今夜、ことし最後の原稿を同人誌に送った。月末投句が残っているが、クリスマス後くらいには済ませておきたい。THEカラオケバトルも12月19日(水)の【異種格闘技戦】の冬のヒットソング特集の残すところ1回だけとなった。この大会はTOP7のうち【翠千賀】【中村萌子】【海蔵亮太】の3人に加えて、プロ歌手ながら無名のシンガーや民謡、ミュージカルなどの多様なジャンルから実力派が出場する。さて、今年の多くの大会の中で一際目立っていたのが、U-18四天王の【佐々木麻衣】であった。彼女は登場した中一時に4大会中3度の優勝を成し遂げた。しかし、その後4年間優勝から遠のいていた。その理由は、堀優衣・鈴木杏奈などの怪物たちに囲まれて、うまく自分の個性を生かせなかったこともあるが、やはり彼女のハスキー過ぎて歌声のメリハリが出しにくい声質が一番大きかったように感じる。今年のU-18夏・秋の頂上決戦や【年間チャンピオン決定戦】でも決勝に進みながらも、僅差で優勝を逃していた。その彼女に遂に訪れたチャンスが11月のU-18【2018頂上決戦】であった。歌うのは、1970年代の初頭に発売され、現在に至るまで【1970年】という時代を代表する名曲中の名曲『別れの朝』を歌い切ったことである。この曲は、番組総支配人の堺正章(マチャアキ)さんが、この曲は『われわれの時代そのもの』と言ってのけたように、その当時の体験が無いと歌うことの出来ないものだ。そこで、彼女はどうやってこの難曲の核心に迫る歌唱表現を我が物と出来たのだろうか。まずはこの曲をジックリと聴き直してみたい。
佐々木麻衣 カバー 『別れの朝』(原曲 ペドロ&カプリシャスWITH前野曜子)