追加になるハイボールや果実酒などは、あまり飲まないので。
「瓶ビール」(通常550円、以下は通常は略)で乾杯し、その後はウーロンハイなどのチューハイ類をお替わりした。

以下で、この日オーダーした料理の画像を、一挙に掲載していく。
まずは私の大好物「木須肉(ムースーロー)」900円=きくらげ玉子炒めと、「鶏の唐揚げ」600円。


きくらげ玉子炒めはハズレのない料理ゆえ、先輩たちも気に入ってくれた。
唐揚げは、一般的な見た目とは異なり、チキンカツのような形状で、塩コショウを付けて食べる。


続いては「ニラ餃子」500円。前回載せた「キャベツ餃子」と、ほぼ変わらぬ外観。


これまた好物の「味付玉子」120円×3に、「焼売」600円。


せっかくの食べ放題なのだから、味玉は人数分ではなく、10個くらい頼めばよかった。
こちらは、先輩が注文した、上海黒酢使用の「黒酢酢豚」900円。実は黒酢嫌いの私は食べていない。


ある程度食べ終えたので、2度目の料理注文。「海老チリ」1050円を頼んだら、10秒で出てきた(本当)。
あまりの早さに驚いているうちに、撮影するのを忘れてしまった。
こちらは、食事にもツマミにもなる「上海焼きそば」750円。右奥に見えるのが、食べ終えた海老チリの皿だ。


焼きそばを取り分けたお皿に、直後に到着した「春巻」も一緒に乗せる。取り皿はひとり2枚までなのでご注意を。


春巻は2本で360円だけど、確か人数分提供されたと思うので540円か。
ここまで、期待どおりというか想定内の料理が続いたが、ちょっと変わっていたのが「もやし炒め」600円。


ここ軼菁飯店さんは、最初の方に掲載した八宝菜のように、塩ベースの透明なタレを使うことが多い。
このもやし炒めも色白な仕上がりだったが、塩というか酸味を少々感じる。酢を使ったのかな?
イヤな酸味ではないのだが、もやしナムルとも違う、食べたことのないもやし炒めであった。
個人的に、この日一番気に入ったのが、こちらの「玉子炒飯」700円。


具材は玉子と少々のネギだけなのに、口に含むと旨味が広がる。お店が“黄金炒飯”と呼ぶだけのことはある。
味の秘密は秘伝のタレか? 化学調味料か? おそらく後者だろうけど、ウマけりゃいいよ。
その後は、「炸醤麺(汁なし)」ジャージャーメン850円が出てきて、


ラストオーダーに「水餃子」500円と「揚げ餃子」600円を注文し終了。揚げ餃子は先に先輩が確保。


餃子は、どちらも本来は6個のはずなのに、人数分の3個しかなかったから、それぞれ250円と300円で計算。

ここまで、「瓶ビール」2本、400円のチューハイ類を3人で推定16杯、先輩が「紹興酒」500円をロックで1杯。
以上、全部合計すると………16900円! 実際のお会計は10500円なので、かなりお得だ。
これでも、おっさん3人が遠慮がちに頼んだ結果なので、図々しく頼む若者なら、3人で2万円超も可能だろう。

初めて「食べ飲み放題コース」を満喫した感想をいくつか。
○点心類はイマイチ→マズくはないが、どこかで食べたような味ばかりで、自家製じゃない気がする。
○海老がウマい→先輩たちも語っていたが、海老チリはソースより、海老自体がウマかった。
そういえば私も、数日前に食べた八宝菜では、海老が一番美味しかった。
○玉子炒飯最高!→パラパラの食感といい、なぜか口内で爆発する旨味といい、近年では最高のチャーハンだった。
○普段より焼酎が濃い→数日前、普通に頼んだウーロンハイより、明らかに焼酎が濃い。
一般客には、薄くしてもっと注文させて、飲み放題客には、あまり飲ませないよう濃くしているのかも。

今回、食べられなかった料理もたくさんあるので、このコースは、また挑戦したいね。
なお、普通に食べるときは、コース対象外の八宝菜がオススメだ。
あと、繰り返しになるけど、例のおっかない女性店員も、そんなに悪い人じゃないと思うよ、たぶん。



