城嶺橋(しろがねばし/昭和12年竣工)は春日井市にあるJR中央本線定光寺駅から庄内川を挟んで対岸の瀬戸市に架かる橋で、駅から定光寺への参拝路になっています。
山の緑を背景にしたコンクリートの三連アーチが美しく、参拝路らしく高欄や親柱、橋灯も和風意匠で統一されています。
◆城嶺橋全景(下流側より)~三連のリブアーチと柱が渓流と緑に映える
◆瀬戸市側より望む~渓谷の崖に張り付くように定光寺駅を列車が通過します
◆春日井市側より望む~橋を渡ってまっすぐ進むと定光寺に向かいます
◆和風意匠の親柱や橋灯が楽しい
◆城嶺橋のたもとに建つ廃墟と化した元観光旅館千歳楼
平成15年に廃業後閉鎖され、心霊スポット→集う若者→不審火による火災→廃墟化というコースをたどり
現在窓ガラスは割れ、火災の跡も生々しい、まさに栄華を極めた老舗旅館の夢の跡です
◆城嶺橋(しろがねばし/庄内川)愛知県春日井市玉野町~瀬戸市定光寺町
竣工:昭和12年(1937)
設計:田島治身(愛知県技師)
形式:RC開腹アーチ(リブ+柱)
撮影:2011/04/29