明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ああオリックス・バファローズ 君は行けるだろう

2021年11月26日 | プロ野球
もう1ヶ月ほど前のことであるが、
私がひいきにしているオリックス・バファローズが、25年ぶりにパシフィックリーグを制覇!
バファローズポンタと同様、私も歓喜の涙を流した。

※バファローズポンタのツイッターから拝借、以下同

本来なら、優勝が決定した直後に、ブログで喜びを表すべきだったのだろうが、
近年のプロ野球は「クライマックスシリーズ」という、敗者復活戦的な試合が残っているので、
そこで敗退したら、「でもペナントレースを制したのはオリックスだぜ」と綴る予定であったが、
CSも勝ち進んでしまい、まさかの25年ぶりとなる日本シリーズ進出が決定。


今度は、日本シリーズ全日程が終了した時点で、優勝を振り返ろうと思っていたのだが、
シリーズ第5戦、アダム・ジョーンズの代打ホームランが炸裂し、オリックスが勝利!

※上記画像、「プロ野球」カテゴリー前回日記からの流用

個人的に、もっとも好きな選手の一撃に興奮したあまり、急きょ【オリックス優勝の喜び】をブログに記すことにした。
ただし、試合開始前からずーーーっと飲みながら観戦していたため、さすがに酔いが回り、途中でうたた寝(笑)。
結果的に、ブログアップが第5戦終了の翌日になってしまった。

まずは時間を戻し、最後の首位攻防戦となった、10月12日からの2位ロッテとの3連戦を振り返る。
この日記の最後に、「1勝1敗1分以上でオリックス、負け越せばロッテにマジックが点灯」と記した。
初戦は0-2で迎えた8回裏、この日チャンスで凡退していた宗佑磨が、起死回生の同点2ランを放つ。
打った直後の宗は、喜びで興奮を爆発させ、その後はベンチで、感極まり涙を流していた。
気持ちはわかるが、優勝が決まったわけでもないし、この日の試合もまだ続いている。
「プロが簡単に泣くんじゃねえよ…」などとボヤく私の目は、当然涙であふれていた。私はいいの、アマだから。
ちなみに、9回裏の打席に立った杉本裕太郎も、なぜか涙ぐんでいたように見えた。もらい泣きにしては時間が経過している。
コイツまさか、自分がサヨナラホームランを打つ場面を想像し、勝手に感動しているのでは(笑)。
当然杉本は凡退し、試合はそのまま2-2で終了。2位ロッテにとっては、負けに等しい引き分けである。
試合終了後は、好投むなしく宗に同点ホームランをくらった、ロッテ先発の小島和哉投手も悔し涙を流していた。
彼の涙が、翌日以降のロッテナインの闘志に火を付けるのが想像できたため、ちょっと恐ろしくなった。

案の定、2戦目は我が日大三高OBの山﨑福也が打たれ2-8、3戦目も若手のホープ宮城大弥がKOされ1-6。
ロッテの選手の方が、ひとつひとつのプレイに気迫がこもっているように感じた、当然の連敗であった。
これで2位ロッテに、マジック9が点灯。残り試合はロッテ10試合、オリックスが7試合。

書き忘れていたが、この頃オリックスは、打線の主軸である吉田正尚が、死球を受け負傷欠場。
代わりに3番打者を務めた紅林弘太郎も、これまた死球で負傷。どちらもぶつけたのはソフトバンクだ(怒)。
ちなみに紅林はそれまで、主に9番打者として出場し、打率は.220程度。3番起用は大抜擢である。
その紅林も、対ロッテ3連戦は負傷欠場。代役はやはり、紅林の代わりに9番を打っていた山足達也だと。
ロッテ戦前の時点で、今年の打率は.333とはいえ、15打数5安打程度だろう(実際、そんな成績だった)。
ただし、紅林は数日後にはカムバック。彼の離脱と復帰、そしてロッテ戦の連敗でようやく、
オリックスの選手も一丸となり、チーム全体に集中力が出てきた気がする。
以降の試合では、ロッテもオリックスも、トーナメントのように「負けたら終わり」の戦いに突入。
普段はチンタラしている(?)プロ野球選手も、優勝がかかるとやはり、素晴らしいプレイを見せる。

首位攻防戦の翌日から、オリックスはBクラスが確定した日本ハムとの3連戦を、1勝1敗1分と勝ち越せず。
特に、エース山本由伸での引き分けが痛かった。「簡単には優勝させない」という、日本ハムの意地を感じさせた。
ただしその日本ハムは、翌週ロッテと対戦し2戦2敗…意地はどうした!?
オリックスはその後、地元京セラで楽天、西武を相手に2勝1敗。3日間の休養を挟み、シーズン最終戦の楽天戦に向かう。
一方のロッテは、ソフトバンク戦で岡大海がサヨナラホームランを放つなど、着実にマジックを減らしていく。
岡は今年、ホームランを6本打ったが、そのうち3本が9回二死からだって。
実は私が一番恐れたロッテの打者は、荻野貴司でもブランドン・レアードでもなく、岡だった。
首位攻防戦以降、オリックスは2敗1分(2.5)、ロッテは4勝(4)したため、マジックは9-6.5で2.5となった。

オリックスのシーズン最終戦は、満を持して山本が先発。楽天は田中将大が迎撃。
新旧エースの見応えある投げ合いは、7回2失点の田中に対し、9回無失点完封の山本に軍配。4-0でオリックスが勝った。

※当日夜のツイッター

先述した、打率2割前半の紅林が、幸運なタイムリーを2本放ち、最終回には、プロ野球では珍しい2ランスクイズも成功。
オリックスが有終の美を飾った同日、ソフトバンクと対戦したロッテは、序盤から投手陣が炎上し7-15と完敗。
ロッテのマジックは2.5のままで、残り3試合を2勝1分以上で優勝。つまり、もう1敗もできなくなった。

惨敗から2日後の10月27日。ロッテは仙台で楽天と対戦。私は当然、楽天の勝利を願い、TVの前で全力応援だ。


ちなみに上記のバファローズポンタは、オリックスの勝利を願う投稿で、ロッテの負けを願っているのではない(笑)。
楽天にとって今シーズンの最終戦。エース則本昂大が先発するも、顔見せ登板だったのか4回1失点で早々と降板。
勝つ気のない(?)継投は不愉快だったが、楽天は5回に同点に追いつくと、
8回裏には代打小深田大翔のタイムリーで逆転。そのまま2-1で楽天が勝利し、ロッテ優勝の可能性が消滅。
つまり、オリックスの優勝が決定した!

