手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

断面で見ると、空間が理解し易い。

2015-01-03 | 家造り
階段ホール・2階トイレを、断面で確認。

         
         20150103

左側が、平屋部分水廻り。
右側2層断面が、階段ホールとトイレ。
青年が、ホールから階段下を、覗いている風景。
屋根の勾配と、天井高さが良くわかる。

青年の正面にある外壁に、窓を設けるとの提案を描いたが、
位置関係・窓の高さを確認。
窓越しに見える平屋部分屋根と、屋外の風景が想像できるだろうか?

トイレの中の、便器位置が違っている。
90度向きを変えた。
勾配する天井は、思ったより低い。
この是非は、十分検討を要す。

落着きある空間の天井高は、昔からの検証対象。

洗面化粧台側は・・・

2014-12-28 | 家造り
反対側はどのように見えるか?

         
         20141228

左側が洗面化粧台。
右側は、タペストリーガラスに囲まれた、
トイレコーナー。

洗面台の前には鏡。
左側には、ホールに面したコーナー窓。
こちら側の「抜け」を。

天井面は、屋根勾配がそのまま現れている。

トイレの居間化。
長居の出来る、気持ちの良い環境を作ろう。

2階トイレ・・・明るいトイレを作ろう!

2014-12-27 | 家造り
トイレは暗くて陰気な場所。
これは、昭和生まれの世代が・・・時折、思い出す記憶。
今時この様なトイレはない。

その昔は、汲み取り式の便所。
  表現が・・・急に時代を遡った。
臭いも出るし、見た目も不衛生。
そのようなものを、家の中央に持ってくることは出来ない。
やおら・・北側の目立たない「陰気な」場所に、追いやられた。

時は変わって・・・水洗式トイレ。
見た目にも、衛生的にも申し分ない「場」となった。
勢い・・・便器も家具調・工芸品的?品格も備えた。

そのようなトイレには・・・

       
       20141227

明るく・・・リラックスできる「空間」が要求される。
正面壁の左半分は、半透明のガラス壁。
その先はリビングの吹抜けで、外光を取り入れられる空間。
その陽光をちょっと頂いて・・・トイレの壁を明るく演出。

狭い空間を、幾らかでも広く感じさせる設え。

ありきたりだが・・・やはりこれか?

2014-12-21 | 家造り
リビングルームの温熱環境を確保するには、
やはりドアを設けるか?

両開きドアなので、季節の中間期には、
部屋と階段室を開け放って使うことも可能。

そのドアデザインは・・・

          
          20141221

やはりこれか?

2階室内に出てくる耐力壁・・・格子フレームのデザインを継承。
これなら、デザインに破綻を来たすことはない。
しかし・・・いかにもと言う感は否めない。

若い人には、ちょっと抵抗ある解決法か?

2階 階段ホールから見ると・・・

2014-12-20 | 家造り
2階への階段を上りきり・・
振り返ったときの風景は。

        
        20141220

左手がリビングルーム。
大きく開口が開いているが、省エネの関係上・・・どのように処理しようか?

ともあれ階段室側は、このとおり見通しの良い空間。
もう少し前に出て・・手摺越しに覗き込めば、
1階の廊下と中庭が、少し見えるかもしれない。
階段室正面の壁に小窓が一つ。
ひょっとしたら・・・もっと大窓にして、1階の屋根越しに見える外の風景を
取り入れたほうが、楽しい空間になるかもしれない。

画面の一番手前は、洗面とトイレ。
この中はどのように・・・・?

2階階段ホール

2014-12-09 | 家造り
階段を上がりきったホールは・・・
こんな感じ。

       
       20141213

ホールは、階段・吹抜けを合わせて4帖。
手摺にもたれて・・・下を除けば、1階廊下。
ホールには、西(左手)から風が吹き込む。
その風はリビングへ。そしてダイニング・キッチンへと。

ホール奥に、洗面トイレ。
小型のスツールを置けば、チョッとしたパウダーコーナーに。
吹抜けに面した壁を、すりガラスに。
吹抜けの明かりが・・・トイレの「光り壁」になる。

いよいよ2階プランへ・・・3-In-Oneの大部屋は?

