明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

オンリーワンな老舗の味を受け継ぐ中華そば 三鷹『みたか』

2018年01月28日 | ラーメン、つけ麺など
かつて、三鷹駅南口に『江ぐち』という名のラーメン店があった。
昭和24年の創業で、店内のカウンター席は、いつも大勢の客で賑わっていた。
こちらは、平成14年(2002年)発行のラーメン本に載っていた写真。


見た目はシンプルな醤油ラーメンという印象だろうが、「ラーメン400円」は、当時でもかなり安い部類に入る。
私が初めて訪問したのは、この本を買う前だから、たぶん今から20年以上前。
偶然だろうが、店員さんもお客さんもみなさん高齢の方で、自分を若造のヒヨッコに感じた記憶がある。
こちらは、麺をひと玉ずつ茹でられる、取っ手付きの網(テボ)を使わず、大きなザルでいっぺんに調理しており、
普通のラーメンを頼んだら、別の客が注文したワンタンメンのワンタンが混ざっていて、妙に得した気分になった。

江ぐちには熱狂的なファンが大勢いて、その内のひとりが、「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さん
常連客だった久住さんは、お店の人たちを登場人物にした、写真の書籍を発表するほど江ぐちを愛していた。
 ※画像はamazonより拝借

お店は繁盛していたが、店主の江口さんがお亡くなりになったことで、平成22年の1月にやむなく閉店。
しかし、江口さんの弟子で、久住さん以上に江ぐちの大ファンだった橋本さんが、お店を引き継ぐことを決意。
数ヶ月後、『中華そば みたか』という店名で、再出発を果たすこととなった。
ネットやマスコミの評判は、「名店復活」「以前と変わらぬ味」と、おおむね好評のようだった。
私自身は、あまり三鷹駅で下車することがなく、なかなか行く機会に恵まれなかったのだが、
最近は、以前拙ブログで紹介した、天ぷらのウマい店『すーさんち』など、三鷹での飲み歩きも増えており、
先日の夕刻、ようやく待望の「みたか初訪問」を果たすこととなった。

ビルの階段を下りてお店の扉を開けると、「いらっしゃいませ!」と気持ちのいい挨拶で迎えられた。
店員は男性ふたりと女性ひとり。みなさん若く、そして勤務態度が素晴らしい!
自然な笑顔、快活な受け答え、キビキビとした動き、そして付かず離れずなお客さんとの絶妙な距離感。
これまでに私が入ったラーメン店では、間違いなく三本指に入る好接客だ。
店員が3人いれば、ひとりくらい怠惰なバカが混ざっていたり(立川の店では、3人ともバカの場合あり)、
調理にのみ専念し、客に注意を払わないヤツもいたりするのに、彼らは全員、調理も接客もしっかりこなす。
失礼ながら、先代『江ぐち』の接客は、さほどいい印象がなかったので(苦笑)、これは嬉しい誤算だった。

さて、肝心のラーメンの味だが、隣のおっさん客が食べているのをのぞいたら、見た目は以前と変わってなかった。
基本の「ラーメン」の価格は450円と、閉店時の江ぐちと同額で、8年たってもその値段をキープしていたが、
今年1月から、麺類を50円値上げしたそうだ。それでも、個人店でラーメン1杯500円は破格だ。
そもそも、消費税が8%になったときも、価格を維持して頑張ってきたのだから、50円くらいは上げてもいいでしょ。
なお、以降で紹介したラーメンは、私が食べたときの価格(=現在より50円安)なので、お間違えのないよう。
この日の私の注文は、「ワンタンメン」600円に「卵」50円をトッピング。
数人分のオーダーを受け、大釜で大量の麺を茹で終わったあと、同じ釜で私のワンタンを茹で始めた。
これなら、ワンタンが他人の麺に混ざる=横取りされる心配がなくていいぞ(←セコイよ)。
ワンタンと卵が盛り付けられ、店員3名からの「お待たせしました!」の掛け声とともに、丼が運ばれてきた。


ナルト、メンマ、ちっちゃいチャーシュー、そしてたっぷりのワンタンと半熟玉子。これで650円は安いでしょ。
「卵」は味玉でなく、ポンとお湯に落として茹でたもの。家庭で作るラーメンの具みたいで、妙に気に入った。


