明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

牛丼チェーン以外の牛丼を食べてみた。

2017年10月21日 | 丼もの
先日、行きつけの居酒屋の店主に「世の中で一番好きな丼は?」と問われた。
そばで聞いていた女性店員は「鉄火丼」、店主自身は「天丼、特にアナゴの天丼」と回答。
私は散々悩んだ挙句、「牛丼かなあ」と答えた。安いし美味しいし、人生で食べた回数が最も多い丼料理だし。
実は私、これまでに3回、牛丼店でバイトをした経験がある。『松屋』で2回、『吉野家』で1回。
結局行かなかったけど、今はなき『神戸らんぷ亭』の面接にも受かっている。

仕事なんて、若い頃はすぐに決まったのに、最近「ライター募集」なんて求人に応募しても、全然採用されない。
一応、「ライターやってます、“日が沈む前に飲む酒はウマい”という連載をやってて、同名のブログもあります」 ※当時のブログ名
なんて応募用紙には書いてみたけど、ロクに返事も来ねえということは、興味を持ってもらえなかったのかな。
一応、応募先のヤツら…じゃなくて、応募先の方々が見るかもしれないと思い、
最近の拙ブログも、「ジョギング中でのちょっといいハナシ」「北海道取材時に感じた地方の諸問題」など、
普段の内容とは違う、少しだけまともなライターのフリをしてみたんだけど、あざとかったかね?

閑話休題。牛丼のハナシね。
賄いでしょっちゅう喰っていた牛丼だけど、いまでも飽きることなく、吉野家にもたまに入ったりする。
以前、「牛丼なら、やっぱり『吉野家』」というブログでも書いたが、
牛丼が一番ウマいのは、間違いなく吉野家。味の面では、既存チェーンに敵はない!
むしろ、他の飲食店グループや個人店の方が、吉野家を超える可能性があるのではないか。
牛丼を愛し、今でも最高の一杯を求めてさまよう私が、最近食べた既存チェーン以外の牛丼を、以下で紹介していく。

まずは、回転寿司チェーンの『くら寿司』が出した「牛丼」370円と温玉100円。
※天ぷらとビールは当然別売り

カレーにうな丼など、ご飯物にも力を入れているくら寿司だが、牛丼は正直イマイチだね。
タレが妙に甘ったるいし、肉質もよくない。さらに、席に届いたときの状態が下記写真。


下のご飯が見えているこの盛り付け、ヤル気はもちろん、牛丼への愛もないよねえ
個人的には、『すき家』の牛丼も、この状態で出されることが多い気がする。
くら寿司をフォローすると、ここのデザートとラーメンは、意外とおいしいよ。
特にラーメンは、量が半分だけど値段も370円と手頃だし、もし駅前にあったら、呑んだ帰りに絶対立ち寄っちゃうよ。
寿司を喰えって? 実は私、ナマモノが苦手でね…。

さてお次は、ちゃんぽん・皿うどんチェーン『リンガーハット』の「牛・がっつりまぜめん」720円。


すき焼き風味の牛肉の下には、リンガーハット特製のちゃんぽん麺が。


ご飯じゃないけど、一応「牛のどんぶり」だから、許してくれ。
食べてみたら、牛肉の味付けや玉ネギの食感、さらに紅生姜が入ってるところなど、まさに牛丼の具そのもの。
少しだけ肉の臭みを感じるなど、専門店と比べると品質はやや劣るが、太いちゃんぽん麺と合わせるアイデアは面白い。
店舗によっては、生卵と小ライスが付くセットもあるらしい。それ、絶対ウマいだろうな。
吉野家も今すぐ、どこかから麺を仕入れて、「牛肉麺」をやってほしいね。