2014-12-07 | 家造り
部屋の詳細を検討する前に、
2階のプランを再確認。

       
       20141207

図面左端が、1階へ降りる階段。

階段を上がりきった所が、チョッとしたホールになっていて・・・
右下には1階の廊下が見える。
左手は2階のトイレ。

手前からリビング、ダイニング、キッチンの順に並ぶ。
それぞれの部屋・・南面にはテラスがつき、北面は吹抜けに面する。

各部屋の境には、格子状の耐力壁が。
幅3.6m、奥行き10.8m 24帖の3-In-Oneの空間が横たわる。

さー どんな設えを、はめ込んでいくか・・・

面格子壁は、壁倍率1~0.6・・・

2014-11-30 | 家造り
壁倍率とは、耐力壁の強さを数値で表したもの。
壁倍率は、決められた試験方法によって強さの確認を行い、国土交通大臣が定める。

壁倍率1は、長さ1mにつき200kgf(1.96kN)の耐力があるということを表している。

耐力壁は、大まかに分類して、筋交い耐力壁・面材耐力壁・伝統構法壁になろうか・・・

今回検討している面格子壁は、伝統構法壁。

         
         20141130

この表に見るように、
面格子壁の耐力壁は、格子の断面と間隔によって壁倍率0.6、0.9、1.0の3種類がある。
格子材は、含水率15%以下の木材を使用し、
定められた間隔で相欠き仕口により格子状に組む。

細い格子材(45mm)で繊細に見せるには、16㎝以下のピッチで格子を組み、
大きなピッチ(31㎝)で格子を組むなら、太い材(105mm)で格子を組む。

見た目の雰囲気・・・どのような組み物にしようか?

今回はチョッと堅く・・・耐力壁の話

2014-11-29 | 家造り
安全・安心の時代、住宅の耐震強度は、常に念頭において・・・
と、今回はチョッと堅い話。

住宅には、水平力(地震力・風力)に抵抗する壁を、適所に配置しなければならない。
この耐力壁を、如何にデザインするか・・・

        
        20141129

今回の計画では、三つのブロックの四隅に、耐力壁を計画した。
この壁は、1・2階を縦に貫通し、シンプルかつ合理的な配置。

図から解るように、1階は寝室なので、隣室との境にも、無理なく壁が計画できた。
しかし・・・

2階は、リビング・ダイニング・キッチンのスリーインワン。
3室が一つの空間に、凝集されている。
視界を遮ることなく、耐力壁を入れるには・・・

右に書かれた断面のように、2階は格子状の耐力壁とした。
格子の壁は、存在するも・・・視線を遮らない。

これで空間の一体化を図ろう。

演出壁の作りようで・・・部屋の雰囲気は一変。年代に合わせて作り変え

2014-11-16 | 家造り
演出する壁の作り方で、部屋の雰囲気は一変する。
都会的な雰囲気・・・
図書館の中で寝るのも面白い。
色々楽しめる・・・設え。

       
       20141116

一つの事例を。
都市のスカイラインとビルの窓。
ウォークインクロゼットの開放感と、外光の取り込みを目的に、
仕切り壁に窓を設置。
すりガラスを入れれば、中は見えず・・明るさを確保できる。
夜になると・・・クロゼット側からの明かりが、ビルの窓の明かりのように。

ヘッドボード部分は、街のスカイラインを浮かび上がらせる夜景風に、
内照をうまく組み込む。
窓を開けると、そこは物入れ。

工夫を重ねると・・・面白いことが? 出来そうだ。

視界を壁面で構成しよう・・・落着きある空間が出来る

2014-11-16 | 家造り

注:15日投稿の記事が、一部削除されていたので、再度掲載します。



視界に開口部が多くあると、落着かない。
部屋内の開口部を、壁面に置き換えると・・・

        
20141115

前回は、廊下側の壁が、クロゼットの扉と出入口で・・・扉だらけ?
これでは落着かない。
この景色を修正するため、ベットとの間に壁を設置。

左上に平面を。
ベット側は2.25m幅。クロゼット側は1.35m・・・ハンガー幅が55センチだから作業空間は80センチ。
これだけあれば、衣類の選択・整理には十分。
壁を設けたことで、クロゼットが今人気のウォークインクロゼットに変身。

