明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

どうなる日本のプロ野球!?

2024年03月29日 | プロ野球
本日3月29日、セ・パ両リーグの2024年ペナントレースが同時開幕!
…なのだが、自分の周囲では誰も話題にしていないし、私が見た限り、TVやネットのニュースでは、ほとんど触れられていない。
そのくせ、大谷翔平の通訳が逮捕された事件は、ワイドショーでもしつこく報じてやがるし、
スポーツニュースは昨年から、グローブ寄贈、ドジャース移籍と莫大な契約金、突然の結婚発表など、大谷の話題ばかり。
特に、彼が飼っている犬にまで言及しているのには驚いた。もっと伝えるべき事柄があると思うけどね。

現代のマスコミのほとんどは、事件の重要度や取材者の意思などは二の次で、
とにかく世間の注目を集めて閲覧数を増やし、広告主を喜ばせることに尽力している。 ※個人の見解です
そんな、彼ら報道陣のアンテナには、大谷の愛犬は引っかかっても、最近の日本プロ野球は無視されている模様。
「ふざけやがって!」と怒りが沸く反面、「でもまあ、仕方ないかなあ」とあきらめている自分がいるのも事実。
なぜなら私自身も、プロ野球は年々、つまらなくなっていると感じているからである。

つまらないと思わせる原因は、このブログで何度か苦言を呈した、細かい継投策や試合時間の長さもそうだが、
最大の理由は、スター選手がどんどん海を渡ってしまうことである。
先述の大谷もそうだが、近年は日本を代表するプレイヤーたちが、次々と大リーグに挑戦。
今年も、我がオリックスのエース山本由伸を筆頭に、松井裕樹、今永昇太、上沢直之の4投手が米国に進出。
【野球界の最高峰・メジャーに挑戦】とマスコミは称えるが、イヤな書き方をすれば【金に目がくらみ日本を捨てた】にもなる。

大谷が、少年時代から大リーグを目指しており、高校3年時のドラフト会議で、指名を拒否していたのは有名だが、
他の選手は、どこまで本気でメジャーを目指していたのだろうか。
「別に興味はなかったけど、なんか大金もらえるみたいだから、とりあえず行ってこようか」というケースもあるのではないかね。
無論、プロである以上、より稼げるチームを選択するのは間違いではない。
ただ、お世話になった球団や関係者、応援してくれたファンへの感謝があれば、簡単に移籍はできないはずだけどね。

無論、過去には「アメリカ挑戦もやむなし」と、認めざるを得ない実績を残した選手も存在する。たとえば、
24勝0敗という圧倒的な成績で、球団として歴史の浅い楽天を初優勝に導いた、2013年の田中将大や、
投手として10勝を挙げ、日本人最速の165kmを記録し、打者としても20本のホームランを放ち、
日本ハムを日本一に導きMVPにも輝いた、2016年の大谷(ただし、渡米は2017年シーズン終了後)。
ドジャース入りした山本も、昨年まで3年連続で沢村賞とMVPを獲得し、チームをリーグ三連覇に導いた。
彼らに、「もう日本でやり残したことはないし、元気なうちにメジャーへ行っていいでしょ?」と問われたら、容認するしかない。
実際、チームの同僚やファンの大半も、「今まで頑張ってくれたし、本人の意思を尊重し、喜んで送り出そう」と納得したはず。
特にオリックスは、山本の譲渡金として、推定72億円もの大金が入るそうで、球団側は当然「どうぞどうぞ」だろう(笑)。

ただ、上記3名は特別な例であって、中には「お前、もっとチームに貢献してから行けよ」と思う選手もいるよね。
例に挙げて悪いけど、今永は昨年7勝したが、米国挑戦に備え手を抜いたのか。8月以降は全然勝ってない。
「今年3位に終わったのは、自分にも責任がある。来年こそはチームを優勝させて、その後堂々と米国に挑戦したい」
とでも宣言し残留すれば、DeNAのファンも大喜びしただろうに。
国内の移籍だったけど、山川穂高も同様の理由で、あと1年西武に残るべきだった。


上記画像は、2022年10月1日、ソフトバンク戦でサヨナラ本塁打を放ってしまい、
マジック1で引き分けでもVだったソフトに対し、申しわけなさそうな表情(?)をする試合直後の山川。詳細はこちらで

メジャーには及ばないとはいえ、一般人よりはだいぶ高額な年俸を払ってくれて、
監督やコーチから助言をいただき(余計な場合もあり)、練習の場や対戦相手のデータや映像も用意し、
試合後のマッサージなど身体メンテナンスまでしてくれる、所属球団に対し義理人情を欠く選手が増えた。
4人が去った日本球界に対し、戻ってくる日本人メジャーリーガーは0。やってくる新外国人選手も、大物はいなそう。
読売に来た、そこそこ実績のある打者ルーグネッド・オドーアは、開幕前に揉めて退団。近年の巨人らしい失態である。
マイナーリーグを退団した筒香嘉智なんて、早く日本に帰ってくればいいのに。  ※追記 古巣に戻ってきましたね

今回はほとんど画像がないので、さっきの山川がサヨナラ本塁打を打った瞬間を店内TVで放映していた、
新秋津の立ち飲み店『なべちゃん』の画像を数点、文章に関係なく唐突に掲載していく。
こちらは店頭の様子。看板はライオンズブルーで、西武ファンのお客さんが多いが、野球好きなら誰でもウエルカムだ。


それにしても、最近の外国人打者はスゴイのがいない。
ロッテのグレゴリー・ポランコは、本塁打王を獲得したものの、打率は.242、ホームランも26本では物足りない。
そもそも、昨年のパ・リーグは、3割以上打ったのがオリックスの頓宮裕真と、ソフトの近藤健介だけ。
投手のレベルが高すぎるのか、打者のレベルが落ちたのか。いずれにしても、強打の外国人が足りないのは事実
セ・リーグは、.300(3位)で18本のドミンゴ・サンタナと、.253(22位)で23本のホセ・オスナという、ヤクルトのコンビが有名だが、
私がプロ野球を見始めた1980年代は、この程度の成績の外国人はゴロゴロいた。 ※そして、この程度の成績ではクビになった
チーム数が増え、給料も上がったため、かつては来日していたような打者も、米国にとどまるようになり、
近年日本に来るのは、○そもそも実力がない○故障or前科(笑)持ち○アダム・ジョーンズのような往時を過ぎた選手、ばかりだ。
ランディ・バース、ブーマー・ウェルズ、タフィ・ローズ、アレックス・カブレラのような、豪打の猛者はもう現れないのだろうか…。

なべちゃんには、選手・関係者から寄贈された、過去のライオンズユニフォームも多数展示してある。


カブレラのがあったかは忘れたが、上記45番は、80年代初期に活躍したテリー・ウィットフィールドか…と一瞬期待したが、
「BO」の字が見えるので、どうやらデーブ大久保らしい。 ※大久保博元は1985~92年まで西武所属

