明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

初めて通った「回らない寿司店」 東所沢『鮨みつ』

2024年12月04日 | 定食、食堂
日本人のくせにナマモノが苦手で、お寿司にもさほど興味はなく、たまに回転寿司店に行ったとしても、
ハンバーグ寿司やグラタン寿司、そしてラーメン、パフェ、プリンなど、お子ちゃまメニューしか頼まない私。  ※詳細はスシロー編くら寿司編を参照

そんな私だが、実は一軒だけ、お気に入りの「回らない寿司店」がある。
そのお店とは、東所沢の『鮨みつ』で、お店ブログが開設された2017年で創業45年目だそうなので、今年で52年目となる老舗店だ。


初訪問は今年の夏で、その後も何度か足を運んだ。行きつけの寿司店があるなんて、なんだか食通になった気分である(笑)。

入店すると、ネタの入ったガラスケースがあるカウンター席があり、店主らしき男性職人から「いらっしゃい!」と声がかかる。
すぐに、奥様らしき女性店員がやってきて、「2階席とカウンター、どちらになさいますか?」とたずねられ、
よせばいいのにカウンター席を選択。ちなみに私は、いまだに2階席は利用したことがない。
その後、注文をたずねられた私が、緊張気味に告げたのが「ふ、フライ付きハンバーグください」であった。
実は、ここ鮨みつさんは、寿司と洋食の双方が食べられるお店なのである。

先述したお店ブログでは、「父が44年続けてきた寿司屋で息子が一緒に洋食を始めました!」と説明。
元々は、お父さん店主が44年前に寿司屋を開業し、45年目の2017年から、シェフを務めていた息子さんが一緒に働くようになり、
店舗をリニューアルし、寿司と洋食の二刀流にメニュー変更。ついでに、ブログを開設した娘さんも、お店も手伝うようになったそうだ。
お父さんは、カウンター内で寿司を握り、客の相手もするが、息子さんは仕込みなどもあり、奥の厨房から出てくることは少ない。
私が頼んだフライ付きハンバーグも、本来ならデミグラスソース仕立てなのだが、どうやらデミソースがまだ仕込み途中だったようで、
お母さんが「トマトソースならばすぐ出せますよ」と仰るので、変更してもらった。
数分後、フォークなどの一式が届けられたのち、特製トマトソースで覆われた「フライ付イタリアンハンバーグ」が、ライスと一緒に登場。


あとからカップスープも提供されたが、こちらは和の味噌汁であった。


ハンバーグは120グラムで、エビフライ&かにクリームコロッケ、スパゲティと生野菜に、ライスと味噌汁が付く。


通常価格は1189円だが、会計では、私が希望した普通のデミハンバーグ価格の1068円にオマケしてもらった模様。
寿司ネタケースを眺めながらの洋食は、やや違和感があったものの、温かいうちにいただくことにする。


まずはハンバーグにハシを入れると、ほど良い弾力とともに、ブシャーと肉汁があふれ出す。
肉汁が混ざったトマトソースは、酸味が効いた本格的な味わい。トマトをふんだんに使用しているのだろう。
ソースの下には、とろけるチーズも敷いてあり、まさに「イタリア~ン」で「ヴォーノ!」である(←書いてて恥ずかしい)。


脇を固めるエビとカニコロも、ブリブリ食感&とろ~りクリーミーで、主役級のクオリティ。


付属のタルタルソースだけでなく。ハンバーグのトマトソースを付けても美味しい。
また、お寿司屋さんだけあってライスがウマい! 良質なお米を使用しているのだろう。
一般的な洋食店より多めなのに、すぐたいらげてしまったが、まだハンバーグやスパゲティなどが残っている。
ライスお替わりと迷った挙句、順番がおかしいが「生ビール」680円を追加。
ホール担当のお母さんが不在だったので、お父さんにお願いしたところ、カウンター内から出て自らビールサーバーに向かい、
キンキンに冷えたジョッキに、生ビールを注いでくれた。ありがとうございます!


ハンバーグやコロッケを食べ終え、トマトソースも残さぬようスパゲティと絡め、ビールで一気に流し込み、「ごちそうさまです」。
会計後、基本はお寿司屋さんなのに、洋食しか食べなかった私に対しても、お父さんは笑顔で「またよろしくお願いします」と声掛けしてくれた。
料理の味だけでなく、お父さんの人柄も良く、個人的な誤解も解けたので、鮨みつさんには、その後も通わせていただいている。

個人的な誤解とは、【回らない寿司屋のオヤジは怖い】である。
今から40年ほど前、連載開始直後の漫画「美味しんぼ」で、“客の注文を怒鳴りつける寿司屋のオヤジ”というエピソードがあった。
そういうオヤジが実際にいたのかはさておき、当時ウブだった(笑)私は、寿司職人を畏怖したもので、鮨みつさんでもハンバーグを頼んだら、
「ナニ、寿司屋に来てハンバーグだと!? てめえみてえな素人は出ていけ!」などと怒られるかも…と入店前は少し不安だったが、
お父さんが最初に発した、温かみのある「いらっしゃい!」で、ああ、この人なら大丈夫だな、と安心したものである。

2度目の訪問では、初回は雨天のため出していなかった、「街の洋食屋さん」のノボリがあった。


このときは、最初からアルコールを注文。「瓶ビール大」は800円で、銘柄はキリン。
一緒にお通しも提供される。チェーン居酒屋のものとは一線を画す、手の込んだ料理が3種で、価格はたぶん500円。


鮨みつさんは、寿司と洋食の他、限定メニューも揃っており、こちらは訪問時の「7月おすすめメニュー」。


この他にも、ホワイトボードや別メニューもあり、さらに、お父さんが育てたトマトやナスなど、夏野菜の料理もオール330円で提供。
その中から、「甘長とうがらし塩焼き」を注文してみた。


シシトウのように辛い部分はなく、収穫したお父さんも「甘くて美味しいでしょ?」と自画自賛。
そこから、お父さんとお話しさせていただいたのだが、ひとまず、自分がナマモノが苦手なことを告白し、お寿司を頼まなくてごめんなさいと謝罪。
お父さんは当然怒ったりはせず、「洋食(目当て)のお客さんも多いので、気にしないでください」と許してくださった。
私との会話の合間にも、お父さんは刺し盛りや握りの注文をこなしていくが、ベテラン職人の仕事を間近で見られるのは、
回転寿司では不可能な、正統派寿司店のカウンター席ならではの特権である。

ビールから「ウーロンハイ」530円に変更し、目の前で調理してくれる商品ということで、


「煮穴子」880円を追加注文。私が食べられる、数少ない寿司ネタのひとつだ。


柔らかい穴子は、甘辛タレはもちろんのこと、個人的には苦手なワサビとの相性も良かった。

ウーハイは焼酎が乙類であったので、どうせならば、お店推奨の乙類銘柄にしようと、ウーハイを飲み干したあとは、


上記メニュー右上の八丈島産焼酎、「情け嶋」550円のロックをチョイス。


煮穴子を肴に焼酎をあおるなんて、なんだか食通になった気分である(←今回2度目)。

いい気分になったところで、シメのお食事を、洋食メニューから選択。
初回に食べたハンバーグ各種や、「焼肉」や「生姜焼き」とライスのセットの他、下記のような商品もある。


「オリエンタルライス」や「インディアンライス」でわかった方もいるだろうが、
息子さんは豊島区の老舗洋食店『キッチンABC』の出身で、支店長も務めたようだ。 
この日の私は、インディアンライス単品715円と「チキンカツ」206円のお得なセット、「インディアンフライC」880円を選択。
あまり待つことなく、味噌汁と一緒にBセットがやってきた。


インディアンライスは、“豚バラと玉ねぎの特製卵とじ丼”(メニュー説明より)で、なぜインディアンなのかは不明。


こちらはチキンカツ。中身の画像はないが、揚げる技術が優れているのか、全然油っこくなかった。


さっき紹介した、ハンバーグのライスと同様、インディアン~もご飯が多い。


最近胃が小さくなり、焼酎で酩酊気味の状態では厳しい量だったが、なんとか食べ切り、お腹パンパン状態で退散。

3度目の訪問は、洋食メニューから「スタミナ焼き」の単品をオーダー。定食だと887円だが、単品は-100円かな。
現在のABCでは、レギュラーメニューではないようだが、かつては江古田店で販売していたらしい。
メニュー表の“特製豚バラ野菜炒め”の説明どおり、豚肉とキャベツ、人参、ニラなどを炒めたもので、


しょっぱいタレと絡む肉野菜の歯応えがクセになり、酒が進んでしまう一品である。
和食メニューからも、「茶碗蒸し」640円をオーダー。当然、注文後にお父さんが仕上げている。


海老や銀杏の他、鶏肉やカマボコも入っており、玉子のふわふわ感と出汁の風味を楽しんだ。


この日も、焼酎ロックやお湯割りを飲み、結構酔ってきたのでシメにする。
寿司が苦手とはいえ、せっかくなので一度はお父さんに握ってほしくなり、「玉子」と「海老」を注文した。  ※穴子は品切れ
お寿司を乗せる「下駄」と呼ばれる台を用意していただき、2カンずつとガリが添えられ、提供された。


この地で52年間、大勢のお客さんに親しまれてきた、お父さんの握った寿司を味わうことができて、大変光栄であった。

会計直前、洋食との二刀流について、息子さんたちに提案されたとき、どう思ったのかたずねてみた。
頑固な職人だったら、「洋食と一緒なんて冗談じゃねえ!」と怒ってもおかしくないはずだが、お父さんは穏やかな表情で、
「息子たちが、一緒にお店やるって言ってくれたんだから、嬉しかったですよ」と即答。ああ、自分の下種の勘繰りが恥ずかしい…。
奥さんと息子さん娘さんだけでなく、お店インスタグラムはお孫さんが協力したようだし、
この日はたまたまだろうが、娘さんの旦那さんがお店にいて、車でのお客送迎もやっていた模様。
鮨みつさんは、家族が強い絆で結びついている良店なのである。

ちょっと酔っていた私に、お父さんが「よかったら車でお送りしましょうか」と気遣っていただいたが、
「大丈夫です、健康のために駅まで歩きます」と告げ、お店を出た途端すっころんだ(苦笑)。
お父さんが店外まで見に来てくださり、「やっぱり車で送迎しましょうか?」と再び声掛けしてくれたが、
倒れたとき、両方の手の平を思い切り打ったが、特にケガはしていないので、ご厚意を固辞させていただき徒歩で帰った。
「あのときはご心配かけてすみませんでした」という謝罪も兼ねて、鮨みつさんには近日中に訪問するつもりだ。

おまけ
ご夫妻のお孫さんも協力している、お店インスタグラムに投稿された、今月のおすすめメニュー。



鮨みつ
埼玉県所沢市下安松1020-4
JR東所沢駅から徒歩約14分、新秋津駅からは徒歩約22分、西武線秋津駅も同程度
営業時間 11時~22時 ラストオーダーは30分前、洋食は1時間前
定休日 水曜、その他不定休あり、臨時休業や詳しいメニューなどは、お店インスタグラムでご確認を
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、たまにはお寿司も食べる。今度は『くら寿司』。

2024年10月25日 | 定食、食堂
前回の『スシロー』編に続く、【刺身を喰えないお子ちゃま口のおっさんが、よせばいいのに寿司を喰いに行くシリーズ】。←長くてゴメン。
第2弾の今回は、回転寿司チェーンの店舗数業界3位(1位はスシロー)・『くら寿司』で握ってもらった。
普段は、店名+「を紹介する」or「について語る」ばかりなので、今回は珍しく「握ってもらった」というフレーズを使ってみたが、
拙ブログで以前紹介したくら寿司の料理は、牛丼、天ぷら、カツカレーと、全然握っていない(苦笑)。  ※詳細はここここ
        ※クリックで大きくなる