スープを吸って柔らかくなったワンタンは、12個くらい入っていたはず。中の具はかなり少ないが(笑)。
そして、こちらのラーメンの最大の特徴は、自家製の麺。


ラーメンの麺は黄色が主流だが、こちらの麺は写真のように、蕎麦粉を混ぜたような茶色をしており、
やや太めで四角く、歯応えがある。風味も独特で、こちらのお店でしか味わえない麺だ。
醤油味のスープも、よくあるオールドファッションな塩分きついタイプかと思いきや、そんなにしょっぱくない。
先代・江ぐちの味と、全然変わらないよ!
会計後、店主の橋本さんが顔を出した。店主不在でも、ラーメンの味や部下の態度が変わらないのには感動した。

数日後、シラフ&空腹で再訪。
江ぐち時代から常連さんがやっていたらしい、「ビールとつまみ、最後にラーメン」をやってみることに。
まずは「ビール中」500円と「焼豚(チャーシュー)」400円を注文。
すぐに冷えたキリンラガーの中ビンと、ネギとタレをまぶした焼豚皿が登場。


おつまみは「竹の子(メンマ)」200円もあるが、焼豚皿にもメンマが混ざっているので、両方頼まなくて済むよ。


ほろ酔いになったところで、シメの「五目そば」650円を追加。それにしても、どのメニューも安いよなあ


ゆで卵、ハム、ピーマン、もやし、そしてナルト、メンマ、チャーシューが増量される、色鮮やかな五目そばだ。
ピーマンとハムはラーメンには珍しい具だけど、このスープと麺には合っているから不思議。
しっかり茹でられ薄黄色に仕上がった、ハードボイルド玉子も、懐かしくていいかんじ。
全部たいらげたところで御会計。相変わらずいい接客で、ハシゴ酒の1軒目としては最高だった。
お店を出て、階段を上っていると、写真のビル看板を発見。隣の店の「カレーライス500円」も安いね。


旨味が過剰な最近のラーメンに慣れちゃった人には、みたかの味はちょっと物足りないかもしれないが、
前回の『天下一品』もそうだけど、ここのラーメンも他では食べられない、まさにオンリーワンの味だ。
歴史を誇る安くて美味しいラーメン、未食の方はぜひ1度お試しを。


中華そば みたか
東京都三鷹市下連雀3-27-9 B1F
三鷹駅南口から徒歩約3分
営業時間 11時~14時、17時~20時半
定休日 月曜、第1第3火曜
※すぐ近くに、橋本氏の実家が営む『割烹 はしもと』がある
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その後の『天下一品』煮込み

2018年01月25日 | 天下一品
以前、「お気に入りの煮込み」というタイトルで紹介した、
http://blog.goo.ne.jp/shiyoudayuuji/e/a2e7625309e3434ff2cb8781881c8609
『天下一品』の「ラーメン・こってり」。
(C)天下一品

「煮込み」と呼んでいいのかはさておき、あのドロドロスープをツマミに、昼夜を問わず酒を飲むことは多い。
そんな、テンイチの煮込み…というか、こってりラーメンに魅せられた私は、
3年ほど前、「他の支店とは味が違う」と噂の京都総本店(一号店)にも足を運んだ。
京都駅からはバスで30分以上の道のり。なんとか開店直後に到着したものの、すでに行列ができていた。
「さすがは総本店!」と期待が高まる中、列の最後尾に並んだところ、
すかさず店員さんが近寄ってきて、メニューを渡し、その場で注文を聞いてくる。
私が選んだのは、関東では未見の「牛すじラーメン」。値段は普通のラーメンの200円増しくらいだったはず。
煮込みのようなラーメンに牛すじの煮込み、絶対に相性がいいと思ってね。