近年は外国勢だけでなく、日本人の強打者自体も減っている。
バカバカ打ちまくるチームが大好きな私にとって、投高打低あるいは投中打低のチームばかりで、どうにも物足りない。
私が応援しているオリックスも、貧打のチームと認識していたが、なぜか3年連続日本シリーズに進出している。
TV観戦した昨年のシリーズでは、選手が打席に立つたびに表示される、ペナントレースでの成績を見て、
「オリックスだけでなく、阪神もロクな打者がいないな」とあきれたものだ。そんな打線に、我がオリックスは敗れたのだが(嘆)。
私がファンだった頃の阪神は、完全な打高投低チームで、打線は比較にならないほどすごかった。
下記は、1985年の日本シリーズ第1戦のスタメンとシーズン打撃成績。メンドくさいので、名字と打撃三部門だけ記載。

1 真弓  .322 34本 84打点
2 弘田  .296 5本 32打点  ※指名打者
3 バース .350 54本 130打点   ※三冠王
4 掛布  .300 40本 108打点
5 岡田  .342 35本 101打点
6 佐野  .288 13本 60打点 
7 平田  .261 7本 53打点
8 木戸  .241 13本 32打点
9 吉竹  .247 2本 16打点

※弘田、木戸、吉竹は規定打席未到達

一方こちらは、昨年チームの日本シリーズ第一戦のスタメンと打撃成績。

1 近本   .285 8本 54打点  ※盗塁王
2 中野   .285 2本 40打点
3 森下   .237 10本 41打点
4 大山   .288 19本 78打点
5 佐藤輝  .263 24本 92打点
6 ノイジー .240 9本 56打点 
7 渡邉諒  .177 2本 10打点  ※指名打者
8 木浪   .267 1本 41打点
9 坂本   .226 0本 21打点

※森下、渡邉、坂本は規定打席未到達

投手陣や機動力は23年チームが上だが、打線の破壊力は85年チームの圧勝である。
23年チームで、85年のスタメンに名を連ねるのは、近本が2番、大山と佐藤が6番を打つのが精一杯だろう。
38年前の阪神の試合は、本当に面白かった

阪神だけでは不公平なので、オリックスも前身チームの阪急と比較しよう…と思い、
福本、弓岡、蓑田、ブーマー…と続く、84年パ・リーグVの打線を転記していたが、さほど需要がなさそうなので割愛。

いずれにしても、過去の比較では迫力のない阪神打線と、そこに負けてしまった、これまた迫力不足のオリックス打線。
そんな両チームが大差で優勝し、米国への大物流出が続く、現代プロ野球の将来には不安を感じてしまう。
阪神の岡田彰布監督も、四球の選択ばかり指示していないで、自身のような3割・35本・100打点を記録する選手も育ててほしい。

岡田監督が、顔に似合わず(失礼)強打者だったように、なべちゃんも立ち飲み店の割には、料理のクオリティが高い。
その理由は、店主の渡辺正司さんはかつて、西武グループのレストランで腕を振るった名料理人だから。 ※当然、西武ファン
手の込んだおツマミもあり、左側は「キムチ」だが、右側は「ハンバーグステーキ」。価格や正式名は忘れた。


安かろう、ウマくなかろうという立ち飲み店も多いが、「ウチは料理も自信あるよ」と店主が胸を張るように、
ハンバーグは確かに美味しかった。最近ご無沙汰しているので、近いうちに行ってこよう。

面白くないとボヤキながらも、大リーグには興味はなく、今年も私はプロ野球を、TVで幾度となく観戦するだろう、
スポーツはやはり、知っている選手同士の対決の方が、より身近に感じられるし、感情移入もできる。
力道山が外国人レスラーをやっつけるのを拍手喝采していてた、戦後間もない時代のプロレスならまだしも、
大谷目当てで大リーグ中継を観戦している方って、知らない外国人と大谷の対決を、本当に楽しんでいるのかな?
もっと、日本の野球にも関心を抱いてほしいし、そうなるよう、マスコミや各球団の広報にも頑張っていただきたい。
ガンバレ日本のプロ野球、大谷に負けるな!
あと、冒頭の繰り返しになるけれど、日本の皆さん、今日からプロ野球が始まりますよ!

※立ち飲み店なべちゃんについては、後日紹介しました
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新宿御苑前でうどんを食す

2024年03月24日 | そば、うどん
「新.東京うどん」のお店『切麦や 甚六』の回で、「このエリアは、なぜかうどんの名店が多く」と記した、新宿御苑前。

※甚六の「ぶっかけうどん」

「他のお店については、また改めて」と書いておきながら、9ヶ月たってしまったが、今回ようやく、他のうどん店も紹介させていただく。

まずは、甚六で友人と飲んだあと、二軒目として立ち寄った『功刀屋』。


本店は旗の台にあり、最初は釜玉うどん専門店だったが、モチモチとした歯触りの「餅うどん」を掲げたお店に変更。
店頭には、餅つき用の臼が置いてあり、 ※実際には使用していないと思われる


商品名も牛肉うどん、カレーうどんではなく、「牛肉餅」、「カレー餅」と呼ぶ徹底ぶり。


こちらがメニュー表。1年以上前に撮影したものなので、現在とは一部商品や価格が異なる。


前の店で結構飲み食いしたので、酒や天ぷらなどは注文せず、私はかけタイプの「豚肉餅」、


友人は冷やしタイプの「豚肉ぶっかけ餅」を選択。


出汁は黄金色の西日本風。ちなみに店主は、神保町の超人気店『丸香』の出身らしい。
うどんは、表面は確かにモチモチだが、ちゃんとコシもある。よく考えれば、餅もコシというか弾力があるからね。


最近は、丼を臼型に変更し、営業時間も10~16時までになった模様。
だいぶご無沙汰しているが、次回は空腹の状態で、こちらのうどん…ではなく餅を味わいたいと思う。

甚六、功刀屋でうどんを食べたのに、この日はさらに、3軒目の『萬田次郎』へ。


福岡の人気店『萬田うどん』の東京支店にあたるらしいが、こちらのお店も人気があり、店頭には行列ができていた。
ただし、何組かの客が退店したので、すぐに入れそうだ、と待っていたが、いつまでたっても列が進まない。
結局、先客数組が帰ってから数分後に、ようやく我々も入店できた。
私はもう満腹だったので、うどんは断念し、酒だけ飲むことに。ツマミとして「牛肉しぐれ煮」450円を少し食べた。


友人はぶっかけうどんの「梅おろし」750円をオーダー。


写真ではわかりづらいが、萬田うどんの特徴は、歯応えのある「透き通った麺」らしい。
店員さんは3人いて、接客担当ふたりの応対は良かったが、やはり退店客の後片付けが遅い。
ひょっとして、店頭に行列を作るため、わざと遅らせている…? さすがにそれは考えすぎか。
現在はさらに行列が長くなり、開店数時間前から、店外のQRコードで受付をする「整理券システム」を採用しているとか。
功刀屋と同様、空腹時に再訪問したかったのだが、整理券はメンドーだなあ。

3軒目は、神宮球場の帰りにひとりで訪問した、『全粒粉生うどん 手練れ』。


3種の小麦粉を使用した、全粒粉生うどんで作る創作メニューが特徴のようで、
つけうどん、油うどん、ざるうどんの3種が主要メニューで、その他に追加トッピングがある。


つけうどんと油うどんは、ラーメン店みたいで面白い。私は「温玉つけうどん」890円を選択した。

店頭で食券を購入するも、店員さんから「いらっしゃいませ」の声もかからず放置される。
しばらくすると、あまり元気のない店員さんがやってきて、無言で食券を受け取り去っていく。
着席すると、開店直後なのにテーブルがベタベタする(たぶん、前日のまま)。コロナ後は、客が退席するたびに殺菌・消毒する店もあるのに。
天井を見上げれば、蜘蛛の糸のようなものが見えるし、清掃はだいぶ手を抜いているようだ。
接客も衛生もアカン、今どき珍しい店だなあ…嘆いていたところに、温玉つけうどんの一式が登場。


