前々回のブログで、母校野球部の甲子園勝利を願い、「ゲンかつぎにカツを喰う」と書き、
その後、何軒かのお店でカツを食べた。写真は神楽坂の洋食店『MARIO』の「ポークカツナポリタン」。
結構な大盛りのナポリタンにとんかつ、さらにスープとサラダが付いて、ランチタイムは690円。
物価が高い神楽坂では貴重な安ウマ店だ。このお店については、別の機会に改めて紹介する。
最近、私もトシのせいか、揚げ物などの高カロリー料理を食べるのに、少々後ろめたくなってきた。
ましてや、カツは(一般的には)お値段も高いので、常に金欠の私には、なおさらキツい。
なのでカツの代わりに、『大勝軒』でラーメン・つけ麺を食べ、母校の大勝利を呼び込むことにした。
大勝軒はどの系列店も麺の量が多いので、結局は高カロリーのような気もするが。
大勝軒は同名のラーメン店・中華食堂がいくつかあるが、一番有名なのが「丸長系」。
東池袋店の店主だった、山岸一雄さん(故人)の顔は、ラーメンマニアでなくても知っているだろう。
その東池袋店で修行した方が、全国各地に店を開いたが、先日行った飯田橋店もその中のひとつ。
ここは、野菜をたっぷり盛った、いわゆる二郎系のラーメンも出しているが、私はつけ麺730円を選択。
なんだか、スープの色が薄いなと思いつつ、麺をつけてひと口すすると、味自体も薄い。
しばらく食べ進めたところ、容器の底に溜まっていたタレが混ざり、いつもの濃い色&テイストに。
なるほど、客に味の変化を楽しんでもらう、お店の気配りなんだな(←絶対違うだろ)。
タレが混ざっていないのはけしからんが、写真のように、デカい煮豚が入っていたので許す。
端っこの部分とはいえ、薄切りなら4~5枚になるだろうし、「チャーシューつけ麺」でも通用するぞ。
飯田橋店は10年ぶりだったが、相変わらず常に満席状態の人気店だった。
さて、丸長系大勝軒の創業は、昭和26(1951)年。最初は中野で開業し、その後代々木上原に移転。
こちらが本店扱いで、中野駅南口にある現在の店舗は支店扱いになるそうだ。
「中野大勝軒」のHPによると、現存する正式な系列店は、先述の東池袋など全9店。
ただ、山岸さんの店と弟子たちが開いた、いわば丸長系・東池袋流派(?)に対し、
他の系列店は私が知る限り、それほど豚骨臭くなく、味の濃さや麺の量も、やや控えめな印象。
流行りの味ではないけれど、たまに無性に食べたくなる、懐かしいラーメン・つけ麺だ。
そんな正統系列店の中で、私が一番好きなのは、中野区の鍋屋横丁にある『鍋横大勝軒』。
正式名は『つけそば大勝軒 鍋屋横丁』だ。
創業は1981年と、ここも老舗の部類に入るが、カウンター9席のみの店内は、清掃が行き届き古臭さは感じられず。
寡黙な店主が、調理・接客をひとりでこなしているが、作業はスピーディーで待たされることは少ない。
基本の「らーめん」「つけそば」は550円と昭和価格。一番高い具だくさんの「スペシャル」でも800円だ。
私が必ず頼むのがビール550円。中びんなので、ラーメンと比較すると割高に感じるかもしれないが、
写真のお通しが付いてくるので、全然高くない!