約20分後、ようやく入店でき、カウンター席に座るとほぼ同時に、待望のラーメンが運ばれてきた。


スープをすすると、期待通りの旨味と濃厚さ。具の牛すじ煮込みも悪くはない。
ただ、麺がちょっと柔らかすぎていただけない。まあ、最初から覚悟はしていたのだが。
先に注文を取る→現在食事中の客の様子から、新規客の着席時間を予測し調理開始→ラーメン完成→
しかし、食べ終わった客が席を立たない→やむなく放置→運ばれてきたときには麺が伸びている
というプロセスを経たと思われる。前もってオーダーを取る繁盛店ではよくあることだが、正直ガッカリ。
私の大好きな(笑)食べログに、「さすが総本店はウマい!」と絶賛しているバカ…イヤ、投稿が見受けられるが、
個人的には「そんなに期待しない方がいいよ」と言っておく。
アクセスはよくないし、そもそも並び客が多くて、落ち着いて食べていられないしね。
ちなみにこちらが、総本店に寄った証拠となるのれんの写真だ。こんなアングルだと、証拠にならないか。


牛すじトッピングのアイデアはよかったので、先日入った水道橋店にて、まずは「牛すじ煮込み」単品でビールを飲み、


辛子味噌やニンニクをまぜたのち、こってりラーメンに乗せて食べた。


見た目はよろしくないかもしれないけど、おいしかったよ。
水道橋店は昔から一品料理が多く、飲み屋としてテンイチを利用するなら、東京ではここがオススメ。

上記のように、テンイチは各店舗でオリジナルメニューを出している。
大阪の喜連瓜破(きれうりわり)店ではかつて、全国のテンイチで唯一、ハンバーガーを売っていたくらいだ。
昨年訪問した、京都駅に近い八条口店では、ビールのつまみに「味玉」と、“名物”らしい「鶏天」を注文したところ…


上記のような巨大な物体が出てきた。確か3個480円と記載されていたはずだが、デカい固まりが5~6個あったぞ。
ところで、今気づいたんだけど、妙に長い物体はカエルの脚では…? 味は鶏だったけどさ。
その後、さらにこちらのお店のオリジナルメニューらしい、麺が3玉入る「得特ラーメン」を追加オーダー。


麺が3倍、チャーシューも3倍、しかし値段は1380円と、2倍分くらいのお得価格。残った味玉もスープに浮かべたよ。
大好きなこってり煮込みを、普段の3倍も食べられるとは幸せだ…と思ったのは最初の数口。
スープを吸った麺は、食べても食べても減らず、徐々に気持ち悪くなってきた。
完全にハシが止まってしまった自分を、「トシのせいか、喰えなくなったもんだなあ…」と嘆いたものだが、
今考えると原因は、直前に食べた巨大鶏天だろう。どうせ悪い油使ってるだろうし。
帰りの新幹線で吐くわけにもいかず、3人前頼んだのに1人前残してギブアップ。食材をムダにしてしまい申しわけない。
やっぱりテンイチこってりは、写真の特盛(麺2玉)くらいが限度かな。えっ、ライスは余計だろって?

※深夜の高円寺店にて

このようにテンイチのこってりを愛してやまない私は、最近では、類似品にまで手を出してしまった。
それは、中華ファミレスチェーン『バーミヤン』の「こってり!スッキリ! 京都風こってりラーメン」だ。


テンイチをパクったと思われるラーメンで、「こってり」を2回使うひどい商品名が個人的に×。
見た目はそこそこ似ているが、味の方は…やっぱり本家には及ばなかった。
スープのドロドロ具合は似ているが、本家と比較すると、まろやかな旨味に欠ける。
「おつまみ豆板醤・柚子胡椒・フライドオニオンの味変えトッピング」(←HPより引用)も、さほど効果なし。


↑盛り付け方にも、愛を感じないし、薬味ではやはり、テンイチの味噌とニンニクの方が上だね。
ただ、麺のチープさはテンイチに近く、麺を裏返したら、一気にスープを吸ってしまった。


