明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

駅近くの名洋食店 分倍河原『ハッスル』

2016年11月29日 | 洋食屋さん
中華屋さんだけでなく、洋食屋さんで飲むのも好きな私だが、
もちろん高級店には行かない。というか、行けない。そもそも、マナーを知らないし。
スープは音を立てて飲むし、いまだにナイフとフォークを使いこなせない。
実際、よく食べる料理はハンバーグ、カレー、ナポリタン、コロッケなど、
いわゆる日本の洋食メニューがほとんどだ。

拙ブログでもよく取り上げる、古くから営まれている個人経営の中華食堂は、
廉価チェーンの台頭や後継者不足などの理由により、どんどん減っているのが現状だが、
同様に、かつては多く存在した「洋食屋さん」も、最近見かける機会が減ってきている。
ファミレスやチェーン店ばかりの街なんて、どうも味気ないよね。

そんな、個人店不遇の時代といえる(?)現在でも、連日大勢のお客さんでにぎわっているのが、
JR南武線と京王線が通る、分倍河原駅近くの洋食店『ハッスル』
お店の場所は、駅改札を出てすぐ。立ち食いソバ屋さんの脇を過ぎ、正面建物の2F。


白い看板にハッスルの青い文字が目印だ。

店内は、カウンター席と4人掛けテーブルがある。
個人的には、厨房が丸見えのカウンター席で、マスターが腕を振るう様子をながめるのが好き。
メニューはハンバーグ、カレー、スパゲティ、さらにオムライス、グラタン、とんかつなど、
先述した日本の洋食メニューは、ひと通りそろっている。
一番のおススメは、お店の名前を冠した、名物のハッスル丼1300円。


ご覧の通り、ハンバーグ、ロースカツ、オムレツでサラダを囲み、その下にはケチャップライスが敷き詰められている。
まさに大人のお子様ランチだ
別アングル、ロースカツ方面からも1枚。


さらに、隠れていたケチャップライスの画像も。食べかけゆえ、汚らしくて申しわけない。


お気づきかと思うが、ハッスル丼の器は、ラーメン丼よりも大きい、かなりのビッグサイズだったりする。
この時の私は、すでにチキン唐揚げでビールを飲んでいたため、食べきれるか不安になった。
だって、チキン唐揚げはこれ↓だよ。


想像していた、よくあるひと口タイプではなく、そもそも量が多い。これで450円は安いよ。
満腹ではあったが、ハッスル丼はハンバーグもカツもオムレツもケチャップライスも、
そして、デミグラスソースも付け合わせのスープも全部ウマかったので、残さず食べきることができた。

別の日に再訪した際、まずはビールとポークピカタを注文したら、


卵でくるんだ豚肉に、さらにチーズとトマトソースがかかる、これまた予想外のポークピカタで、
ビールが進んで困ったね(結局、もう1本頼んでしまった)。
シメの食事は、「本日の日替わり」だったガーリックライス・チキンカツのせ。


ああっ、やっぱり量が多い! この日もズボンのベルトをゆるめて帰宅した。
こちらのお店は他にも、ビーフシチューやドリア、ナポリタンにカツカレーなども美味しいそうなので、
今後も通うつもりだが…量が多いので、ひとりじゃキツイかも。

ご夫婦と思われる、料理長のおじちゃんと接客担当のおばちゃんは、
どんなに忙しくてもあわてず騒がず、居心地の良い雰囲気を醸し出している。
ディナータイムは、基本的に相席はさせないようで、ひとり客でもテーブル席でくつろげる。
しかし、店外で客が待っているのに、食後も席を立たず、長時間スマホを見ているバカは、
追っ払ってもいいと思うが…イヤ、それもお店の方針だろうから、部外者の私が口出しちゃダメだよな。

いわゆる「東京のグルメ本」は、23区内のお店ばかり紹介するけど、
このハッスルがある府中市など、都下にも良店はたくさんあるので、もっと取り上げて欲しいよ。
なんなら、私が紹介記事を書きまっせ。早い、安い、ウマ…くはない原稿をお届けしますよ