上海酒家 軼菁飯店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-5 レンガ館モール地下1階
JR、京王線吉祥寺駅から徒歩約2分半
営業時間11時半~16時、18時~23時半 土曜は中休みナシ?
定休日 元日、木曜
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2023年初○○ -飲食店ばんざい-

2023年01月17日 | 飲食店まとめ
1月恒例、新年最初に利用した飲食店を紹介する【初○○】シリーズ。ちなみに昨年分はこちら

今年最初の飲食店利用は、荻窪『グレートスコット!』。新年初の居酒屋・バーでもある。
そういえば、2年前の新年初飲みも、ここグレスコであった。
ドリンクは珍しく、「ジャスミンハイ」のラージ890円を、チェイサーの「ジャスミン茶」ラージ700円と一緒に飲む。
ここの焼酎は濃いので、チェイサーと一緒に飲まないと、すぐに撃沈する(何度も経験済み)。
お店のコンセプトは“洋風居酒屋”だが、お正月営業でメニューを絞っており、注文したおツマミは、
限定メニューの「おでん盛り合わせ」680円。実際の具材は6種か7種あったはずだが、常連客に分けてしまった。


熱々おでんとジャスミンハイは、意外と好相性で心地よく酩酊。おかげで2023年も、幸先のよいスタートを切れたようだ。
なお、お店があることぶき通りには、七福神をモチーフにした、ゆるキャラ像が数個設置されているのだが、
この日、グレスコさんの近所の方が、メンテナンスしている場面に遭遇。


正月らしい(?)微笑ましい風景であった。このゆるキャラたちについては、いつか改めて。

続いては初ラーメン…は、店頭に行列があったので、あと回し。先に初餃子を食べるべく、『一圓』三鷹北口店へ。
「餃子」は1個120円と、以前より10円アップ。他の料理も、少し値上げした様子。
注文したのは、餃子2個に「生ビール」とメンマ少々が付く「一圓セット」550円。
別々に頼むと、餃子とビールだけで640円なのでお得である。※注文はひとり1回限り
ただ、餃子が焼けるまで時間がかかり、我慢できずビールをお替わりしたため、計950円になってしまった。


こんがり焼かれた餃子は、1個約75グラムのジャンボサイズだが、粗く刻まれた肉と野菜を、モチモチの皮で包む正統派で、
頬張った瞬間「ウマい!」と叫びたくなるテイスト。開幕餃子にふさわしい逸品であった。
実は年末にも、系列の吉祥寺『篭蔵(かごぞう)』(母体は、閉店した一圓吉祥寺店)で、持ち帰り餃子を購入したのだが、
  ※忘年会に持参

一圓グループの餃子は、どこも安く美味しくボリューミーで、欠点が見当たらない
以前も書いたけど、ここの餃子が気に入らない方は、ちょっとどうかしてると思う。

シメの食事は頼まず、さっき行列で見送ったラーメン店を再訪。同じ三鷹駅の南側にある『中華そば みたか』である。
もう行列はなかったが、店内は相変わらず満席だったため、店外で少し待ってから入店。
ここも「ラーメン」600円など、50円ずつ上がっていたが、元々が安いので問題ナシ。
注文した新年初ラーメンは、ラーメン+「温玉」50円+ナルト増し。
以前ここで紹介した、+50円で7枚プラスではなく、端っこの余った部分を4個、無料で入れてくれた。


ソバのような色合いの麺、色鮮やかな黄身ちゃん、そしてナルトの豪華競演。


味はいつもどおりだったが、調理担当の店主が妙にピリピリしていた。図体がデカいので余計に目立つ。
みたかさんは私が知る限り、「接客のいいラーメン店ベスト3」のひとつだったので、この日の態度は残念だった。
ちなみに残りの2軒は、ここ数年ご無沙汰しているが、飯田橋『びぜん亭』と、門前仲町『こうかいぼう』である。

後日、三鷹の隣駅吉祥寺にある、私が一番好きなうどん店『うどん白石』へ。
まずは「キリンラガービール」580円を注文。おツマミは「とり天」200円と「とり皮のあまから」400円に、
「天ぷらうどん」1200円の天ぷらだけを先にもらう。天種は海老、長芋、カボチャ、人参、ししとうだ。