メンマはバーミヤンの方が上だが、見た目がウマそうだったチャーシューは、ただ豚臭いだけで期待ハズレ。


これなら、今どき珍しいほどパサパサな、テンイチチャーシューの方がマシか(笑)。
何よりムカついたのが価格で、ファミレスなので安いかと思ったら、
1 699円という表示は税抜きで、税込みだと755円。一般的なテンイチの720円よりも高いとは!
2 (大盛りできます)と書いてあったので大盛りにしたら有料(108円)だった!
3 22時過ぎての入店だったので、10%の深夜料金を取られた!
以上、合計949円とは割高感があるね。悔しいので、少しでもモトを取ろうとスープを飲み干したら、
底に沈んでいた柚子胡椒の辛味が一気に押し寄せてムセた。ガッデム!
テンイチよ、浮気してすまなかった。

それにしても、バーミヤン=すかいらーくグループという大会社でも、例のこってりラーメンの再現は難しいようだ。
家系や二郎系が乱立する、パクリ上等なラーメン業界において、テンイチ系の模倣店は、まだ現れる気配がない。
そんな孤高の道を行く(?)天下一品の煮込みを、私は今後も支持していくつもりだ。
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本場博多の味を学べる 東大和市『大学ラーメン』

2018年01月21日 | ラーメン、つけ麺など
先週末は、大学入試センター試験があったそうで。
私が高3だったのは、もうずいぶん前だけど、連日徹夜で大変だった記憶しかないなあ…
あ、そういえばボクちゃん、センター試験受けてなかった。 ※徹夜の理由は麻雀
ナニ? センター試験どころか、大学にも入ってないんだろうって? 
バカ言っちゃいけない。こう見えても、大学はちゃんと行ったぜ。それも2校も。 
ひとつが、府中市の分倍河原駅近くにある焼肉店『ホルモン大学』


そしてもうひとつが、今回紹介する『大学ラーメン』


正式な店名は『元祖長浜 大学ラーメン』という、博多豚骨ラーメンのお店だ。


なお、上記の写真3枚、いつも以上にひどい画像で申し訳ない。夜間の撮影、できないんだよ。

初めて大学ラーメンに入学…じゃなく訪問したのは、以前紹介した東大和市駅近くの串カツ店『串寅』さんの帰り。
  串カツだけでなく、煮込みも絶品の良店だよ。

飲み食いしたあとなのに、ラーメンでシメたくなってね。なお、串寅から大学ラーメンへの移動は、徒歩だと結構かかるし、
そもそも東大和市駅からは遠ざかることになるので推奨はできない。
店内はカウンター席のみで、通路には昔懐かしいストーブが置いてあった。
結構酔っていたので、酒類は頼まず「ラーメン」650円と「焼ギョーザ」の半(ハーフ)200円を注文。

接客担当は若い女性店員だったが、彼女が女子大生なのかは不明。
しばらくすると、さっきのお姉さんが、ラーメンと半餃子を運んできてくれた。


丼周辺のアブクが、いかにもスープをじっくり煮込んでいるようで、期待が高まる。


こちらが半餃子。1人前が6個で400円なのに、3個200円なのはありがたい。

さっそくラーメンを食べてみたところ、スープに臭みはほとんどないものの、味はなかなか濃厚。
濃いと言ってもしょっぱいわけではなく、豚骨から出たと思われる旨味も豊富で、本場・博多長浜のよりイケる。
長浜のラーメン、屋台で1度だけ喰ったけど、意外とあっさりしてたんだよね。
麺は福岡から粉を仕入れて作る自家製の細麺。注文通り「ばりかた」に茹でられていた。
驚いたのが、大中2枚入ったチャーシューが、柔らかいけど味がしっかりしていて、スープに負けないこと。
餃子も、自家製じゃないかもしれないけど、パリパリに焼かれた皮の中には、やや甘味を感じるアンが詰まっており、
かじるとエキスがほとばしり、つけダレ用の小皿に汁がこぼれる。酒のツマミとしても秀逸だろう。
今度、空腹のときに改めて来よう…と思った数秒後、やっぱり我慢できず、「替玉」を追加オーダー。


さっきは「ばりかた」だったが、今度は「柔らかめ」にしたので、小麦粉の旨味をほどよく感じる。
ラーメンの麺って、個人的には柔らかめの方がウマいと思うのだがどうかな?
ちなみに茹で時間は、ばりかた12秒、硬め30秒、普通50秒、柔らかめが確か1分以上、粉落としが2秒だったかな。
こちらのお店は、小麦粉が高騰する以前から、替玉は150円とちょっと高め。
ただし、高校生以下は1玉無料と、屋号通り将来大学を目指す若者にはやさしいようだ。
卓上のゴマ、紅生姜、にんにくなどを駆使して麺をたいらげ、スープもすべて飲み干したところで、今度こそ退店。