実は私、スシローより先にくら寿司を利用しており、初訪問は9年前の地元立川店。注文の仕方がわからないので、知人に付き添ってもらった。
以下で食べたメニューを紹介していくが、商品名がわかるものはカギカッコ「」で、不明なものはそのまま記す。
まず私が頼んだのは、左から「えび天にぎり」、「ハンバーグ」、「とんかつ」。味については、特に説明は不要でしょ。


前回のスシローと同様、以降も“まともな寿司”はほとんど出てこないことを、先に断っておく。
その後は瓶ビールを飲みまくり、玉子や穴子なども食べたはずだが、撮影はしていない。
残っている画像は、意外とウマかった「魚介とんこつ醤油ラーメン」。


ハーフサイズだが360円(当時)と、ラーメン店の半額程度で、2杯頼めばシメとして適量かも。
さらにデザートとして、イチゴミルクのかき氷とタルト(喰いかけ)も注文している。


同行者は普通の寿司も注文し、空いたお皿をテーブル脇の穴に放り込み、お皿5枚で1回できるガチャガチャ(?)を楽しんでいた。

私にとって、人生初の回転寿司チェーン経験となった、くら寿司の感想は「メニューがいろいろあって面白い」であった。
寿司屋というかファミレスみたいだし、デザートやガチャガチャやなど、お子さんも喜びそうな商品・企画もある。
最初に告白したように、お子ちゃま口の私も満足したため、その後もひとりで何度か通った。
さっき載せた牛丼やカレーの他、「ちびころチキン」、かに甲羅グラタン、「チョコケーキ」などを食べ、


やはりハーフサイズの味噌ラーメンでシメる。フタにおろしニンニクが付いているのは親切だ。


ただ、立川店は最寄り駅が西武線の武蔵砂川か、多摩モノレールの砂川七番になり、JR立川駅からは結構遠く、徒歩主義の私にはツラい距離なので、
2018年には、JR三鷹駅から徒歩圏内にある、武蔵野西久保店を1度だけ利用した。
その頃は、洋食メニューフェアみたいのを実施しており、5種のチーズを入れた「イタリアンチーズハンバーグ」と、


ラーメンとカルボナーラを合わせた「カルボナーラ スパらッティ」を注文。


他にも、ビールのつまみとして、海老天にマヨソースをかけたエビマヨや、


寿司もひとつくらい食べておくかと、「旨だれ牛カルビ」もオーダー。


チーズハンバーグは、さっきのハンバーグ寿司とは肉質が段違いで、サイズも大きめ。
中を割ったら、チーズがたっぷり入っており、トマト主体のソースも含め、なかなかの高品質。


値段は覚えていなかったが、ネット検索でたどり着いた、当時の「くら寿司からのお知らせ」によると270円。これはお得価格だよ。
カルボナーラの方は、ラーメンのようにスープ多めでの提供だが、上記お知らせで説明していた、3種のチーズやワイン、魚介ダシは感じられず。


カルボ好きとしては、汁が少ない濃厚タイプにしてほしかった。具材も、三つ葉と玉子だけというのはさみしいし。
ただ、ハンバーグは美味しかったので、もう少し値上げしていいから、レギュラー化を希望!

その後はコロナ禍があり、さらに駅近くにスシローができたりして、くら寿司への訪問がメンドーになったのだが、
つい最近、スシローと改めて比べてみたくなり、約6年ぶりに立川店へ行ってきた。
入口には待ち客が数組いたが、ひとり客だったからか、私の方が先に案内された。

スシローのときに紹介した立川駅南口店は、タッチパネルによる完全オーダー制で、一度に3皿まで注文できたが、
くら寿司立川店は、現在も流れてくる寿司があるが、オーダーは一皿ごとに「注文」だか「発注」ボタンを押さなくてはいけない(多分)。
流れてきた寿司の会計は、自己申告のようだが、立川市だと誤魔化す輩がいそうだな。
スシローもくら寿司も、店舗によって価格が異なるが、スシロー立川駅南口店は、3段階中2番目の「準都市型」で、1皿130円~。
一方、くら寿司は6段階に分かれており、立川店は繁華街から離れているからか、二番目に安い「一皿115円~店舗」だった。
酢飯もネタも小ぶりとはいえ、寿司が2カン乗った皿が115円というのは、やっぱり安いよ。

この日のファーストオーダーは、「生ビール」600円と、「牛すき焼き風」115円、「あぶりえびマヨグラタン風」140円、「かにユッケ」180円。
ベルトコンベアに乗せられて、最初に届いたのが海老マヨグラタン。2個分のシャリの上にネタが横たわっている。


公式Xによる商品解説は「えびにえびマヨをたっぷり乗せたW(ダブル)えびが美味しい! お子様にも大人気だよ!」とのこと。
炙ったマヨソースにコクがあり、スシローの類似商品よりウマかった。お子様に大人気だけあって、私好みのテイストだ(笑)。
続いて、かにユッケと牛すき焼き風が登場。それより、オーダーから5分以上たつが、ビールがまだ来ない。


タッチパネルで確認すると、オーダーはちゃんと通っているようだが、ビールが寿司より遅いのも変だね。

※右のチェックは提供済み、の意

ひょっとして、ビールは別の場所へ自分で取りに行くのか、と不安になり、店員さんにたずねたかったけど、
テーブルから離れている間に届いたら、ベルトコンベアが停止したままになり、他のお客に迷惑がかかる。
上記のような場合でも、ひとり客だと席から動けないので、くら寿司には家族や仲間と行くべし!
しばらくすると、生ビールが届いた。現在は瓶ビールは提供しておらず、酒類は生ビールの他は、日本酒とハイボールしかない模様。


さっき、魚介系に興味のない私が、かにユッケを頼んだ理由は、ユッケ部分の黄身を、牛好き焼きに合わせたかったから。


ただ、玉子由来だと思っていたこの「黄色い何か」は、まったく味がなく、すき焼きにはならなかった。
ビールをお替わりし、さらに料理も追加。こちらは「たまご焼き」115円と「特製茶碗蒸し」230円。


たまごは、今回ブログで唯一の「まともな寿司」だが、味はフツーだった。
茶碗蒸しは、カニカマ以外は鶏肉少々と、具材は少々さみしいが、自家製出汁が効いており、なかなか美味しい。


「特大切りうなぎ」は1カンで230円。うなぎにしては安価だが、味もソレナリ。


あと、ビールのお供として、「イベリコ豚コロッケ」150円も注文したが、卓上にも流れてくる調味料群にもソースはない。


なので、穴子寿司などに使う「甘だれ」をかけてみたら、意外と好相性。ちなみに、イベリコ豚の存在感はほとんどなし。


周囲は団体客ばかりで、ひとり客の孤独に耐えられなくなってきた(←メンタル弱い)ので、そろそろシメにする。
注文したのは、9年前と同じ魚介とんこつラーメンだったと思うが、HPには、現在はそのような商品はなく、
これは「7種の魚介 醤油らーめん」490円だったのかな?


横アングルも撮影。一般的なラーメンの半分くらいのサイズだ。


スープから飲んでみると、9年前と同様、豚骨由来のコクと、魚介の旨味がたっぷりでイケる。
くら寿司は以前、『無添 くら寿司』と名乗っていたようだが、旨味が過多すぎて、「本当に無添加なのかな?」と疑いたくなる。 
まあ、うま味調味料が大好き私の口にはフィットしたので、スープまで飲み干してしまったが。
あ、書き忘れていたけど、具材はフツーだけど、中太麺は腰があって、なかなか良かったよ。


最後に、デザートとして「感動のぷりん」240円をオーダー。


大げさなネーミングだが、プリン本体は甘すぎず、感動まではいかないが、確かにウマかった。
玉子寿司、茶碗蒸し、プリン、さらにラーメンの具の味玉1/4個に、かにユッケの黄色いヤツも含め、この日の私は玉子を食べすぎたね。
最後に、空いたお皿でガチャガチャを引いたがハズレ。まあ、景品は漫画「ワンピース」のグッズらしいので、興味ないからいいや。
お会計は3085円。ビール600円×2がちょいと割高に感じたが、全体的には満足できた。

飲み仲間の友人に、「スシローの方がくら寿司よりウマい」と聞いていたが、私はどちらも差はないと感じた。刺身類を食べてないからかな。
スシローのときは、【気に入った寿司ネタ・トップ3】を発表したが、今回は寿司以外も含めベスト3を選定。
1 7種の魚介 醤油らーめん
2 あぶりえびマヨグラタン風
3 イタリアンチーズハンバーグ
 ※期間限定
1位のラーメンは、しつこいけれど、旨味たっぷりで私好みのテイスト。
ラーメンは他にも、貝出汁や味噌味、担々麺があり(すべて490円)、平日限定の200円かけうどんも、機会があったら食べてみたいね。

今回はくら寿司を紹介したが、実は私、たまに通うお店の中に、1軒だけ回らない寿司屋さんがある。
近日中に、そちらのお寿司(?)もリポートするつもりなので、乞うご期待。



くら寿司 立川店
東京都立川市砂川町1-50-3
西武線武蔵砂川駅から推定徒歩約9分、多摩都市モノレール砂川七番からは約10分、JR立川駅からは約43分
営業時間 11時~23時
定休日 基本無休
※店舗詳細はくら寿司HP
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまにはお寿司も食べる。『スシロー』だけど。

2024年07月07日 | 定食、食堂
今回のテーマは、拙ブログでは初となる「寿司」
ちなみに初だった理由は、過去に告白したこともあったが、私自身が、生の魚介類が苦手だからである。
居酒屋で友人や先輩に「試してみろ」と勧められ、刺身やウニなどを口にしたことはあったが、
感想は毎回、「喰えないことはないが、ウマいとも思えない」。そんな感想では、食べられる魚たちが気の毒だ。

ただ、私以外の家族は魚介類は全員好物で、以前は寿司の出前を何度か取った。 ※私が食べるのは、かんぴょう巻きと海老と玉子
母親はだいぶ高齢になったが、近所の知り合いと、たまに市内の回転ずしに通っているらしい。
数年前、「CMでよく見かける店にも行ってみたい」というので、地元の店舗に連れて行った。これも母親孝行だ。
すでにタイトルでバレバレだが、お店は回転ずしチェーンの『スシロー』である。
あとで知ったのだが、我々が利用したスシロー立川駅南口店は、「都市型店舗」に該当するらしく、
通常の店舗よりひと皿あたり数十円高いらしい。当日の夜、SNSで「高級店に行った」と吹聴したら、バカにされたけど。

母は生ものネタを中心に注文し、私は、火が通った「う巻きにぎり」や「ふわとろ煮穴子一本にぎり」などを食す。


だいぶ前のことなので、上記すしの商品名は忘れており、ネット検索で判明したが、価格まではメンドーなので調べなかった。
商品名と価格を記録していたのは、期間限定商品らしい、「匠のカツカレイすし バスク風ソース」170円と、


「匠のグラタン仕立て 海老にぎり」170円。「匠」というのは、有名な調理人が監修したから、らしい。


カツカレイ~の方は、カツのように揚げたカレイに、「海老の風味と上品なカレー香る(中略)バスク風ソース」を添えたらしい。
「」内はスシローSNSの紹介文だが、カレー香るバスク風ソースって、おかしくないか?
グラタン~の方は、「特製ベシャメルソースを使用(中略)一口食べれば、口の中に本格的な海老グラタンの風味」とのこと。
要するに、海老にぎりにベシャメルソースとチーズを乗せて炙ったもので、意外とウマかった。

母親が満腹になったあとも、息子の私は「濃厚えび味噌ワンタンメン」350円を追加し、


デザートとして、「苺アイスとマンゴーのフレンチトースト」200円も食べてしまった。


ワンタンメンはハーフサイズゆえ適量だが、海老出汁のラーメンが好きではない私は、満足できず。
オーソドックスな醤油ラーメンや味噌ラーメンがあればいいのに。
デザートは、食べ慣れていないのでよくわからないが、200円の割にはクオリティが高い気がする。