同時刻、オリックスの地元京セラドームでは、監督や選手の胴上げが行われていた。

※どこのサイトからパクったのか忘れた。ゴメン

監督だけでなく、負傷した吉田やエース山本、オーナーやジョーンズまで胴上げ。
生中継ではなくあとで視聴したネット動画だし、彼らが勝利して決めたわけではないのだが、
それでも、オリックスファンになって初めて見る胴上げは、やっぱり嬉しい。
暗黒の西村徳文政権で最下位に低迷したチームが、その翌年に優勝するとは、誰が想像しただろうか。
優勝直後に祝い酒を飲み干したが、その前の小深田のタイムリーあたりから、すでに結構な量の金宮焼酎を飲んでいる。
だいぶ酔ってきたので、「ペヤング」で締めることに。うれしいときはペヤングに限る。


その後は、CSファイナルステージでロッテを返り討ちにし、日本シリーズの出場も決定。
日本シリーズは、同じくセ・リーグ覇者の東京ヤクルト・スワローズと対戦。
初戦こそ逆転サヨナラで勝ったが、その後は3連敗。昨年、一昨年の巨人と同様、危なく4連敗するところだった。

迎えた昨日の第5戦。3点リードを奪うも8回裏、今シリーズ不調の山田哲人に、同点3ランを浴びる。
消沈ムードで迎えた、9回表オリックスの攻撃は9番の投手から。ここで代打ジョーンズが登場。
この回無得点なら、サヨナラ負けするのが見えている。しかも、ここでジョーンズが出塁したとしても、
福田周平や宗は打てなそうだし、吉田は敬遠され、連日最終回の好機に凡退している、杉本勝負を選択されそう。
つまり、彼のホームランが飛び出さない限り、ほぼ得点を奪えない状況であった。
打った瞬間、スタンドインを確信し、ゆっくりと歩きだしたジョーンズの姿は、
味方ながら実に憎たらしく、そして格好よかった
昨年から、彼のことを「不良債権」だのと罵っていたバカどもは、大いに反省してほしい。
第6戦からは、再び指名打者制となる。吉田が守れるのならば、ジョーンズをスタメンに起用してくれないかね。

以上、かなり雑にオリックスの優勝を振り返ってみたが、
当初はペナントレースを制したのだから、ポストシーズンなんてどうでもいい、と思っていた私だが、
せっかく日本一になるチャンスを得たのだから、やっぱり頑張ってほしい…と心変わりしている。
どうせオリックスはこの先、日本シリーズに出る機会なんて滅多にないだろうし(苦笑)。
♪ああオリックス・バファローズ 光り輝く明日に向かえ
♪ああオリックス・バファローズ 君は行けるだろう

と、実は一度も歌ったことがない(←本当にファンなのか)球団応援歌の歌詞を記載したところで、今回はおしまい。
日本一を目指し、頑張れオリックス・バファローズ!


11月27日追記 結果は残念だったけど、一年間よく戦い抜いてくれた。
来年からは日本一を目標に、チーム一丸となって、頑張ってほしいね。
これからも応援し続けるよ。
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真摯な夫婦が営む串焼き店 荻窪『モッキンバード』

2021年11月18日 | 居酒屋・バー
このブログで紹介する飲食店は、いわゆる「いいお店」ばかりである。たぶん。
それらのお店の情報は、友人・知人から寄せられたり、信頼できる記事やブログから得たりもする。
もちろん、私自身の直感で入店してみたら、いいお店だったケースもある(最近では『シャトー洋菓子店』とか)。

意外とアテになるのが、居酒屋などで偶然一緒になった、見知らぬ方から聞いた情報。
隣席の方となんとなく会話が弾み、教えてもらった飲食店が、実は名店だったりする。
ただし、その相手は「まともな方」に限る。まともかどうかは、自分の判断で見分けるしかない。
わかりやすい例を挙げれば、競輪場近くの飲み屋で知り合った、泥酔オヤジのおススメなどは信用できない(笑)ってことだ。
聞いたお店は、忘れないようその場でメモることにしている。一部を明かすと、
東村山のうなぎ店『源八』、蒲田のとんかつ店『丸一』、大阪梅田の立ち飲み屋『初音』などなど。
これら3店はまだ訪問していないのだが、調べてみると、評判のいいお店ばかりである。
今回紹介する荻窪の『モッキンバード』も、一期一会の方から聞いた良店である。

教えてくださったのは、私よりひと回りくらい年長で、穏やかな口調の方であった。
あの御方がオススメする店なら信用できそうだ…と思い、数日後にはモッキンバードを訪問。
荻窪駅南口から数分歩くと、お店がみつかる。店内はカウンターとテーブル、併せて全12席。
壁にはギターがいくつか飾ってある。こちらの店名は、「モッキンバード」というギターが由来らしい。
元ギタリストの店主は、とても温厚そうな方。奥様がこれまた、丁寧な応対をなさる方で、
入店して数秒で、「ここはいいお店だ!」と確信したものである。
店内にギター&店主がギタリストというのは、中神のうどん店『木偶の坊』と共通だが、あそこの店主も朴訥だった。
ギタリストなんて、ちょいワルのイメージしかないのだが、これは偏見だろうか…偏見だね。申しわけない。