続いては、だいぶ前にガラケーで撮影した、築地市場場外にある『きつねや』の「牛丼」750円と生玉子50円。


当時は630円だったと記憶しているが、この2年くらいで、だいぶ値上げしたようだ。
ここはホルモン煮込み(左上の皿)と牛丼が2大メインで、連日大勢のお客さんで賑わっているが、その理由は、
○築地場外という場所 ○屋台風店舗の鍋から漂う香り ○真っ昼間からビールと一緒に食べる
上記3つの条件が、相当影響していると思われる。ここだけのハナシ、味自体はたいしてウマくない…ってのは言い過ぎか。
築地で牛丼食べるなら、場内の吉野家一号店に行った方がいいよ。

最後は、秋葉原にある非チェーン系の雄・『牛丼専門サンボ』の「牛丼」並480円と玉子60円。


横から見ても、盛りの良さがわかるだろうが、上から見てもこの通り、肉が多い!


真ん中をほじくって、溶き玉子を注ぎ、卓上の紅生姜を少々添える。


ネギと比べると、牛肉の割合が異様に多いよね。割合だけでなく、実際に肉の量もご飯も多く、
ここの並は、チェーン店の牛丼ならば、「限りなく特盛に近い大盛」くらいのサイズ。480円は安いと思う。
食べてみると、タレはやや甘めだけど、そんなにしょっぱくはなく、いかにも牛丼らしい、わかりやすい味。
例えるなら、口の中で「肉! 米! 醤油! 砂糖!」と、食材たちが訴えかけてくるような感じだ。
力強い牛丼とは対照的な、ほんのり薄いピンク色をした紅生姜も、なんだかかわいらしくていいね。
予想以上にボリュームがあったけど、肉! 米! と噛みしめながら(?)、ガツガツ食べきった。
メニューは牛丼の並と大盛り、牛皿+ライスの並と大盛り(並の名称は“お皿”)、玉子と味噌汁のみ。
アルコールなどの飲み物はもちろん、サラダもお新香もない。まさに牛丼専門店だ。
少数精鋭メニューながら、ここ秋葉原で何年も続いているのは、やはりウマいからだろう。
ただ、やっぱりここの肉は、ビールと一緒にかき込みたいねえ

こちらのサンボは、いろいろ禁止事項があり、それを破ると即退店させられる、という噂があった。
しかしその禁止事項とは、ケータイでの通話、音がもれるイヤホンの使用、大声での会話、飲食物の持ち込み…など。
要するに、フツーの常識人ならば、それほど問題はないものばかりだ
昔は怖くてピリピリしていたらしい、ホール担当のオバチャンも、今ではごく普通の応対をしているし、
厨房の店員さんたちも、ちゃんと挨拶をしてくれる。ここより接客態度の悪い店、いくらでも知ってるよ。
怒られてはタマランと、長年サンボを避けていたが、もっと前から通っていればよかった!

というわけで、正田祐司認定「世界牛丼ランキング」は、吉野家が1位でサンボが暫定2位に。
他に美味しい店があったら、ぜひ教えてほしいね。とはいえ、老舗すき焼き店の高級・高額な牛丼は困るけど(苦笑)。
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Nokkoに会う前に 新宿三丁目『ねこ膳』

2017年10月20日 | 居酒屋・バー
前回ちょっと触れたけど、8月31日に武道館で行われた、REBECCAのライブに行ってきた。
人生初の生レベッカに興奮と緊張を隠せない私は、公演前に昼酒で気を紛らわすことにした。
選んだお店は、新宿の『ねこ膳』。正式名称は「飲食笑商何屋ねこ膳(いんしょくしょうしょうなにやねこぜん)」らしい。
場所は花園神社の近くで、年中無休・24時間営業の良店だ。

同行してくれた友人と入店したのが、15時をちょっと過ぎた頃。
この時間帯は、飲んでいる客は少なく、ランチを食べに来たサラリーマン風の客ばかりだった。
そんな彼らに見せつけるように(?)、生ビール中ジョッキにメンマと味玉が付く「ビールセット」600円を注文。


玉子だけでなく、メンマにもちゃんと味がついており、いいツマミになる。
説明が遅れたが、こちらのお店は品数豊富で、しかも価格もリーズナブル。以下にメニューの写真を掲載する。