うどんの上には、ネギ、メンマ、海苔、追加の温玉に、韓国風に味付けされた鶏肉と、レモンも添えてある。


醤油ベースのつけダレには、豚肉とネギ、さらに背油の粒も入っている。


さらに、少量ではあるが麦飯も付いてくる。W炭水化物歓迎の私には、嬉しいサービスだよ。


先ほど載せた食べ方マニュアル「手慣れた食べ方」の推奨に従い、まずは麺だけ数本食べてみたところ、
薄茶色いうどんは、歯応え・旨味ともに上々。力強い麺なので、濃厚タレに浸しても負けない。


私のように、ラーメン店の濃厚つけ麺が好きな方なら、絶対喜ぶテイストのはず。
途中でレモンを絞って酸味を加え、うどんも具材も、余すことなく食べ切った。
麦飯には、最初は具材の豚肉と温玉を加えて食べ、


最後はつけダレをぶっかけて、レンゲで一気にたいらげた。


近年は、かん水を使わず、うどんのような太い中華麺を用いるラーメン店もあるが、
こちらのお店では、ラーメン店のようなメニューを、うどんで提供している。
私は食べたことないが、「爆盛りチャーシュー油うどん」という、チャーシューメンを意識した“映え商品”もあった。

※現在は見られない、お店HPより拝借

富士見台にある吉田のうどんのお店『力丸』には、「肉汁背油うどん」というメニューがあるし、
今後も、うどんとラーメンのハイブリッド商品が、生まれてきそうな予感がある。
ただ、こちらのお店手練れは、再訪時はラストオーダー10分前(閉店1時間10分前)なのに、入店を断られるなど、
相変わらずの客対応に不満を抱いていたところ、気付けば閉店していた。残念!
うどんの味自体は悪くなかったので、優秀な人材を確保していれば、現在も営業は続いていたかもしれない。

以上、新宿御苑前のうどんを3軒紹介してきたが、最後の手練れは既にないので、もう1軒追加する。
手練れのすぐ隣には『丸亀製麺』があるが、私が訪問したのは、ちょっと歩いた場所にある『そば処 更科』。


こちらはお蕎麦屋さんだが、うどんも用意しており、しかもラーメンとカレーもウマい、と評判のお店である。
「カレーライス」は650円で、350円の「ミニカレー」は、「もり」や「ラーメン」とのセットもある。
私は「たぬき・ミニカレー」のBセット1100円をうどんでオーダー。「たぬき」は800円なので、セットだと50円お得。
しばらくすると、たぬきうどん、ミニカレー、薬味ネギのセットが登場。


たぬきうどんは、真っ黒いツユに柔らかめのうどんが入る、いかにも関東風の味わい。今回はうどんがテーマなので、カレーのアップは省略。


具材は揚げ玉、縦切りされたネギ、青菜とシンプル。濃い口のスープには、七味が合う。
揚げ玉は、もっとパリっとした食感の方が好みだが、ツユを吸って柔らかくなったのも、嫌いではない。


いわゆる「蕎麦屋のカレー」とは一線を画す、ちょっと手間をかけている(と思われる)カレーライスにも、
お行儀悪くうどんを乗せ、カレーうどんにしたりして、最後まで美味しく味わった。


今回はうどんを食べたが、近いうちに再訪し、人気のラーメンやお店自慢のおそばも食べてみたい。

私の地元立川には、非チェーンのうどん専門店はほとんどないのに、
新旧合わせて、うどんの名店が4軒もある、新宿御苑前エリアはうらやましい限り。
今年の夏も、母校野球部を応援するため、神宮球場に足を運ぶ予定なので、帰りにはまた、この界隈で食事をしたいものである。
金欠の私は無論、タクシーなど利用せず徒歩で向かうので、どうか猛暑はカンベンしてほしい(笑)。
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府中で食べる「赤坂ラーメン」 東府中『赤坂屋』

2024年03月20日 | ラーメン、つけ麺など
かつて、『赤坂ラーメン』というお店があった。
名前のとおり赤坂で開業し、全盛期は国内外に支店を展開。マスコミにもたびたび登場する有名店であった。
渋谷にも店舗があり、1990年代半ば、当時渋谷で働いていた私も、何度か食事をしている。
ラーメンは、豚骨ベースの白濁したスープに、歯応えのある中太麺の組み合わせ。
当時の豚骨ラーメンは、九州風の細麺や、ホープ軒やラーショ系などの中細麺が主流で、
豚骨醤油スープの家系も、都内の店舗はまだ少なく、太麺の豚骨ラーメンは希少であった。

私が食べていたのは、普通の「ラーメン」か、たまに「チャーシューメン」を頼む程度。
実は赤坂ラーメンは、奇抜なメニューが多く、制限時間内に食べ切ると賞金が出る、デカ盛りの「ジャンボラーメン」や、
牛タンで作ったチャーシューのラーメン、さらには下記画像のように「スペアリブラーメン」なんて商品も提供していた。

※2002年発行 成美堂出版「首都圏 絶対食べたいラーメン220軒」より

若い頃の私は冒険心がなく、上記のようなラーメンには手を出さずじまいであった。

その後、勤務先が変わったため、赤坂ラーメンに足を運ぶ機会はなくなり、21世紀に入ると、気付けば渋谷店はなくなっていた。
他の支店もなくなっていき、最後に残った赤坂本店も、コロナ禍の影響で2021年に閉店。
それでも、本店で15年間修業した方が独立し、東府中に『らーめん赤坂屋』を開業。
一時代を築いた、赤坂ラーメンが食べられるのは、現在ではおそらくここだけである。

そのうち行こう、と思っていた赤坂屋だったが、隣駅の多磨霊園にある『やすいみ~と』に初訪問した際、
満席で入店できず、東府中のどこかでメシを喰おうと徒歩で移動中、偶然にもお店を発見し、迷わず入店。

店内はカウンター席のみで、男性店主から「いらっしゃいませ」と挨拶される。
壁には、店主が赤坂ラーメンで15年間修業したことを証明する、「免許皆伝書」のようなものが掲示してある。
券売機で食券を購入し、セルフサービスのお水を汲んで着席。
後日、券売機を撮影。基本の「ラーメン」780円は塩豚骨味で、他にも醤油味、味噌味、辛口、つけ麺などいろいろ用意されている。


21世紀では初となる赤坂ラーメンだが、やはりベーシックな塩豚骨味を選択。
数分後、真っ赤な丼に入った、乳白色スープのラーメンが登場。


具材は、チャーシュー、メンマ、ほうれん草、海苔、ネギ。丼の大きさは普通かな。


まずはスープからすすってみる。もう25年以上前のことなので、渋谷店の記憶もだいぶ薄れているが、
臭みがなく脂っこさを感じさせない、上品な豚骨スープは、やや旨味が増したものの、懐かしい赤坂ラーメンの味である。
麺も中太の縮れタイプで、渋谷店より柔らかい気もするが、その分、スープとの絡みがよくなった。