こちらはうどんだけでなく、天ぷらもウマいので、ついつい酒を注文してしまう。
しばらく飲み食いしたのち、店主に声をかけ、新年初うどんを用意していただく。
かけうどんが正月仕様で、紅白の人参、かまぼこ、ナルト、さらにお餅が加わっている。私もさっきの海老天をプラス。


正月らしいおめでたく華やかな一杯となった。白石さん、どうもありがとう。

数日後、再び吉祥寺に来る用事があり、帰りには新年初の中華食堂へ。
訪問したのは『軼菁(いじん)飯店』。吉祥寺でサラリーマンをしていた頃、何度か利用したお店だ。
中国の方が経営しており、いわゆる「街中華」とは異なる雰囲気だが、料理の値段はお手頃。
昔よく食べた、「八宝菜定食」の単品900円で、「青島ビール」500円をグイっと飲み干す。


八宝菜は、シャキッと炒められた肉野菜や魚介と、塩ベースのタレが絶妙に絡む、昔から変わらぬ美味しさ。
一緒に注文した「キャベツ餃子」500円は、正直平凡なテイストだったが、


八宝菜の皿を傾け、集まった旨味たっぷりの塩タレに付けて食べたら、一気にウマくなる。


一般的な酢醤油ラー油や、最近流行の酢+コショウよりも、絶対におススメである。
軼菁飯店さんでは、他にもいろいろ食べたので、近日中にリポートしよう。 ※しました→こちらをクリック

別の日には、新年初食堂として、前回紹介した矢川『英福』に向かったところ、
「年明けは5日から」と聞いていたのに、入口に「10日から営業」の貼紙が! あまりのショックで撮影もブレる(←いつもだろ)。


普段は徒歩で向かうのに、豪勢にJRを利用したらコレだよ…初乗り運賃(136円)だけど。
矢川駅は利用すること自体初めてで、飲食店は英福さんしか入ったことがなく、
知っているのは南武線の車内から見かけた、駅向こう側の『肉の万世』矢川駅前店のみ。
なので予定を変更し、新年初の洋食屋さんとして、こちらに入店。

万世自体は、新宿のパーコーラーメン専門店(閉店)に入ったことはあるものの、矢川店は初訪問である。
店内はファミレスより落ち着いた雰囲気で、従業員の応対も丁寧。ただし、オーダーを間違えられた(苦笑)。
注文したのは、パコリタンこと「パーコーナポリタン」1265円の「大盛り」132円+「温泉卵」132円。
大好きなナポリタンにパーコー(豚バラ揚げ)が乗り、さらにライスとミニ豚汁も付いてくる。


熱い鉄板に乗ってくるナポリタンは、大盛とはいえそれほど多くない。


なお、最初に来た商品は私の注文と異なり、パーコーの大盛(ダブル)に並ナポリタンだったのだが、並はさらに少なかった。
ただし、店員さんから告げられた、「ライスのお替わり自由」は、嬉しい誤算である。
お米は富山産コシヒカリを使用しているそうで、炊き加減も抜群。
パーコーを乗せてガツガツ食べ進め、当然のように「ライスお替わりお願いします」。


豚汁も、お椀こそ小さめだが、野菜や豚肉などの具材は、たっぷり入っていた。
肝心のナポリタンは、パーコーと一緒に食べるのを想定しているのか、味付けは上品な薄口。
もっとも、味付けを濃くしてしまうと、私のような意地汚いヤツが、
「パーコーで2杯、さらにナポリをオカズにもう1杯」などと、ライスを食べまくる危険性があるからね(笑)。
途中で温玉ちゃんと混ぜて、ズルっと一気に啜った。洋食店なのに音を立てちゃダメか。


結局、洋食・レストランなのに、大衆食堂のように利用してしまった。万世さんゴメン。

数日後、今度は本当の大衆食堂を訪問。新年初の定食、食堂は、立川の『ふじみ食堂』。
新奥多摩街道沿いにあり、立川駅から徒歩だと30分くらいかかるが、店の前には駐車場もあり、
ドライバーや近隣住民たちの憩いの場として、長年愛されているお店のようだ。
愛想のいいおばちゃん店員に、「スタミナ丼セット」850円+生玉子50円をオーダー。