以上、注文したメニューだけ見ると、小学生の息子を持つ母、という印象だろうが、実際は中年男と老婆である。
そもそも、読者の皆さんも「初の寿司ブログといいつつ、ナニ喰ってるんだ!?」とあきれているだろうが、
以降も、普通の寿司は出てこない、と先に報告しておく。しょせん、私のブログだし。

初訪問から数年たった今年、母親が通っていた回転すし屋が、突如閉店したらしく、再び一緒にスシロー立川南口店へ行くことに。
最初は、母子とも、前回と同様のメニューを注文。ただし、ひと皿あたり数十円値上げしていた。


この日私が頼んだのは、「牛塩カルビ」と「つくね包み 卵黄醤油がけ」。黄色い皿なので各130円(以下同)。


「チャーシュー軍艦」と「たまごサラダ」に、「生ビール」610円も飲んでいたので、「えび天」単品価格不明と、


「季節の茶わん蒸し」230円を、つまみ代わりにオーダー。


季節というくらいだから、海老やらホタテやら、季節の(?)魚介ネタがゴロゴロと入っている。


上記メニューについては、味の想像ができるだろうから、特に解説はしない。玉子好きの私は、たまごサラダがもっともお気に入り。
その後は、前回と同様、「濃厚えび味噌ワンタンメン」を注文。価格は400円になっていた。


海老の匂いがしない味噌スープを味わいたいのだが、さっき書いたようにラーメンはこれしかない。


母は「きつねうどん」330円を要望したので、「かけうどん」170円+「お揚げ単品」(正式名称忘れた)130円を注文し、
到着後に合わせる。この方が30円お得である。なお、現在きつねうどんは340円、かけうどんは190円になっている。


同様に、「えび天うどんも」、かけうどん+「えび天にぎり」130円を頼んだ方が、安いしシャリも付く模様。
私のようなドケチ客が他にもいたのか、スシローHPのメニューに、おあげ単品は載っていない。正式名がわからないのはそのためだ。
最後に、デザートの「いちごのミニパフェ」240円で締めて、この日は退散。


そして先日、期間限定メニューとして、青森発祥の「味噌カレー牛乳ラーメン」を販売していると知り、


別の店で飲んだあと、シメの食事としてスシローにひとりで訪問。遅い時間まで営業しているのもありがたい。
ラーメンだけでは悪いので、寿司も3種オーダー。まずは「オムライすし」が到着。


ケチャップライスを包むのではなく、通常サイズのシャリの上に、オムレツを乗せるスタイルだ。


続いて、「まるごとハンバーグにぎり」と、期間限定商品「三陸産真鱈の天ぷらにぎり」も登場。


三陸産~を頼んだのは、いいトシしてオムライスとハンバーグだけでは、さすがに恥ずかしかったので(苦笑)。
タラは焼いても揚げても美味しいし、天ぷらは好きなので注文して正解。
ハンバーグは当然小さいけれど、肉臭さがなくなかなかイケる。ここよりマズいハンバーグのお店、結構あるよ。
オムレツを乗せて一緒に食べようとしたら、プレーンだと思っていたオムレツに、ひき肉が入っているのを発見した。


私が気に入った【スシローのネタ・トップ3】は、
1 たまごサラダ
2 まるごとハンバーグ
3 匠のグラタン仕立て 海老
 ※(期間限定商品) になる。
「どれも寿司じゃねえよ」とお怒りの方もいると思うが、おっさんになった今でも私は、お子ちゃま口なのだから仕方がない。
なお、先日偶然観ていたTV番組で、千鳥のノブさんも、「寿司で一番ウマいのは、回転ずしの“炙りカルビ”」と告白していた。同志よ!

最後に、この日の目当てだった、味噌カレー牛乳ラーメンをオーダー。立川南口店の価格は460円。


さっきの海老ワンタンメンと同じハーフサイズだが、チャーシューにメンマにもやしと具材は豊富。
スープは、カレーのスパイスとミルクの乳成分は感じたが、味噌はあまりわからず。カレーと味噌は互いの味を消し合うからね。
ワンタンメンのときは触れなかったが、麺はちゃんとコシがある中太麺。140円で替玉もできるが自重しておいた。


チャーシューは私の苦手な低温調理風だったので、スープの熱で火を通してから食べた。
メンマ、ネギ、バターは普通のラーメン店でも出しているものと変わらないだろうが、謎なのがモヤシ。
さっきの画像を見ればわかるとおり、普通のモヤシに、ヒモ状のイカ燻製みたいのが絡まっている。
モヤシを焦がしたのか、放置して乾燥させたのか、モヤシならではの風味もシャキシャキ感もなく、正直不要だった。
寿司3種とハーフラーメンで、お会計は850円。スシローは飲んだあとの軽い食事としては悪くないかも。

以上、スシローについて語ってきたが、実は私、数年前にはここで語ったように、『くら寿司』にも入ったことがある。
目当ては魚介類ではなく、「牛丼」と「カレー」だったのだが、どちらもイマイチだった。
寿司ブログ第2弾として、くら寿司での食事も紹介したいが…あまり需要はなさそうだね。



スシロー 立川駅南口店
東京都立川市柴崎町3-4-10 2F
JR立川駅より徒歩約2分、モノレール立川南駅からも同じくらいか
営業時間 11時~23時、22時半ラストオーダー 土日祝は10時半から 
定休日 なし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お肉屋さん直営の名食堂 白糸台『やすいみ~と』

2024年02月28日 | 定食、食堂
昨年、「府中市 食堂」でネット検索したところ、安くてウマそうな個人経営のお店がたくさん見つかった。
それらをいくつか巡り、舌鼓を打ちながら、「そういえば!」と思い出したのが『やすいみ~と』
お肉屋さん(株式会社安井ミート)が経営する、肉料理が自慢の名店として、以前から存在だけは知っていた。
最寄り駅は、西武多摩川線の白糸台か京王線の多磨霊園で、立ち寄る機会がなかったが、
メジャーではない駅でも長年人気を維持しているのは、素晴らしいお店に違いないと思い、
先日ついに初訪問も、満席のため入れず(泣)。評判どおりの繁盛店なので、以降は電話で席予約をしてから向かっている。

お店の正式名は、『とんかつ割烹 やすいみ~と』。ただし、とんかつ以外も豊富な品揃え。


カウンター席に案内され、まずは「白ホッピー」550円を注文。焼酎量は普通よりやや多めか。


フードメニューを撮影したので、一気に掲載。まずは【一品】と【逸品】。


【焼き鳥】など串焼き類や、お肉屋さんだが、刺身類などの【おさかな料理】もある。


【サラダ・豆腐料理】に食事類やデザート、


とんかつ以外の揚げ物や、煮物、焼き魚、


最後に「とんかつ」などの定食類で、おかず単品は200円引き。下に写っているお通しは、330円。


激安の商品こそないが、量やクオリティなどを考慮すれば、どれもリーズナブルといえる。
上記から私は、「豚モツの煮込み」550円、「お肉屋さんのコロッケ」385円、「自家製豚バラ焼豚」1045円を注文。
客も多いが店員さんも多く、手を上げればすぐに気づいてくれるので助かる。

最初に、ホッピーのお供・もつ煮込みが登場。


味噌ベースのさらっとしたスープに、ニンジンやダイコンも入るタイプで、もつは当然、臭みは皆無。


ひと口食べると、出汁が効いたスープが、もつや野菜をしっかり受け止める、想像以上のウマさ! 
昔、仕事でもつ煮を作ったことがあるが、出汁なんて取らず、せいぜい「ほんだし」など顆粒タイプの調味料を少し加える程度。
定食の味噌汁に使う出汁を流用したのかもしれないが、生涯最高かもしれない絶品煮込みである。
続いてコロッケが登場。商品名は「お肉屋さんの」だが、じゃがいもが大半でひき肉は少なめ。


卓上には、とんかつ専門店ならではの、壺に入ったソースが濃厚ソースがあるので、使わせていただく。


コロッケの風味が淡白なので、ソース量は上記程度でじゅうぶん。私はさらに追加したため、しょっぱくなってしまった。
ホッピー中275円をお替わりした頃、自家製焼豚が運ばれてきた。


ネギをよけ、取り皿に移したのがこちら。私の好きな醤油炊きタイプで、見ただけでウマいのがわかる。


煮込み、コロッケ、焼豚は、チェーンなど普通の居酒屋にも置いてあるし、頼む機会も多い私だが、
やはり肉屋直営の食堂だけあって、それらのお店よりすべてワンランク上の印象だ。

ホッピーセットをお替わりし、各種料理をたいらげ、シメのお食事を注文。
お店自慢のとんかつ定食も考えたが、ロース140グラムとご飯を食べ切れるか、少々不安なので、
値段が安い分、量も少なそうでデザートとして注文することも多い、「半熟卵のカルボナーラ」715円を選択。


パスタと玉子にルッコラ(かな?)、そしてクリームに黒コショウ。シンプルというか、肉が見当たらないのが少々さみしい。
なので、いつものように、残った焼豚をゲスト参戦させる。自家製ベーコンとか入ると嬉しいのに。


量は予想どおり控えめだったが、味は、どこかで食べた記憶のある、無難なタイプ。
よく見たら、小さなベーコンも混ざっていた。失礼ながら業務用ソースかな?


それでも、黄身ちゃんを崩せば、ビジュアルも含め、私にとっては立派なごちそうになる。


食べ終えたら、さすがに腹パンパンになったので、お会計をお願い。
他にも興味のある料理は多いが、ひとりでは限界があるので、数日後に、飲み仲間の先輩とふたりで再訪問。

今回はお座敷席に案内され、まずは「サッポロ樽生 黒ラベル ジョッキ」715円で乾杯。限りなく大に近い中ジョッキだ。


おつまみをジャンジャン頼んだので、一気に紹介していく。
まずは、前回豚もつ煮を注文したので、今回は「牛スジの煮込み」660円を。


残念ながら、もつ煮とは異なり出汁が効いておらず、一般的な味付けだった。個人的には、もう少し牛スジが大ぶりな方がいいな。


とんかつ割烹ということで、自慢のかつ…といきたいが、私は玉子とじが好きなので、「国産豚のかつ煮」1100円をオーダー。

※+220円で「カツ丼」にもできる

かつは当然、煮込んでも柔らかさを保っており、厚さも適度で、ビールにぴったり。椎茸が結構入っているのも意外。


後半では、「やはりとんかつも食べよう」と、「わらじとんかつ」定食の単品1595円を追加。


ヘタな写真でわかりづらいが、肩ロースを300グラム使用した、わらじサイズのとんかつである。
男性はふたり、女性なら3~4人で取り分けて食べるのに、ちょうどいい量ではないかな。


先述した、卓上のとんかつソースとの相性も抜群。やはり専門店のカツはウマいねえ。
前回のコロッケもそうだったけど、こちらの揚げ物はラードではなく、クセのない油を使用しているようだ。
コロッケ類では、これまた好物の「カニクリームコロッケ」660円も注文。これもヘタな撮影で、2個とも大きさはたぶん一緒。


カニの身は少なめだが、その分ホワイトソースの旨味がストレートに伝わる。付属のデミソースも美味しい。


2杯目からは「ウーロンハイ」495円に替え、3杯目もウーハイを頼んだところ、
女性店員さんが「男前ジョッキもありますが」とおススメしてくれたので、そうしてもらう。
運ばれてきたのは、さっきの倍以上はありそうな、重いジョッキ。