私が食べ始めた頃、常連らしい先客が、「替玉ください」と店主に告げた。
券売機には「替玉」なんて見当たらないが、可能ならば、私ももう少し麺を食べたい。
先客が食べ終わり退店したのち、替玉があるのか店主に質問してみたところ、
「大盛にすると、麺が半玉分増えるのですが、さきほどのお客さんは、あとから麺を追加したいとおっしゃったので…」と説明してくれた。
最初から大盛にすると、途中で麺のコシが失われ、冷めやすくなるが、替玉ならばその心配もない。
無論、お店にとっては手間が増えるだけなので、あくまでピークタイム外限定の特別サービスなのだろう。
申しわけないが、私も「大盛」の食券150円を追加購入し、替玉をお願いした。


半玉とはいえ、中太麺ゆえ食べ応えがあり、食後はけっこう満腹になった。スープも飲み干したし。


この20年間で、スープ、麺、具材、ついでに値段も大幅な進化を遂げたラーメン業界において、
赤坂屋さんのラーメンは、「ひと昔前の味」扱いになってしまうのかもしれないが、
私自身も、もはや「ひと昔前の人間」なので、このテイストが舌になじむ。

食後は店主に、「20年以上前に渋谷店で食べて以来の赤坂ラーメンでしたが、相変わらず美味しかったです」と感想を述べた。
店主自身も、渋谷店で勤務したことがあったようで「懐かしいですね」と振り返ったのち、
「赤坂本店も閉店してしまいましたが、自分はまだまだ頑張りますよ」と語ってくれた。
ラーメンの味だけでなく、店主の穏やかな人柄も気に入った私は、数日後に早々と再訪。

2度目に注文したのは、券売機に(醤油)と記載してある「赤坂小町」830円。
基本のスープに醤油ダレを加えたと思われる、茶褐色のラーメンであった。


食べログでは「家系みたい」「マイルドな家系」なんて感想も散見されるが、もちろん、母体の赤坂ラーメンは無関係なので、
「家系じゃねーよバカ野郎…」などと、パソコン画面に向かって毒づいたものだが、
こうしてニンニクと豆板醤を乗せてメンマを隠せば、家系ラーメンに見えなくもない。


スープは、家系ほどしょっぱくなく、醤油由来の風味を感じたのち、ほのかな旨味が残る。
個人的には、家系ではなく、『天下一品』のこってりスープの後味に近い、妙な旨味(←ホメ言葉)を感じた。
初めて食べたが、赤坂小町ラーメンはなかなかイケる! ベーシックな塩豚骨味しか知らなかった、過去の自分が悔しい。
この日は、待ち客が出るほどの盛況ぶりゆえ、店主とは会話する間もなく、食後はとっとと退店した。

3度目の訪問は、市内の某店で食事した帰りに、締めを食べるため訪問。
以前も書いたが、府中市は魅力的な個人経営の飲食店が多数存在し、実にうらやましい。
塩と醤油を頼んだので、今回は「味噌ラーメン」880円+「味付玉子」120円をオーダー。
券売機の上に、見本の写真があり、味噌ラーメンにはモヤシとキムチが乗る模様。
厨房にいる店主の作業を眺めていると、モヤシをひと袋丸ごと茹で始めたため、次の客のための茹で置きかな、と思っていたら、
モヤシはすべて、私の味噌ラーメンに入れているではないか(苦笑)。写真見本より多いぞ。


横アングルがこちら。最近はご無沙汰している、『ラーメン二郎』のような盛り具合である。


とりあえず、モヤシを沈める「天地返し」をしたのち、スープと麺をすすっていく。
味噌スープもやはり、尖っていないまろやかな味わい。モヤシはともかく、少量のキムチがいい働きをしている。
味玉は、黄身が溶け出すソフトな仕上がり。さっきの赤坂小町に半個分入っていた、固ゆでの「ゆで玉子」は70円だ。


途中で、卓上のニンニク、豆板醤、七味を追加し、一部モヤシとスープを除き、すべてたいらげた。
ここまで触れていなかったが、赤坂屋さんは、チャーシューもなかなか美味しい。
実際、ファンも多いようで、「トッピングチャーシュー1枚」110円や、各種チャーシューメンは、毎回「売り切れ」状態。
店主曰く、「夜営業開始直後(17時)ならあるかも」とのことなので、4度目は、チャーシュー狙いで17時台に訪問。

券売機からチャーシューメニューが消えていないのを確認し、「おつまみチャーシュー」550円と、
「ビール中瓶」650円、さらに大好物の「ギョーザ5個」550円の食券を購入。
まずはキリン一番搾り、そしておつまみチャーシューが登場。


チャーシューはレンジで加熱したのちタレを少量垂らし、ネギとキムチを添えて提供される。


ビールがすぐに空いてしまったので、「ウーロンハイ」450円にチェンジ。ちょうど餃子も焼き上がった。


餃子は、一般的なものよりやや大きめで、中身は野菜多めでジューシー。


店主曰く、「修行先の餃子とは異なります」とのことだが、なかなか美味しい餃子だったので、ウーハイお替わり。


まだ早い時間帯でお客さんも少なかったので、往時の赤坂ラーメンについて、店主と語らせていただいた。
私がもっとも気になっていたのが、【赤坂ラーメンと木村健悟の関係】である。
木村健悟とは、昭和のプロレスファンなら誰でも知っているが、同世代の藤波辰爾、長州力らと比較すると、人気や実績では見劣り、
歌唱力はあるが、プロレスの実力は怪しく(?)、マニアの評価が分かれる中堅レスラーである。

※アマゾンのサイトから拝借した、木村のCD

赤坂ラーメン渋谷店の壁には、なぜか彼の写真が貼ってあり、その下には、
「プロレスラーの木村健悟です。僕は赤坂ラーメンを食べて一発で気に入り、このお店の応援団長になることを決意しました」
のような内容のメッセージも添えてあった。店内に提示しているということは、非公式ではなくお店公認なのだろう。
ただ、彼が応援しているからといって、赤坂ラーメンの評価が上がるとは思えず、ケンゴに会うため来店するファン…は少なそう(苦笑)。
私自身は、3度目くらいの訪問時に、先客としてカウンター席にいた、彼の隣席に座ったことがあった。
驚いたことに、ケンゴは客としてラーメンをすすっているかと思いきや、「今日はスープがイマイチだな」とつぶやくと、
店員さんに向かって「もっと豚骨の分量を増やせ」などと、エラそうに命令しているではないか。
応援団長といいつつ、まるで店舗管理者のような振る舞いに、「ケンゴのくせに…」(失礼)と、不愉快になったものである。

上記事件(?)について、「あれは越権行為ですよね?」と店主に不満をぶちまけたところ、
「木村さんは奥さんともども、(赤坂ラーメンの)社長と親交があったようで、渋谷以外の店舗にもよくご来店してまして、
ひょっとしたら、(店員に指示する)権限があったのかもしれません」とおっしゃるが、そんな権限、社長が与えるかなあ?
温厚な店主は、ケンゴの批判は一切せず、「やはりレスラーですから、スゴイ身体をしてましたよ」と称える。
その意見については、彼を間近で見た私も、「確かに、腕も太く立派な体格でしたね」と同意した。
最近は小柄な選手も多いけど、プロレスラーはやはり、常人離れした外観であってほしいよ。
木村健悟については、拙ブログの小好評企画「私的プロレススーパースター列伝」で、改めて語ってみたい。