レストラン ハッスル
東京都府中市片町2-20-13
分倍河原駅から徒歩約20秒
営業時間 11時半~14時 17時半~23時
定休日 日曜・祝日
※混雑時の長居は避けましょう
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飲める中華屋さんの極み 高円寺『七面鳥』

2016年11月18日 | 中華食堂
拙ブログではこれまで、安くてウマくて量が多くて、お酒も飲めてくつろげる、
そんな個人経営の食堂を何軒か紹介してきたけど、
「中華飲み」でハズせないのが、高円寺の『七面鳥』だ。
なぜならここ、オーダー後には必ず、写真のような小鉢が出てくるんだよ


内容は日替わりで、酒飲み客も食事客にも無料で提供。しかも、以前は2皿だったが、最近は3皿付くようになった。
別の日に訪問した際の小鉢も、小さい画像で貼っておく。クリックすると大きくなるよ。


チャチなお通しで料金を取る居酒屋チェーンは、ぜひ見習ってほしい。

順序が逆だが、ここでお店の外観を紹介。


渋い建物の白いのれんをくぐると、居酒屋風のコの字カウンターと、小さなテーブル席がある。
こちらのお店、酒類はセルフサービスなので、飲み客はまず、店員さんにひと声かけて、
入口の左側にある写真の冷蔵庫から、自分で酒とコップを取り出し、栓を抜こう。


ビールは常時、4種類ほどの銘柄が置いてあり、その他にも、日本酒や缶チューハイなどもある。
この品揃えの豊富さは、明らかに飲み客を歓迎しているよね。
値段は店のどこにも書いてないが、ビールは中瓶が500円で、大瓶はお得な550円だ。
さっきのサービス小鉢だけでも充分飲めるが、それではお店に失礼なので
ツマミ代わりの一品料理も注文しよう。

ここの料理はどれも、冒頭で述べたように、安くてウマくて量が多い。
その中で私がよく食べるのは、ビールのお供でおなじみの餃子。6個で380円。


強めに焼いたクリスピーな皮と、野菜多めでニンニクの効いた中身とのバランスが良い。
お店の自家製(たぶん)ラー油を、多めに付けるのがオススメ。

こちらのお店は、定食類(表記はライス)も豊富だが、単品としての注文も可能。確か150円引きだった。
チンジャオロースやホイコーローなども、ビールやご飯がすすむ逸品だが、
私が一番好きなのは、写真のきくらげ卵炒め。メニュー表記は「木耳肉」だ。


強火で炒めたシャキシャキのきくらげと、とろける玉子とのマリアージュが最高。
ちなみに、マリアージュって言葉、最近覚えたんだけど、使い方合ってるかな?

シメには、昔ながらの味わいで、シンプルかつ安価なラーメン(450円)もいいけれど、
先日は、あんかけ焼きそば680円をオーダー。


見た目の通り、具だくさんで量どっさり。スープが付くのが嬉しいね。
味も濃いので、シメどころか、もう1本ビールを追加するハメに。
ちなみに、ここは焼きそばが3種類あり、貼紙メニューの「焼きそば」が、上記のあんかけタイプで、
いわゆる一般的なソース味は「いりそば530円」、焼き色の薄い中華風タイプは「上海めん580円」だ。
いりそばは、ソースにちょっと醤油を混ぜたような味で、なかなか美味しかったよ。

店内にはテレビも設置されていて、漫画や雑誌も多数置いてある、
いかにも「町の中華屋さん」らしい、ご家族経営のほのぼのとした雰囲気ながら、
飲食店の競争が激しい高円寺で、長く支持されているのだから、名店なのは間違いない
全メニューを制覇(約50種類?)するまで、通い続けたいものだ。



七面鳥 
東京都杉並区高円寺南4-4-15
高円寺駅から徒歩約7分 地下鉄新高円寺駅から徒歩約12分
営業時間 11時半~15時 17時半頃から~21時
定休日 土曜
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小粋な小道にたたずむ小さな名店 中野『泪橋』