ドリンクメニューを確認したところ。「男前生ビール」という、通常の倍以上のサイズがあり、酎ハイ類でも注文可能なのだろう。


会計後にレシートを確認したところ、価格はちょうど2杯分の990円だった。
聖蹟桜ヶ丘駅の居酒屋『三太』の「エコジョッキ」と同様、たくさん飲む人には「男前ジョッキ」がお得である。

大容量の酒に合わせ、料理もまだまだ注文。こちらは、これまた私の大好物である「手作り餃子」550円。


焼き色にややムラがあるが、野菜と肉のバランスが良く、専門店にも見劣りしない餃子であった。
先輩が頼んだ「大人のポテトサラダ」550円は、いぶりがっこが含まれており、大根嫌いの私は食べられず(嘆)。


この日の締めorデザートは、「ミックスフライ(B)」定食の単品1265円。選んだ先輩も同意した私も、どうかしている(笑)。


内訳は、あじフライ、大海老フライ、メンチかつ。今気づいたが、メニュー表ではあじフライではなく。ヒレかつと記されている。
理由は不明だが、豚肉のカツはすでに結構食べていたので、あじフライで問題なし。
メンチはひき肉と玉ねぎが粗目で歯応えがよく、ウーハイが一気に進んだ。「手ごねハンバーグ」も食べてみたいね。


ウーハイをがぶ飲みし、お腹もパンパンのはずだが、ほろ酔いでゴキゲンなままお会計。
実は初回訪問時もそうだったのだが、さんざん食べたあとなのに、帰宅後や翌日に、気持ち悪くなったりすることは皆無。
これぞ、良質な肉や油を使用している証拠ではないか。ただし、体重はそこそこ増えていそうだが(苦笑)。
店員さんたちの愛想も良く、胃もたれの心配もなし。食事中だけでなく、食後も気分がいい

「混んでる」以外は欠点が見当たらず、自信をもって他人におススメできるやすいみ~とさん。
府中屈指の名食堂という噂は事実であり、これを読んだ皆さんにも、ぜひ足を運んでいただきたい。

※おまけ 男子トイレの壁にあった貼紙



とんかつ割烹 やすいみ~と
東京都府中市白糸台1-23-3
西武多摩川線白糸台駅から徒歩約5分、京王線多磨霊園駅から徒歩約8分
営業時間 11時半~14時、17時~23時 日曜夜は16時半~22時半 ラストオーダーは昼は10分前、夜は1時間前
定休日 日・祝の昼と、火の夜
※上記データはお店HPを参照しました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天ぷらも気分もアゲ揚げ 難波『大吉』

2023年08月11日 | 定食、食堂
だいぶ前、どの番組かは忘れたが、ちょっと気になる大阪の天ぷら店を紹介していた。
お店の屋号は『大吉』で、主な特徴としては、以下の4つが挙げられる。
1.深夜に開店し、早朝には閉める 2.天ぷらは安くて美味しい 
1の理由は、店舗が堺の魚市場内にあり、元々は市場で働く人向けの食堂だったから。
私が以前通っていた、築地場内の飲食店も同様の理由で、夜中から昼間までの営業だった。
2は、魚市場ゆえ、新鮮な食材が安く入手できるからだろう。
さらに、3.そんな時間帯でも連日行列ができる 4.店内床は貝殻だらけ
安く美味しい天ぷらを求め、市場とは無関係な人たちも、行列を作るようになるのは必然。
4は、天ぷらと並ぶお店の名物「あさり汁」は、食べ終えたあと貝殻を床に捨てるのが、お店の流儀らしい。
「床に捨ててもらった方が、あとで掃除するのが楽だから」という説を見かけたが、真偽は不明。


串かつと同じくらい、天ぷらで飲むのも好きな私としては、こちらのお店も行ってみたかったのだが、
特殊な営業時間ゆえ、夜に電車で向かったら、始発まで待つハメになるし、朝、早起きして向かうのはしんどい。
せっかく安い天ぷらを食べるのに、タクシーは利用したくないし、そもそも列に並ぶのもメンドーだ。
と、なんだかんだ文句をつけて、いまだに堺の本店には行ったことがないが、
今から5年前の夏には、大吉さんで修業した店主が営む、鶴ヶ丘の『まつりや』で食べてきた。


5年前は、コロナ禍前だったためか、国内外の観光客が大阪・西成区の旅館に殺到し、私がよく利用する安宿はすべて満室。
やむなく、大阪の拠点(注:私にとって)JR新今宮駅から4つ先、鶴ヶ丘駅近くのホテルを確保。 
昼間はいつものように、西成区で安酒場を5~6軒ハシゴして、記憶をなくした状態でホテルに戻り、
寝て起きたら21時過ぎ。22時閉店だったので、まだ酔いは醒めていないが、あわててまつりやさんに向かった。
注文したのは、「瓶ビール中」450円と、単品で頼むよりお得な、天ぷら8種の「1000円盛り」。 ※当時の価格、以下同
天ぷらの盛り合わせは、修行元の大吉にも、7種の「小吉盛り」~23種の「大吉盛り」などがある。
ビールを飲み始めた数分後、店主が丁寧に揚げてくれた、8種盛りが登場。


遅い時間の訪問だったので、営業時間内に会計を終えるべく、すぐに食べ始める。
ビールを飲み終えたが、昼間の酒が残っていたので酒は追加せず、大吉譲りの「あさり汁」400円に、


シメとして「半熟卵天かけごはん」350円もオーダー。


残った海老天と黄身ちゃんを絡めて一気にかき込み、あさり汁もズズっとすすり、お会計。


閉店間際の訪問をお詫びし、「今度はもっと早い時間に来ます」と店主に告げて、お店を出た。

そして今年、5年ぶりにまつりやさんへ行ってみようと計画していたところ、
本家大吉の支店が難波にあり、しかも普通の時間に営業していることが判明。
とんかつカレー専門店『カツヤ』さんへの訪問から1年後、私は再び難波に向かった。

お店の場所は、南海グループが手掛けた【なんばこめじるし】という飲食店の複合施設内。
カウンターとテーブル席があり、ひとり客の私はカウンター席へ。17時台に着いたが、店内はほぼ満席。
私の席だけでなく、どの座席の下も貝殻だらけで、踏まれて粉々状態のものもある。


冒頭の貝殻画像も、堺本店のものではなく、上記と同アングルのアップである。

着席後、まずは「瓶ビール(中)」600円を注文。キリンとアサヒが選べるので、キリンを選択。
私はキリン党なのだか、関西人の大半はアサヒを頼むし、アサヒしか置いてない店も多い。
天ぷらメニューはこちら。いつもどおり、ちゃんとした写真は、食べログとかで確認してほしい。


メニューは他にも、天丼や盛り合わせ、さらには日替わりの天ぷらや、お刺身などのおつまみもある。
既述したように、具材7種~の盛り合わせもあるが、好き嫌いが多い私は、単品の組み合わせを頼むことに。
卓上に紙とペンがあるので、望みの商品を書き込み、店員さんに渡す。
注文したのは、大好きな「穴子」260円と「海老」190円に、串かつでも頼む「紅生姜」「玉ねぎ」「シシトウ」各150円、
さらに日替わりメニューから、“龍の玉子”というブランド卵使用の「半熟卵」390円も選択。
厨房では、リーダー格と思われる中年男性がご飯や汁物を調理し、天ぷら担当は若い男性。
後述するが、若い彼ではなく、ベテラン風のリーダー格に揚げてもらいたかった。
まずは、たっぷりの大根おろしが入った天つゆが提供される。大根嫌いの私は「抜き」でお願いした。
数分後、注文した天ぷら6種が同時にやってきた。


横アングル(?)はこちら。右から玉ねぎ、紅生姜、穴子、海老、半熟卵、シシトウ。熱いうちに、どんどん食べよう。


天つゆは、辛い大根おろしが入るのを想定した味付けなのか、けっこう甘口。
コロモはかなり硬めで、シシトウは見てのとおり、ほとんど剥がれ落ちてしまっている。
ネット上では、「サクサクで美味しい♪」なんて意見が多いが、私の天ぷらはサクサクではなくガリガリである。
つゆにどっぷり浸けて、コロモをふにゃふにゃにして食べると、ちょうどいいのかな。
コロモだけなら、弟子のまつりやさんの方が、薄くまんべんなく具材を包んでいて私好み。
ただ、食べログに載っている「お店提供画像」の天ぷらは、薄コロモで美味しそうであった。

とはいえ、熱々の天ぷらはビールが進む。もう1本お替わりし、さらに天ぷらを食べ進めていく。
海老や穴子よりも高いため、期待も高かった半熟卵の感想は、「フツーに美味しい」であった。


味オンチの私には、ブランド卵の価値がわからないのかも。

天ぷら6種をたいらげ、「豚肉チーズ巻き」260円と、季節メニューらしい「活ハモ」390円を追加。


吉祥寺『串かつ髙橋』の「チーズ豚しそ」と同様、豚肉チーズ巻きにも大葉が入っていて、なかなかイケる。
また、関西ならではの活ハモも、風味・歯触りともによく、390円とは思えぬクオリティ。
コロモもさっきよりは硬くなかったので、どちらの商品も気に入った。

ビールを飲み終えたので、シメのお食事を注文。さすがに「天丼」690円~はしんどいので、
日替わりメニューの「鯛めし」550円と、名物の「あさりの味噌汁」460円をオーダー。


鯛ダシで炊かれた鯛めしは、レモンなどの柑橘類を刻んだものも薬味に混ぜられている。


上品な味わいだが、下品な私の口には、「白飯」の小190円に、天つゆをぶっかけて喰う方が合うかも(苦笑)。
一方のあさり汁は、リーダー格の店員が、お椀からあふれんばかりにあさりを盛り付け、
そこへ別の鍋から、熱々かつしょっぱい味噌汁を注ぎ、ネギをドバっと振りかける、豪快かつ下品(←ホメ言葉)な仕上げ。


あさりは、貝殻からほじくり出し残さず食べて、味噌汁も飲み干し「ごちそうさまです」。


貝殻を床にぶちまけるのは、遠慮しておいた。私の滞在時は他の客も、床に捨てていなかったと思う。
お会計は4160円。私の暗算より10円高いが(みんなも計算してみよう)、天つゆ代が10円かもしれないし、まあいいや。

説明し忘れていたが、店員さんたちが着用している、お店オリジナルと思われるTシャツの背中には、
「堺が産んだ 大阪を代表する 超豪快! 天ぷら店」のコビーが躍っている。
たっぷりの大根おろし、豊富な天ダネに大胆な盛り合わせ、荒っぽい揚げ方(普段は知らんが)、しょっぱい味噌汁などなど、
確かに超豪快! な天ぷら店であった。

食後は、隣駅の日本橋に移動し、場外車券売り場『サテライト大阪』で、競輪を少々たしなむ。


たいした額ではないが珍しく的中し、大吉で支払った分よりは儲かったので、気分アゲ揚げである。
私のようなおっさんが、「アゲアゲ」なんて言葉を使うのは気が引けるので、
天ぷらにかけて「アゲ揚げ」にしてみたが…こっちの方がさらに恥ずかしい気もする。

そもそも、私が大阪に行った最大の目的は、甲子園で試合をする、母校野球部の応援であった。
翌日、母校日大三は見事快勝!  私の気分が、さらにアゲ揚げ(笑)になったのは、書くまでもない。
 ※詳細はまた改めて



天ぷら 大吉 なんば店
大阪府大阪市浪速区難波中2-10-25
南海電鉄難波駅から徒歩約3分、他の私鉄・地下鉄・JRなどの難波(なんば)駅からも徒歩10分以内
営業時間 11時~23時 ラストオーダーは30分前
定休日 月曜
※堺本店の住所は大阪府堺市堺区栄橋町2-4-28