ドリンクメニューの一部がこちら。この他にも、焼酎、ワイン、日本酒などひと通り揃っている。


私は、上記メニューには載っていない、「白ホッピーセット」580円を注文することが多い。中は300円だ。
最初にドリンクを注文すると、お通しのサラダ300円(外税、以下同)も出てくる。ドレッシングが3種から選べ、下記はシーザー。


こちらのウリは、店主が炭火でじっくり焼く、各種串焼き。
主なメニューはこちら。現在は1本150円~で、この他にも野菜焼きや、日替わりの串焼きもある。


私がこれまで食べた串焼きを、いくつか紹介していこう。まずは「ネギマ」と「特製つくね」のタレ。


こちらは、同じくネギマ&つくねの塩に、「モモ」の塩。


さらに、「レバー」「み(首)」に、野菜の「白ネギ」「ししとう」各180円。私は焼鳥では、首肉が一番好きだ。


こちらは変わり種串。上から「テリマヨ」「とりチーズ」「しそまき」。

※レモン味のタバスコ「レモスコ」も提供される

同じく変わり種で、日替わりメニューの「ガリバタチキン」。確か1本200円。


さらに、焼いてから串を抜き、お皿で提供される「ネギ塩レバー」450円に、


こちらは「Pーマンつくね詰め」450円。表記はピーマンではなくPーマンである。


ピーマン+ひき肉、つくね+チーズは、間違いのない組み合わせだよね。
上記商品は、途中で焼く場所を変えたり、端の焦げた部分をカットしたりと、店主が1本1本、丹念に仕上げたもの。

モッキンバードさんは、串焼き以外にも「とりのカラアゲ」350円~などの揚げ物や、シメのお食事も用意している。
実は、私の一番のお気に入り商品は、「ごはん」300円だったりする。
ある日、焼鳥を1本だけ残し、「ミニごはん」250円と「ガラスープ」120円を注文してみたところ、


自家製のスープはもちろん、お米の美味しさにビックリ!
たずねたところ、店主の出身地である、新潟から取り寄せたコシヒカリだそうだ。なるほど、ウマいわけだ。
もちろん炊き加減も抜群で、以後はシメとして、必ずごはんを食べてから帰ることにしている。
付け合わせのお新香なども美味しいが、最近は写真右のような、焼鳥のお肉で作ったそぼろを添えてくれる。


このそぼろでさらにウーロンハイを頼んでしまうことも。ぜひレギュラー化を希望したい。
お米が美味しいのだから、奥様が握ってくれる「おにぎり」300円も、当然美味しい。

※具材はメンタイ、ウメ、シャケの3種

おにぎりは「焼きおにぎり」350円や、スープに入る「焼おにスープ」450円もある。
さらに、私は食べたことないが、「ぞうすい」各種650円や、「焼鳥丼」450円~などのメニューも。
あるときは、冬季限定メニューの「チゲ鍋」を注文。正式名称も値段も記憶にないが、確か7~800円くらい。


ご覧のように具だくさんで酒がすすみ、しかも生玉子を追加し、鍋の熱で温めており、


追加ごはんに、残ったスープと仕上げた黄身ちゃんを乗せる。食後、幸せだったのは書くまでもない。


こちらは、最近食べた「鶏塩ちゃんこ鍋」780円。これまた、正式名と価格は違うかもしれない。


つくね、うずら、ししとう、しいたけなど、串焼きにも使用する食材をふんだんに使っている。


酒を飲み終わり、ごはんを追加したら、店主が「お鍋、温めなおしましょうか」とありがたい提案。
というわけで、再度熱々になったちゃんこ鍋で、絶品コシヒカリをパクついたのであった。

※先述した「そぼろ」付き

こちらのお店では、緊急事態宣言下のたびに出される、時短や休業などの要請に、毎回しっかり従っていた。
店内の換気や消毒などは当然で、来店者に氏名と連絡先の記述を求めたことも。字が下手な私は恥ずかしかったぞ。
私が知る限り、感染対策にもっともマジメに取り組んでいた居酒屋は、ここモッキンバードさんである。

最近、店主の手が空いているとき、少しお話させていただいた。
度重なる休業要請には、正直不満があるようであったが、「とりあえずウチは、マジメにやるだけですよ」と断言。
「店長も奥様も本当にマジメですね。失礼ながら元ギタリストと聞いて、悪い人かと思いましたが…」
という、私の本当に失礼な言い分に対しても、「昔はちょっと…」とマジメ一辺倒ではない、ことを匂わせた。
「あと、やはりおふたりの人柄か、ここでは騒いだりする悪いお客さんを見かけませんね」という問いかけには、
「イヤ、たまには…」とやはり、変な客の存在も匂わせた。実に正直な方である(笑)。
まあ、仮に変なのが来店しても、お店や他の客に迷惑をかけるような行為は、店主が許さないはずだ。
実際、これまで何度も訪問しているが、不快な客と遭遇したことがない。さすがの私も、こちらではおとなしくしている(苦笑)。

荻窪といえば「ラーメンの街」という印象を持っている方もいると思うが、
むしろ「焼鳥の街」と言ってもいいほど、荻窪駅周辺は串焼き店が多い。
昔は駅北口階段を出てすぐの場所にあった、『鳥もと』のような老舗店、大衆向けのお店だけでなく、
料亭風の高級店や、妙に気取ってやがるボッタクリ店(※あくまで個人の感想です)など、いろんなお店が鎬を削っている。
またまた失礼ながら、モッキンバードさんより美味しい串焼きを出す店は、他にあるかもしれない。
だが、店主夫妻の応対やお店の雰囲気、適切な価格においしいお米などを合わせると、
ここほど、心地よく飲み食いできるお店は、なかなかないはずだ。少なくとも、私は知らない。