にんにく味orしょうが味が選べる「スタミナ丼」600円に、ミニラーメンが付く。ミニというかハーフくらいはある。


ラーメンは、やや縮れた中細麺で、ナルトや小松菜が入るクラシカルな東京醬油スタイル。
「ラーメン」単品が500円なので、ハーフは250円とすると、850円はちょうどいい価格だ。
にんにく味のスタ丼は、お店の和やかな雰囲気に反し、意外とワイルドな味付け


卵黄と混ぜればさらにメシが進むし、薄口ラーメンとのコンビネーションも良好。
ご飯が多すぎず肉と米とのバランスがよく、個人的にはチェーンのすた丼よりも気に入った。
立川市では貴重な個人経営の食堂として、ふじみ食堂さんには今後も通い、紹介したいのだが、
今日17日、BSの某番組に登場するそうなので、しばらくは混むだろうね。
※追記 後日、お店の記事を書きました

そしてつい先日、矢川『英福』を再訪。今度は営業していたのでひと安心。
飲み食いしたあとのシメとして、新年初カレーとして、「肉スタミナ焼きカレー」900円を注文。


前回食べた「焼肉チャーハン」と同系統のメニューだが、こちらの焼肉はニンニク風味なので、確かにスタミナがつきそう。

※別アングルからの撮影

カレーソースは業務用なのか、具材は見当たらなかったが、炒めた肉と玉ねぎが加わるので問題ナシ。
味噌汁まで残さずたいらげ「ごちそう様です」。満腹・酩酊に帰路の徒歩が重なり、帰宅後はバタンキューであった。
なお、前回宣言したとおり、ちゃんと焼酎ボトルも入れた。脇に写っているのはお通しのスパサラだ。


会計時、女将さんにキープ期間をたずねたところ、「しばらく大丈夫」とのこと。やはり、いいお店である。

最後の紹介は、昨年新設のカテゴリー・玉子唯一のお店、『祖仁』の新年初の厚焼玉子。
購入したのは、(小)400円を1本と、新発売の「ミニ」200円を2本購入。ミニは要するに小の半分サイズである。

※以前紹介した(小)

祖仁さんの厚焼玉子は、保存料などを使わずマジメに作っているため、消費期限が短い。
なので、「期限内では大はもちろん、小でも食べ切れない」という、高齢のお客さん向けに発売したそうだ。
私は切り分けたりせず、画像のように包みのまま片手に持ち、「うまい棒」を食べるかのようにパクついた。


「片手で食べられるオシャレな食べ物」を思い浮かべてみたのだが、うまい棒しか浮かばない自分が悲しい。

年明けから、地元立川だけでなく、多摩地区から都内まで、いろんな場所に足を運んできた。
今年も、いろんなお店を訪問し、いろんなモノを飲み食いし、いい思い出を作りたいものである。
飲食店の皆さん、今年もよろしくお願いします!
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安心安泰な食事処・酒処 矢川『英福』

2023年01月05日 | 定食、食堂
前回、最後の方で少しだけ触れた、JR矢川駅近くの『英福』さんを、改めて紹介。
前回掲載した点灯式置き看板には、「食事処 酒処 英福」と記されていたが、
別の場所に掲示してある、渋い木製看板にも「お食事 酒処 英福」と書かれている。


メインは中華だが、中華以外のおつまみや定食もあり、「お食事」の表記からも、カテゴリーは「定食・食堂」にした。
個人的には、酒処の二文字が嬉しい。飲み客を嫌がる食堂もあるからね。
ここで、卓上のメニュー画像を掲載。こちらは【定食・ご飯・麺】。


右下の<あさひなぐ>は、女性アイドルグループが出演した同名の映画で、こちらのお店がロケで使用されたとのこと。
作品中で彼女たちが食べた、「特製タンメン」を目当てに、遠くから訪れるファンもいるらしい。
裏面には【おつまみ・ドリンク】。一般的な食堂より、明らかに品揃えがいい。