天ぷら まつりや
大阪府大阪市阿倍野区西田辺町2-11-11
JR鶴ヶ丘駅から徒歩約3分、地下鉄西田辺駅と長居駅からも約7分
営業時間 12時~22時、土日祝、祝前日は11時開店
定休日 月曜
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気が湧いてくるもつ煮のお店 淵野辺『マボロシ』

2023年06月27日 | 定食、食堂
3月末、私が尊敬してやまない、母校・日大三高野球部の小倉全由さんが、監督を勇退なさった。
三高グラウンドで行われた、最後の練習試合を観戦したあとは、なんともいえない喪失感を抱いたものだった。
試合終了後は、さみしさを噛みしめつつ、写真の桜ロードを下り母校をあとにする…までは、このときに記した。


坂を下って向かった先は、ランチを食べる飲食店。さみしくても腹は減るからね。
お目当ての店は、『もつ煮の店 マボロシ』。屋号どおり、もつ煮の専門店だ。


相模原に『カレーの店 マボロシ』というお店があるそうで、こちらはその系列店になるようだ。

日によっては行列もできるようだが、たまたま席がひとつ空いていたので、座ることができた。
繁盛店にもかかわらず、接客担当の女性の応対が親切丁寧で、この時点で「来てよかった」と確信。
基本メニューはこちら。もつ煮単品と定食におみやげと、少数精鋭である。


酒などのドリンク類や日替わりメニューもあり、昼飲みもできるようだが、この日は自重。
注文したのは、お店自慢の「もつ煮定食」1100円をご飯大盛(無料)で。
大きなお鍋から、すくって即提供…ではないようで、そこそこ時間がたってから一式が運ばれてきた。


ご飯は並で約250g、大盛だと約350g。山盛のビジュアルがいいね。


もつ煮が味噌仕立てなので、汁物は被らないよう味噌汁ではなく、溶き玉子のスープ。ゴマ油が香って美味しい。


そして、メインのもつ煮がこちら。数種のモツと野菜、どのパーツもデカい


上記画像の大根だけでなく、人参も大きいし、


なによりモツも、ご覧のように大ぶりで食べ応え抜群!


モツはどの部位も柔らかく、色も濃いため、じっくり煮込まれているのはすぐわかったが、
その割には汁の脂分は少なく、味付けも濃すぎず、ドロドロではなくサラッとした仕上がり。
たぶん、モツなどの具材は汁とは別に煮込み、提供直前に合わせているのではないかね。
オーダーから少々時間がかかったのは、それが理由だろう。
しっかり手間がかけられており、1100円という価格が納得できる、素晴らしいもつ煮定食である。
大盛のご飯もすぐになくなったが、煮込みもスープもまだ残っているので、


当然ご飯を追加。ランチタイムは大盛もお替わりも無料で、店員さんも笑顔で応じてくれるのがありがたい。


2杯目のご飯も、煮込みもスープも残すことなく、「ごちそうさまでした」。
繰り返しになるが、1100円でも割高に思えない、味ヨシ量ヨシ接客ヨシの定食で、満足度は相当高い。
小倉監督の退任を悲しんでいるはずなのに、ガツガツとメシを食らった卑しい自分を反省しつつ、
食事と応対で元気を与えてくれた、マボロシさんに感謝しながら店を出る。

こちらのお店は、日大三高からは徒歩15分程度だが、我が母校はどの駅からも遠い。
マボロシさんも同様に、アクセスはよろしくなく、徒歩で来店する客は、近隣住民以外では私だけのはず。
今回タイトルでは、最寄り駅として淵野辺と記載したが、歩きだと40分以上かかる。
お店の前に「図師」というバス停があるが、淵野辺駅方面の本数は少なく、バスならJR&小田急町田駅からがオススメだ。

そして先日、またもや母校グラウンドで練習試合を観戦したのち、マボロシさんに2度目の訪問。
試合内容に不満を抱いたため(詳細は改めて)、ついお酒も頼んでしまった。周囲の客も飲んでいたからね。
こちらがドリンクメニュー。居酒屋と同等の豊富な品揃えである。


こちらは壁の一品メニュー。普段は夜しか提供していない串焼き類も、この日はランチタイムから販売。


私の注文は、「ホッピーセット・白」550円に、おつまみとして好物の「マカロニサラダ」350円、
串焼きからは「レバ」200円と「つくね」220円、さらにもつ煮定食のご飯普通・辛口バージョンも。
店内は前回以上に混んでいたが、ホール担当として若い女性が増員されており、不具合はなかった。
この女性の接客も良好で、調理だけでなく、従業員教育もしっかりしているのがわかる。
まずはホッピーセットが提供される。焼酎は一般的な居酒屋と同レベルの量かな。


続いて、「カレーチーズ味」との説明があった、マカロニサラダが登場。値段の割に量は多め。


らせん状のマカロニに、キャベツを絡め、粉チーズとスパイスをまぶしてある。


カレー味のマカサラには、S&Bなど市販の粉末を入れる店が多いと思うが、
こちらはクミンなどのスパイスを使用した、他店にはないテイスト。さすがはカレー店も兼業している店主である。
数分後、まずはレバが焼き上がった。普通のお店の1.5倍はありそう。


焼き方は「お任せ」と伝えたら、にんにく・ネギ・ゴマ油の塩焼きで登場。嬉しい誤算である。
新鮮なのがわかる歯応えで、中身は半レア。こんなにウマいレバ、久々に食べたよ


その後、「タレ」でお願いした好物のつくねが到着。こちらも美味であったが、レバの印象が強すぎた。


もつ煮も串焼きもそうだが、マボロシさんが良質な肉を仕入れるルートを確保しているのは間違いない。
煮込み・焼きトン好きとしては、夜の時間帯に訪れ、じっくり飲み食いしたいところだ。

いい気分になったところで、ホッピーの「中」300円をお替わり。おお、明らかにさっきより多いぞ。


酔っちゃいそうなので、焼酎は2杯でやめておき、完成したメインのもつ煮定食に挑む。


さっきの通常版との違いは、煮込みの中央に乗せられた、赤茶色の辛口ダレ。
ただし、辛さはそれほど感じないので(マカサラのせいかな?)、辛味を欲する方は、卓上の七味を利用すべし。
前回同様、大ぶりでウマいモツをおかずに、ホッピーをあおりご飯をパクつく、この幸せ。
途中で、レバのネギ&にんにくも加えたりして、まずは酒を飲み終え、続いてご飯も食べ切った。


さらにもつ煮やマカサラもたいらげ、シメに残しておいた玉子スープを飲み干し、大満足でお会計。
さっき書き忘れたが、退店時にはホールの店員さんだけでなく、厨房の店主らしき男性も、
「ありがとうございましたー!」と大声で挨拶してくれるので、こちらも厨房に向かって最敬礼。
ところで、入口ドアには「スズキ美容室」と「大日本~茶道教授」の看板があるが、お店との関係は不明。スポンサー?


素晴らしい食事と接客で、栄養と元気を与えてくれるマボロシさんだが、いかんせん駅から遠いのが難点。
淵野辺駅行きのバスは夕方まで来ないので、徒歩で帰ることにしたのだが、この日の気温は30度を超え、
しかも酩酊&満腹、さらに朝早く寝不足も重なったため、熱中症寸前のような、フラフラ状態に。
結局、徒歩40分の距離が、途中何度もしゃがみ込んで休憩したため、80分もかかってしまった。
これからさらに気温が上がるので、マボロシさんを利用する方は、徒歩での往来はできるだけ避けてほしい
正直、淵野辺駅まで歩くのは私くらいだろうが、さすがに今後は、夏の時期は町田バスルートで帰ることにする(笑)。
お店の裏には駐車場があるようなので、自動車での来店もぜひ。



もつ煮の店 マボロシ
東京都町田市図師町1887-1
JR淵野辺駅から徒歩約41分、古淵駅からもたぶんそれぐらい、神奈中バス「図師」バス停からはすぐ
営業時間 11時~15時、18時~22時、ラストオーダーは各45分前
定休日 月、火
※上記データはお店ツイッターから転記
※※『カレーの店 マボロシ』は、神奈川県相模原市中央区中央3-7-1で、現在は不定期営業
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロードサイドのほのぼの食堂 西立川『ふじみ食堂』

2023年02月19日 | 定食、食堂
以前、『喜楽』さんのときにも記したが、立川駅の周辺は、気軽に利用できる個人経営の大衆食堂が見当たらない。
今回紹介する『ふじみ食堂』も、立川駅からは徒歩約30分と、歩くのはしんどい距離だ。
最寄り駅はモノレールの柴崎体育館になるが、ややマイナーなので、ブログタイトルはJRの西立川駅にしておいた。
立川駅からバスも出ており、なぜか「バス停」と書き込んである(笑)、富士見町七丁目停留所からはすぐだ。


こちらがお店の外観。タバコ屋さんと、昔懐かしい公衆電話も併設してある。

※看板中央のキャラクターは後述

入口のノレンには、「創業55年」と印刷してあるが、このノレンは数年前から変わっていない(笑)。
食べログでは1962(昭和37)年オープンになっているが、調べたところ1963年説もある。
まあとにかく、60年近い歴史を誇る老舗食堂なのは間違いない。
お店は、交通量の多い新奥多摩街道沿いにあるため、車でやってくるお客さんも多く、大きめの駐車場も完備。
ファミレスやコンビニがなかった昭和の時代は、ドライバーにとってロードサイドの貴重な食堂だったはずだ。

こちらのお店は、先月ここで、「2023年初食堂」として紹介している。
食べたのは「スタミナ丼セット」+生玉子だったが、このときが通算3度目の訪問。


初訪問は今から2年前。コロナ禍で公共の交通機関使用を遠慮し、ウォーキングを始めた頃である。
こちらは卓上メニューの麺類、ご飯もの、別紙のおつまみ類。「ラーメン」500円など、全体的にお手頃価格。


初代店主が中華のコックを雇い、現二代目店主が引き継いだので、中華メニューが多い。
こちらはメニュー裏側。一品料理にセット、そしてドリンク類。


「オムレツ」「ポークチャップ」などの非中華メニューもあるので、カテゴリーも「定食・食堂」にした。
どちらのメニューも、撮影したのは今年だが、初訪問以来、ありがたいことに価格は変わっていない模様。

初訪問時に頼んだのは、大好物の「五目そば」650円と「餃子」500円。当時、酒類提供は禁止されていた。
厨房のおじちゃんが手際よく調理し、ほぼ同時に料理2品が運ばれてきた。


餃子は、多めの油で焼いたのか、パリッとした食感。ニンニク控えめで、中華屋さんというか家庭寄りの味わい。


個人的に、五目そば=塩スープという印象があったが、ふじみ食堂さんのは醤油スープ。


伊達巻きやカマボコなど具だくさんで、五目どころか十目はあったはず。これで650円は嬉しい。
すべてたいらげ、お会計をお願い。店内はそこそこ広く、4人用テーブル×9と、客席も多いのだが、
おばちゃん店員が常に3人ほどいるので、料理も会計も、待たされることはない。

2度目の訪問は昨年の冬。酒類は解禁され、飲んでいる先客も数人いた。
私は珍しく仕事があり、この日もお食事だけ。頼んだのは「ポークライス」600円と「水餃子」550円。
まずはポークライスが、スープと一緒に登場。彩りにグリンピース、スプーンの下には福神漬けも。


チキンライスのポーク版、要するにケチャップご飯を予想していたが、味付けは…醤油ベースだと思うがわからん。
食べたことはないが、「ニラレバー炒め」などの炒め物に使用するタレを、ポークライスに流用しているのかもしれない。
焦がしたような香ばしさが食欲をそそる、「チャーハン」とも異なるテイスト。甘口の福神漬けも合う。
少し遅れて水餃子が登場。焼き餃子と同じものが、具材と一緒に醤油スープに入っている。