数日後、空腹&シラフで再訪。びん「ビール」500円と、「焼ギョーザ」に「水ギョーザ」の半人前を注文。


ビールはサッポロラガーの中びんで、メンマとネギをごま油で和えた小皿が付いてくる。
焼餃子は相変わらずウマく、1人前(6個)頼んで正解。すぐにビールお替り。
下記写真は、水ギョーザ3個。値段は「焼」と同額で、半人前は200円。


ネギが散りばめられた餃子に、酸っぱいダレをつけて食べる。茹でた分、皮がモチっとしてるね。
おつまみはこの他、「チャーシュー」「明太玉子」、そしてこの日は売り切れだった「たこバター」がある。
次回はたこバターとチャーシューで一杯やるかな。
この日のシメは、「チャーシューつけ麺」の並1000円。前回、チャーシューが気に入ったのでね。


麺はラーメンとは異なる中太麺。つけダレは、酸味と辛味が加わっているけど、ちゃんと豚骨臭も残っている。
5枚並べられた期待のチャーシューは、この日はどうもイマイチ。こんなはずでは…。
途中で、ラーメンのように加熱しようと気付き、温かいつけダレに沈めたところ、やっぱり美味しくなった。


つけ麺も悪くはないけど、このお店ではやはり、ラーメンの方が圧倒的におススメだね。
私の知る限り、多摩地区では屈指の豚骨ラーメン店だと思うよ。

大学を出たのかどうかも忘れてしまい、まっとうな人生からはドロップアウト=落第した私だが、
こちらの『大学ラーメン』には、今後も熱心に通学し、豚骨ラーメンのウマさを学ばせてもらう。
冒頭で触れた『ホルモン大学』も、そのうちこのブログで紹介するのでよろしく。


元祖長浜 大学ラーメン
東京都東大和市清原4-10-10
西武線東大和市駅から徒歩約13分
営業時間 火~金11時半~15時 18時~22時 土日祝11時半~22時
定休日 月曜(祝日の場合は営業し、翌日が休み)
※売り切れ次第早じまい
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やっぱり安い姉妹店 大森『餃子とワイン屋』

2018年01月20日 | 餃子
前回紹介した、大森にある率直なネーミングのお店『餃子とビール屋』


そのお店から、15分ほど歩いた場所に姉妹店がある。その名はズバリ『餃子とワイン屋』
こちらもやはり、生ビール200円、つまみ130円~と激安価格で、おまけにわかりやすい屋号である。


お店は駅近くのビル地下にあり、居抜きなのかスナックのような作り。
調理担当の男性にホール担当の女性と、ふたりのスタッフが元気に働いている。
卓上のメニュー表はこちら。餃子の他は洋風のオツマミが目立ち、他に日替わり料理もある。


メニュー右端にも記載してあるように、餃子とビール屋が中華主体で、こちらはイタリアンのお店なのだ。
飲み仲間の先輩と入店し、まずはビールと「手作り餃子」を15個注文。


前回も書いたが、餃子は5個230円、10個360円、15個だと480円と、多く頼むほどお得になる。
「ウマいウマい」と、ふたりであっという間にたいらげたので、さらに15個お替わりし、
さらに、こちらの店オリジナルの「イタリアン餃子」5個280円も追加注文。
マルゲリータピザのように、イタリア国旗と同じ三色の食材を使っているそうで、
中身の具材はチーズトマトセロリで、タバスコも一緒に提供される。


実は私、トマトとセロリが苦手なのだが、こちらのイタリアン餃子は、3つの食材が重なり合ったことで、
互いのクセを打ち消し合い、旨味のみが増した印象で、意外と美味しかった。
餃子にしちゃえば、嫌いなモノでもだいたい食べられるもんだね。 ※ただしパクチーは除く