 
フードは50円から。先述の通りランチ=定食もやっているので、オツマミからご飯のおかずまで、いろいろそろっている。
ドリンクも生中単品500円、サワー類が380円~、青汁100円ほか。お通しなどの場所代はナシ。
物価が高い新宿の個人店にしては、なかなか安いねえ。

以下で、この日我々が頼んだメニューを載せていく。まずは「チキン味噌カツ」230円。


カラっと揚がったカツに、甘しょっぱい味噌タレが合う。ちなみに味噌ナシならば180円だ。
続いて、私の大好きな「焼き餃子」350円。


ラー油入りの小皿と一緒に提供。自家製ではなさそうだけど、焼き加減は丁度良かった。
ここで、日替わりメニューの「チンジャオロース」150円を注文したら、ちょいと予想外の小鉢が登場(笑)。


まあ150円だし、メニューの下に「牛肉、ピーマン、オイスターソース」という説明もあり、間違ってはない。
味自体はフツーだったけど、やっぱりタケノコが欲しかったね。

ビールを飲み干したので、白ホッピーセットに変更。焼酎が金宮だと500円だが、普通だと400円。
ドケチの私は当然、400円の方をオーダーし、出てきたのが写真の通り、なかなかの濃い目。


安い焼酎=よろしくない焼酎なので、ひと口飲んだ途端、すぐに酔いが回ってきた。
うへー、たまらんねえー、でも飲んじゃうねーと、友人と競うようにナカとソトをお代わりした結果…
レベッカの皆さんすみません、酔っぱらっちゃいました!

最後にもう一品、ナニかつまみたい…ということで選んだのが、「ねこ膳グラタン」


お店の屋号が付くほどの名物料理で、その中身は…お店の壁に貼ってあった、下記イラスト写真の通り。


下から手作りコロッケ、マカロニ、手作りカレー、玉ねぎ・パプリカ、チーズの順に重ねて、オーブンで焼いたもの。
カロリーは高いが、私の(というか子供が)好きなモノばかりではないか!
喜び勇んでパクついたため、案の定舌をヤケド。ダメだよ、グラタン類をあわてて食べちゃ。
舌のヒリヒリを和らげるため、高濃度焼酎のことを忘れて、ホッピーを流しこむ。
だいぶ気持ち良くなってきたが、いい加減にしないと武道館へたどり着けなくなりそうなので、御会計。

かなり飲み食いしたはずだが、支払い価格は予想以上に安かった。
こういう24時間営業の店って、清掃がおざなりで店が汚かったり、そもそも薄汚い泥酔客がいたりするのだが、
店内やテーブルも特に不潔な印象はなく、ダメな酔っ払いオヤジも、この日に限っては(?)いなかった。
昼酒を飲んでいた我々に対しても、店員さんたちの応対は悪くなく、むしろ丁寧だった記憶が。
安い、ウマい、メニュー多い、酒濃い、接客よい…文句のつけようがないお店ではないか。
新宿で昼酒を飲むなら、『ねこ膳』一択!

酩酊したため、普段だったら「もう帰って寝よう」状態だが、今夜は武道館でレベッカが待っている!
なんとか開演前に到着し、ライブが始まったら、一気に酔いが醒め、レベッカをじゅうぶん満喫したよ。
場内撮影禁止なのだが、こっそり数枚隠し撮り。


ピンクの服のショートカットの女性が、ボーカルのNokkoさん。
ライブの感想はズバリ、「青春が甦った」のひと言に尽きる。あんまり明るい青春ではなかったが(苦笑)
この夜のライブについては、また改めて書くことにする。  ※5年後に書きました→こちらをクリック



ねこ膳(正式名は文中の通り) 
東京都新宿区新宿5-17-1
地下鉄新宿三丁目駅E1出口から徒歩1分 JRほか新宿駅から徒歩約13分
営業時間 0時~24時
年中無休
※食事だけの注文もOK
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北海道新幹線とレベッカ 後編

2017年10月17日 | しゃかい
前回のあらすじ。

新幹線の延伸工事を行っている、北海道二海郡八雲町へ取材に行ったときのこと。
いわゆる「町の声」を聞こうと、とある居酒屋さんに入り、レベッカファンの店主と話したところ、
「八雲はダメですよ」と不満げに吐き捨てるではないか。その理由とは?