ポークライスのと同じスープだと思うのだが、水餃子の方がほんのりゴマ油が香る。


ただし、飲み比べてみると、ネギなどの具材で薄まったのか、ポークライスのスープの方が濃くてウマい。
具材は普通のラーメンとは違い(さきほどの「ミニラーメン参照)、チャーシューや青菜はなく、
形状が異なるネギとナルト、そしてメンマの代わりに竹の子とマッシュルームが入るのが面白い。


水餃子のスープだけ少し残し、会計を済ませてお店を出た。さっき書いたように、目の前は交通量の多い道路。
信号待ちは面倒なので、横断歩道から離れた場所から、車が来ないスキに渡ろう…と様子をうかがっていたところ、
お店のおばちゃんが外に出てきて、「お客さ~ん!」と呼び止めるではないか。
ムチャな横断を怒られるのかと思いきや、「忘れ物ですよ」と、客席に置き忘れていたネックウォーマーを届けてくれた。
わざわざ駆け足で届けてくれたご厚意に、「ありがとうございます!」と最敬礼し、
その後は、いいトシこいておばちゃんに怒られないよう(?)、ちゃんと信号のある横断歩道を利用した。

ふじみ食堂さんのようなロードサイド食堂は、勝手な印象で申しわけないが、気の荒いドライバー客が多く、
酒を飲んで騒いだり、時には店内で暴れるのかと思っていた。※元ネタは昭和の映画『トラック野郎』
50年くらい前は、そんな輩もたまにいたかもしれないが、現在はそんな時代錯誤な客はいるはずもなく、
明るく元気なおばちゃんたちが仲良く働く、ほのぼのムードのお店である。
また、写真はないけれど、お店の外では金魚や亀(現在は冬眠中)も飼っており、お子さん客を喜ばせている。
さらに、ほのぼのムードに一役買っているのが、壁に貼ってある7コマ漫画「ふじみ食堂物語」。


常連客だった漫画家さんの作品らしく、入口看板にも描かれていた、主人公のモデルは若い頃の現店主だとか。
店内に数枚貼られており、それぞれ内容が違う模様。漫画のとおり、かつては出前もやっていたらしい。


ほのぼのとした雰囲気の中、ゆっくりお酒を楽しみたくなり、つい最近、通算4度目の訪問をしてきた。
最初のオーダーは、とりあえず「ビール(大瓶)」600円と、「もつ煮込み」550円。
アサヒスーパードライとグラスが運ばれた直後、厨房から「お通し出まーす」と声がかかり、ミニサラダがやって来た。


ドレッシングで味付けされた野菜をつまんでいると、そこそこ大きな鍋に入ったもつ煮が登場。


「熱いのでお気を付けください」というおばちゃんの忠告に従い、用意された取り皿に分ける。
具材はモツの他、大根、人参、コンニャク、豆腐、ネギ。


味付けは濃すぎずやさしめだったので、卓上の七味をたっぶりかけて食べた。
ビール大瓶を飲み終わり、メニューの「焼酎(各種)」400円について、「ウーロン茶割り」があるのかたずねてみたところ、
「できますよ」と応えたおばちゃんが、すぐに作ってくれた。やっぱり、煮込みには焼酎の方が合うよね。


ビールと煮込みをたいらげ、まだお腹に余裕があるのを確認してから、おツマミを追加。
前々回の『だるまや』さんのときみたいに、最近は急に満腹感に襲われることがあるので、注文が慎重になった。
といいつつ、頼んだ料理は、ボリューミーな「焼肉」650円。前回食べた「スタミナ丼」が美味しかったので。
数分後、焼肉&千切りキャベツという、シンプルイズベストなお皿が登場。
あとから、マヨネーズが容器ごと提供されたので、キャベツにかけまくった。

※一品料理は+250円で定食にできる

分厚いステーキのような肉より、薄い肉を何枚も食べるのが好きな私にとって、こちらの焼肉はまさに望み通りの一品。
タレは甘さ控えめで、量も少なめ。キャベツに浸みこむくらいたっぷりだと、さらに嬉しかったのだが。
ポークライスとは違うテイストだったので、焼肉専用のタレがあるのだろう。
ウーロン割りをお替わりし、だいぶ食べ進めたところで、シメのお食事を選択。
麺類の気分だが、水餃子も含め醤油味は3度食べたので、今回の希望は塩味のスープ。
どれが塩味かたずねたところ、厨房のおじちゃんが「タンメンやちゃんぽんはそう(塩味)だよ」と教えてくれたので、
「チャンポンメン」600円をオーダー。「タンメン」550円と50円しか違わないのならば、お得なはず。
数分後にはちゃんぽんが登場。確かに塩味スープだが、意外にもあんかけタイプであった。


今まで、麺類の横アングルを載せていなかったので撮影。丼は一般的なサイズだ。


ちゃんぽんだけ太麺のお店もあるが、ふじみ食堂さんでは、醤油ラーメンなどと同じ麺を使っていた。
具材はモヤシ、キャベツ、人参、玉ネギ、青菜、きくらげ、ナルト、豚肉など。残っていた焼肉もゲスト参戦。


前回の『弘前軒』と同様、細切りナルトを重用(?)してくれているのは、愛好家としては喜ばしい限り。
スープの塩分はきつくなく、つい調子に乗り、ほとんど飲み干してしまった。
もちろん満腹にはなったが、この日は胃の調子もよかったのか、苦しむことなくお会計。
おばちゃんたちの「ありがとうございましたー」という朗らかな挨拶もあり、帰路の歩みも軽やかであった。

立川駅周辺では相変わらず、新たな飲食店が開業したと思ったら、数ヶ月後には廃業し、別の店に代わっている。
失礼ながら、「ダメだったら撤退すりゃいいじゃん」と、軽い気持ちで出店していないか?  特にチェーン店。
そんな店には、どうせバカな店員&バイトしかいないし、常連客もバカ揃いだろう。 ※該当例多数
私は今後も、そんなお店には一切近寄らず、駅から多少遠くても、
ふじみ食堂さんのように安く美味しく、なにより居心地のいいお店に足を運ぶよ。



ふじみ食堂
東京都立川市富士見町7-37-22  ※「食べログ」と「散歩の達人」の住所は誤り
JR西立川駅から推定徒歩19分 立川駅からは約30分、多摩都市モノレール柴崎体育館からは徒歩約15分
営業時間 10時~14時半、16時~20時
定休日 水、日、祝
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食後は立ち上がれない(?)満腹食堂 国分寺『だるまや』

2023年02月09日 | 定食、食堂
昨年12月に紹介した、長年「うな丼」を安く提供している、国分寺の『うな太郎』さん。
かつて600円だったうな丼は、現在1430円。蒲焼のサイズは小ぶりとはいえ、破格である。

他にも、うなぎを安く食べられるお店がないか(『宇奈とと』や牛丼チェーンは除く)、調べてみたところ、
うな太郎さんのすぐ近くの大衆食堂で、「うな重」を950円で提供していることが判明。まさに灯台下暗し!
お店の名前は『だるまや』さん。店の前は何度も通っているので、当然存在は知っていた。
さっそく訪問してみたところ、店頭ガラスに「うな重950円」の貼紙が!


さっそく食べてみよう、イヤ、その前に軽く一杯飲ませてもらおう、と思いつつ入店。
店内は相席前提の8人用長テーブル席が3つと、少し離れた場所に4人用テーブル席がふたつ。
席の間隔は狭く、仕切り用アクリル板もあるため、実際はそれぞれ、6人用、2人用が限界かも。
ランチタイムだったので、客席はほとんど埋まっていたが、ホール担当のお姉さんは私を、
8人用席に相席させず、ひとつだけ空いていたテーブル席へ案内してくれた。
「コイツは酒を飲みそうだから広い場所へ」と気遣ってくれたのか、単に私がデブで相席は窮屈そうだと哀れんだのか。
たぶん後者だろうが(嘆)、ありがたくテーブル席を利用させていただく。

こちらが卓上に設置してあるメニュー。表側には定食や丼ものなどのメイン料理を掲載。

※だるまさんのイラストがかわいい

裏側には、一品料理や飲み物が記されている。まずは「ビール(中)」520円を注文。


(大)のキリンラガーの方がお得なのだが、この日は中のキリン一番搾りが飲みたかったので。
大がラガー、中が一番搾りとわかったのは、先客が飲んでいるのを確認したから。
そこそこ混雑している店内で昼間っから飲んでいる、ロクデナシな彼ら(失礼)のお陰で、心置きなく酒を注文できた。

おつまみは、豊富なメニューの中から、「豚肉の生姜焼き定食」の単品550円と、「手造り餃子」350円を選択。
拙ブログでも何度か取り上げてきた、【定食のおかず単品はいくらなのか】問題だが、
だるまやさんでは、ちゃんとメニューに価格が表記されているのがありがたい。
ただし、私が頼んだ生姜焼きは定食から220円引きだが、上段の「焼肉定食」の単品は190円引き、
他のメニューも、200円引き(カキフライなど)や250円引き(アジフライなど)と、統一されておらず算出法も謎。
悩んでいる間に生姜焼き単品が登場。千切りキャベツ、そして私の好物であるマカロニサラダ付きだ。


お皿が大きいため全体量が多く、これで550円はお得だ。銀のお皿というのも、昭和チックでいいね。
上記の「銀のお皿」、文字色をシルバー(実は灰色)にしてみたけど、見づらかったらゴメン。
生姜焼きは、ゴマ油の効いた甘じょっぱいタレが、やや厚切りの豚肉や野菜を包み込み、ビールをゴクゴク飲ませる。
このタレが、マヨ風味のマカサラに絡むと、ウへへへ…と笑いたくなるくらいウマい。


数分後には餃子も、銀皿に乗せられて到着。なかなかの大ぶりサイズだ。


ひと口かじるとニンニク、ニラ、そして大葉の風味。濃い味付けなので、タレがなくてもイケる。
作る手間に反し儲けが少ないため、最近は業者から仕入れた餃子を出す店も多い。
だるまやさんのは、タレこそ市販のモノだが、餃子自体は明らかに自家製。
他にはないオリジナル商品が食べられて、餃子ファンとしては、それだけで嬉しく感じる。

美味しいツマミで、ビールを2本飲み干し、そろそろシメのうな重…と考え始めたところで、突然満腹中枢が感知。
どうやら、普通より大きい餃子と、普通より多い生姜焼き(しかも肉野菜の歯応えアリ)が、効いているようだ。
小さくなった己の胃を嘆きつつ、選んだチョイスが「半ライス」100円と「生玉子」50円であった。
満腹ではなく金欠では? と疑われそうだが、豚肉が少し余っていたので、ご飯と一緒に食べてしまおうと思ってね。
登場した半ライスは、同じ国分寺市の『ホーライ』さんと同様、ハーフどころか3/4くらいありそう。


溶き玉子を茶碗の中央に流し込み、残ったお肉を周囲に散りばめ、ミニ生姜焼き丼が完成。


満腹だったけど、玉子ちゃんのお陰で、お茶漬けのようにズズっと食べ進められて、「ごちそうさまです」。
さっき席案内してくれたお姉さんよりも、若い女性店員(なんか失礼な書き方だな)にお会計をお願いする。
入店当初は、厨房にお母さん、ホールリーダー(?)のお姉さん、双方の補助が若いお姉さん、の女性3名体制。
途中で「店長」と呼ばれるお父さんがやって来たが、女性陣は家族なのかパートなのかは不明。

だるまさんといえば、転んでも転んでも立ち上がる…という印象だが、
だるまやさんで食事すると、満腹すぎて立ち上がれないほど苦しくなる…というのが今回タイトルの由来。
実際この日は、国分寺駅に向かう階段を上るのに苦労したよ。

後日、今度は苦しくならないよう、お腹をすかせた状態で、夕方の時間帯に再訪問。
注文したのはビール大570円と、「玉子焼き」350円に「肉豆腐定食」の単品580円。
「目玉焼き」や「ハムエッグ」もあったけど、玉子焼きは比較的珍しい気がしたので。
まずはキリンラガー大、そして銀皿に乗った玉子焼きがやって来た。この日はマカサラではなくポテサラだ。


玉子焼きは半分に折りたたんだようで、広げたらこのようにワイドなサイズ。


醤油をちょびっと垂らし、さらにソースをかけた千切りキャベツを巻いて食べたりした。
数分後、肉豆腐が完成。さすがに平たい銀皿ではなく、鉄鍋にこんもり盛られて提供された。


すき焼き風なのか、豚肉、豆腐、玉ネギの他、シメジと春菊も入っている。
たっぷりのダシ汁は、「かつ丼」にも使用するような、甘じょっばいタイプ。
容器のせいか最後まで冷めず、美味しく食べられた。肉豆腐、我ながらナイスチョイスである。
途中で「ウーロンハイ」360円を頼んだら、私の苦手な乙類焼酎だった。これは酔ってしまう…。


酩酊する前に、今回はちゃんとしたシメのお食事を注文。
選んだのは、「カツカレー」880円。普通の「カレーライス」700円に+180円とお得だったので。
オーダーから数分後、お姉さん(若)がカツカレーを運んできた。


受け取ったカレー皿は、出来立てなので熱々。そして、幅が広く底が深い!


