前回に引き続き洋館のステンドグラスを紹介します。名古屋市東区橦木町にあるその名も橦木館は、大正~昭和期に見られる典型的な洋館+和館の邸宅で、現在は文化のみち橦木館として一般公開されています。橦木館の見どころは、邸内に保存展示されている多様なデザインのステンドグラスで、特に2階の欄間のトランプをモチーフにしたステンドグラスは、大正期のモダンな洋館を象徴する優れたデザインです。
■橦木館/大正15年(名古屋市東区)
■旧諸戸清六邸(六華苑)/大正2年(三重県桑名市)
有名な鹿鳴館を設計したコンドルが手がけた洋館で、国の重要文化財に指定されています。
広大な敷地に、和館と洋館が併設されていて、いかにも戦前の財閥の豪邸といったたたずまいです。
■邸内にステンドグラスは玄関の一か所だけで、外観に反して意外にシンプル。
名古屋では、橦木館も二葉館(旧川上貞奴邸)も内部を未見なんですよねえ。
何とか機会を見つけて行かねばです。
この冬は風邪&インフルエンザで身体ボロボロでした(汗)。
毎年文化の日には、「文化のみち」のコースにある未公開の建物も見学できます。
その年によって見学可能な建物は変わりますが、県・市庁舎や金城学院、東海高校の講堂、陶磁器会館など、普段はなかなか立ち入れないところまで見学できます。
機会があれば11月3日にぜひおいでください。