最後に、最終訪問時に食べたシメを紹介し、本稿を終えることにしよう。
商品名はズバリ、「禁断のバターライス」350円。デブの私には、まさしく禁断のメニューである。


串焼きにも使うタレをごはんに垂らし、中央にバター。よ~く混ぜて、ひと口食べた瞬間、笑みがこぼれる。
「これは、けしからん食べ物ですねえ…」と告げると、店主も「でしょう」と満足気。
自宅でも作れそうだが、こちらのお米とタレでないと、この味は出せないだろうね。
とにかく、味ヨシ、雰囲気ヨシの良店なので、皆さんも安心して飲みに行ってほしい。



炭焼モッキンバード
東京都杉並区荻窪5-8-1
JR、地下鉄荻窪駅から徒歩約4分
営業時間 17時~24時 当面は平日17時〜22時、土日祝16時〜22時
定休日 月曜、年末年始ほか
※上記データは、お店のフェイスブックを参考にしました
※来店前に、電話で席の空き具合を確認した方がいいです
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祝・『天下一品』創業50周年!

2021年11月15日 | 天下一品
度重なる値上げにより、1杯790円という意識高い系価格となり、「もう2度行かねえ!」と決意するも、
唯一無二のこってりスープを求め、つい店舗に足を運んでしまう、悪女のような(?)ラーメンチェーン『天下一品』
ちなみに790円というのは、東京の店舗の一般的な価格であり、水道橋店820円のように、さらに高値の店もある。
そんなテンイチも、先日の11月10日に、めでたく創立50周年を迎えたそうだ。

昨年と同様、行列による密を防ぐためか、10月1日=テンイチ=「天下一品祭り」は、無料券配布をせず、
オリジナルグッズか当たる「スピードくじ」の実施のみとなった。しかもこのくじが、
アプリがどうのインストールがこうので、アナログな私には理解できず。ガッデム!

※10月1日に、立川店の卓上に貼ってあったお知らせ

昔は無料券をくれたし、くじのハズレも100円割引券だった(現在は50円券)。価格も上げたし、テンイチも変わっちまったな。
この思いはもう二度と届かないのか、そんな私を慰めるヤツはもういないのか…と思ったらいた。テンイチだ! 
※上記の文、よくわからんけど、著作権違反だったら失礼
正しくは、11月10日の天下一品50周年創業記念イベント=「ラーメン次回無料券配布」である。
50周年記念では他にも、ムック本の「天下一品Walker」が発売されたらしいけど、売れたのかな?

10日当日は、アイドルタイムの16時台に、地元の立川店に向かったが、こんな時間帯でも、行列ができてる。
無料券をくれるときだけ並ぶなんて、さすがは立川市民、私を含め意地汚ねえヤツが多いね。
並ぶのは恥ずかしいので、とりあえず都内へ。いくつかの店で飲み、深夜の時間帯に初訪問の吉祥寺店へ。
店舗の場所は、公園口から出てすぐのはずだったが、なぜか見当たらない。
そのとき、タイミングよく「さっ、キャバクラの方はいかがっすか!?」と声をかけてきたバカ…いや、呼び込みがいたので、
テンイチの場所をたずねてみたところ、親切に説明してくれた(笑)。なんだよ、呼び込みいいヤツじゃねえか。

幸運なことに、並ぶことなく入店できたが、私の食事中は、行列ができていた。
以前は、ダメなフランチャイズという悪評もあった吉祥寺店だが、イベントの日は、さすがに混雑するようだ。
この日、店員さんたちのユニフォームの背中には、周年を表す数字の50と、ローマ字の「kotteri」が記されていた。
このシャツの方が、「テンイチウォーカー」なんて本より売れそうな気がするけど(笑)。
注文したのは、こってり並790円+東日本では珍しい「ニラにんにく」150円。
待っている間、カウンター席に貼ってあったトッピング一覧を眺めていたが、普通の店舗より少しずつ高い。


しばらくすると、こってり・ニラにんにくが登場。辛子味噌と辛子ニンニクをたっぷり入れて食べる。


ニラにんにくの印象は薄いが、初の吉祥寺店、スープの濃さはまずまず。むしろ、かなりウマく感じてしまった。
混んでいた割には店員さんの応対も悪くなかったし、悪評を信じ、避けていた私が間違っていた。
ただし、地下のトイレに行く階段は、ロクに清掃しておらず汚かったぞ(苦笑)。
スープまで飲み干し、無料券をいただき、満足したまま退店。


この無料券、以前は裏に「この券でラーメン(並)1杯のみ提供いたします」のような注意書きがあり、
立川店で「こってり並+コーン」を頼み、無料券と差額の100円(当時、以下同)を払おうとしたら、
「この券はラーメン並しか使えません!」と突っぱねられ、コーンラーメンの代金820円を要求されたことがある。
確かに、「ラーメン(並)1杯のみ」と書いてあったので、素直に払ったけど、以前の高円寺店では100円だけで済んだのに。
この無料券拒否事件(?)も、私が立川店を避ける理由のひとつだったりする。
今回は券の裏に、「ラーメン(並)以上の価格となる単品ラーメンをご注文の場合は(略)差額を頂戴する」との記載があった。
ちなみに、かつての府中中河原店では、ラーメン無料=720円割引=720円分のお食事券扱いしてくれたため、
単品ラーメンには含まれない、定食の割引も可能で、私は「豚キムチ定食」980円を260円で食べることができた。
この定食割引サービスも、私が中河原店を支持する理由のひとつである。近くには立ち飲み『たけちゃん』もあるし。

せっかくの無料券、中河原店で使おうかと思ったが、移動が億劫で、つい立川店で食べてしまった。
注文したのは、こってりとあっさりの間とされる「屋台の味・並」。過去の事件を踏まえ、トッピングはせず。
一見すると、「ちょいと薄目のこってり」という印象である。