ネットで見た画像より、大盛ではないか…とうろたえているうちに満腹中枢が働きそうなので、その前に食べ始める。
カレーは、ドロッとした家庭的なタイプで、豚生姜焼きと同様の形状に刻まれた豚肉、人参、玉ネギ、
さらに、写真のイカや、小さなエビ(カップヌードルの具材くらい)も含まれていた。


スープカレーより、ドロッとした硬めの和風カレーを愛する私だが、腹一杯のときはキツイかも。
カツは、そこそこの厚さの豚肉を六等分。もっと薄くていいのに…。


猫舌ゆえ、カレーもご飯も熱々でしんどかったが、味自体は意外とスパイシーで食がススム。
少し冷めてきたら、ガツガツと食べていき、15分後にはご覧のとおり…まだ半分くらい残っている(涙)。


15分あれば、通常なら食べ終えるはずだが、それだけだるまやさんのカツカレーが多すぎるのだ。
最後の力を振り絞り、なんとか食べ切ったものの、この日もやはり、退店後は駅への階段を上るのがしんどかった。
昔読んだ「ドラえもん」のエピソードで、まだのび太君が小さかった頃、おばあちゃんが、
「ダルマさんのように、転んでも転んでも立ち上がる、強い子になるんだよ」と語りかけたのを思い出し、
私も「おばあちゃん、ボク、ダルマさんになるよ」と心の中でつぶやき、懸命に階段を上った。
実際の私は、人生転びっぱなしで、立ち上がろうともしていない。おばあちゃんゴメン。

さてさて、だるまやさんで2度飲み食いさせていただいたが、当初の目的である、うな重が未食ではないか。
つい先日、足を運んでみたところ、まさかの臨時休業。ホ~ラ、また転んじゃった(嘆)。


後日、お昼に再訪し、例のリーダー風お姉さんに「うな重」950円をオーダー。彼女はランチタイム担当のようだ。
数分後、お盆が運ばれてきた。いいトシになっても、重箱はありがたく、そして緊張する…のは私くらいか。


フタを開けて、蒲焼ちゃんとご対面。値段的には、この大きさでもお得なはずだ。


カツカレーとは違い、ご飯は適量。実は前夜の酒が残っていたので、このくらいの量でじゅうぶん。


あと、定食類を食べたことがなかったので、初めて味噌汁をいただいたのだが、
具材が豆腐、ワカメ、大根、人参、さらにサツマイモも入る大盤振る舞い。肝吸いより嬉しいね。


蒲焼の味は、さすがに専門店にはかなわないが、タレのかかったご飯は、やはり美味しい。
何度も書くけど、今の時代に950円でうな重が食べられるのだから、感謝しなくては。

だるまやさんは中休みがなく、昼酒にも最適だし、今後もちょくちょく通い、酩酊&満腹にさせていただこう。
ちょうど今日、私が尊敬する【母校野球部の監督が退任を表明】というショッキングなニュースが入ってきて、
このブログの執筆を、しばらく中断するほど落胆。さっきまで半ベソもかいていた。
だが、いつまでも落ち込んでいられない。だるまやさんで食事をして、再び立ち上がるぞ!



だるまや
東京都国分寺市本町2-9-8
JR、西武線国分寺駅から徒歩約2分
営業時間 現在は11時~21時
定休日 木曜、その他、ごくまれに不定休(泣)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安心安泰な食事処・酒処 矢川『英福』

2023年01月05日 | 定食、食堂
前回、最後の方で少しだけ触れた、JR矢川駅近くの『英福』さんを、改めて紹介。
前回掲載した点灯式置き看板には、「食事処 酒処 英福」と記されていたが、
別の場所に掲示してある、渋い木製看板にも「お食事 酒処 英福」と書かれている。


メインは中華だが、中華以外のおつまみや定食もあり、「お食事」の表記からも、カテゴリーは「定食・食堂」にした。
個人的には、酒処の二文字が嬉しい。飲み客を嫌がる食堂もあるからね。
ここで、卓上のメニュー画像を掲載。こちらは【定食・ご飯・麺】。


右下の<あさひなぐ>は、女性アイドルグループが出演した同名の映画で、こちらのお店がロケで使用されたとのこと。
作品中で彼女たちが食べた、「特製タンメン」を目当てに、遠くから訪れるファンもいるらしい。
裏面には【おつまみ・ドリンク】。一般的な食堂より、明らかに品揃えがいい。


この他にも日替わり商品や、おツマミが記されたホワイトボードもあり、とにかくメニュー豊富である。

初訪問時は瓶ビール、餃子、チャーシューエッグ、さらにビールとウーロンハイを追加し、シメのお食事…と、
ここまでは前回参照で、以降が<前回からのつづき>となる。
シメはベーシックな「ラーメン」600円だけでもよかったが、この日の日替わりセットは「ラーメン+半チャーハン」。
通常だと1000円なのが、サービス価格で750円とお得だったので、こちらを選ばせてもらった。
数分後、日替わりセットが到着。ラーメンは、「昔ながらの」という表現が似合う醤油ラーメン。


創業時は自家製だったらしい麺は、現在もそうなのかは不明だが、やや縮れた舌触りのいいタイプ。


チャーシュー、メンマ、ネギ、ノリにワカメ、そして私の好きなナルトが入る、伝統の東京醬油スタイルだ。
量的には確かにハーフサイズの半チャーハンは、紅生姜以外は、いかにも正統派のビジュアル。


一見してわかるように、パラパラではなくしっとりとした仕上がり。
チャーシュー、玉子、ナルト、ネギと奇をてらわぬ具材で、味付けはそれほど濃くない。


胡椒を振りかけ、紅生姜と一緒にレンゲですくい、満腹中枢が反応する前に、一気にたいらげた。
どの料理も美味しく、自宅から徒歩30分弱という近距離(?)ながら、今まで訪問しなかったのが悔やまれる良店であった。
メニュー豊富で味ヨシ価格ヨシ、そしてお酒も飲める英福さんだが、特に気に入ったのが、今回タイトルの「安心安泰」だ。

年末にここで語ったように、年に一度の競輪グランプリを33回経験している私は、当然ながらもう若くない
このブログにもたびたび登場する、私が愛してやまない個人経営=家族経営の飲食店で働くご夫妻を、
私は親しみと敬意をこめて、おじちゃんおばちゃん、あるいはお父さんお母さんと呼んでいるが、
おっさんの私がおじちゃんorお父さんと呼ぶのだから、実は皆さん、かなりご高齢である。
「あと何年できるかな…」とつぶやく店主もいるが、年齢的にもそれは本音だと思う。
失礼を承知で書くが、「今のうちに通っておかねば」と決意しているお店も、いくつかある。
前回報じた『双葉食堂』も、そのうちの一軒であった。覚悟していたとはいえ、急な閉店はショックだった。
近年、仲の良い友人に「オレが死ぬまで死なないでくれ」と懇願している私だが、好きな飲食店にも、同じ感情を抱いている。

英福さんは木製看板によると、創業が昭和46(1971)年。
代替わりしたようで、働いているご夫婦は、私より若いと思われる。もうそれだけで、なんだか安心させられる。
初訪問時は、先代らしき方がいて、空いた食器を下げたり、常連客と挨拶していた。
常連さんが退店したあとは、客席に座り店内を隅々まで凝視。目力が強かったので、つい視線をそらしてしまった(笑)。
それに気付いたワケではないだろうが、厨房の旦那さんが出てきて、「父さんは休んでてくれ」とでも告げたのか、
先代は厨房の奥に引っ込んでしまった。するとその直後、先代のおじいちゃんに代わり、
お孫さん、というかご夫妻の娘さんらしき女の子が、奥から出てきて、ホール係としてお手伝い。
二代目が若く、三代目候補(?)までいるとは、英福さんはしばらく、安心安泰であろう

生涯通えそうなお店の「全商品制覇」を目標に掲げ、その後も何度か訪問している。
2度目は、「タンメン」730円と+400円で付けられる「ミニ肉スタミナ焼丼」。お新香と小鉢も付いてくるのが嬉しい。


タンメンは、油分多めの濃厚スープに、たっぷりの炒め野菜が入る。先述した縮れ麺とも好相性だ。


ミニ肉スタミナ焼丼は、ミニではなくハーフサイズ。レギュラーサイズには生玉子が付くので、いつか食べてみたい。


どちらも濃いめの味付けで、お新香や小鉢もあるため、仕事の都合で控えた酒を、やっぱり追加しようか悩んだよ。

3度目は飲むために訪問。「ホッピー(白)」430円を注文したら、最初から焼酎と合わせた状態で登場。


毎回異なるお通し、この日の「里芋とイカの煮っ転がし」は、味が浸みていて抜群にウマかった。
あと、書き忘れていたけど、おしぼりが出てくるのも、手や卓上を汚しがちな私(←子供か)にはありがたい。
おツマミには「豚バラネギ辛炒め定食」880円の単品。ホッピーやビールに合う料理だ。


この日座ったカウンター席の目の前には、写真の「ニンニクフレーク」が置いてあったので、喜んで使わせていただく。


ニンニクは、設置していない席もあるのでご注意を。まあ、移動して取りに行けばいいのだが。


シメには、レギュラーメニューにはない、日替わり商品の「もつ煮込み定食」800円を注文。


メインのもつ煮に、ご飯と味噌汁、お新香、小鉢は厚揚げに納豆。ご飯は大盛(無料)にしてもらった。


野菜も多く具だくさんのもつ煮だが、汁自体はドロドロとしておらず、ご飯に合うタイプ。
さっきの豚バラネギ辛炒めも残っていたし、大盛のご飯もすぐに食べ終えてしまった。
まだおかずも残っているし、ここでホッピー(3杯目)に戻ってもよかったが、
お米が美味しかったので、ご飯の追加を選択。並盛なので、さっきの大盛より少なめである。


苦手な納豆だけ残し、あとはしっかり食べ切り、お会計。ここで定食屋さんで飲むときの最大のテーマ、
定食のおかず単品はいくらなのか問題が立ちはだかる!
こちらのメニューには単品価格、たとえば「おかずのみは100円引き」などの記載はない。
果たして、豚バラネギ辛炒め定食880円の単品価格は、お店を出てから暗算した結果…880円?
そうか、もつ煮定食でご飯をお替わりしたから、単品+ご飯で定食扱いになったのか。
イヤ、それでは味噌汁や小鉢が足りない。なので単品価格、そしてご飯の価格(こちらも記載なし)は不明のまま。
その大いなる謎を解くため、昨年末に英福さんへ4度目の訪問を果たした。
さっきから「最大のテーマ」とか「大いなる謎」などと書いているが、実際は数百円前後のみみっちいハナシである。