たっぷりのチャーシューとメンマに、ネギと醤油タレをかけた、某芸人が「日本一のお通し」と呼ぶ逸品。
タレが染みた濃い味付けが、冷えたビールにベストマッチ。これが無料とは、うれしいではないか。
感激した私は、ついつい飲むペースが早くなり、毎回ビールをお替わりするハメに。
無料のお通しでさらに酒を飲ませる、店の策略(?)にハマっているようだが、別に悔しくないぞ。
ビールを飲み終え、この日のシメに「たまごらーめん」600円をオーダー。
小さなノリが2枚、メンマにチャーシュー、ほんのり半熟のゆで玉子。まさに昭和ラーメンのビジュアルだ。
鍋横大勝軒の自家製麺は、きしめんのようにちょっと平べったいのが特徴。
他の丸長系大勝軒のような太麺も好きだけど、こちらの麺も一風変わった食感でいいね。
参考までに、以前ガラケーで撮った、餃子とつけ麺の写真も載せておく。
クリックすれば大きくなるけど、画像がよくないね。
私がお通しとビールとラーメンを楽しんでいる間にも、何人もの客が入れ替わりでやってくる。
みんな常連らしく、着席した途端、「野菜つけ」「味噌少な目」などと、迷うことなく注文している。
会話は最低限だが、彼らがここのラーメン・つけ麺を愛し、店主を尊敬しているのがよくわかった。
そんな、良好な関係と時間を長年共有してきた、店主と客がちょっとうらやましかったね。
会計時に「ごちそうさまです」としか言えなかったので、ここで改めて店主にひと言。絶対読まねえだろうけど。
鍋横大勝軒の店主さん、いつも安くて美味しいラーメン・つけ麺をありがとうございます。
今後も通いますので、元気にお店を続けてくださいね。あと、今後もビールにお通しを付けてください(笑)。
今日23日、阪神甲子園球場にて、第90回選抜高校野球大会が開幕。
母校・日大三の初戦は、明日24日の第一試合。大勝軒でパワーをもらった、私が応援するのだから、負けるはずがない。
ガンバレ三高、明日は大勝利だ!
つけそば大勝軒 鍋屋横丁
東京都中野区本町4-38-25
地下鉄新中野駅から徒歩約4分、中野新橋、中野富士見町の各駅からも徒歩圏内
営業時間 11時~14時半、17時~20時
定休日 木曜
※細麺もあるらしい
※残念ながら、2018年12月5日で閉店なさったようです
その後、何軒かのお店でカツを食べた。写真は神楽坂の洋食店『MARIO』の「ポークカツナポリタン」。
結構な大盛りのナポリタンにとんかつ、さらにスープとサラダが付いて、ランチタイムは690円。
物価が高い神楽坂では貴重な安ウマ店だ。このお店については、別の機会に改めて紹介する。
最近、私もトシのせいか、揚げ物などの高カロリー料理を食べるのに、少々後ろめたくなってきた。
ましてや、カツは(一般的には)お値段も高いので、常に金欠の私には、なおさらキツい。
なのでカツの代わりに、『大勝軒』でラーメン・つけ麺を食べ、母校の大勝利を呼び込むことにした。
大勝軒はどの系列店も麺の量が多いので、結局は高カロリーのような気もするが。
大勝軒は同名のラーメン店・中華食堂がいくつかあるが、一番有名なのが「丸長系」。
東池袋店の店主だった、山岸一雄さん(故人)の顔は、ラーメンマニアでなくても知っているだろう。
その東池袋店で修行した方が、全国各地に店を開いたが、先日行った飯田橋店もその中のひとつ。
ここは、野菜をたっぷり盛った、いわゆる二郎系のラーメンも出しているが、私はつけ麺730円を選択。
なんだか、スープの色が薄いなと思いつつ、麺をつけてひと口すすると、味自体も薄い。
しばらく食べ進めたところ、容器の底に溜まっていたタレが混ざり、いつもの濃い色&テイストに。
なるほど、客に味の変化を楽しんでもらう、お店の気配りなんだな(←絶対違うだろ)。
