海が荒れると誰か旗振る寒の入り 火を焚いて寒空に何か投げてみる 父なる者は天より来る寒の入り マゼラン海峡どの冬空も膨張す 大寒の浅草オペラの仮面劇 この寒さ親鸞上人随行記 寒中の話は水に流しけり 寒中のどこか小さく儚きもの 大寒や極なる蒼さといふ想い 原発デモは流れ解散寒に入る
この寒さから出て行けるなら/たとえば海の底/そこから這い上がって//大陸なのか 島なのか/きっと空ではないと 誰かが言った/空ではないどこか//やっぱり街 故郷の/国道沿いにある 土壁の匂い/夢から醒めても そこには/空しかないと 誰かが告げた
正月から間を置かず始まった3連休も終る。今週は4日しかないので集中しなければいけない。病院通いも続いてゆく。例のごとく俳句だけは順調である。残るは総合誌への投稿だけ。これも過去11回で秀逸までこぎつけたので今年早目に推薦(特選)を達成したいが、何ぶん数千句の中から数句選ばれるので予測不可能である。2度佳作に入った選者が交替したのも痛い。そこでもう1誌増やしたが選者も応募者も知人が多いだけに裏目に出かねない。結社誌や同人(会員)誌をさしおいて特に褒賞もない総合誌に何故拘るかというと、やはり1句のレベルを上げるのと句作の意外性を感じるためである。ところで初句会は結社支部のものにしているので24日まで待たなければならない。仕事とぶつからないことを祈るだけである。昨日は9度止まりだったが、今日の連休明けは10度まで上がり下も2度(昨日は-1度)で止まるようだ。今日未明の段階で室内の暖房も抑え気味で済んでいるのはそのためだろうか。 寒中の窓開け放ちバカヤロー まほろば