このあと、店主が語ってくれたことを、以下にまとめてみた。
「地方の田舎はみんなそうかもしれないけど、特に八雲は、新しいモノを受け入れようとしません」
「若い頃は他の場所でも働いたことがありますが、生まれ育ったここ八雲が、最も閉鎖的です」
「だから、若者はすぐ札幌とかに出て行くし、残るのはオレら中高年ばかりで、四十代になった今でも若造扱いされます」
「新幹線ができたら、若者の流出はさらに加速するけど、新たに八雲に移住してくる人は少ないでしょう」
実際、八雲町の人口は年々減少傾向にある。その後は、常連らしきお客さんも加わり、さらなる激論が交わされる。
「新幹線の駅周辺だって、どうせ東京かどこかの大資本の会社が、ビルでも建てるんだろ」
「その新幹線の駅が栄えれば、そっちとは離れた場所にある今の八雲駅、つまりこのお店の周辺は逆に廃れちまう」
「年寄り連中は“町興しのアイデアを出せ”って言うけど、出したって意見が通らねえんだから」
「そうそう。年配者は聞く耳もたないし、新しいことには挑戦しないしさせないし、やってらんねえ」
「町が一枚岩となってないから、現状では新幹線どころじゃないよ」

ムムム…ヨソもんの私にはわからなかったが、新幹線の開業を、町全体で歓迎しているわけではないようだ。
店主が「さっきの“八雲はダメだ”ってのは、そういうことですよ」と念を押すので、
フォローのつもりで、私の浅い知識を駆使し、この町の長所を並べ、称えてみた。
日本で唯一海がふたつあって、自然が豊かで、漁業と酪農が盛んで、食べ物も美味しいのでは…と。
私の意見に対し、常連客が「そのことを知ってる人が、日本中にどれだけいます?」と鋭い指摘。
うっ、言われてみれば確かに私も、取材の前調べをするまで、八雲については全然知らなかった。
「広報も不充分だし、新幹線が来ても利益はみんな他に持ってかれちまうよ!」

う~む。町の生の声を聞くことはできたが、予想以上に厳しい意見だったなあ。
上記セリフ群も、私が修正しているので、実際はもっと、暴言(と方言)混ざりのひどいものだったし
「せっかく東京から来たのに、こんな話聞かせて悪かったね」と店主が申し訳なそうに謝ってきた。
店主や常連客たちも、決して悪い人ではないのは、一緒に飲んでいてわかった。

酔いもまわってきたし、明日も早いので、そろそろ帰ろうと思い、シメに塩ラーメンを注文。
昔、北海道のラーメンについて「札幌は味噌、旭川が醤油、函館は塩」と聞いた記憶があるが、
函館に近い八雲ならば、やっぱり塩ラーメンだろう(←そうかな?)。


東京にある『五稜郭』という函館ラーメンのお店でも、確か麩が入っていたな。
ほど良い塩分と熱々のスープが、身体に浸み込み温まった。全部食べきったところで御会計。
店主とは「次回はレベッカについて語りましょう」と再会を約束し、お店を出た。

お店で聞いた「八雲はダメだ」という意見が、彼らの本心でないのは、間違いない。
新幹線開業によって、観光客や新規入居者の増加が見込めるのに、受け入れ体制が整っていない町と、
そんな町の姿勢を変えられない現状が、自分たちの至らなさも含めて、歯がゆいようだ。
彼らの不平不満は、すべてが故郷・八雲を愛するがゆえだったはず。

あえて名前は出さないが、私の住居は、馬券売り場と競輪場がある東京の某市(←バレバレ)にある。
ギャンブル場との関係はともかく、昔から治安は決してよろしくなく、民度の低い人間が多い気がする。
そんな地元が私は大嫌いで、己がバカでロクデナシで民度が低いことを棚に上げ、
普段からしょっちゅうコキ下ろしている。もっと自分が暮らす街を愛さなくてはなあ、と反省させられたよ。

翌日、八雲町のいわゆる「おエライさん」を取材し、町についてたずねてみた。
おエライさんがどんな役職なのか(たとえば町長や商工会会長など)は、ここでは触れないが、
芸人のスギちゃんが年齢を重ねたような風貌の、腰の低い好人物だった。
町の課題についてたずねたところ、若い世代との協調はともかく、
新幹線の受け入れ体制が未完全なのと、広報活動が不足していることは認めていた。
「八雲の人間は、奥ゆかしいといいますか、要するに宣伝というか、自慢することが苦手なんですよ」
確かに、北海道はおおらかな方が多いと聞くし、謙遜はしても、自慢するのは苦手なのかもしれない。
自分を大きく見せ、ウソ八百を並べる、図々しい東京の広告マンを見習ったほうがいいよ。
※東京の広告マン全員がそうだとは言ってないので、誤解のないよう

函館以北、札幌までの北海道新幹線が完成するのは、2031年の予定。
八雲をはじめ、新幹線が停車するすべての町が繁栄することを、願ってやまない。

最後に私事だが、今年のレベッカの武道館ライブ、チケットが入手できたので、行くことができたんだ。


初めての生レベッカに感動し、最初から最後まで、涙ちょちょぎれ状態だったよ。
お土産にタオルを買ったが、購入するかどうか散々悩んだのが、写真のレベッカせんべい


多分、レベッカとは全然関係ないと思うので、結局買わなかったけど、手に入れる機会は2度となさそうだ。
八雲町でも商魂たくましく、「もうすぐ新幹線くるよマンジュウ」とか売ってみては…ダメかな。

もうひとつ私事。
近郊や地方は問わず、出張での取材がございましたら、自称ジャーナリストのわたくしに、ぜひご依頼を。
前日、取材と称して、地元の居酒屋などに潜入することもあるかもしれませんが、
なるべく、二日酔いにならないようセーブして飲みますので、ご心配なく。
早い、安い、ウマ…くもない原稿ですが、ぜひ御一考を!
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北海道新幹線とレベッカ 前編

2017年10月10日 | しゃかい
昨年から今年にかけて、現在工事中の新幹線の現場を、3ヶ所取材した。
日々、飲んで喰ってダラダラ過ごしていると思われがちだが、私もたまには働くよ
今回のブログは、北海道の二海郡八雲町(ふたみぐんやくもちょう)に取材に行った時のことについて書いてみた。

八雲町について簡単に説明すると、場所は北海道の南部で、函館の北方に位置し、
二海郡という地名の通り、全国の町で唯一、太平洋と日本海の双方に面している。
ふたつの海を生かした、漁業・養殖業も盛んだが、日本で最初に始めたとされる、西洋式酪農も有名。
写真は、名産品の牛乳と地産野菜を使用したカレーソースに、同じく名産品の魚介類のフライを乗せた「二海カレー」


美味しかったけど、カロリーは相当高そうだね。
また、北海道らしく豊かな自然も残っており、下記写真のような素晴らしい風景も多数見受けられる。

白樺が並ぶ「パノラマロード」


蝦夷富士こと羊蹄山を望む「噴火湾パノラマパーク」からの眺望

2枚とも、取材に同行した地元のカメラマンさんが撮ったもの。さすがはプロ、見事な写真だね。
無断でのブログ掲載はマズいかもしれないので、どうかバレないでくれ…(バレたらすぐ削除しますのでお許しを)。

さて、新幹線取材について話を戻そう。
青森から函館までは開業した北海道新幹線は、最終的には札幌まで延伸する計画で、八雲町にも「新八雲駅(仮称)」が新設される。
私が依頼された仕事は、工事現場の様子と八雲町を取材し、リポートとしてまとめること。
まず初日は、同行する関係者に説明してもらいながら、新幹線の工事現場を数ヶ所回り、
翌日は八雲町のおエラいさんにインタビューし、町の魅力などについて語ってもらう予定となっていた。

こちらはトンネル工事の様子。


ここからの写真は、私が撮った(なのでヘタクソ)から、掲載について問題はない。
下の写真は、現存する八雲駅からだいぶ離れた、新八雲駅の建設予定地。


見ての通り、現時点では雪と森林以外何もないが、数年後には、ここに新幹線がやってくるのだ。

初日の取材が終わり、関係者たちと食事をし、ホテルに戻ったのが21時半ころ。
その後は、一日の疲れをとるため就寝…などするわけもなく、すぐにホテルを飛び出し、今度はひとりで町へ出る。
なぜなら、翌日の取材に備えて、この町について、もっと知っておきたかったから。
当然、ある程度のことは前もって調べておいたし、先述の通り、翌日は町の実力者にも話を聞くのだが、
どうせなら、居酒屋などで地元住民の生の声を聞いた方が、町本来の姿がよくわかるだろうと思ってね。
いつの時代も、物事を判断するのに最も大事なのは現場取材。これが私のポリシーだ。
つまり、再度町へ出たのは取材の一環であり、決して趣味の居酒屋巡りではない、と言っておく。

ただ、冬の北海道は夜が終わるのも早く、チェーン店も含め、ほとんどの居酒屋が22時台には閉まるようだ。
雪道に滑って転びながら、八雲駅周辺さまよった結果、飲食店の集合施設「やくも屋台村」を発見。


遅い時間にもかかわらず、まだ何軒か営業しており、その中から一軒のお店をセレクト。
理由は、外から店内をのぞいたところ、写真のレベッカタオルが飾られていたから。


私もレベッカファンなので、ここの店主となら気が合いそうだと思ってね。
まずはビールと串揚げセットをオーダー。串揚げはたぶん自家製ではなく、味はフツーだった。


「東京から来ました」と店主にあいさつし、その後はレベッカの話題がきっかけとなり、打ち解けることに成功。
写真のタオルは、2015年8月の横浜アリーナライブ2Daysで購入したものらしい。よくチケットを確保できたなあ。
しばらく話したのち、取材に来たことは内緒にしたまま、八雲町と新幹線についてたずねてみた。
すると、それまで談笑していた店主から笑顔が消え、「八雲はダメですよ」と、吐き捨てるではないか。
ムムム…ただならぬ雰囲気。この項つづく
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a walk in the park

2017年10月04日 | ジョギング、ウォーキング
昔から太りやすい体質で、しかも太りやすい食生活を送っている私。
ここ数年、太る→ダイエットで痩せる→油断してリバウンド→再ダイエット痩せ→再油断リバウンド…を繰り返しているが、
当然、リバウンド期間の方が長く、最近ついに、生涯最高の体重を記録してしまった
こりゃあかんと、今日は久々にジョギングをした。しばらく走ってなかったので、ヒザを痛めたかも。

私のジョギングは、痩せるためにイヤイヤ実施しているので、走るのは本当に最低限のみ。
距離よりも時間を重視し、かつては「運動を20分続けると、体脂肪が燃え始める」と聞いたので、
時計を見ながら走り、20分1秒の時点でピタっとやめていた(←マヌケ)。
現在は、自宅から公園の遊歩道を進み河原沿いへ続く、決まったルートを約35分間ゆっくり走り、帰りは約70分歩く。
なので、今回のブログタイトルを「a walk in the park」にしたのだが、
英訳では「公園を散歩」だけでなく、「簡単なこと」って意味もあるとか。
これ、知らなかった人も多いのでは? 私ももちろん、知らなかったよ。
まあ、普通の人なら「簡単に」走れる時間と距離なので、タイトルはこのままにしておく。
なお、安室奈美恵さんについて書いたのかと期待した人、全然関係なくてゴメン。

普段私が走るルートは、車が少なく安全で空気がきれいなのと、人も少なく自分のペースで走れるため、気に入っている。
ランナーの多いコースって、どうしても他人が気になっちゃうでしょ。追い抜かれると、なんだかシャクだし。
いかにもアスリートみたいな若者なら仕方ないけど、近所のガキんちょに抜かれるのは、ちょっと悔しいよね。
数年前、小学生くらいの女の子に抜かれたときは、大人の男のプライド(←小さい)として、全力で抜き返したけど、
はたから見た光景は、必死の形相で女子児童を追いかける中年男だ。
振り向かれて「キャー」「誰か助けてー」なんて叫ばれたら、面倒なことになっただろうね。

ここで、帰路に撮ったジョギングコースの写真を、数枚載せておく。
 
春の桜


初夏の沼


冬の富士と多摩モノレール


私のゴール「行き止まり地点」

上記行き止まりの少し手前に脇道があり、調子いいときは、そこからさらに先のコースに進む。
数年前、帰るのがかったるくなり、ショートカットのため仕方なく、
流れる川の中央に設置された石を、いいトシこいて飛び伝って渡ったことがある(下記写真参照)。


川の上の連続ジャンプという、スーパーマリオみたいなことをするのはガキの頃以来だし、
落ちて濡れても着替えはないし、川遊びしていた親子が見てやがるし(明らかに落ちるのを期待してた)、しんどかった。

行き止まり地点の付近は、近くに民家もなくゴミ処理場などがあるのみ。
つまり、騒音に対する苦情がこない環境なので、トランペットやドラムなど、楽器練習をする人をよく見かける。
かつては盆踊り、手品&トーク、漫才などを練習している方々も目にしたことがあった。
中でも一番多いのがドラマーなのだが…あるとき事件が起きてしまった!

私がチンタラ走っていると、ずいぶん先から、激しいドラムの音が、止むことなく聞こえてきた。
練習していたのは、ヘビメタかパンクかは知らないが、一心不乱にドラムを叩く、なんだか凶暴そうな男。
そして、そんなドラム男の近くに、散歩中の幼稚園の集団が現れたではないか!
普段目にしない楽器に、興味津々で近づいていく幼児たち。なぜか止めない、若い保母さんふたり。
危険を察した私は走るのを中断し、このあと予測されるトラブルに対処すべく、その場に待機した。
幼児たちとヘビメタの距離は徐々に縮まっていき、ついに先頭のぼうやは、ドラムセットに触れる位置にまで到達。
その瞬間、凶暴そうなヘビメタは演奏をやめ、無言で立ち上がり…ドラムスティックをぼうやに手渡した!
直後、ぼうやは男に許可をもらったらしく、喜び勇んでドラムを叩き始める。
一方のヘビメタは、自分の荷物から予備のスティックを取り出してきて、他のお子さんにも配ってる。
なんだよ、ヘビメタいいヤツじゃねえか(笑)
彼の指導により、楽しそうにドラムに触れる幼児たちの姿を見て安心した私は、ジョギングを再開しその場を離れた。
数分後、いつものゴールまで走り終え、さきほどのドラム地点に徒歩で戻ってくると、
もはやドラム指導だけでなく、お子さんたちを抱っこしたり肩車したりと、大活躍のヘビメタの姿が! 
タンクトップを汗で濡らすほど、全力で遊んでいたあのときのアンタ、バンドマンより保父さんの方が向いているのでは?

ジョギング中に出会った「ちょっといいハナシ」、まだまだあるので、別の機会にまた紹介したい。
とりあえず、しばらくは暴飲暴食を避けて、ダイエットに励まなくちゃなあ。
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