右上に書いた断面を見ると・・
壁の高さは1.8m。
立ってクロゼット側を見たとき、ハンガーの衣類が目に入らない高さとした。
圧迫感を与えない高さを、選択しよう。

仕切り壁の天端には、照明を内臓。
間接照明で天井面を照らし、部屋全体の照度を確保。
寝室では、光源が目に入らないような工夫が必要。

仕切り壁の演出次第で・・・部屋の雰囲気はガラッと変わる。

落ち着きのある部屋を作るには・・・開口部の数をチェック

2014-11-09 | 家造り
落ち着く部屋とは、どのような部屋か?
部屋の中に立ったつもりで、ぐるりと四周を眺め回してみよう。
開口が多いと、外から覗かれているようで、
落ち着かない。
ドアがたくさん在ると、
不意に人が入ってきそうで、
これも落ち着かない。

         
         20141109

計画中のプランでは、どれくらい開口部があるか?

左上に描いたプランから、壁面の1/2がサッシュとドア・・そして
クロゼットのドアであることが、解るだろうか?
下方にベットからの風景を・・・

左が庭に面したサッシュ。
正面はワークコーナーなので全面壁。
右側にはクロゼットの開き戸が・・・
背面は隣室との境壁で、全面壁。

壁面に色々な要素があると、煩雑で品にも欠ける。

クロゼットの開き戸が、視界から消えたら・・・
シンプルな室内景観が出来、
落ち着きのある部屋となろう。

如何にしたら・・視界からクロゼットが消えるか?

「天の岩戸」もっと良い写真があった・・・そしてその奥にはアマテラス

2014-11-08 | 家造り
「天の岩戸」にもじった引戸の写真・・・
もっと良いのがあった。
そしてその奥には・・・天照大神まで居る。

         
         20141108-1

ドアの奥はワークコーナーみたいだが、
ウォークインクロゼットをイメージしてもらいたい。
壁面には可動ハンガーパイプが・・・

         
         20141108-2

靴・・ズボン・・ワイシャツと、このように吊るしても楽しい。
機能的過ぎて、見え掛かりがいまいちと言う人には・・・

         
         20141108-3

壁面をチョッと加工して、
このような雰囲気にも!

言い忘れたが、上段のハンガーパイプが手前に倒れて、
衣類の取り扱いが、簡単に出来る。

高い天井の部屋では、上空まで有効に使おう!

ビビッドな色使いのアウトセット引戸

2014-11-02 | 家造り
引戸の吊り込み方には、色々な方法がある。
壁の中に引き込んでしまう形式。
 これは壁圧が厚くなる点、
 壁内に小物が引き込まれると取り難い点、・・・幾つかの欠点がある。
三方枠の中をスライドする形式。
 枠が不細工に見える。

これらに比べ、開口を塞ぐ感じのアウトセット形式は・・・シンプルでBetter

イメージ写真は
          
          20141102-1

開口の前に、扉が立っているような・・・こんな感じ。

仕組みを見てみると
          
          20141102-2

床にセットしたレールの上を、扉が移動。
このままだと、扉が手前に倒れてしまうが、
扉の上枠に埋め込んだガイドレール内を、
調整ガイドがスライド。

レールが見えない。
枠が見えない。
「天の岩戸」みたいで、面白くさえある。

さらに、色がビビッド。
          
          20141102-3

楽しいクロゼットエリアが出来た。

掲載した写真と資料は、sanwacompanyと言う大阪の会社。
他にキッチン・洗面ほかの設備器機を扱う。
南青山にショールームがあるので、実物を見よう。

主寝室のウォークインクロゼット・・・機能的に使うには?

2014-11-01 | 家造り
主寝室は3.6m角の8帖空間。
この空間に、ウォークインクロゼットを組み込むと、
部屋空間が小さくて、プアな感じ。
広く見せつつ・・・ウォークインコロゼットの機能を、可能にするには?

         
         20141101

背の低い壁で仕切り、クロゼットエリアを確保。

左に平面を描いた。
壁から右方向へ1.1m範囲を、クロゼット空間にした。
寝室との境は、2m高さのヘッドボードで仕切る。
天井が一通で見通せるので・・・狭さを感じない。

クロゼット幅は3.6mで、2段使いをするから・・・
夫婦で使っても、一人3.6m。
これだけあれば、十分だろう。

ヘッドボードに取り付くドアも、ドアらしくないドア・・・?
を、取り付けよう!