タレが混ざっていないのはけしからんが、写真のように、デカい煮豚が入っていたので許す。
端っこの部分とはいえ、薄切りなら4~5枚になるだろうし、「チャーシューつけ麺」でも通用するぞ。
飯田橋店は10年ぶりだったが、相変わらず常に満席状態の人気店だった。
さて、丸長系大勝軒の創業は、昭和26(1951)年。最初は中野で開業し、その後代々木上原に移転。
こちらが本店扱いで、中野駅南口にある現在の店舗は支店扱いになるそうだ。
「中野大勝軒」のHPによると、現存する正式な系列店は、先述の東池袋など全9店。
ただ、山岸さんの店と弟子たちが開いた、いわば丸長系・東池袋流派(?)に対し、
他の系列店は私が知る限り、それほど豚骨臭くなく、味の濃さや麺の量も、やや控えめな印象。
流行りの味ではないけれど、たまに無性に食べたくなる、懐かしいラーメン・つけ麺だ。
そんな正統系列店の中で、私が一番好きなのは、中野区の鍋屋横丁にある『鍋横大勝軒』。
正式名は『つけそば大勝軒 鍋屋横丁』だ。
創業は1981年と、ここも老舗の部類に入るが、カウンター9席のみの店内は、清掃が行き届き古臭さは感じられず。
寡黙な店主が、調理・接客をひとりでこなしているが、作業はスピーディーで待たされることは少ない。
基本の「らーめん」「つけそば」は550円と昭和価格。一番高い具だくさんの「スペシャル」でも800円だ。
私が必ず頼むのがビール550円。中びんなので、ラーメンと比較すると割高に感じるかもしれないが、
写真のお通しが付いてくるので、全然高くない!
たっぷりのチャーシューとメンマに、ネギと醤油タレをかけた、某芸人が「日本一のお通し」と呼ぶ逸品。
タレが染みた濃い味付けが、冷えたビールにベストマッチ。これが無料とは、うれしいではないか。
感激した私は、ついつい飲むペースが早くなり、毎回ビールをお替わりするハメに。
無料のお通しでさらに酒を飲ませる、店の策略(?)にハマっているようだが、別に悔しくないぞ。
ビールを飲み終え、この日のシメに「たまごらーめん」600円をオーダー。
小さなノリが2枚、メンマにチャーシュー、ほんのり半熟のゆで玉子。まさに昭和ラーメンのビジュアルだ。
鍋横大勝軒の自家製麺は、きしめんのようにちょっと平べったいのが特徴。
他の丸長系大勝軒のような太麺も好きだけど、こちらの麺も一風変わった食感でいいね。
参考までに、以前ガラケーで撮った、餃子とつけ麺の写真も載せておく。
クリックすれば大きくなるけど、画像がよくないね。
私がお通しとビールとラーメンを楽しんでいる間にも、何人もの客が入れ替わりでやってくる。
みんな常連らしく、着席した途端、「野菜つけ」「味噌少な目」などと、迷うことなく注文している。
会話は最低限だが、彼らがここのラーメン・つけ麺を愛し、店主を尊敬しているのがよくわかった。
そんな、良好な関係と時間を長年共有してきた、店主と客がちょっとうらやましかったね。
会計時に「ごちそうさまです」としか言えなかったので、ここで改めて店主にひと言。絶対読まねえだろうけど。
鍋横大勝軒の店主さん、いつも安くて美味しいラーメン・つけ麺をありがとうございます。
今後も通いますので、元気にお店を続けてくださいね。あと、今後もビールにお通しを付けてください(笑)。
今日23日、阪神甲子園球場にて、第90回選抜高校野球大会が開幕。
母校・日大三の初戦は、明日24日の第一試合。大勝軒でパワーをもらった、私が応援するのだから、負けるはずがない。
ガンバレ三高、明日は大勝利だ!
つけそば大勝軒 鍋屋横丁
東京都中野区本町4-38-25
地下鉄新中野駅から徒歩約4分、中野新橋、中野富士見町の各駅からも徒歩圏内
営業時間 11時~14時半、17時~20時
定休日 木曜
※細麺もあるらしい
※残念ながら、2018年12月5日で閉店なさったようです