ドリンクは瓶ビール、続いてウーロンハイ。そしておツマミは、やはり日替わりだった豚角煮定食800円の単品をチョイス。


柔らかく煮込まれた豚角煮と大根、そしてハードボイルド玉子ちゃん。間違いのない組み合わせである。


前回の煮込みもだが、非中華メニューも美味しいのが、英福さんの魅力である。
そしてこの日も、娘さんがお手伝いしていたのだが、初回の子は妹さんで、今回はお姉さんのようだ。
働き盛りの元気なご夫婦に、看板娘もふたりいて、英福さんの未来は明るそうだ。
この日のシメは、初回の半チャーハンが気に入ったので、「焼肉チャーハン」800円。
以前、同じ国立市の『餃子王』で、ラーメンの具材の焼肉をチャーハンに乗せたことがあったが、それを具現化した商品である。
あらかじめ湯通しされた豚肉を、特製ダレでさっと炒め、チャーハンに乗せて完成。


横アングルがこちら。なかなかの迫力である。元のチャーハンの味付けが過剰ではないため、焼肉の甘辛いタレがマッチする。


醤油味のスープと一緒にガツガツとたいらげ、肉の脂とチャーハンの油で口の周囲をギラギラにして「ごちそうさまです」。
お会計の結果、豚角煮定食800円の単品は…600円! 単品は200円引き、ご飯は200円と理解していいのかな。
会計時、常連さんたちが入れている眞露のボトルの価格を聞き、「次回入れます」と告げてから退散。
眞露のボトルは2500円。年明け初訪問時に必ず入れよう。生涯で何本入れられるか楽しみだ



英福
東京都国立市富士見台4-12-10
JR矢川駅から徒歩約2分半、立川駅からも28分くらい
営業時間 11時~14時半、17時~22時半(夜のラストオーダーは1時間前)
定休日 日曜、年末年始 今年は本日5日から営業開始
※テイクアウト用のチラシでは「ラーメン食堂 英福」名義
※追記 5日からと聞いたのですが、10日からでした。行った人がいたらゴメンなさい
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いまどきな~んと?!」この価格! 国分寺『うな太郎』

2022年12月16日 | 定食、食堂
最近、いろんな食料品の値段が上がっている。
ハンバーガーや牛丼の価格変更は、よくニュースになっている反面、元値が安いのでダメージは少ない。
私がもっとも憂いているのは、近年の「ウナギ」の価格である。
ハンバーガーなどは、ほんの数十円程度だが、うな丼なんて、毎回数百円単位で値上げしている。
私がたまに通っていた、地元で評判の鰻屋も、初訪問から数年間で、千円以上高くなった。
稚魚の不漁や、生育にかかる費用の高騰など、やむを得ない理由があるのはわかるが、
万年金欠の私にとって、最近のウナギは、ちょっと手が出しづらい価格帯である。

ウナギは、蒲焼、白焼、串焼、う巻きなどの食べ方があるが、
私はやはり、一番ポピュラーな、蒲焼+ご飯の「うな丼・うな重」が好きである。
【お手頃価格のうな丼・うな重】で、私が真っ先に思い浮かべたのが、大塚の『うな鐵(てつ)』。
同名のウナギ屋は、都内にいくつかあるようだが、私が入ったことがあるのは大塚店のみ。
そちらのうな丼は、私が食べた当時も今も、お新香・味噌汁付きで1杯440円!
安価の理由は、下記画像のとおり、「ウナギ抜き」だからである(笑)。


正しい商品名は「うなぎのタレ玉子かけご飯」で、うな丼とはやや異なるかもしれない(←異なるだろ)が、
甘辛いタレをまぶしたご飯に、私の好きな生玉子をかけて食べるのだから、満足度はかなり高い。
なお、さすがの私もタレご飯だけを注文したのではなく、その前にお酒や蒲焼も頼んでいるので、念のため。

【お手頃価格の、「蒲焼が乗る」うな丼・うな重】ならば、国分寺の『うな太郎』だ。
店頭の看板には「いまどきな~んと?!」と、今回のブログタイトルと同じ文言が記されている。


かつては、このキャッチコピーと一緒に、「うな丼」の価格を記した貼紙(?)があったはず。
私の最も古い記憶は、「いまどきな~んと?! うな丼600円」だが、500円の時代もあったかも。
はっきり断定はできないが、600円だったのは、たぶん今から20年ほど前。
当時でも破格のうな丼だったが、その後は700円、800円…と、徐々に価格が上がっていき、
気付けば画像のように、貼紙はなくなり、別枠のメニュー用紙に価格を記載するようになった。
現在のうな丼は1430円。他店と比べれば安いが、「いまどきな~んと?!」と驚くレベルではないかも。

お店の前は何度か通っていたが、初めて入店したのは2011年。
軽く飲み食いしたあとのシメに頼んだ、「うな丼」のガラケー画像が残っていた。味噌汁付きで当時980円。


蒲焼のサイズは、廉価チェーン『宇奈とと』の「うな丼」よりも大きく、味と質は当然、上回っている。
ただ、小さい蒲焼とはいえ、20年前がワンコインの500円で、現在も590円でうな丼を提供している、
宇奈ととの営業方針は素晴らしいと思う。利用する気はないけど(笑)。

うな太郎さんも、個人店とは思えぬサービス価格だが、それでもウナギはやはりウナギであり、
調子に乗って注文していると、居酒屋や中華食堂のような、お手頃価格では済まない。
また、飲んだあとのシメとしても、ウナギよりはラーメンなどを選びがちだし、
お店周辺には『武道家』『紅』『淡淡』などの名店が揃い、夜の閉店時間も早いため、
気付けば11年間もご無沙汰してしまい、今年ようやく、久々の訪問を果たしたのであった。

ランチタイム終了間際にお邪魔したので、飲酒はせず食事のみのオーダー。
卓上にあった食事メニューがこちら。普通のうな丼の他にも「上」や「ダブル」、さらに「うな重」などもある。


安いのはうな丼だけでなく、メニュー表下段の定食や丼も、610円~という安さ。
そのお得な定食の中から、「牛皿定食」(並)を選び、ホールのおばちゃんに告げる。
カウンター席が空いているのに、ひとり客の私をテーブル席へ案内してくれたり、
「お茶は温かいのと冷たいの、どちらにしますか?」とたずねてくれたりと、おばちゃんはなかなか親切だ。
鰻屋さんは、高級かつ緊張感漂うイメージがあるけど、こちらのお店はアットホームな雰囲気である。

牛皿は、牛丼チェーンのように作り置きだと思っていたが、厨房の旦那さんは、注文後に煮込み始めた様子。
数分後、ご飯、味噌汁、お新香がセットになった、牛皿定食が完成。


牛肉独特の旨味や、玉ネギのシャキシャキ感が残っており、やはり作り置きではなかった。


ひと口食べてみれば、間違いのない味。後述するが、うな太郎さんはウナギ以外の料理もウマいのだ。
続いて白米にパクつくと、ご飯自体が美味しい! 牛皿より先に食べ終えてしまったので、
迷うことなくご飯をお替わり。ついでに「生玉子もらえますか?」とたずね、付けてもらった。


伝票を見たら、生玉子は50円、追加ご飯は220円であった。「ライス大盛」80円の方がお得だったね。
残った牛皿と玉子で、自家製ミニ牛丼を作成。お米の質がいいから、当然ウマい。


七味も振りかけ、ガツガツとかき込み、満足・満腹で「ごちそうさまです」。
会計時、おばちゃんに「ご飯があまりに美味しくて…」と、昼営業の終了時間ギリギリになったことをお詫びし、
「今度は夜、ウナギを食べに来ます」とも告げて、この日は退散。

つい最近、約束どおり夜の時間帯に、3度目の訪問。
こちらは、さっき載せた食事メニューの反対側。「ライス」は220円と記してあった。


まずは「ビール(中びん)」620円と、鰻串から「塩焼」430円、「きも焼」220円、「かぶと焼」200円に、
最初の訪問時に、うな丼を食べる前にも注文していた、「しょうが焼」の単品510円をオーダー。
さっき書いた、「後述する、ウナギ以外のウマい料理」の正体である。 ※11年前は480円だった
まずは、千切りキャベツの上に、豚肉が段々に重ねられた、しょうが焼きが登場。


おばちゃんに「マヨネーズ要りますか?」と聞かれ、「お願いします!」と即答。


豚の脂身由来の甘味と、生姜タレの甘じょっばさが混合し、11年前と変わらぬウマさ!
さらに、タレとマヨが絡んだ、付け合わせのキャベツが、これまた絶品!


以前、橋本『よしの食堂』のときにも書いたが、野菜嫌いの私も、「焼肉タレ+キャベツ」は喜んで食べる。
すぐにビールが空いたが、酒だけでなく、ご飯もススムと思われる。このしょうが焼が510円とは!
現在、『松屋』の「豚生姜焼」単品でさえ530円なのだから、うな太郎さんのは破格。
個人的には、しょうが焼こそ「いまどきな~んと?!」と、驚嘆・称賛すべき商品だと思う。

数分遅れて、串焼3種も登場。上からかぶと、きも、ウナギ塩である。


かぶとは小骨が多く苦手なのだが、こちらのは柔らかく蒸されているのか、骨が気にならなかった。
きもは独特の風味と苦みが、いかにも滋養強壮効果がありそう。
塩焼は、いわゆる短冊で、ホロリと崩れる柔らかな身と、軽い塩分の組み合わせが絶妙。

ビールから「ウーロン割」460円にチェンジしていたのだが、ウナギにはやはり「日本酒」だろうと、
1合460円を熱燗で追加。銘柄は「多摩自慢」だと思う。口当たりがよく、すぐに酔いが回った(笑)。


しょうが焼も串焼もたいらげ、日本酒を半分残した状態で、いよいよシメのウナギを頼むことに。
初回が「うな丼」だったので、今回は「うな重」2240円を選択。ご飯が美味しいので、+40円で「中盛」にした。

数分後、先にお新香が来て、少し遅れてから肝吸いと、うな重が運ばれてきた。


フタを開け、蒲焼ちゃんとご対面。うな丼のよりも大きく、期待が高まる。


串焼と同様、口の中でホロリと崩れる柔らかい蒲焼を、美味しいご飯がしっかり受け止める。
タレは、私好みのくどく甘ったるい味ではなく、万人受けしそうなサラッとした辛さ。
ブレちゃったけど、こちらが断面。ご飯中盛だが、そんなに多くはない。まあ+40円だしね。


淡泊な風味の肝吸いは、単品だと250円。口直しと酔い覚まし(?)に最適。


味噌汁より200円高い肝吸いも付くし、うな重の2240円という価格は、うな丼よりお得かも。
というか、味噌汁がいまどき50円というのもスゴイ。牛丼チェーンより安いではないか。
久しぶりに専門店のウナギを食べて、心もお腹も満たされたところでお会計。

滞在中、20代と思われる若者客が複数来店。その中には大学生風の単独客もいた。
あの若さで、鰻屋にひとりで入るとはたいしたモンだ…と思ったが、彼の注文は「焼肉丼を肉とご飯大盛で」だって。
彼らにとってうな太郎さんは、普段使いできる大衆食堂なのだろう。
懐具合は学生レベル(泣)の私も、うな太郎さんなら気軽に利用できる。
次は「しょうが焼定食・肉ダブルのご飯大盛」か…あ、「特うな重」も食べたいな。



うな太郎
東京都国分寺市本町2-3-4
JR、西武線国分寺駅北口から徒歩約2分半
営業時間 11時半~14時半、17時~22時半
定休日 木曜
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする