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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

人生何度目かの「豚骨ラーメンブーム」到来

2024年09月20日 | ラーメン、つけ麺など
久留米で誕生し、博多、長浜などで発展したとされる、福岡産豚骨ラーメンを求め、
地元周辺で駅チカの店を巡り、そのとき初訪問した、国分寺『木村亭』のラーメンに感動したわたくし。
その後も飽きるどころか、別のお店でも食べ続けている。もう若くないのに、人生何度目かの豚骨ラーメンブームを迎えたようだ。
というわけで今回は、最近食べた福岡豚骨ラーメンを5杯紹介する。

まずは、かつては「豚骨ラーメン店はここが一番」だと思っていた、南阿佐ヶ谷の『萬福本舗』
前回ブログで、「値段の安さや通いやすさも考慮すると、今の私にとっては、福岡・豚骨ラーメンなら木村亭さんがベストかも」と記した。
立川在住の私には近場の店舗であり、深夜2時まで営業していて、基本のラーメンが650円という諸条件を考慮し、「ベスト」と称したのだが、
※2024年10月追記 木村亭さんのラーメンは750円になりました
ラーメンの味だけならば、萬福本舗さんも負けていないし、むしろおつまみや酒類も豊富で、お店としての魅力は互角である。
久々の訪問となった先日は、基本の「とんこつラーメン」750円と、トッピングの「肉味噌」100円をオーダー。


画像右上に写っているのが肉味噌だが、実はラーメンの注文前から頼んでおり、
最初は「焼きワンタン」380円に、卓上のゴマと一緒に付けて食べていた。


単独でもおつまみになり、別の料理に付けても美味しく、無論、ラーメンのスープに溶かしてもウマい。


こちらのお店を訪れた際は、この肉味噌も忘れず頼んでいただきたい。
ちなみに、肉味噌の投入は途中からで、最初は純粋に、スープと麺を楽しんだ。前回より濃厚だった気がするし、いずれにしても、
萬福本舗さんのラーメンは相変わらず美味しいので、当然のように「替玉」120円を追加注文。


そのまま丼に投入したら、異様に麺が多い気がする。替玉の方が麺が多い?


小川の『いし』さんでも同じ感想を抱いたが、よく考えると、ひと玉めでスープを飲み過ぎてしまっただけだろう。
散々飲み食いしたので、スープは少し残したが、麺と具材は食べ切り「ごちそうさまでした」。
一時期、体調を崩していた店主さんも元気に調理していたし、萬福本舗さんでは、今後も飲み食いさせていただくつもりだ。

続いては、たった今名前を出した、東京で初めて福岡豚骨ラーメンを出したとされる、『九州ラーメン いし』
友人と小川駅周辺のの居酒屋で飲んだあと、2軒目として訪問。まずは「焼酎」=いいちこのウーロン茶割り400円を注文。
おつまみは、「チャーシュ」500円と、初めて頼む「目玉焼」450円を選択。


ラーメンに並ぶ名物である、明朗な店主との会話を楽しみつつ、焼酎割りを3杯ほど飲んだあと、
友人も私もシメの「ラーメン」700円を注文。私は紅生姜抜きでお願いしてみた。


大鍋でたっぷり泳がせるように茹でた、博多・長浜風よりは太めの麺と、臭みのないスープはやっぱり好相性。
途中で、ラー油を垂らして辛味と色味を加え、その後は一心不乱に麺を啜った。


酩酊かつ満腹状態でお店を出たあとは、小川駅至近の喫茶店『待夢』でひと休み。
友人はコーヒー(銘柄は忘れた)、私は「クリームソーダ」350円を注文し、懐かしい純喫茶の雰囲気を存分に味わう。
 ※ブレ失礼

西武線小川駅で下車した際は、いしさんで飲んで喰って→待夢さんで休息という、昭和満喫コースをぜひ試してほしい。

3杯目は、分倍河原のラーメン居酒屋『麺屋 しょうちゃん』。別の店で飲んだあと、シメのラーメンを食べるために訪問。
お酒は頼まず、基本の「博多豚骨ラーメン」780円に「味玉」100円を追加。


以前も記したが、しょうちゃんさんの味玉は甘口でイケる。さすがは甘口醤油の文化がある、九州のラーメン店だ。
ここの豚骨スープも、臭みはなくまろやかで、細いけれど九州っぽくない麺を使っているのは以前と変わらず。
すぐに麺を食べ終え、「替玉」120円と「替玉子」を追加。替玉子は、単なる味玉の追加である。


おろしニンニクを加え、玉子と麺を丼にドボン。


ひと玉めで、スープはまろやかというか、「ちょっと薄い?」と感じたのだが、替玉をしたら、さらに薄まってしまった。
卓上には追加タレはなく、置いてあるのは、九州のように甘くない普通の醤油のみで、足すのも変だ。
この日のスープは物足りなかったが、繰り返しになるが、ここの味玉は甘くて美味しい
一挙に5個くらい注文し、ラーメンに入れて食べてみたいが、お店の人に気味悪がられそうだ。