味も、こってりよりはサラサラだが、一般的なラーメンと比較すれば、当然ドロドロである。
数年前の立川のこってり濃度は、これくらいだったような…それは言い過ぎか。

さっき、吉祥寺店の店員が着用していた、「50こってり」のシャツを売ればいいのに、と述べたが、
テンイチはすでに、オリジナルのTシャツを販売していた。
私が大好きな高級ブランドショップ『ドン・キホーテ』とのコラボで、発売されたのは6月。
いつでも買えるだろうと、6月末に地元のドンキへ買いに行ったら、店員曰く「残り1着」だと。ホントかな?
その、購入した残り1着がこちら。ラーメンはこってりなのに、シャツのデザインはあっさりである。


一応、胸のデザインのアップや、首部分のタグのアップも載せておこう。
     ※クリックで大きくなる

ちなみに価格は1098円だって。さすがはドンキ、まさに「驚安の殿堂」だ(笑)。

テンイチ関連の商品としてもうひとつ。「サッポロ一番」でおなじみ『サンヨー食品』から、
天下一品監修のカップ麺「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」が登場。西日本先行発売で、東日本は10月25日にリリース。


私はドンキで270円くらいで買ったが、カップ麺にしては高いね。
50周年記念の数日前に、食べてみることにした。まずは「かやく」だけ入れて熱湯を注ぐ。麺はノンフライだ。


具材の撮影を忘れたが、メンマもチャーシューも、かなり小っちゃかった。
熱湯を注ぎ4分後、指示どおり麺をほぐしてから、液体と粉末のあと入れスープ2種を注ぐ。白い固まりが粉末だ。


この怪しげな白い粉が、スープをドロドロにする要因なのだろうが、さすがにテンイチの領域には届かず。
白い粉をかき混ぜ、スープが落ち着いたら完成。具材のさみしさが目立つ。


味は、時折「おっ、テンイチっぽい!」と思う瞬間もあったが、やはりカップ麺独特のチープさからは脱せず。
でもよかったよ。もし本物そっくりだったら、店で790円も出して食べるのがバカらしくなるからね。
来年の51周年では、私が愛してやまない、「ペヤング」の『まるか食品』とのコラボを期待したい。
「ペヤングこってり風やきそば」、なんだかウマそうな気がしない? しないか。
最後にもう1度、天下一品創業50周年、おめでとうございます!
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すべての飲食店に感謝をこめて その5

2021年11月10日 | 飲食店まとめ
先月の第4弾に続き、緊急事態宣言明けに訪問した、お気に入りの飲食店を、訪問した順に紹介。
10月25日からは営業時間の規制もなくなり、徐々に以前の生活が戻りつつある。
おかげで、最近はついつい飲みすぎてしまい、先週末は久しぶりに、吐くほど泥酔しちまった。
ただし、その理由は営業時間の延長ではなく、母校野球部の惨敗だったりして(怒)。
今回のテーマは「飲食店への感謝」なので、とりあえずハナシを進める。

最初のお店は、武蔵村山の中華食堂『弘華飯店』。近くには『シャトー洋菓子店』や大盛中華の『忠豊』もある。
注文したのは“大肉(チャップ)シリーズ”から、「大肉炒飯」950円を。 


まずは上に盛られたチャップ=豚肉揚げでビールを飲み、あとから下のチャーハンをいただく。


濃厚なチャップとの相性を考慮したのか、薄口に味付けられたチャーハンがウマく感じた。
そういえば、以前ブログで紹介したとき、立川で出前専門店として営業していた時代について、
「競輪好きの店主は、出前で受け取った代金を持ち帰らず、立川競輪場に向かったのでは」と記したのだが、
本人に直接たずねたところ、「出前専用の人を雇っていたから、オレは行ってないよ」とのこと。
言われてみれば、唯一の調理人である店主が、長時間店を空けるはずがない。
「これは失礼しました!」と謝罪したら、会話を聞いていたおばちゃんがすかさず、
「この人が(店の)レジからお金持って競輪に行ったのは1度だけ」だって。1度あるんかい(笑)!
機会があったら一度、おじちゃん店主と一緒に、立川競輪に行きたいねえ。

お次は地元立川で、友人と飲んだときに利用したお店を。
1軒目はモノレール立川南駅からほど近い、メニュー豊富な居酒屋『竹や』
相変わらず焼酎濃いめの「ホッピーセット」を、各種おつまみでグイグイ飲み干す。
頼んだのは、未知のメニュー「スパムのチーズポテト焼き」550円(くらいだと思った)や、


季節メニューの「カキフライ」700円。自家製のタルタルソースもおいしい。


以前は朝5時までだった竹やさんだが、現在は0時まで。真夜中の高カロリー料理が好きだったのになあ。

続いて同じ立川駅の南口にある、野球ファンが集う居酒屋『野球鳥』へ。
店内TVでは、店主夫妻がひいきにしているソフトバンクの試合をやっていた。
私は「ウーロンハイ」、友人は「焼酎ロック」を注文し、ツマミは「日向鶏もも」180円、「国産つくね」150円を2本ずつに、


「博多もつ鍋 味噌味」1580円を2人前。腹一杯になり、シメの麺類などにはたどり着けず。


現在は23時までの営業。もし、ひいきのオリックスが日本シリーズに出場できるならば、
こちらのお店で観戦したいけど、私が観戦していると、あいつら負けるからなあ

続いては、このブログでは初期の頃に紹介した、阿佐ヶ谷を代表する居酒屋『川名』
ノンアル営業が解除となり、先輩たちと訪問。店主夫妻ふたりで、元気に営業していたよ。
串焼は1本120円~。左から「つくね」「鳥にんにく」「豚レバ」「かしら」「若鳥」。


先輩が注文した「まぐろぶつ」は、価格は忘れたが500円以下のはず。その割には豪華仕様!