2016年11月10日 | 居酒屋・バー
JR中野駅周辺は、鰻の『K』、焼き鳥の『J』、焼きトンの『K』や『I』など、串焼きの名店が多い。
腕のいい職人が、厳選した食材を熟練の調理法で提供する、串焼きや肴を適正価格で味わえるのだが、
これらの店は当然、いつも混雑していて、入れないこともある。
しかも、これは個人的な印象だが、お店の雰囲気もややピリピリしているような気がする。
まあ、そういう緊張感も含めたのが名店なのかもしれないが。

なので、私が中野でもっとも好きな串焼き店は、味はもちろん店主の愛想も良い、『泪橋』さんだ。
屋号は、店主が大好きな漫画「あしたのジョー」の舞台である、泪橋から拝借したそうだ。
繰り返しになるが、お店への印象は、あくまで私個人の意見なので、異論はあると思う。
たとえばお店の外観。


ちょっと渋いし、店内の様子がわからないので、入りづらいと思う人もいるだろう。
場所は、駅とブロードウェイを結ぶ道から、ふたつ右の通り(ひとつ右はラーメン『青葉』のある道)になる、
「昭和新道」と呼ばれる、昭和チックな小道の途中にある。
いかにも芸者さんが歩いてそうな、小粋な通路だよ

店主は、開店当初は三坪だった、焼きトンの名店『みつぼ』で修行したそうだが、
こちらも三坪とはいわないが、やや暗めの店内は決して広くなく、
カウンターと小さなテーブルのみで、座席数は12ほど。実はここも、満席で入店をあきらめたことが多々ある。
隣の客と密着して座るし、カウンター客がテーブル客に料理を手渡ししたりするので、
すぐに親しくなれるが、そういうのが苦手な人もいるだろうね。

こちらの名物は、修行先で習得した焼きトンなどの串焼き類と、店主の出身地・宮崎の郷土料理。
グランドメニューは下記の写真を参照。



宮崎を中心に、九州産焼酎の品ぞろえが豊富だよね。
これ以外にも、店内ホワイトボードに日替わり(?)の一品もある。
厨房も広くはないので調理は大変そうだけど、行くたびにメニューの種類が増えているような。

私が必ず注文するのは、生ビール+串焼き5本の「お疲れセット」と、
写真の豚味噌串焼き


味噌の風味が強く、これ1本で生ビールのジョッキが空き、ホッピーの中がお替りできる。
焼き鳥・焼きトン類は、タレの味が濃く、強火の炭でしっかり焼くタイプ。
キクアブラなど、時折珍しい部位もあるので、ホルモン好きはぜひお試しあれ。

もうひとつのおススメは、宮崎料理でおなじみのチキン南蛮


写真のように、ティッシュ箱と同サイズと、かなりボリューミーなので、ひとり飲みではちょいとキツイかも。
甘じょっぱいタレと、たっぷりのタルタルソースが絶妙だ。

以前は、豚ホルモンの刺身も提供していたが、規制直後にメニューから消えた。
ここだけの話、しばらくは「応相談」だったが(笑)、現在は豚の提供はやめ、写真の鳥刺しのみになった。


周囲は湯通ししてあるようだ。このひと皿で1000円だったかな。大判振舞だよね。

他にも、塩ホルモン炒めや、シメの鶏がらスープもウマい。
店主も、手が空けば気さくに会話に応じてくれるし、居心地いいよ。
ただ先述の通り、席数は多くないので、飲み食いが終わったら速やかに会計を済ませ、次のお客様に譲ろう。
これは、他の店でも守るべきマナーだけどね。


泪橋(なみだばし) 
東京都中野区中野5-53-10
中野駅北口から徒歩約8分
営業時間 月~土 17時~24時 23時ラストオーダー
定休日 日曜・祭日
※大人数はなるべく避けた方がいいです
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清宮&早実は、来春の甲子園確定!?