お客さんも増えてきたので、会話をやめて締めの食事に。この日の注文は、初めて食べる「黒麻ラーメン」830円。


基本のラーメンに自家製「黒麻ダレ」がかかっており、おつまみチャーシューの残りを追加し、さっそく食べ始める。


自家製ダレは、黒ゴマベースらしく、独特の甘味と香ばしさが口内に広がる。マー油と違い、ニンニク臭や苦みはない。


かき混ぜると、純白のスープが漆黒に染まり、木村健悟の黒タイツを思い出させた(ウソ)。


飲んで食って、お腹パンパンになり「ごちそうさまでした」。次回は未食の「つけ麺」を食べよう。

赤坂屋さんには当初、かつて食べたラーメンを懐かしむつもりで訪問したのだが、
「赤坂小町」など個人的に未知のテイストや、真摯な店主にも魅了され、回顧どころか、現在進行形のファンになってしまった。
ケンゴのように応援団長を名乗る気はないが、応援していきたいと思わせるお店である。



らーめん赤坂屋
東京都府中市若松町1-37-26
京王線東府中駅から徒歩約4分、JRなら府中本町駅から推定約25分
営業時間 11時~15時、17時~21時
定休日 水曜、年末年始
※スープ切れによる早じまいあり
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祝・ペヤングソースやきそば発売49周年

2024年03月13日 | ペヤング
ペヤング発売記念日の3月13日に、最近食べた商品について語る毎年恒例の企画。
ただ、私は以前から述べているように、ペヤングは普通のソース味がもっとも好きなので、
購入するのはもっぱら、お得な超大盛サイズばかりで、新作にはあまり手を出していない。
ドン・キホーテ立川店では、通常サイズが150円台なのに、量が倍の超大盛が、ほとんど差がない160円前後だ。


昨年の今日、「以前売っていた1.5倍の大盛サイズの復活を希望」と書いたが、価格設定が難しそうだね。

一応、新作もチェックしているのだが、発売元のHPを見てみると、「ウマ娘 プリティーダービー」とのコラボ商品や、
ベルク限定発売「かつ重風やきそば」とか、ベイシア限定発売「通称ガリぺ風やきそば」などを発売しているが、
ウマ娘には興味がなく、「ベルク」と「ベイシア」は近所に店がなかったりで、どうにも購入意欲がわいてこない。
ちなみに、ベルクは埼玉、ベイシアは群馬が本拠地のスーパーで、実は東京にも支店があるようだが、私は1軒も訪問したことがない。
ただ、昨年10月に発売された「キクラゲとたまごのやきそば」は、過去の商品にも使った具材の流用(たぶん)とはいえ、
 ※HPより画像拝借

KTI=自称きくらげ玉子炒め評論家として、買い忘れたのが悔やまれる商品だ。

残念だったのが、数ヶ月前に、どこかのコンビニで見つけた、WAGYUMAFIAとコラボした「ウルトラペヤング」とかいう商品。
ワギュウマフィアというのは、私が大嫌いな堀江貴文が関係している飲食店のはずだが、
和牛は使用しておらず、ニンニクをがっつり効かせた商品らしい。そんなの過去にもあったじゃないか。

このとき紹介した、「超超超大盛 GIGAMAX ガーリックパワー」

製造元の『まるか食品』さんも、企業である以上、業界内外の注目を集める必要があるのだろうが、
個人的には、政治・宗教・ホリエモンは、ペヤングとかかわってほしくないトップ3である
庶民のつつましい生活を見下すような人間と、庶民に愛され続けて49年のペヤングは、相容れない関係だろうし、
そもそも、堀江を支持するようなバカどもと、ペヤングのファン層は、絶対に被らないはず。
堀江信者は、他のペヤングなんて買わないだろうから、新規ファンの獲得は期待できないし、
一方、「堀江なんかと組みやがって…まるか食品を見損なった!」という、熱烈な支持者のペヤング離れはありそう。
実は私もそのひとりで、ウルトラペヤングを発見した日から、不買運動を開始した。…約1ヶ月で挫折したが(笑)。
そもそも、怪獣好きで円谷プロのファンでもある私には、堀江と「ウルトラ」の組み合わせも不快だよ。

さきほど触れたベルクやベイシアは、群馬や埼玉などまるか食品のお膝元に該当する地域のスーパーであり、
それら企業とのコラボは、地元との関係強化や、【地域に根付いたペヤング】をアピールする効果が見込まれ、意義があると思う。
その点、ポッと出のワギュウマフィアとのコラボは、話題性はあったかもしれないし、販売実数や実利益は定かではないが、
将来には繋がらない、さほどメリットのない愚策だったと言わざるを得ない。
ペヤングは今後も続いていくが、あえて断言するけど、ワギュウマフィアなんて、10年後にはたぶん滅亡してるだろうし。
長年のペヤングファンとして、今さらながら、まるか食品さんには、
どうか、コラボ相手は慎重に選んでいただきたいとお願いさせていただく。

ここからは、この1年間で食べたペヤングを紹介していく。
まずは、昨年4月頃に発売した「超大盛ふる里やきうどん」。6月頃、ドンキで割り引き価格(額は忘れた)で購入。
パッケージは破り捨ててしまい、あわててゴミ箱から拾ったが、こんな写真しか撮れなかった。ゴメン。


具材は、お揚げ、人参、ゴボウ、ネギ。量の割には、ごぼうの香りが強い。


醤油ベースのしょっぱ辛いソースを注ぎ、


混ぜ合わせたら完成。超大盛なので、麺は茹で前で180グラムだ。


さっき書いたように、具材ではゴボウの存在感が強いが、「ふる里」のネーミングには合っているかも。
麺の幅が、『東洋水産の』「マルちゃん 赤いきつね」よりも広く、私好みである。


普段の油臭がする焼きそば麺も嫌いではないが、このような幅広麺の商品も、もっと出してほしい。

続いては、昨年9月に発売された、「アッラ・ナポレターナやきそば」。これもドンキの特売価格で購入。


以前食べた、「ナポリタン風やきそば」のようなものかと思ったが、


パッケージをよく見たら、タバスコが主役の様子。さらに、私が愛読しているカップ麺ブログによると、
「アッラ・ナポレターナ」とはトマトソースを使用したイタリアのパスタ料理で、日本発祥のナポリタンとは別物らしい。
実際に作ってみたのがこちら。湯切りを終えトマトソースを注ぎ、最後に付属のタバスコも入れることに。


酸味が苦手で、お酢も滅多に使わない私は、当然、タバスコも普段は避けており、
混ぜている途中で漂ってくる、独特の酸っぱい匂いがイヤだった。


具材は、薄い四角形の豚肉と、赤唐辛子。麺は先述した、油臭がする焼きそば麺、のはず。
「はず」と書いたのは、タバスコ臭がきつく、よくわからなかったから。
激辛だったり、激酸っぱだったり、相変わらずペヤングのテイストは極端である。激クサ「豚骨臭やきそば」なんてのもあったし。
パッケージの「お好みの辛さに!」と書いてあるのだから、タバスコは全部使わなければよかった。