バナナとラズベリーが付くのは、生モノが苦手な私にはありがたいよ。
いつもこうなのか、先輩が常連客ゆえのサービスなのかは不明。

それから数日後、九段下のとある店で飲んだあと、神保町に移動し排骨担々麺のお店『五ノ井』へ。
閉店時間は21時に戻ったはずだが、私が到着した20時にはもう、女将さんが閉店準備をしている!
あわてて「今日は終わりなんですか?」とたずねたところ、「排骨がなくなってしまったので…」とのこと。
お店名物の「排骨」が売り切れたのならば、早じまいもやむを得ない。
ちょっと前に訪問したときは、画像の「つまみ排骨」550円と、台湾の肉味噌「肉燥(バーソー)」350円(左上)で飲み、


シメに「ちゃーしゅう担々麺」1100円を頼み、


サービスのご飯に排骨、肉燥、ちゃーしゅうなどを乗せる「五ノ井スペシャル丼」を作成。


見た目やネーミングはさておき、ウマかったのは間違いない。もちろん、担々麺も全部たいらげた。

五ノ井では店主夫妻に挨拶したのみで、そこからさらに歩き、御茶ノ水駅北口の『こうや麺房』へ。
オーダーしたのは「青島ビール」570円(ザーサイ付き)と、


名物の「皿ワンタン」800円に、味付玉子「醤蛋(じゃんたん)」110円を。青島&ワンタンは定番のセットだ。


ワンタンは1人前10個から8個に減ったが、相変わらずの美味。やっぱりワンタンはこうや系だな。
現在は麺類が主体で、おつまみメニューの提供は、ほぼ中止している様子。
私は皿ワンタンor雲吞(スープに入った状態)がある限り、こうや麺房に通い続けるけどね。

数日後、前回の第4弾で完売のため食べられなかった、一橋学園駅近くの『むぎきり』に待望の入店。
注文したのは、食べたことのなかった「カレーうどん」900円。


こちらの店独自の、舌の上で踊るような麺が、熱々のカレー出汁とねっとりと絡む。
あと、通常は熱いお茶だけの提供なのだが、カレーうどんに限り冷水もついてくるのが嬉しい。


次回はいよいよ、こちらの最高価格である「特天ぷら」うどん2000円~を食べるとしよう。
万年金欠の私としては、2000円のヨコの「~(から)」表記が気になるねえ。

むぎきりで食事をしたのならば当然、お隣の『なにや』にも寄らなくては。
酒類も解禁されたので、びんビール600円を名物の「手打三色大餃子」1個180円×2と、

※大きさ比較のためメンマを置いた

以前、見知らぬおっさん客が注文していた、「“豚角煮麺”の角煮だけ」をマネしてみた。


魚粉をまぶしたメンマも付く、ほど良い厚さの豚角煮は、ビールのお供に最適。
裏メニュー的なこちらの商品は500円。伝票表記は「□煮単品」だった。昭和チックで格好いいな。
ウマいウマいと飲み食いしていたが、常に私の視界に入る、厨房内のチャーシューが気になって仕方がない。


会計時にたまらず、「あの、厨房にあるチャーシュー買えますか?」と店主に相談。
全4種あった完成直後のチャーシューの中から、店主にオススメをたずね、
「こんなの2度と作れない!」と絶賛した、下記の商品を購入させていただく。


お会計は100グラム350円扱いで、930グラムあったので3250円。 ※10円以下切り捨て
帰宅後、さっそくつまみ食いしたが、3000円チョイでは申しわけないほどの絶品であった!

別の日には分倍河原へ足を運び、私の出身大学である(ウソ)、焼肉店の『ホルモン大学』へ。
残念ながら、すでに予約で一杯らしく入店できず。やはり席予約は必須のようだ。
お父さんお母さんが「ごめんねー」とお詫びしてくれたので、「また来ます」と告げて退散。
せっかくなので、だいぶ前に食べた、焼肉+ニンニク+生玉子+ご飯の画像と、


無性に飲みたくなった「コーラ」170円の画像を載せておく。久々の瓶コーラ、ウマかったなあ。


ホルモン大学がダメでも、すぐ目の前に、博多ラーメン居酒屋『しょうちゃん』がある!
長期間、昼間営業のみだったようだが、夜営業も再開したことだし、久々の訪問。
まずは、私が勝手に“しょうちゃん名物”に認定している、甘口「味玉」を2個と、


新商品の「博多もつ鍋」1100円で、キリンラガービールを飲む。 ※玉子はあとから加えた


もつ鍋は、ひとり飲みには適量。スープはラーメンとは違い、豚骨ベースではなかった。
拙ブログで以前、「九州産の甘口醤油を使っているようだ」と記した、こちらの絶品味玉だが、
以前、店主に聞いたところ、「九州醬油は高いので…普通の醤油に砂糖を加えています」だって。しまった!
でも、正直に明かしてくれるとは、さすがは私と同じ「しょうちゃん」(ただし、名字は正田ではなく庄司さん)。
あと、この日は飲んでる最中、女将さんが話し相手になってくれてありがたかった。
シメは「博多豚骨ラーメン」700円に、これまた新トッピングの「マー油」80円を追加。


別皿提供も可能なので、最初はいつものラーメンを味わい、あとからマー油を加えたところ、
一気にスープが真っ黒になってしまった。  ※もつ鍋と同じく、玉子を追加


元の味に影響を与えるので、マー油が大好きな方以外は、全部入れるのは避けた方がいいかもしれない。

最後は、もうすぐ開店8周年を迎える、東村山市の手打ちうどん店『こげら』
この日は食事だけでなく、8周年記念グッズとして発売した、Tシャツを受け取るために訪問。
立川からバスで向かうが、途中で“”マンシュウぎょうざ”の『満北亭』砂川九番店を通る。
以前は、夜間照明が消えており、「つぶれてしまったのかと心配になった」くらい暗かったが、
現在は下記画像のように、ちゃんと点灯しているので、ファンの皆さんご心配なく。