せっかくなので、洋風オツマミも注文することに。こちらは「ローストビーフ」360円。


こちらは「マカロニグラタン」360円。中身の写真は、あまりキレイに撮れなかったので省略。


ローストビーフもグラタンも、あと、写真を撮り忘れたけど、こぶ茶テイストの「ポテトフライ」230円も、
すべて値段以上の価値があったよ
スペアリブ、ピザ、パスタなど、他にもウマそうな料理があったので、次回頼んでみるつもりだ。

あ、もちろん、お店の看板ドリンク(?)である、「グラスワイン」250円も頼んだよ。


ワインの知識は皆無なので、味について説明できないのが残念。餃子との相性は、悪くはなかった。
格安のものだけでなく、ボトルも多数そろっていたので、ワイン好きでも満足できるのでは。
「餃子とビール屋」に「餃子とワイン屋」、彼らの次のチャレンジを期待している。
個人的には「餃子とホッピー屋」が希望。現店舗に置いてもらってもいいけど。

飲んで喰って御会計(当然安かった!)したあと、大森駅付近を探索してみた。
餃子とワイン屋からは、駅を挟んで向こう側に、写真の「山王小路飲食店街」がある。


かつては「地獄谷」と呼ばれたらしいこのエリアには、いかにも昭和チックな飲み屋が立ち並ぶ。
個人的な印象としては、入るのにちょっと勇気が必要な店が多い、かな(笑)。新宿のゴールデン街みたい。
その後、先輩と「もう1軒寄ろうか」となり、吉田類さんの番組にも出た、大森では有名な某店へ行ってみた。
昼間から営業していて、早い時間は酒類を安く提供しているそうだが、夜は普通の価格。


先輩と短時間、軽く飲んでお会計したところ…どうも計算が合わない。
会計担当の外国人女性に確かめたところ、「サワー、350円ってナテルけど、ソレ本当は540円なのゴメンネー」だと。
なるほど、ならこの金額でしょうがないですね…なんて納得すると思ってるのかバカヤロウ!
しかも、その謎価格を受け入れたとしても、まだ差額がある。この女店員じゃダメだと思い、
もうひとりの男性店員(こいつも外国人)を呼び止めたら、無視して厨房に戻ろうとしたので、
「ちょっとアンタ!」と腕をつかんだところ、こちらを見向きもせず腕を振り払い、立ち去っていった。ひでえ!
たいした額ではない(たぶん800円程度)し、温厚な先輩があきれつつ「もう出ようよ…」と言うので、おとなしく退店したが、
ドケチの私は、たとえ数百円でも悔しいし、何よりあの店員どもの態度が憎たらしい。
この、セコいボッタクリ店の名前は『富士川』という。
「大森 富士川 会計」でネット検索すると、同じような経験をした客の投稿がいくつか見受けられる。常習犯のようだ。
「2度と行かない」のは当然で、「大森で酔って吐きたくなったらあの店の前で」とまで決意した(←しょーもない)。

大森について悪印象を抱いてしまったが、とりあえず『餃子とワイン屋』さんなら安心だよ、と断言しておく。
少し歩くけど、『餃子とビール屋』さんへハシゴするのもおススメだ。



餃子とワイン屋
東京都大田区大森北1-16-8 B1F
大森駅から徒歩約3分
営業時間 火~日17~23時
定休日 月曜と第一第三火曜、年末年始
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バカ安価格で営業中! 大森『餃子とビール屋』

2018年01月08日 | 餃子
みなさん、明けましておめでとうございます。今年も拙ブログをよろしくお願いします。
今回の日記は、前回書いたケイリングランプリ(私の本命が落車失格)については一切触れませんので、あしからず。
さて、ここからは「ですます調」はやめ、いつもの文体で、何事もなかったかのように進めていく。

日々、安くてウマくて面白い、そんなお店を探している私だが、先日、ピッタリ該当するお店を発見。
それが、品川区の『餃子とビール屋』さんだ。単刀直入な店名もいいね!
最寄り駅は京急本線の立会川駅だが、JRの大森駅からも歩けない距離ではない。
こちらがお店の名刺。「バカな価格で営業中」とあるが、入ってみたら本当にバカ安だったのである。