そしてつい最近、3月4日発売の「鶏白湯やきそば」が、ドンキで売っていたので迷わず購入。価格は税込み204円で、定価は231円。


上記画像は、ペヤング公式ツイッターより拝借したものだが、実際の商品は当然、こんなに具だくさんではない。
念のため説明するが、鶏白湯というのは、鶏の骨や肉を煮込み、白濁するまで乳化させるスープのことで、
同じく鶏から採る清湯スープと比較すると、鶏独特の旨味を、より強く感じさせる。
大まかに分類すれば、チェーン店『天下一品』のこってりラーメンも、鶏白湯スープに該当する。

湯切り後に、「超特選こいくちしょうゆ」を使用したらしい、ソースを加える。


混ぜ合わせて完成。麺はいつものヤツで、具材の鶏肉は、ほとんど見当たらない。


ひと口食べると、普段の麺の匂いよりも先に、しょっぱさが広がる
鶏由来の旨味もあるのだが、ベースのこいくち醤油のせいか、濃厚が好きな私でさえも、しょっぱすぎると感じてしまった。
ラーメン屋さんで例えれば、天下一品と同じ鶏白湯スープのお店で、無添加なのにガツンと濃厚な、立川『チキント』みたいだ。
最後の方でようやく、鶏肉の存在をいくつか確認。妙に歯応えがあり、おそらくペヤング具材史上ではナンバー1の硬度。


繰り返しになるが、辛すぎたり酸っぱすぎたり、そして濃すぎたり。加減を知らないペヤングの方向性は、決して嫌いではない。

今月末には、「ボロネーゼ風やきそば」も出る予定のペヤング。来年の50周年に向け、今後もなにかと話題を振りまくことは間違いないが、
どうか、ペヤングブランドを大切にしてほしいと切に願う。とりあえず、堀江とのコラボはもうやめてくれ。
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3月8日は「餃子の日」らしいです

2024年03月08日 | 餃子
1972年の3月8日に、『味の素』が「冷凍餃子」を発売した記念として、一昨年から3月8日は餃子の日になったらしい。
「○○の日」などは、あまり興味がないが、せっかくなので今日は、餃子について語ろうと思う。

食堂でも居酒屋でも、メニューに餃子があれば必ず注文する私だが、餃子専門店の新規開拓は滞っている。
既知のお店でじゅうぶん満足できるし、年齢とともにフットワークが軽くなくなったのも原因だ。
都内には行きたいお店もあるのだが、安くて美味しい餃子を、交通費かけて食べに行くのも変だしねえ。
しかも、最近は飲食店の価格が軒並み上がっており、安くない餃子も増えてきた。
以前、「大きさにもよるけど、餃子は1個あたり100円、たこ焼きは50円を超えると、割高に感じる」と記したが、
大きさは普通なのに、100円超の値段設定となる餃子も、近年は珍しくない。
無論、私の価値観も古いのだろうが、派手な肉汁、数種類のタレ、パクチーなどの飾りつけ、オッシャレ~な内装やBGMのジャズなど、
餃子本来の味で勝負せず、見た目や雰囲気をウリにして、価格を上乗せする店は、どうも納得できない。

かつては「ニンニク臭い」など、負のイメージもあった餃子が、ここ数年で女性の支持も得て、親しみやすい存在となったのは間違いない。
需要が増えれば当然、供給する側も増え、餃子を扱う新規業者が参入し、無人販売店なども登場した。
選択肢が多くなったのは歓迎すべきだろうが、その分、ブームに便乗した、質の悪い商品も出回っているはず。
我々愛好家も、見た目などで安易に飛び付かず、餃子の味や質を見極める眼力を養わなくてはならない。
…と、偉そうなコト書いている私も、「安い」だけで認めてしまう傾向があるので、気をつけなくてはな。

新規開拓こそサボっているが、餃子自体はちょくちょく食べている。
以下では、自称「餃子の大将」の私が最近食べた、お気に入りのお店10軒を紹介。 ※一部数年前のもあり
すでに拙ブログで取り上げたお店ばかりだが、画像は一応、初公開のものばかりだ。

私の地元・立川市から近い順に紹介していこう。
まずは、北海道ラーメンのお店なのに、煮込みとつけ麺ばかり食べている立川『味源』
「餃子」は一人前8個で500円だが、私はビールとのセット餃子しか食べていない。
かつては瓶ビール500円で餃子も500円、なのにビール&餃子セットも500円、という不思議な価格設定だったが、
その後は、瓶ビールを含むドリンク+お通し+餃子5個で600円のセットが登場。


そしてつい最近は、餃子が4個に減ったものの、


セット価格は500円に。この時勢で値下げとは嬉しいねえ。


具材は、やや肉の甘味を感じるが、ビールの苦みとの相性は良好。
下記貼り紙は、3年前に撮影したものなので、今年で創業33年となる。


「無数にあるらーめん屋から 味源本店をお選び頂きありがとうございます」という、お店からのメッセージも好感が持てる。

続いては、味源からもほど近い、同じ立川の『四つ角飯店』
最近はYouTubeか何かで取り上げられたようで、餃子半額の日(毎月5日・15日・25日)以外でも行列ができている。
ブログアップした2020年は330円だった餃子は、その後何度か値上げし、現在は450円。
『餃子の王将』が、長年200円(税込、税別含む)だったように、四つ角飯店の餃子も300円(同)時代が長かったため、ちょっと違和感がある。
もう何度も食べているし、撮影もしていなかったのだが、約1年前に初めて「海老のチリソース」を注文したとき、


うっかりチリソース餃子を試してしまった。予想どおり、相性はイマイチ。


それにしても、常に行列ができ、長居するのが申しわけなく感じる、近年の人気ぶりには困っちゃうね。

お次は、隣市の国立にある『香来』
ブログアップした2017年に360円だった、基本の餃子である「普通餃子」は、現在400円に。


こちらは、前回ブログでは紹介できなかった「ニンニク餃子」480円。


他の餃子と区別がつかないので、中身を見せようとしたら、なんだか残酷な画になってしまったが、味自体はいい。


餃子は5種類あるが、おススメは韃靼粉を皮に練り込んだ、「ダッタン餃子」かな。

お次も同じ中央線駅から、八王子にある『餃子のパプア』
こちらは、「ニンニク餃子」(右側)と、「チーズカレー餃子」で、どちらも462円。


特製黒酢で食べる「水餃子」は418円。チュルンとした歯触りは相変わらず。


毎週火曜のドリンク半額サービスはやめたようだが、価格自体は、ブログアップ時の2017年とたぶん変わっていないのは素晴らしい!