ハナシは戻って。こげら到着後にオーダーしたのは、最近の裏メニュー「汁玉」400円。


まず丼に生玉子を入れ、さらに釜揚げして冷水で締めない、熱々の柔らか麺と、温かいかけ汁を注ぐ、
昭島と武蔵境にある『大山家』の「とき卵ラーメン」のような作り方で、「釜玉」と「かけ」の双方を味わえる商品だ。

食後は、先述した記念Tシャツを受け取る。私が買ったのは、「太麺が好き」シャツ。

※通常2000円、3Lは2200円

太麺使用店ならではのデザインだが、体型が太目の私が着ると、恥ずかしいかもしれない。

以上、最近再訪したお店を中心に紹介してきたが、その一方で、新規開拓もしている。
世の中には、私の知らない良店が、まだまだ存在していることがわかったよ。
すべての飲食店に感謝! したところで、今回はおしまい。
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新チームは秋大会ベスト4進出 -日大三高野球部2022-

2021年11月03日 | 高校野球
秋が東京準優勝、春も東京準優勝、夏が西東京ベスト4と、優勝と甲子園に縁がなかった、前年度の日大三。
2022年度チームの主将はセカンドの寒川。夏の大会、2戦目で途中出場したらしいが、申しわけないが覚えていない。
前年からのスタメンレギュラーは富塚のみと、公式戦の経験が少ない新チームは、苦戦が予想された。
それでも、9月に行われた秋季都大会のブロック予選は、難なく突破。
試合は三高グラウンドで行われ、昨年に続き観戦禁止だったため、スコアしかわからない。

ブロック予選 1回戦 日大三15-0都立両国 ※5回コールド
昨年の30-0に続き、今年も新チーム公式戦初戦は圧勝。
ブロック予選 決勝 日大三27-0豊島学院 ※5回コールド
ホームランが3本出るなど、毎回得点で楽勝だった模様。

2試合で42得点。とはいえ、この結果で「伝統の強打復活!」と喜ぶほど、私もアホではない。
相手に恵まれたのだろうし、強豪校の投手に通用しなくては意味がない。
それでも、私が知らない選手の中に、掘り出し物がいるかもしれない…と、
期待と不安が入り混じる中迎えた、秋季都大会本戦。ここからは有観客開催となる。

三高の初戦の相手は立志舎。「♪どこま~でも、どこま~でも」のCMに関係ある学校らしい。
試合が行われるのは、いつもの八王子市民球場。開始前のノックで選手の動きを確認。


さすがは三高、今年の選手もみんなガッチリ体型。よくメシを喰い、よく練習しているのだろう。
肝心の試合の方は、相手の変則左腕投手に戸惑いヒット7本。それでも8点を奪い、継投で完封。
秋季東京都大会1回戦 日大三8-0立志舎 ※7回コールド


ここ数年と同様、打線はイマイチであったが、とりあえず、秋大会3戦の合計が50-0とキリがいい。
なお、守備の際は内野陣が盛んに声を出し、盛り上げていたのは好感。ヘタならば、声くらい出さなきゃな。

2回戦は多摩一本杉球場で、相手は駿台学園。多摩センター駅から『ピューロランド』の前を通って球場へ向かう。


小雨が降っていたため、試合前のグラウンドノックは中止となり、ベンチ前で軽いノックのみ。


打線はこの日も、相手の緩い球にタイミングが合わず凡打を重ねる。
8回裏に4点を加え、なんとかコールドで勝ったが、もっと早く終わらせるべき相手である。
秋季東京都大会2回戦 日大三9-2駿台学園 ※8回コールド


試合内容よりムカついたのが、この日、我々が観ている席のすぐ後ろにいた高野連の関係者。
客は静かに観戦しているのに、こいつはマスクをはずし「くわーっ、ぺっ!」と何度もチリ紙にタンを吐いてやがんの。
ジジイだからノドが絡むのは仕方ないけど、こんな不衛生な行為は、今の時勢に関係なく許せないし不愉快だよ。
我々が「便所でやれよ!」などと注意したら、謝るどころかムッとした表情でニラんできやがるし。
どうせ普段から威張り散らしていて、他人に頭を下げることができないんだろうな。老害め!

東京都高野連の悪事(?)は他にもあり、そのひとつが審判の疑惑の判定だ。
観客が判官びいきで、三高と戦う都立校を応援するのはわかるが、審判の中にもそういうヤツがいたりする。
そして、3回戦の八王子戦の球審こそ、以前から三高に厳しい判定をすると評判の男であった。
私と違い、常連観戦者は毎試合、球審・塁審の名前も控えており、彼らがそう言うのだから信用できる。
試合が始まると、確かに八王子投手のきわどい球はストライクになり、三高投手のはボールにされている。
ただでさえ打てないのに、球審まで敵に回してはしんどい。6回終了時で三高は1-0とリードも、ヒットはわずか1本。
八王子はここまで、継投で勝ち上がっており、この日もやはり、5回途中で2番手、7回途中で3番手に交代。
そのたびに、投手がセンター、センターがライト、ライトがレフトなどと、数名の守備位置も代わるのだが、
何度も選手交代を告げられ、審判も「メンドくせえ」と立腹したのか(笑)、八王子びいきの判定が徐々に減ってきた。
結局、7回に四球絡みで5点を奪い(ヒットは1本だけ)、最終回にも1点を追加。守ってはエース矢後が完封。
秋季東京都大会3回戦 日大三7-0八王子 (八王子球場)