※四方に描かれている、謎のイラストがかわいい

どのくらい安いかは…実際にメニュー写真を見てもらおう。まずはドリンク。


生ビール200円、サワー類180円~と、立ち飲み屋より安い。他では、焼酎ロックや紹興酒が230円だ(すべて外税、以下同)。
ちなみに、店内はカウンター中心だけど、テーブル席もあり、ちゃんとイスもあるよ。
続いて、こちらはフードメニューの一部。この他にも、レバニラなどの中華総菜やシメの食事類もある。


どれも200円台からせいぜい400円台で、500円以上の料理はなく、お店のコンセプトは、
「コンビニより安い、大人の駄菓子屋」だとか。確かにコンビニより安いかも。
まずは生ビールを注文したら、200円とは思えぬサイズのジョッキが、キンキンに冷えて出てきた!


ジョッキの中身も発泡酒ではなく、アサヒスーパードライ。これが何杯飲んでも200円なら、缶ビール買うよりいいよ。
ここからは、これまでに頼んできたオツマミを、順に紹介していく。
まずは基本の「手作り餃子」。5個230円だけど、10個だと360円、15個なら480円。小皿には追加のおろしニンニク(10円)。


具にはニンニク不使用だが、ニラを中心に野菜たっぷりで、かじるとジュワっとジューシー。
小ぶりだけどしっかり味が付いており、醤油などのタレはなくてもOK。
さすがは『餃子とビール屋』。お酒に合う濃い~テイストだ

こちらは日替わりメニューの「水餃子」。4個で230円。


基本の餃子をゆでて、ネギと担々ダレをかけて食す。このタレは、鶏唐揚げに付けてもよさそう。
続いては、これまた日替わりの「牛すじ煮込み」200円と、レギュラーの「海老のマヨネーズ」360円。


ピリ辛の牛すじには七味が合う。海老マヨは小ぶりな海老が5~6尾。店主は中華の経験があるようだ。
こちらは、中華食堂ではおなじみ「海老のチリソース」に「チンジャオロース」。どちらも360円だ。




値段的に、やや少なめの盛り付けだが、ひとり飲みにはベストの量だ
作り置きなどの手抜きはせず、一品一品ちゃんと作ってくれているので、味については当然、文句はない。
最初に行ったときのシメは、写真の「本日のあったかスープ」180円にした。


あんかけが熱くてちょいと舌をヤケドしたが、豆腐にもやしにネギにキュウリと、意外に具沢山で満足できた。
その次に行ったときのシメは、日替わりご飯メニューの「ホイコーローチャーハン」480円を選択。


ホイコーローのような甘辛いタレで味付けされた、キャベツと豚肉が入ったチャーハンだ。
今度、なじみの中華屋さんでもやってもらおう。
他にもレギュラーの春巻き、焼売、麻婆豆腐や、日替わりのジャージャー麺、冷しゃぶサラダなどメニューは豊富だ。
最後に、こちらはテイクアウトの冷凍餃子を知人宅に持参し、家主さんが焼いたもの。


15個480円だから、餃子パーティーを開催するには、安くてお得だよ。

店員さんは三十代の男女ふたり。名前、年齢、経歴、趣味嗜好などの各種データが、壁の貼紙に記載されている。
話しかければ、気さくに会話してくれるが、お酒を勧めるのは「仕事にならなくなるので」NGらしい(笑)。
勤務中は酒も飲まず、バカみたいな安価で頑張るおふたりを、今後も応援していきたいものだ
料理の写真撮影や、SNSでの紹介は大歓迎だそうなので、皆さんもぜひ行ってみてほしい。
なお、このお店からちょっと離れた場所(大森駅からは近い)に、同じコンセプトの姉妹店がある。
その店名は『餃子とワイン屋』。やっぱりそのまんまの店名だ(笑)。こちらも近日中に改めて紹介しよう。


餃子とビール屋
東京都品川区南大井4-14-1
大森駅から徒歩約15分 京急線立会川駅から徒歩約8分(推定)
営業時間 火~金17~23時、土日祝16~23時
定休日 月曜、年末年始
※一部を除き、料理のお持ち帰り可能
 
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