4杯目は、最近ちょくちょく通っており、冒頭でも名前を出したお店、国分寺『木村亭』
「豚骨ラーメン」650円の食券を購入後、「生玉子ありますか?」とたずねたが、用意してないそうなので、「味玉」100円を追加。
同じ九州の佐賀ラーメンは、生玉子入りが主流と聞いたが、福岡ラーメンのお店ではあまり見かけないね。 ※7年前食べた佐賀ラーメンはこちら
数分後、豚骨ラーメンが登場。前回ブログでも似たような画像を何枚も見たと思うが、今回もあえて撮影・掲載。


見た目はシンプルだが、普通のお店とは一線を画すウマさを秘めており、夜遅い時間の訪問だったが、スープはいつもと同じ濃厚さ。
時間によって味が違う、たとえば、開店直後の時間帯は、煮込みが足りず味が薄い、というお店もあるようだが、
木村亭さんは毎回ブレが少ない、というかほぼブレがなく、高レベルで安定している
あとから来た味玉も、ちょうどいい半熟具合。麺もスープも残さず、大満足でお店を出る。


こんなにハイレベルなラーメンが、今の時代に650円で食べられるなんて、なんだか申しわけないよ。

そして昨日、毎月恒例、一橋学園の『なにや』にチャーシューを買いに行ったのだが、
珍しく新小平駅からではなく、一橋学園駅から向かったところ、
駅の近くに新しいラーメン店ができているのを発見。しかも博多長浜ラーメンのようだ。
チャーシュー購入後、お店に戻ってみると、屋号は『博多長浜とんこつ亭』で、都下では珍しい立ち食いラーメン店と判明。


入口脇にメニューが貼ってあったが、立ち食いとはいえ「とんこつラーメン」550円は安い!


入店すると、厨房を囲むカウンターと、離れた場所にカウンターがひとつ。最大キャパは8名くらいか。
券売機で食券を購入し、厨房にいた男性店員に渡す。ひとりが調理担当で、もうひとりが客対応及び調理補助か。
この券売機、新札、新五百円玉(出たのは2021年だが)は使用不可で、替玉などの追加注文もその都度、券売機での購入を求められる。
「背脂とんこつラーメン」650円も気になったが、最初はやはり、基本のとんこつラーメンに、「生たまご」50円をトッピング。
生玉子は別皿提供も可能なようだが、私は「月見ラーメン」にしてもらった。


店員さんから丼を受け取り、立ち食いカウンターでへ。丼は結構熱々なので気をつけた方がいい。
安価だけど量は普通のお店と変わらず。具材もバラ肉チャーシュー3枚、キクラゲ、ネギと、不足はない。


まずはスープをひと口飲むと、最初の印象は豚骨ではなく、東京の醤油ラーメン!?
その理由は、輪切りにされた長ネギにあった。福岡豚骨ラーメンは、青ネギの小口切りが一般的だからね。
長ネギの風味がスープに溶け込み、それが東京醤油ラーメンを思い出させたようだ。
改めてスープを味わってみたが、意外と油っこさはあったが、豚骨臭さはなく、コクや旨味も控えめ。
店内貼紙にあった、「豚骨が苦手な方でも食べられるラーメン」の説明どおり、無難なテイストといえる。
麺は、味や細さに問題はないが、他店よりも短い気がした。食べづらくはないけどね。


薄いバラチャーシューは味付けも薄く、肉の味がダイレクトに伝わり、昭和時代のチャーシューを思い出す。
麺とチャーシュー1枚を食べ終え、「替玉」150円を追加注文。硬さは柔らかめを希望した。
なお、最初のひと玉は、客の要望は受け入れられず、お店指定の「硬め」で提供される。
ネットで苦言を呈しているヤツがいたけど、最初くらいはお店推奨の硬さの麺を試してみてもいいじゃないか。
すぐに、ネギが乗った替玉が登場。「早く安く」もお店のモットーだ。


ふた玉目でも、特に薄まったりすることはなく、黄身ちゃんを溶いて麺や肉に絡めたりして、美味しくいただいた。
ラーメン、替玉、生玉子で、計750円はお得だし、味や接客も問題はないが、立ち食いという業態は、やはり客を選びそうだ。
食事の時間が限られている、ビジネスマンには需要がありそうだが、そういうお店はビジネス街で開業すべきで、なぜ一橋学園駅前なのかなあ。
ちなみに、この店舗の隣には立ち食いそば屋があったのだが、建物老朽化などの理由で、数年前に閉店している。
博多長浜とんこつ亭さんには頑張ってほしいが、薄利多売の多売が難しそうだ。
あと、カウンターがちょっと低くて、足の長い(胴が長い?)私には不便だったが、これは仕方がないかな。

以上、最近食べたラーメンを5杯紹介したが、依然として私の豚骨欲は燃え盛っている。
新規開拓も含め、福岡豚骨ラーメン巡りは、まだまだ続きそうだが、身体に悪影響が無いか心配だ…(←何を今さら)。

おまけ
日本から出たことのない私が、「世界一のチャーシュー」と絶賛する、なにやさんのチャーシューが、


昨日購入したら、通常の約4割引きと、メチャクチャ安かった。他の店なら、倍から3倍は取られるぞ。
しばらくこの価格らしいので、なにやさんのチャーシューを試すなら、ぜひこの機会に!
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