7点取ったがヒットはわずか4本。初戦、2戦目は軟投に苦しみ、この日は速球に苦しむ。どんな球なら打てるんだよ!? 
しかも、次の準々決勝の相手は、昨秋決勝で完敗し、今年も優勝候補筆頭(らしい)の東海大菅生なのである。

昨年のメンバーが多く残り、ボロ負けも噂された一戦だったが…三高は初回、矢後が三者凡退に抑えたその裏、
先頭の大川がいきなりホームラン! その後も見どころが多数あったので、以下で羅列していく。

3回表、単純なショートフライが落球で安打に。その後はパスボール、死球、悪送球、エラーで2失点。ナニやってんだ!
5回裏、二死無走者から藤巻のタイムリー二塁打で同点、さらに一、二塁から浅倉が逆転の三塁打!
この試合まで、打率1割台と不振だった浅倉の奮起で、いいムードになったところで前半終了。
6回表、四番小池のタイムリー二塁打で1点返す。その後の二死三塁のピンチで、三遊間への当たりを富岡がファインプレイ。
捕れまい、投げられまい、投げても悪送球か、そもそも間に合うまい…という4つの不安をすべて解消!
6回裏、菅生3-4三高となったところで、菅生は満を持してエース鈴木泰が登板。
しかしそのエースから、積極的な連打でチャンスを作り、スクイズ、押し出しで2点を奪いKO。 
なおも一死満塁のチャンスは、代わった三番手投手から富岡、浅倉が連続三振。菅生が流れを断ち切る…と思いきや、
7回裏、途中出場の村上がタイムリーを放ち追加点。7-3とリードを広げ、「三高強いじゃんか!」と喜んだ直後、
8回裏、サード富岡のエラーから一、二塁となり、五番酒井がスリーランを放ち、あっという間に1点差。
富岡、後ろに下がって打球をはじく、へっぴり腰のエラー。さっきのファインプレイはまぐれだったか。
8回裏、二死から富岡が汚名返上の二塁打、浅倉が安打で続くも、富岡がマヌケな走塁でアウトと、
すぐに「汚名挽回」(←誤用ではなくわざと)。この走塁死で、流れが菅生に傾く予感がした。
9回表、一死から安打、四球(この試合初)、安打で満塁に。ここで三番鈴木悠が右中間へ大きな当たり!
抜ければ走者一掃のピンチだったが、ライト藤巻が好捕。犠牲フライの1点で済ませたが、同点に追いつかれる。
しかも、中継した寒川の余計な本塁送球の間に、走者が全員進塁し、二死二、三塁に。
ここで、昨年から菅生の四番を任され、この日も三安打している強打者小池。
一塁が空いているため、「申告敬遠」で満塁策を選ぶと思いきや、小倉監督の指示は勝負
今夏の西東京準々決勝の創価戦では、たいしたことない打者(失礼)を敬遠していたのに、ここで勝負するとはねえ。
矢後が初球にストライクを投じたことに、我々観客だけでなく、打者の小池も驚いたのではないか。
動揺した(?)小池は、2球目を簡単に打ち上げ凡退。三高、絶体絶命のピンチを脱した!
9回裏、この日無安打の川崎が四球を選ぶと、逆に4打数4安打の金澤が送りバントを決めた。
ワイルドピッチで一死三塁とし、村上がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち!
秋季東京都大会準々決勝 日大三8-7東海大菅生 (八王子球場)

※菅生のH=ヒット数は12ではなく10が正しい

試合後の両チーム挨拶と、


ベスト8以降は恒例となった校歌演奏、


9回を投げ切り、クールダウンをする矢後と、ねぎらいの声をかける(?)小倉監督。


両チームの間を、試合の流れが行ったり来たりする展開だったが、最後に三高が勝利をつかむことに。
湿っていた打線が急に覚醒し、この日は長打6本を含む13安打。ただし、三振も15奪われている。よく8点取ったな。
中でも、4打数4安打で、普段はレフトなのに途中からショートも守った、金澤がこの日のヒーローだろうね。
無論、完投勝利を挙げた、エースの矢後もよく頑張った。被安打10の7失点だが、エラーが絡んだので自責点は4(たぶん)。
今大会の三高投手陣は、初戦に背番号19の安田が先発し5回を投げたが、残りは全部、矢後に頼っている。
小倉監督は今後も、矢後と心中するつもりなのだろうか。準決勝で、いきなり秘密兵器が先発! となったら面白いけどね。

以上、秋大会の4試合を生観戦して得られた、今年のチームの印象は、
○打線はまだアテにならない。今後、打順の変更(金澤が5番?)はありそう
○投手陣は当然、他にもいるのだが、矢後の孤軍奮闘が濃厚
○守備は例年どおりイマイチだが、たまに好プレイが飛び出すのが痛快
○盗塁やエンドランは少ないが、走塁レベルは低くない
○守備中も声が出ているし、チームのムードは近年ではいい方
菅生に勝ったことで、ムードはさらによくなりそうだが、過信に繋がりそうで心配でもある。
そう言いつつ私自身は、今年の秋は制したも同然と確信(過信?)しているが。

準決勝の相手は国学院久我山に決定。今夏に敗れた相手ゆえ、なんとしてもリベンジしなくては。
当日券も売るみたいだけど、念のためセブンイレブンで前売り券を買っちゃったよ。


1000円+手数料110円。110円取られるのがシャクだが、「チケットぴあ」で買うと手数料550円だって。暴利だなあ。
久我山の試合は、菅生戦のあとに行なわれた帝京戦を少し観ただけだが、結構ミスしてたね。
実際、久我山応援席の近くを通ったら、保護者と思われる女性客が、「これじゃ三高には勝てないわね」と嘆いでいたし(笑)。

決勝の相手は、二松学舎と関東一の勝者。個人的には、今春に完敗した関東一との対戦を希望。
残る二戦で、昨年チームのリベンジを果たし、都大会制覇&来春の選抜甲子園出場を果たしてほしいね。
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