この他にも日替わり商品や、おツマミが記されたホワイトボードもあり、とにかくメニュー豊富である。

初訪問時は瓶ビール、餃子、チャーシューエッグ、さらにビールとウーロンハイを追加し、シメのお食事…と、
ここまでは前回参照で、以降が<前回からのつづき>となる。
シメはベーシックな「ラーメン」600円だけでもよかったが、この日の日替わりセットは「ラーメン+半チャーハン」。
通常だと1000円なのが、サービス価格で750円とお得だったので、こちらを選ばせてもらった。
数分後、日替わりセットが到着。ラーメンは、「昔ながらの」という表現が似合う醤油ラーメン。


創業時は自家製だったらしい麺は、現在もそうなのかは不明だが、やや縮れた舌触りのいいタイプ。


チャーシュー、メンマ、ネギ、ノリにワカメ、そして私の好きなナルトが入る、伝統の東京醬油スタイルだ。
量的には確かにハーフサイズの半チャーハンは、紅生姜以外は、いかにも正統派のビジュアル。


一見してわかるように、パラパラではなくしっとりとした仕上がり。
チャーシュー、玉子、ナルト、ネギと奇をてらわぬ具材で、味付けはそれほど濃くない。


胡椒を振りかけ、紅生姜と一緒にレンゲですくい、満腹中枢が反応する前に、一気にたいらげた。
どの料理も美味しく、自宅から徒歩30分弱という近距離(?)ながら、今まで訪問しなかったのが悔やまれる良店であった。
メニュー豊富で味ヨシ価格ヨシ、そしてお酒も飲める英福さんだが、特に気に入ったのが、今回タイトルの「安心安泰」だ。

年末にここで語ったように、年に一度の競輪グランプリを33回経験している私は、当然ながらもう若くない
このブログにもたびたび登場する、私が愛してやまない個人経営=家族経営の飲食店で働くご夫妻を、
私は親しみと敬意をこめて、おじちゃんおばちゃん、あるいはお父さんお母さんと呼んでいるが、
おっさんの私がおじちゃんorお父さんと呼ぶのだから、実は皆さん、かなりご高齢である。
「あと何年できるかな…」とつぶやく店主もいるが、年齢的にもそれは本音だと思う。
失礼を承知で書くが、「今のうちに通っておかねば」と決意しているお店も、いくつかある。
前回報じた『双葉食堂』も、そのうちの一軒であった。覚悟していたとはいえ、急な閉店はショックだった。
近年、仲の良い友人に「オレが死ぬまで死なないでくれ」と懇願している私だが、好きな飲食店にも、同じ感情を抱いている。

英福さんは木製看板によると、創業が昭和46(1971)年。
代替わりしたようで、働いているご夫婦は、私より若いと思われる。もうそれだけで、なんだか安心させられる。
初訪問時は、先代らしき方がいて、空いた食器を下げたり、常連客と挨拶していた。
常連さんが退店したあとは、客席に座り店内を隅々まで凝視。目力が強かったので、つい視線をそらしてしまった(笑)。
それに気付いたワケではないだろうが、厨房の旦那さんが出てきて、「父さんは休んでてくれ」とでも告げたのか、
先代は厨房の奥に引っ込んでしまった。するとその直後、先代のおじいちゃんに代わり、
お孫さん、というかご夫妻の娘さんらしき女の子が、奥から出てきて、ホール係としてお手伝い。
二代目が若く、三代目候補(?)までいるとは、英福さんはしばらく、安心安泰であろう

生涯通えそうなお店の「全商品制覇」を目標に掲げ、その後も何度か訪問している。
2度目は、「タンメン」730円と+400円で付けられる「ミニ肉スタミナ焼丼」。お新香と小鉢も付いてくるのが嬉しい。


タンメンは、油分多めの濃厚スープに、たっぷりの炒め野菜が入る。先述した縮れ麺とも好相性だ。


ミニ肉スタミナ焼丼は、ミニではなくハーフサイズ。レギュラーサイズには生玉子が付くので、いつか食べてみたい。


どちらも濃いめの味付けで、お新香や小鉢もあるため、仕事の都合で控えた酒を、やっぱり追加しようか悩んだよ。

3度目は飲むために訪問。「ホッピー(白)」430円を注文したら、最初から焼酎と合わせた状態で登場。


毎回異なるお通し、この日の「里芋とイカの煮っ転がし」は、味が浸みていて抜群にウマかった。
あと、書き忘れていたけど、おしぼりが出てくるのも、手や卓上を汚しがちな私(←子供か)にはありがたい。
おツマミには「豚バラネギ辛炒め定食」880円の単品。ホッピーやビールに合う料理だ。


この日座ったカウンター席の目の前には、写真の「ニンニクフレーク」が置いてあったので、喜んで使わせていただく。


ニンニクは、設置していない席もあるのでご注意を。まあ、移動して取りに行けばいいのだが。


シメには、レギュラーメニューにはない、日替わり商品の「もつ煮込み定食」800円を注文。


メインのもつ煮に、ご飯と味噌汁、お新香、小鉢は厚揚げに納豆。ご飯は大盛(無料)にしてもらった。


野菜も多く具だくさんのもつ煮だが、汁自体はドロドロとしておらず、ご飯に合うタイプ。
さっきの豚バラネギ辛炒めも残っていたし、大盛のご飯もすぐに食べ終えてしまった。
まだおかずも残っているし、ここでホッピー(3杯目)に戻ってもよかったが、
お米が美味しかったので、ご飯の追加を選択。並盛なので、さっきの大盛より少なめである。


苦手な納豆だけ残し、あとはしっかり食べ切り、お会計。ここで定食屋さんで飲むときの最大のテーマ、
定食のおかず単品はいくらなのか問題が立ちはだかる!
こちらのメニューには単品価格、たとえば「おかずのみは100円引き」などの記載はない。
果たして、豚バラネギ辛炒め定食880円の単品価格は、お店を出てから暗算した結果…880円?
そうか、もつ煮定食でご飯をお替わりしたから、単品+ご飯で定食扱いになったのか。
イヤ、それでは味噌汁や小鉢が足りない。なので単品価格、そしてご飯の価格(こちらも記載なし)は不明のまま。
その大いなる謎を解くため、昨年末に英福さんへ4度目の訪問を果たした。
さっきから「最大のテーマ」とか「大いなる謎」などと書いているが、実際は数百円前後のみみっちいハナシである。

ドリンクは瓶ビール、続いてウーロンハイ。そしておツマミは、やはり日替わりだった豚角煮定食800円の単品をチョイス。


柔らかく煮込まれた豚角煮と大根、そしてハードボイルド玉子ちゃん。間違いのない組み合わせである。


前回の煮込みもだが、非中華メニューも美味しいのが、英福さんの魅力である。
そしてこの日も、娘さんがお手伝いしていたのだが、初回の子は妹さんで、今回はお姉さんのようだ。
働き盛りの元気なご夫婦に、看板娘もふたりいて、英福さんの未来は明るそうだ。
この日のシメは、初回の半チャーハンが気に入ったので、「焼肉チャーハン」800円。
以前、同じ国立市の『餃子王』で、ラーメンの具材の焼肉をチャーハンに乗せたことがあったが、それを具現化した商品である。
あらかじめ湯通しされた豚肉を、特製ダレでさっと炒め、チャーハンに乗せて完成。


横アングルがこちら。なかなかの迫力である。元のチャーハンの味付けが過剰ではないため、焼肉の甘辛いタレがマッチする。


醤油味のスープと一緒にガツガツとたいらげ、肉の脂とチャーハンの油で口の周囲をギラギラにして「ごちそうさまです」。
お会計の結果、豚角煮定食800円の単品は…600円! 単品は200円引き、ご飯は200円と理解していいのかな。
会計時、常連さんたちが入れている眞露のボトルの価格を聞き、「次回入れます」と告げてから退散。
眞露のボトルは2500円。年明け初訪問時に必ず入れよう。生涯で何本入れられるか楽しみだ



英福
東京都国立市富士見台4-12-10
JR矢川駅から徒歩約2分半、立川駅からも28分くらい
営業時間 11時~14時半、17時~22時半(夜のラストオーダーは1時間前)
定休日 日曜、年末年始 今年は本日5日から営業開始
※テイクアウト用のチラシでは「ラーメン食堂 英福」名義
※追記 5日からと聞いたのですが、10日からでした。行った人がいたらゴメンなさい
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60年間の営業に感謝を込めて 立川『双葉食堂』

2023年01月02日 | 中華食堂
明けましておめでとうございます。今年も拙ブログをよろしくお願いします。
新年一発目は、清瀬『みゆき食堂』や、八坂『宝来屋』など、自信を持ってオススメできる良店を紹介しており、
今年もその予定だったのだが、急遽変更することになった。
 
昨日、地元の神社へお参り…は混んでいたのでやめ、近くを散歩した帰り、今回タイトルの『双葉食堂』にも寄ってみた。
無論、元日から入店するつもりはなく、年明けの営業はいつからなのか、確かめるためである。
今の時期、どのお店にも「年明けは4日から」などと書かれた紙が入口に貼ってあるが、
外観が遠くから見えてきた瞬間、妙な胸騒ぎがした。あわてて近付いてみると、


やはりイヤな予感が当たった。昨年の12月29日で、双葉食堂さんは閉店していたのだ。


よく見ると、漢字の八を九に修正している。常連客に懇願され、28日までの予定を一日伸ばしたのかもしれない。
詳細を知りたくて、帰宅後にネット検索したところ、福島県にある同名の食堂が、今年9月に閉店していたが、
閉店から3日しかたっていない、立川・双葉食堂の情報は、やはり見当たらない。
いずれにしても、お気に入りだったお店の廃業が判明し、新年早々ショックである。

食材だけでなく光熱費も高騰した昨年は、多くの飲食店がやむなく値上げしたものだが、双葉食堂さんは価格を維持していた模様。
入口左側に掲示されている、メニュー看板の価格が、それを証明している。

※6年前から変わっていない

令和の時代によくぞこの価格で…本当に頭が下がる思いである。
あえて名前は出さないが、一番安いラーメンが1200円もする、暴利な店が市内にあるのだが、
そこの店主が数年前、あるTV番組で【立川市はラーメン単価が日本一高い】という説を、堂々と肯定していた。
市民として言わせてもらうが、高いラーメン屋はコイツの店と、せいぜい『一蘭』くらいで、
立川市のラーメンが日本一高いというのは、真っ赤なウソである
双葉食堂さんのように、長年安価で頑張ってきたお店を差し置き、勝手に市内同業者代表のような体裁でTVに出演し、
荒唐無稽な説を否定せず乗っかることで、己を正当化し立川のラーメン店の評判を落とした、この店主を私は絶対に許さない。

双葉食堂さんにハナシを戻す。こちらを紹介したのは2016年の5月(こちら)。
拙ブログ開設から実質3本目と、早い時期の記事ゆえ方向性が定まっておらず、画質の悪いガラケー写真ばかりで、
ダラダラ長ったらしいと不評な文章も、この頃はまだ短い(苦笑)。
お店の存在を知ったのは、今から12年前の2011年。「ラーメン」350円、「チャーハン」480円とさらに安かった。
当初は一品料理でビールを飲み、シメに食事を頼んでいたが、途中から長居は避け、注文は食事のみ一回限りとし、
お会計を先に済ませ、食後はテーブルを拭き、食器を厨房カウンターまで下げることにしていた。
今だから明かすが、ブログ発表時はすでに、ここで飲酒することは、ほぼなくなっていた。
失礼ながら、ご夫婦はかなりご高齢で、たまたまかもしれないが、旦那さんが不在の時期もあった。
「最初にビール、あとからシメ」だと、その間お母さんが、厨房で待機しなければならない。
夜の時間帯は、客が私だけのことも多く、お料理の提供と同時にお会計を済ませれば、
お母さんは、厨房の奥にある自宅部屋(?)に引っ込み、休憩ができるのでね。
他の方のブログでは、ご夫婦の娘さんらしき店員さんもいたそうだが、私は結局、一度も会ったことがない。

ゆっくりくつろげなくても、私がこちらに足繁く通っていた理由は、単に安いからだけではなく、
ご夫婦がマジメに調理する様子と、出てくるお料理が好きだったから、である。
正直、動作はゆっくりであったが、重い中華鍋を振り、お皿に盛りつけるまでの流れは機敏であった。
私がデジカメで撮影したのは、わずか2品だけだが、そのメニューをここで再掲載。
煮干しが香る醤油味のスープと、ケチャップが容器ごと提供される、「オムチャーハン」600円。

※ハートを描いた自分に猛省を促したい

中身のチャーハンが美味しく、私が最後に食べたのも、普通のチャーハンであった(撮影はせず)。


そして、ビールのツマミとしても最適だったのが、「生姜焼き」580円。


マヨネーズ容器付きで、以前は550円。豚肉の枚数は15~17枚。価格の割にハイカロリーである。
スープ付きの「ライス」は並で200円。普通のお店の大盛ぐらいあるが、生姜焼きと一緒だと、すぐになくなった。


さっき書いたように、最後にチャーハンを食べたのが2020年。
その後はコロナ禍による休業要請や、謎の臨時休業(日頃の行ないが悪い私のせい)にぶつかり、
今年の春頃には、夜の営業がなくなったりして、なかなか入店できず。


駅からやや離れた、近隣住民以外はあまり利用しなそうな通路にあるお店で、
最近は私自身も、お店の前を通ってなかったため、閉店を予告するお知らせの有無もわからない。
もう一度食事したかったし、閉店がわかっていたら、ご夫婦に「お疲れ様でした」と挨拶したかった。
そもそも、私はご夫妻と、オーダーと「ごちそう様でした」以外の言葉を交わしたことがない。
基本、ご夫妻は奥で休憩しており、私自身も人見知りなため、仕方ないともいえるが、やはり悔いが残る。

昨日は元日ゆえ、お店近くの鉄橋では、大勢の方がスマホで初日の入りを撮影していた。
私も便乗して撮ってみたが、位置取りが悪く、いつものようなダメ写真に。


その直後に、お気に入りだったお店の廃業が判明したため、沈む夕陽の画像が余計に悲しい。

最初の方に載せた、双葉食堂さんからのお知らせには、
「六十年間の長きにわたり ご愛顧いただきまして 誠に有難うございました」
と書かれていたが、その御言葉を、客側の私も返答させていただきたい。
双葉食堂さん、昭和、平成、令和と、60年もの長きにわたり、
安くて美味しい料理の数々を提供していただき、本当にありがとうございました。

私がお世話になったのは12年足らずですが、お店のことは、決して忘れませんよ!


双葉食堂
東京都立川市曙町1-10-6
立川駅から徒歩10分ほど、西側地下道の中にある階段を通ると近い
営業時間10時半~15時
定休日 土、日、不定休あり

※文中のとおり、22年12月29日で閉店なさいました


<おまけ>
新年早々、しんみり終わるのもさみしいので、本来掲載する予定だったお店を、少しだけ紹介。
お店の屋号は『英福』で、住所は国立市富士見台で、JR南武線矢川駅から徒歩3分足らず。


ジャンル的には中華食堂だが、夜は居酒屋として利用する客も多いし、中華以外のメニューもある。
店内はカウンター席とテーブル席、さらに看板に「お座敷有り」とあるように、団体客向けのお座敷も用意されている。


私の初訪問は昨年秋頃。まずは「瓶ビール(大)」680円を注文。ビールはアサヒで、無料のお通しも付いてきた。


おツマミは、メニューにあれば必ず頼む「餃子(5コ)」450円と、


これまた、あれば頼みたくなる「チャーシューエッグ」600円を選択。


餃子の中身は、具材が細かく刻まれた、肉汁はないけどニンニクがしっかり効いた、私の好きなタイプ。


チャーシューエッグは、半熟の目玉焼き2個、タレがかかった焼豚4枚に、生野菜付き。
チャーシューに野菜を乗せて、巻くように食べたり、とろける黄身ちゃんを絡めたり。


すぐにビールをお替わりし、さらに「ウーロンハイ」430円にチェンジ。


ほろ酔いになってきたところで、シメのお食事…は次回につづく>
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