次は、立川市から北上し小平市へ。ほぼ毎月チャーシューを買っている『なにや』では、生餃子を購入することもある。
店内で食べると1個180円で2個以上~だが、生餃子はもう少し安いはず。記憶にないが、おそらくオマケもしてもらっている。


ちゃんと焼き方の説明も付いてくる。記載されている「水餃子」も美味しい。


粉で真っ白だが、商品名は「手打ち三色大餃子」なので、焼くとカラフルになる。


私自身は、なにやさんでもっとも好きなのはチャーシューだが、友人・知人は餃子ファンが多い。

小平からさらに北上し、清瀬の人気店『みゆき食堂』へ。
今年久々に訪問したら、おばちゃん店員に「すみませんが、最近値上げしまして…」と告げられた。
どうやら、価格表示が内税から外税に変わったようだが、元の値段が安いので、10%くらい問題ない。
「ジャンボぎょうざ」は495円。500円以下では申しわけないボリュームだ。


みゆき食堂さんは、どの商品も安くてウマいが、中でも餃子は肉々しくボリューミーでおススメ。
餃子のライバル(?)「しゅうまい」は、8個300円と記載されているが、ご覧のとおり13個やってくる(笑)。


ホッピーの中も濃いし、「やっぱりこの店はスゴイ」と再認識させられた。

中央線に戻り、三鷹駅へ。まずは餃子土産の常連店である『一圓 三鷹北口店』
2021年のブログアップ時に1個110円だった「ジャンボ餃子」は、昨年末の購入時が120円で、つい最近140円になった模様。
それでも、重量は一般的な餃子の3倍あるので、コスパは良い。
生で持ち帰り、自宅で焼いて食べることもあれば、


店頭に用意されている、焼餃子を買うこともある。 ※撮影時は1個110円時代


いずれにしても、テイクアウトはお店の袋を利用する。焼餃子の場合、電車内で匂いがダダ漏れだ(笑)。


オーナーは違うようだが、上石神井の一圓にも、行ってみたいものである。

続いては、一圓から徒歩ですぐの『大黒屋 三谷店』へ。
近所にあった、通称『中華 大黒屋』が閉店したため、現在は「三谷店」と書かなくていいかも。


昨年末に訪問し、「味噌ラーメン」と一緒に注文。餃子の価格は、4年前のブログアップ時から変わらず350円。
まずはバター入りの味噌ラーメンがやってきて、


あとから焼き上がった餃子が到着。見てのとおり、つけダレには味噌ラーメンのスープを流用。


元々の餃子がウマいので、コーンが混ざってても気にならない。バターも加えるべきだった!

中央線をさらに上り、阿佐ヶ谷のラーメン店『萬福本舗』へ。
以前はなかった「餃子」が、レギュラーメニューになった。1人前5個400円で、現在は420円。


皮はパリパリで、中身の野菜は粗く刻まれており、手作り感が伝わる、


ブログで紹介した「焼きワンタン」のときと同様、ラーメンのトッピング兼ツマミにもなる、「肉味噌」を付けて食べた。


ビール、餃子&肉味噌、そして味玉。なんとも幸せな三位一体である。

最後はブログ未公開のお店から、テイクアウト専門店の府中『くりばやし餃子』を紹介。


店主(プロ)が焼いたのを、その場で食べるのが、焼餃子のもっとも美味しい食べ方だと信じている私ゆえ、
イートインスペースがないのは残念だが、それでもこちらには、結構昔から通っている、


餃子は7種類あり、営業中も、店員さんがせっせと具材を包んでいる。


一番人気の「オリジナル餃子」は、今どき珍しいニンニクががっつり効いた、私好みのテイスト。「スタミナ餃子」は、さらにニンニクが多い。
テイクアウトでは、お店ロゴ入りの赤い箱に詰めてもらう。


オリジナルは1人前5個537円だが、生餃子だと1個サービスで6個になる。


1個あたり48グラムと、一般的な餃子のほぼ倍サイズと、そこそこ大きめ。比較のため爪楊枝を置いてみた。
他の餃子メニューなど、詳細については、こちらのお店HPを見てほしい。

実際に焼いてみたのがこちら。ビールが「糖質0」なのが恥ずかしいね。


中身の撮影…はまたまた失敗し、見苦しいカットになったが、野菜が多いことはわかってもらえただろうか。


最近こそ、府中に足を運ぶことの多い私だが、10年以上前の行き先は、分倍河原の『ホルモン大学』と、ここくりばやし餃子さんだけであった。

以上、10軒のお店を紹介してきたが、23区内のお店が萬福本舗だけなのは、最近の私が遠出していない証拠だな。
個人的に一番ウマいと思っている、世田谷区の『ヤマタニ餃子店』も、2年以上ご無沙汰している。
なお、私が一番好きな餃子店『赤天』は、昨年末にいったん閉店し、現在は新店舗を探している段階。
来年の今日もまた、【最近行った餃子店10軒】を発表できるよう、今後は都内のお店も巡らなくては。
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MajiでKoiする街中華 武蔵境『末広』

2024年03月05日 | 中華食堂
はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢっと手を見る
上記は、石川啄木の有名な短歌だが、ロクに働いていない私の生活が、楽になるワケもなく、
最近ようやく、無駄な出費を減らそうと考え始め、真っ先に思い浮かんだのが、食事中の飲酒。
東洋経済オンラインの記事によると、サラリーマンの平均昼食代が624円という時代に、
ほぼ無職の私が、ビールやウーロンハイを追加し、ランチで2千円くらい使うのは、さすがに図々しい。
今後は、昼夜関係なく酒とメシをはっきり分け、居酒屋や飲み会ではガンガン飲むが、食事の際は酒を控えようと決意!

ところがつい先日、そんな私の決意をいきなり揺るがしかねない、恐ろしいお店を知ってしまった。
そのお店とは、この回の最後に「ミニねぎ豚丼」を紹介した、『中華料理 末広』


1969(昭和44)年創業の老舗食堂で、住所は三鷹市だが最寄り駅は武蔵境。ただし、徒歩だと20分くらいかかる。
西武多摩川線・新小金井の方が少しだけ近そうだが、乗換が面倒だろうから、JRユーザーには武蔵境を推奨する。

駅からのアクセスに反し、かなりの繁盛店らしいので、初訪問時は夜営業の開店前に到着したら、すでに若者客ふたりが並んでいた。
店頭には、昔懐かしい料理サンプルがあるが、一部商品は実際のサイズと異なるので、気をつけよう(後述)。


開店数分前になると、女将さんが入口ドアを開け、「お待たせしてすみませんでした。カウンター席へどうぞ」と迎え入れてくれた。
待ち客の存在と、女将さんの丁寧なあいさつで、噂どおりの名店だと確信。そして、入店後も期待は裏切られなかった。
店内はカウンター7席と、4人テーブル席がふたつ。テーブル席は広くないので、大人4人だとキツそうだ。

メニューを撮影したので以下で掲載。
まずはめん類。「ラーメン」500円など、現在も昭和価格を維持してらっしゃる。


各種定食や一品料理、チャーハンなどご飯もの。


麺類、ワンタンとのお得なセットメニュー。


最後に、サイドメニュー・スープ・飲み物。アルコール類が豊富で、ビールだけでも5種類用意されている。


「まずはビール!」といきたいところを、冒頭で決意表明したとおり、なんとか我慢し、
注文したのは、大好物の「餃子」400円に、ちょっと珍しい「玉子スープメン」600円と「ミニねぎ豚丼」のセット250円。
働いているのは、女将さんと現店主の旦那さん、そして先代の奥様、つまり大女将の3名。
旦那さんは調理に専念し、女性ふたりが調理補助や接客を担当。厨房には岡持ちが置いてあり、以前は出前もやっていたようだ。
しばらくすると、まずは玉子スープメンが登場。


こちらが横アングル。右脇に見えるのは、府中本町『天下一』のときも読んでいた、「ナニワ金融道」だ。


繁盛店ゆえ、待つこともある末広さんだが、漫画もたくさん置いてあるので、読みながら完成を待とう。
その直後に、餃子とミニねぎ豚丼もやってきたので、さっそく食べ始める。