2016年11月02日 | 高校野球
久しぶりに、高校野球について書いてみた。
一応スポーツ・ジャーナリスト(笑)だからね。自分で(笑)って付け足すレベルだけど。

昨年から、東京だけでなく全国的に話題となっているのが、早稲田実業の清宮幸太郎選手

※写真は10/30の秋季都大会準決勝での打席

中学時代からスゴイ奴だと聞いていたが、入学して即、結果を出してみせたのはたいしたもの。
そんな、彼の才能や将来性は確かに認めるが、それを伝えるマスコミ連中は、
いくらなんでも騒ぎすぎだ
夜のニュースでも「今日の清宮は3打数1安打でした」などと、まるで大リーグの日本人選手のような扱い。
この前なんて、練習試合の結果まで報じているTV局もあって、驚かされた。
清宮自身に不満はないが、彼をゴリ押しする報道姿勢は、どうも気に食わない。

マスコミだけでなく、早実の監督もおかしい。清宮入学直後からの取材攻勢に対し、
「ウチの清宮はまだ1年生なんだ! 他の部員の迷惑になるし、今は放っておいてくれ!」
というように、取材陣を追っ払うのが普通だと思うのだが、
「では10分間だけ、記者会見をやりましょう。私も同席します」
と、清宮と一緒になって、取材を受けてやんの。
「清宮君こっち向いてー。あ、監督さんも笑ってくださーい」なんてカメラマンに言われて、
いいトシこいて笑顔振りまいたりしてな。そのうちピースでもしそうな雰囲気だよ

結局、過熱報道のおかげか、昨年の夏から、清宮目当ての客が殺到し、早実の試合は毎回超満員。
先日の30日に行われた秋季大会準決勝は、日曜ということで切符売り場は早朝から長蛇の列。
下記写真のように、試合開始は10時なのに、前日の昼15時、
つまり19時間も前から、ダンボール片手に並ぼうとするオッサンまで出る始末。


入場料がガッポガッポ入るので、東京都高校野球連盟は大喜びだ。
都道府県によって価格は異なるが、東京都は入場料を800円も取る。甲子園のアルプス席600円より高い。
この前、東京都高野連のおエライさん方の昼食を見たけど、豪華な弁当だったなあ。

ここで本題。
現在、日本各地で秋季大会が行われており、勝ち抜いた高校は、来春のセンバツ甲子園に推薦される(=出場決定)。
サッカーのワールドカップと同様、北海道は1、九州は4と、各地区に出場枠が割り振られている。
そして、清宮の早実がある東京の枠は「1~2」と、他地区のように固定ではない。
東京大会で優勝したチームは推薦決定だが、準優勝かそれに近い成績のチームも、
推薦にふさわしいと判断されれば選ばれることがある、ということだ。
ただ、「推薦にふさわしい」の明確な基準がないため、
「去年準優勝のA高校は選ばれて、なんで今年準優勝のウチはダメなんだ!」と、論争が起こることも。
ここだけのハナシ、推薦にふさわしい、の本意は「甲子園に出せば大会が盛り上がる」、
つまり「高野連が出るのを望むチーム」が実際の必要条件ではないか。
今年、高野連がもっとも甲子園に出したいのが、早実なのは言うまでもない。

そんな早実は、周囲の期待に応えるように、東京都秋季大会を勝ち進み、見事決勝進出。
優勝すれば当然のこと、たとえ準優勝でも、センバツには間違いなく推薦されるだろう、と噂される。
…この噂が事実だとすると、なんだか、納得いかねえよなあ。

世の中、ファンがいればアンチもいる。
何度も書くが、最近のマスコミのゴリ押しを嫌う、アンチ早実・アンチ清宮は多い。
そんな彼らが期待しているのが、今度の決勝戦で、早実が大敗を喫すること。
大負けでの準優勝では、高野連もさすがに推薦し辛いのか、
平成に入ってからは、東京第二代表(そんな名称はないけど)で、決勝惨敗のチームは皆無のはず。

早実と対戦する、決勝の相手は日大三。言わずと知れた、東京屈指の強豪校だ。
三高が、10-0くらいのスコアで勝ったら、マスコミや高野連は困るだろうな。
とりあえず、審判団の公正な判定を期待したいね。
ちなみに私自身は、熱狂的な三高ファンで、なおかつ狂信的なアンチ早実なので、
三高には100-0で勝って欲しいと思っている。

試合は、明日11月3日の14時から、神宮球場にて。
勝ったら大宴会、負けたら大ヤケ酒だ
コメント (2)
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