ミニねぎ豚丼は、この前語ったように、刻んだチャーシュー&ネギを、ゴマ油やタレで和えたものだが、全然ミニではなく、食べ応えがある。


焼き色の揃った餃子は、立川の『四つ角飯店』と同様、具材が細かく刻まれており、味自体も似ていた。


そして、玉子スープメンは、塩味の透明なスープに、炒り卵や野菜を加えてある。
麺はちょい柔らかめの中細麺。スープを吸ってさらにウマくなる。


具材は玉子、キクラゲ、玉ねぎ、人参、ピーマン、竹の子など。「玉子スープ」450円という商品も、たぶん同内容だろう。


ねぎ豚をスープに加えたり、反対に玉子を丼に乗せたりと、トレードを楽しんだのち、全部たいらげた。


3つとも美味しくボリューミーなのにお手頃価格。さらには女将さんの明朗かつ丁寧な応対も素晴らしい。
四拍子揃った中華食堂に感激しつつ、多摩地区にあったのに知らなかった、今までの自分が悔しい。

別の料理も気になり、数日後に再訪問。店頭で少しだけ待ち、前回と同じカウンター席に案内された。
なお、この日私の隣に座った常連風のおっさん客は、「チキンライス」600円の大盛を頼んでおり、しばらくするとオレンジ色の山が登場。
「中華丼」に使用するような、すり鉢状の器に、一般的なチャーハンの3倍以上のチキンライスが盛られている。
おっさんはすごい勢いで食べ終えたが、メニューには「大盛」の価格は記載されていない。
気になったので会計に耳を澄ませたところ、女将さんが「700円でーす」だって。
+100円であの盛り具合とは…末広さんには、もっと若い頃に出会いたかったよ(泣)。

ネットで予習したところ、チキンライスだけでなく、ご飯ものはだいたい山盛りで、定食はご飯もおかずもたっぷり。
“当店人気NO.1”の「タンメン」620円も、『ラーメン二郎』のように野菜がてんこ盛りで、
私がこの日頼もうとしていた、好物のKTI=「玉子とキクラゲ炒め」650円も、モヤシが大量に入る様子。
なので注文時、女将さんに「モヤシ少なめにできますか?」とたずねたところ、「では、少なめでお作りします」と承諾してくれた。
なお、一緒に頼んだのは、ライスや麺類ではなく、「す、すみません、キリンラガー(600円)も…」であった。
【食事中に酒は頼まない】という決意は、早々と瓦解(恥)。意志の弱い私を許しておくれ。
なお、ビールは大瓶で、お通しのポテサラ付きなので、600円は安い。


先客の調理が重なっており、キクラゲ玉子炒めは、しばらく待つことになった。
減らすのはモヤシだけでいいのだが、女将さんの口調だと、全体的に少なくなりそう…と心配していたところ、
運ばれてきたのが、下記の商品。「これで少なめ!?」(笑)と、思わず笑ってしまう量である。


横アングルだと、さらに凄さがわかる。これより多い普通サイズの量と、それなのに650円という価格に震撼。


左手にビールグラス、そして右手でハシを握りしめ、いざ「大物」に挑んでいく。
大量のモヤシをかき分けていくと、玉子もたっぷり隠れていて嬉しい。


ビール2本を費やし、一般的なお店のKTI以上の量を食べたはずだが、まだ1/3くらい残っている。
ここでビールはやめ、シメとしてご飯とラーメン500円を頼むことに。
当初は「半ライス」170円の予定だったが、念のため女将さんに量を確認したところ、
さっき紹介した全然ミニじゃない、ミニねぎ豚丼用の器を使うらしいので、「小ライス」120円に変更。
小ライスの器は、ひと回り小さかったのだが、出てきたご飯は、ご覧のようにてんこ盛り。一般的なお店の並ライス=200グラムくらいありそうだ。


ほぼ同時にラーメンが登場。チャーシュー、メンマ(太めと細めの2種)、わかめ、ナルトと、500円だけど具材は豊富である。


まずは全然小じゃないライスを、残ったKTIと一緒に食べていく。
半分くらい食べたところで、ラーメンのわかめなども乗せ、ミニKTI丼を作成。見た目はイマイチ(私のせい)だが美味しい。


ラーメンは、正統派の醤油スープで塩分控えめ。麺は玉子スープメンと同じものだと思う。
ご飯と並行して食べていたつもりなのだが、気付いたら麺が増えてる!? 


店主が勝手に替玉を追加…するワケはなく、元々の麺が多く、スープを飲んで減った分、増えたように見えたのだろう。
KTI、ごはん、ラーメンをどうにか食べ終え、腹パンパンの状態でお会計。帰路は往路より、約5分余計にかかった(苦笑)。

そしてつい数日前、初訪問から1ヶ月ほどしかたっていないが、早くも3度目の訪問。
この日は食事メニューのみ注文で、「ワンタン」550円と「ミニカレー丼」のセット250円に、「ミニかつ丼」400円も追加。
半チャーハンはないのに、かつ丼や親子丼の縮小サイズがあるのは面白い。
最初に来たのが、そのミニかつ丼。ちゃんとスープとたくあんも付いてきた。


和風出汁と玉子でとじた、カツは決して小さくなく、横アングルで見れば、ミニではなく立派なかつ丼である。


その直後に、ミニカレー丼も完成。かつ丼にも乗っていた、グリンピースが懐かしくていいね!


最後にワンタンが登場。かつ丼は食べかけだが、揃ったところで集合写真。


一瞬、食べ切れるか心配になったが、どれも味がいいのでスルスル胃に収まっていく。
ラーメンと同じ醤油味スープに入ったワンタンは、具ナシの昭和風ではなく、生姜風味のお肉がパンパンに詰まっている。


少し食べてから、単独画像を撮っていないことに気付いたが、ワンタンは計10個入っていた。


カレー丼は、人参やじゃがいもが入る家庭的なタイプ。かつを乗せて「ミニかつカレー」にしてみた。


ハシ、スプーン、レンゲを駆使し、ガツガツとたいらげ「ごちそうさまでした」。1200円で腹イッパイ、そして大満足である。

さっきも書いたが、味、量、価格、接客のすべてが素晴らしく、酒類も含めメニュー豊富で、衛生面も問題なし。
前回紹介した、白糸台の『やすいみ~と』と同様、末広さんも「混んでいる」以外は欠点が見当たらない…
あ、ひとつあった。「ミニ」「小」「少なめ」が信用できないこと(笑)。店頭の料理サンプルも、実際の量より明らかに少ない。
無論、お店に悪気はなく、「お客さんにお腹一杯になってもらいたい」という真心を、客としては素直に受け止めたい。
末広→広末から連想した、今回のブログタイトルは我ながら下劣だと思うが、お店のファンであることは事実なので、
僭越ながら、末広さんの末広がりな発展・繁栄をお祈りさせていただき、本稿の締めとする。



中華料理 末広
東京都三鷹市深大寺2-35-26
JR及び西武線武蔵境駅から徒歩約18分、西武線新小金井駅の方が少しだけ近そう
営業時間 11時~15時、18時~20時(ラストオーダー)
定休日 火曜、第一第三月曜
※容器代+30円で持ち帰りも可能
※※品切れ早じまいもある模様
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